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トヨタのカローラクロスは、使い勝手の良さからファミリーカーとしても注目されるコンパクトSUVです。
特に室内空間の広さや快適性、シートアレンジの多様さなどで支持を集めています。
そこで本記事では、カローラクロスの後部座席に焦点を当て、快適性・機能性・実用性を詳しく解説していきます。
車中泊への適性具合も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カローラクロスの基本情報
カローラクロスの後部座席に関する情報
広さと快適性
シートアレンジと利便性
後部座席を観点にしたカローラクロスの魅力
後部座席と合わせた荷室の利便性
高い乗降性や着座性
まとめ
カローラクロスの基本情報
カローラクロスは、カローラシリーズ初のクロスオーバーSUVです。
コンパクトSUVの枠組みながら、ミドルサイズに近いサイズ感をしており、ゆとりのある室内空間で、街乗りからアウトドアまで幅広く対応できます。
SUVらしい視点の高さとカローラクロスならではの「取り回しのよさ」から、運転のしやすさでも高い評価を得ている車です。
カローラをベースとしているため燃費性能も高く、安全機能も充実しているので、ファミリーから一人暮らしの方まで、幅広い層にマッチします。
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カローラクロスの後部座席に関する情報
それでは、カローラクロスの後部座席に関する情報をお伝えしていきましょう。
快適性を高める装備の数々や、車中泊に適しているかどうかも解説していきます。
広さと快適性
まずは広さと快適性に関する項目として、座席空間の特徴や室内ユーティリティについて見ていきましょう。
座席空間と座り心地
カローラクロスの後部座席は、大人3人が座っても無理のないシート幅で設計されています。
頭上や膝まわりにも十分なスペースが確保されており、リラックスできる座り心地にこだわった仕様です。
ドア部分の敷居が低くアクセス幅が広いことや、フロアからシート座面までの高さがあることで、高齢者や子どもが乗り降りしやすい点も特筆すべき点でしょう。
総じて、乗降性・着座性・立ち上がり性の3点で、カローラクロスの後部座席は特に優秀と言えます。
ドリンクホルダーの数
すべてのグレードで、リヤドアにボトルホルダー(1本)を標準装備しています。
上級モデルとなるZおよびSでは、後部座席中央のアームレスト部分にも2つのドリンクホルダーが追加される仕様です。
前席には中央のカップホルダー2個に、フロントドアポケットのボトルホルダー(1本)が標準装備されます。
USBポートの有無
カローラクロスの快適性を示す特徴として、エントリーモデルを除いたすべてのグレードに複数のUSB端子を装備している点も見逃せません。
フロントコンソールトレイには通信用USB端子(Type-C)を、センターコンソールボックスには充電用USB端子(Type-C)を備えています。
ZおよびSグレードでは、センターコンソールボックス後部にUSBポートが2つあるため、後部座席での利便性はさらにアップする傾向です。
なお、Gグレードでは充電用USB端子がセンターコンソールボックス内に1個となり、エントリーモデルでは通信用USB端子のみとなります。
エアコンの吹き出し口
カローラクロスのエアコン吹き出し口は、ガラスの曇り取りを除いて、センター・運転席サイドと足元・助手席サイドと足元・前席シート下の4箇所です。
ZおよびSグレードでは、センターコンソール裏にも後部座席用の独立したエアコン吹き出し口を備えています。
車内全体の温度をより均等に保ちやすく、後部座席でも夏は涼しく冬は暖かく快適です。
花粉除去と脱臭機能付きのクリーンエアフィルターや、エコ空調モードスイッチなどは、全車に標準装備されています。
シートアレンジと利便性
次に、後部座席のシートアレンジや利便性について、さまざまな視点から見ていきます。
リクライニングとスライド機能
カローラクロスの後部座席には、ニュートラル位置から1段(6度)のリクライニング機能を備えています。
