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ライフスタイルの多様化とともにSUV人気が高まるなか、トヨタで特に注目を集めているのが「カローラクロス」と「ハリアー」です。
どちらもスタイリッシュなデザインと快適な走りが魅力ですが、サイズ感や装備、価格帯などには大きな違いがあります。
本記事では、カローラクロスとハリアーを徹底比較するので、どちらを購入しようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
カローラクロス・ハリアーはトヨタの人気SUV
SUVとは
SUVが人気となった背景
SUVを選ぶときのポイント
カローラクロス・ハリアーのスペックを比較
ボディサイズ
エクステリア
インテリア
積載量
走行性能
安全性能
燃費性能
価格やグレード
まとめ
カローラクロス・ハリアーはトヨタの人気SUV
カローラクロスとハリアーは、どちらもトヨタの代表的なSUVです。
そもそも近年需要が高まっているSUVとはどのような車両なのか、さらにカローラクロスとハリアーの特徴について解説します。
SUVとは
SUVは「Sport Utility Vehicle(スポーツユーティリティビークル)」の略で、日本語では「スポーツ用多目的車」を意味します。
通勤や買い物などの街乗りからキャンプやレジャーなどのアウトドアまで、どのようなシーンでも使えるような使い勝手のよさが魅力です。
SUVの定義は特にありませんが、山道や整備されていない道でも走行しやすく、最低地上高が高い車種はSUVに分類される傾向にあります。
SUVが人気となった背景
SUVが発展したのは1960年代と言われていますが、すぐに今のような人気が出たわけではありませんでした。
当時の日本ではセダンが主流で、セダンのブームが過ぎたあとは実用性重視のミニバンに注目が集まりました。
SUVへの関心が高まったのは、1980年以降とされています。
SUVを選ぶときのポイント
SUVには、高い走破性や多様なデザイン、室内空間の快適性などのさまざまな魅力があります。
購入を検討する際には、まずどのような機能を重視するか考える必要があるでしょう。
ここでは、SUVを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
デザインや使いやすさ
毎日車に乗るなら、自分好みのデザインなのかという点は重要なポイントです。
SUVのデザインには、高級感漂うスタイリッシュなものが多いのですが、女性人気の高い可愛らしいものやアウトドア向けのワイルドなものまで、さまざまなスタイルがあります。
また、収納の数やボディサイズなど、自分にとって使いやすいかどうかも重要です。
可能であれば購入前に試乗して、乗り心地を確かめておくとよいでしょう。
予算
SUVは、コンパクトSUVやミドルサイズSUVなどサイズ展開が幅広いぶん、価格帯も広めなのが特徴です。
また、車種によってはいくつかのグレードが設定されているものもあります。
サイズやグレードは一つ違うと数十万円の差が出ることもあるため、価格を抑えたい場合は中古車販売店で探すのもおすすめです。
ライフスタイル
デザインや予算などの条件がない方は、自分のライフスタイルに合ったSUVを選ぶとよいでしょう。
例えば、日常的な買い物や通勤などでの使用が多い場合は、取り回ししやすく静粛性の高い車種がおすすめです。
アウトドアが趣味でロングドライブが多い方は、荷室が広くて走破性の高い車種を、といったように、用途によっておすすめのSUVが異なります。
カローラクロス・ハリアーのスペックを比較
カローラクロスとハリアーはどちらもトヨタのSUVという点では共通していますが、それぞれに異なる特徴があります。
それぞれを8つの観点で比較したので、どちらを購入するか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。
ボディサイズ
カローラクロスのボディサイズは、以下のとおりです。
・全長4,455mm×全幅1,825mm×全高1,620mm
ハリアーのボディサイズは、以下のとおりです。
・全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm
全体的にハリアーのほうが大きいことが分かります。
室内空間については、室内長や室内幅はハリアーが、室内高はカローラクロスが大きくなっています。
広々とした車内空間を求めるならハリアー、小さな子どもが立ち上がれる高さを求めるならカローラクロスがおすすめです。
エクステリア
カローラクロスは、ゴツゴツとした立体感のあるデザインが魅力です。
