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ジムニーは高いオフロード性能を誇る人気のSUVですが「馬力は十分なのか」と気になる方も多いでしょう。
特に街乗りとアウトドアの両方で使いたい場合、走行性能に直結する馬力はチェックしておきたいポイントです。
本記事では、現行ジムニーとジムニーシエラの馬力を詳しく解説し、さらに馬力アップの方法や注意点も紹介します。
馬力が気になる方やすでにジムニーに乗っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ジムニーの馬力はどれくらい?
現行ジムニーの馬力・トルク・排気量
ジムニーシエラとの比較
ジムニーが馬力不足と言われる4つの理由
軽自動車の64馬力制限
車重に対してパワーが足りない
高速道路での走行に余裕がない
ジムニーの魅力とは
悪路走破性の高さ
日常からレジャーまで幅広く使える
角ばったデザインと無骨なスタイル
まとめ
ジムニーの馬力はどれくらい?
ジムニーは軽自動車ながら優れたオフロード性能で人気ですが、馬力について不安に感じるかもしれません。
まずは、現行モデルの馬力を具体的に示し、排気量が大きいジムニーシエラとの違いもあわせて解説します。
現行ジムニーの馬力・トルク・排気量
現行ジムニー(JB64型)はR06A型ターボエンジンを搭載し、以下の性能を備えています。
項目 |
数値 |
エンジン型式 |
R06A型ターボ |
最高出力 |
64PS(47kW)/6,000rpm |
最大トルク |
96N・m(9.8kgf・m)/3,500rpm |
排気量 |
658cc |
車両重量 |
約1,040~1,050kg |
街乗りや長距離走行では十分な走行性能を発揮しますが、坂道や高速道路では力不足を感じるかもしれません。
ジムニーシエラとの比較
ジムニーシエラ(JB74型)は排気量1,460ccの直列4気筒ノンターボエンジンを搭載し、最高出力は約102馬力、最大トルク130N・mを発揮します。
一方、軽自動車規格のジムニーは658ccのターボエンジンで、最高出力64馬力、最大トルク96N・mにとどまります。
ジムニーとジムニーシエラの詳しい比較表は、以下のとおりです。
項目 |
ジムニー |
ジムニーシエラ |
エンジン型式 |
R06A型 直列3気筒 |
直列4気筒 |
排気量 |
658cc |
1,460cc |
最高出力 |
64PS/6,000rpm |
102PS/6,000rpm |
最大トルク |
96N・m/3,500rpm |
130N・m/4,000rpm |
燃費(WLTCモード) |
14.3〜16.6km/L |
14.3~15.4km/L |
排気量が大きいジムニーシエラは高速道路や坂道でも余裕をもって走ることが可能で、荷物を積んだアウトドア走行でもストレスが少ないでしょう。
ただしジムニーの軽快さには及ばず、走行環境などによって違いがあります。
また、低速域ではターボの有無によって、加速感の差をよりダイレクトに感じられるでしょう。
ジムニーが馬力不足と言われる4つの理由
ジムニーユーザーの中には「馬力が足りない」と感じる方もいるかもしれません。
ここでは、ジムニーが馬力不足と言われる4つの理由をご紹介します。
軽自動車の64馬力制限
ジムニーは軽自動車のため、最大出力はメーカー自主規制により64馬力に制限されています。
この自主規制は1980年代の高出力競争を背景に、燃費や安全性、税制上のメリットを考慮して導入されました。
ジムニーはラダーフレームやリジットアクスルを採用し、クロスカントリー向け設計で高い走破性を実現しています。
一方で、高速道路や急坂では出力不足を感じる場面があり、運転時には工夫が必要です。
車重に対してパワーが足りない
ジムニーは軽自動車ながらラダーフレーム構造を採用し、頑丈さを優先して設計されています。
そのため車重は約1,040kg前後と、軽自動車としては重めの部類に入ります。
荷物を積んだり複数人で乗車したりすると、坂道や高速道路で出力不足を感じやすくなるでしょう。
このようにジムニーのパワー不足は、単に馬力が少ないだけでなく、車重とのバランスに起因しているのです。
高速道路での走行に余裕がない
ジムニーのエンジンは64馬力に制限されており、高速道路では力不足を感じやすい傾向があります。
これはメーカー自主規制による出力制限に加え、車体設計も影響しているためです。
合流や追い越し、長い登坂ではアクセルを踏み込んでも加速が鈍く感じられる場面があります。
車高が高く車幅が狭いため、横風や大型車の影響で車体が不安定になりやすい点も注意が必要です。
街乗りやオフロードではジムニーの魅力を十分に楽しめますが、高速道路では余裕の少なさを理解しておくと安心です。
ジムニーの魅力とは
ジムニーは悪路走破性や、独自のデザインで高い人気を誇る車種です。
ジムニーの魅力を詳しく解説します。
悪路走破性の高さ
ジムニーの魅力は、悪路走破性の高さにあります。
パートタイム4WDといった本格的な構造を採用し、雪道やぬかるみ、岩場など厳しい環境でも安定した走りを実現します。
加えて、車体がコンパクトで取り回しが良いため、狭い山道や林道でも安心して走行できるでしょう。
軽自動車の中では唯一無二の設計思想を持ち、街中では扱いやすく、アウトドアでは頼れる存在として高い評価を受けています。
日常からレジャーまで幅広く使える
ジムニーは日常の買い物や通勤といった街乗りから、アウトドアや旅行などのレジャーまで幅広く対応できる1台です。
コンパクトなボディサイズで駐車や狭い道も走りやすく、軽自動車ならではの維持費の安さも魅力です。
一方で、パートタイム4WDや高い最低地上高を備えているため、キャンプや登山の際に山道を走る場面でも安心感があるでしょう。
日常の使いやすさとアウトドアでの頼もしさを兼ね備えている点も、ジムニーが長年愛され続ける理由の一つです。
角ばったデザインと無骨なスタイル
ジムニーの魅力は走破性だけでなく、独自のデザインにもあります。
スクエアなボディラインや直線的な造形は、実用性とタフさを表現しており、都会の街並みにも自然と溶け込みます。
無骨なスタイルは、アウトドア好きだけでなく幅広い層に支持されているのが特徴です。
角ばった形状は視界の良さにもつながり、狭い路地や駐車場での取り回しをしやすくする実用的なメリットもあります。
まとめ
本記事では、ジムニーとジムニーシエラの馬力について解説しました。
ジムニーの馬力は64PSで、コンパクトな車体と高い走破性を備えており、街乗りからアウトドアまで幅広く活躍します。
強靭なラダーフレームや優れた4WD性能を搭載し、悪路や雪道でも安心して走行できる点が大きな魅力です。
高速道路での加速力に不安を感じるかもしれませんが、独自の走行感覚やコンパクトSUVにはない本格的なオフロード性能は、ジムニーならではの魅力といえるでしょう。
よくある質問
Q1.ジムニーの中古車を選ぶ際、馬力は重要?
ジムニーの中古車選びでは、馬力はほとんど気にする必要はないでしょう。
特に3代目と現行のジムニーは64馬力に統一されているため、差はほとんどありません。
Q2.オフロード走行でも馬力不足を感じる?
ジムニーは軽量ボディと4WDにより安定したオフロード走行が可能で、電子制御も駆動力を支えます。
ただし、急坂や泥道では加速が鈍く感じるかもしれません。

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