スライド(前後移動)機能は非搭載ですが、背もたれの角度を調整できるため、長距離移動も比較的快適です。
後方へのリクライニングとは別に、座面に当たるまでの前傾も可能ですが、完全に荷室とフラットになる仕様にはなっていません。
荷室拡張性
カローラクロスの後部座席は6:4分割可倒式となっており、片方だけを倒して荷室を拡大することが可能です。
この仕様により、大きな荷物や長尺物を積む際にも柔軟に対応できます。
一般的な9.5インチゴルフバッグ4個が入る荷室ですが、後部座席をすべて倒すことで、さらに奥行きのある大容量の荷室へ拡張させることが可能です。
チャイルドシートへの対応力
カローラクロスの後部座席には、汎用ISOFIX(アイソフィックス)対応の固定金具が標準装備されており、チャイルドシートの取り付けも簡単かつ安全です。
後部座席の左右にチャイルドシートを取り付けた場合でも、広々とはいきませんが中央に座るスペースも保持されます。
もちろんシートベルトによる装着も可能なので、チャイルドシートへの対応力は問題ないと言えるでしょう。
車中泊への適応力
カローラクロスには、荷室をフラットにできる「ラゲージアクティブボックス」というメーカーオプションが存在します。
ラゲージアクティブボックスを装着した上で後部座席を前方に倒せば、ある程度フラットなスペースを生み出すことが可能です。
完全なフルフラットではないものの、後部座席の先端からラゲージアクティブボックスまでで150cm弱、開口部までなら190cm弱のスペースを確保できます。
寸法的には車中泊に対応できそうなものの、後部座席や開口部との間に一定の隙間ができるため、隙間を埋める・斜めに寝るなどの工夫が必要でしょう。
後部座席を観点にしたカローラクロスの魅力
カローラクロスは、最小回転半径5.2mとなる小回りの良さや、トヨタSUVのなかでも高い燃費性能が特徴の車です。
そのほかにも長所はありますが、後部座席を観点にしたカローラクロスの魅力と言えば以下の2つが挙げられるでしょう。
後部座席と合わせた荷室の利便性
後部座席と合わせた荷室の利便性は、カローラクロスを語る上で外せない魅力です。
通常時でも奥行きが849mmあり、後部座席を倒すと1,885mmまで拡張できます。
最大荷室容量は5人乗車時でも487Lあるため、アウトドアやレジャーでの利用を想定しているなら、カローラクロスはおすすめの選択肢です。
多人数で乗車でき、かつ積載量にもこだわっている点は、他車の魅力に劣らないポイントだと言えます。
高い乗降性や着座性
これまで解説してきたとおり、カローラクロスのドア設計はスムーズな乗り降りにこだわっており、高い乗降性がひとつの魅力です。
また、大人3人が無理なく座れる広いシート幅や、優しい座り心地と高いホールド性を持つ座面形状など、優秀な着座性も選択する上で優位となるポイントでしょう。
リクライニング機能や膝まわりの空間など、長距離ドライブに適した仕様が、カローラクロスの後部座席に詰まっています。
まとめ
カローラクロスの後部座席は、快適性・利便性ともに高く、ファミリーから一人暮らしの方まで幅広い層におすすめできる車です。
広さや座り心地はもちろん、荷室の使い勝手やチャイルドシート対応など、日常使いにうれしい機能が充実しています。
加えてSUVに運転のしやすさや燃費を求めている場合、カローラクロスは魅力的な選択肢と言えるでしょう。
特に積載量を重視する方は、荷室の奥行きや後部座席の拡張性に秀でているカローラクロスを積極的に検討してみてください。
よくある質問
Q1.カローラクロスは後部座席がフルフラットになりますか?
シートアレンジのみでフルフラットにはなりませんが、トヨタ純正品のラゲージアクティブボックスを装着することで荷室との段差を解消できます。
ただし、後部座席との隙間は解消できないため注意が必要です。
Q2.カローラクロスの後部座席でテレビは見られますか?
カローラクロスの後部座席にモニターは標準装備されていません。
しかし、オプションとして後席ディスプレイを追加することは可能です。

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