フロントアッパーモール部に配置されたLEDライン発光のクリアランスランプが、より存在感を際立たせています。
それに対してハリアーは、大人の余裕を感じさせる洗練されたデザインが魅力です。
デイタイムランニングランプやクリアランスランプ、ターンランプを兼用する2本のL字ライン発光を採用することで、より目元の印象を強めています。
インテリア
インテリアでは、見晴らしのよいコックピットやボタンで直感的に操作できるステアリングスイッチ、快適な空気環境をつくるナノイーXなど、トヨタ車として共通する機能が数多く備わっています。
そのうえで、カローラクロスはGR SPORTやZ、Sにリヤセンターアームレストを標準装備し、後席の快適性を高めています。
ハリアーには、ライト点灯に連動してブルーやホワイトの光が浮かび上がる、室内イルミネーション機能があり、高級感と雰囲気づくりに優れています。
積載量
カローラクロスの最大荷室容量はVDA法で487L、リアシートを倒すことで1,885mmの奥行きが出現し、縦長い荷物の収納や車中泊などが可能です。
また、ラゲッジスペースの開口部までの高さにも配慮した設計で、小柄な方でも荷物の積み下ろしがしやすくなっています。
ハリアーの荷室容量は402~409Lで、リヤシートを格納した状態では1,030~1,049Lになります。
ハンズフリーパワーバックドアがZ“Leather Package”とZに標準装備されており、重い荷物の積み込みも楽々行えます。
走行性能
カローラクロスとハリアーのプラットフォームは共にTNGAで、独自の技術を活かした軽量かつ高剛性ボディにより、振動や騒音の少ない静かな走りと卓越した操縦安定性を実現しました。
パワーユニットについてはグレードにもよりますが、カローラクロスに1.8リッターハイブリッドシステムが、ハリアーに2.5Lハイブリッドシステムが搭載されています。
安全性能
カローラクロス、ハリアー共に、トヨタ独自の予防安全システム「Toyota Safety Sense」を採用しており、さまざまな先進機能でドライバーをサポートします。
また、カローラクロスは2022年に、ハリアーは2023年にJNCAP総合評価において、最高ランクの「自動車安全性能ファイブスター賞」を受賞しており、どちらも安全性は高いといえるでしょう。
燃費性能
ハイブリッド車の燃費は、WLTCモードでカローラクロスが23.3~26.4km/L、ハリアーが20.5~22.7km/Lで、カローラクロスのほうが高い燃費性能を示します。
ガソリン車の場合は、WLTCモードでハリアーが15.4km/Lであり、カローラクロスのガソリンモデルは廃止されています。
価格やグレード
カローラクロスのグレード展開と価格は、以下のようになっています。
グレード |
価格(消費税込) |
G |
276万~301万9,000円 |
S |
298万~323万9,000円 |
Z |
343万~368万9,000円 |
GR SPORT |
389万5,000円 |
対してハリアーのグレード展開と価格は以下の通りです。
グレード |
価格(消費税込) |
G |
371万300円~452万1,000円 |
G(プラグインハイブリッド) |
547万300円 |
Z |
418万円~499万700円 |
Z“Leather Package” |
450万100円~531万800円 |
Z(プラグインハイブリッド) |
626万100円 |
Z“Night Shade” |
487万800円~509万800円 |
Z“Leather Package・Night Shade” |
519万900円~541万900円 |
まとめ
カローラクロスは扱いやすさとコストパフォーマンスが、ハリアーは高級感とゆとりある走りが魅力のSUVです。
どちらも日常からアウトドアまで幅広く対応できますが、重視するポイントによってどちらが最適なのかが変わります。
実用性や価格を重視するならカローラクロス、走行性能や装備にこだわるならハリアーといったように、ライフスタイルに合わせて選んでみましょう。
よくある質問
Q1.カローラクロスとハリアーはそれぞれどんな人におすすめですか?
予算や機能などの条件やご自身のライフスタイルに合わせて選択するべきですが、コストパフォーマンスで選ぶならカローラクロス、高い走破性と高級感を求めるならハリアーがおすすめです。
Q2.カローラクロスとハリアーの維持費に差はありますか?
維持費は燃費と自動車にかかる税金で差がつきます。カローラクロスとハリアーの維持費を比較すると、ハリアーのほうが排気量と重量があるため維持費がかかる傾向にあります。

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