ジムニーの乗り出し価格は?グレード別・新車・中古車の相場を比較 | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
BLOG

おすすめ記事

グッドスピード

ジムニーの乗り出し価格は?グレード別・新車・中古車の相場を比較

ジムニー 乗り出し価格

大人気のスズキ・ジムニーは、「車両本体価格165万円〜」というカタログ価格などによって、安価なイメージを持たれる方も多いでしょう。しかし、人気のオプションを追加し、諸費用を加算すると、乗り出し価格は200万円を軽く超えてしまうことも珍しくありません。

本記事では、グレード別のリアルな見積もりシミュレーションと、納期短縮のためにプレ値が付いている「新古車」の相場を紹介します。

ジムニーの車両本体価格とグレード構成

スズキ・ジムニーの購入を検討する際、まず把握しておきたいのがグレードによる価格と装備の違いです。カタログに記載されている「車両本体価格」は、あくまで車そのものの値段であり、ここから税金やオプション費用が加算されます。

ジムニーは現在、「XC」「XL」「XG」の3つのグレードで展開されており、それぞれ約10万円〜15万円の価格差が設定されています。予算と求める装備のバランスを見極めるために、各グレードの特徴を整理しておきましょう。

【上級】XC(約190万円〜)

最上級グレードの「XC」は、ジムニーらしさと現代的な快適装備を兼ね備えた一番人気のモデルです。車両本体価格はMT車で約190万円、AT車で約200万円となります。

特徴は、長寿命で明るい「LEDヘッドランプ」や、高速道路で役立つ「クルーズコントロール」、そしてデザイン性の高い「16インチアルミホイール」が標準装備される点です。リセールバリュー(売却価格)も高くなる傾向にあるため、迷ったらまず検討をおすすめするモデルです。

【中級】XL(約175万円〜)

中間グレードの「XL」は、価格と装備のバランスを重視した実用的なモデルです。価格はXCより約15万円ほど安く設定されています。

ヘッドライトはハロゲンになりますが、「フルオートエアコン」「キーレスプッシュスタートシステム」「電動格納式ドアミラー」といった、日常使いで欲しい快適機能はしっかりと網羅されています。「見た目はノーマルでいいけれど、不便なのは嫌だ」という方に、おすすめの選択肢になると言えるでしょう。

【ベース】XG(約165万円〜)

最も安価なエントリーグレードが、「XG」です。価格は約165万円からと手頃ですが、装備は徹底してシンプル化されています。エアコンはマニュアル式になり、キーレスエントリーもプッシュスタートではなくリモコンキー操作となります。

また、後部座席のヘッドレストや左右独立リクライニング機能が省略されているため、基本的に1〜2人乗りと割り切る必要があります。カスタムのベース車両として、初期費用を抑えたい層に支持されています。

ジムニーのリアルな乗り出し価格

「車両本体価格」に、実際に公道を走るために必要な費用を足したものが、「乗り出し価格(総額)」です。ジムニーの場合、軽自動車ですので税金関係は安くなる傾向にありますが、人気のオプションを追加していくと、想像以上の金額になることもあります。

「200万円あれば買えると思っていたのに、見積もりを見たら250万円を超えていた」というケースも、ジムニーの購入時には珍しくありません。そこで以下では、具体的な諸費用の内訳と、仕様別の現実的な総額シミュレーションを見ていきましょう。

諸費用の内訳とは?

乗り出し価格に含まれる「諸費用」は、大きく分けて「法定費用」と「販売店手数料」の2つです。法定費用には、自動車重量税・環境性能割・自賠責保険料が含まれますが、軽自動車であるジムニーはこれらの費用が安く、数万円程度で済みます。

一方、販売店手数料には、登録代行費用・車庫証明取得費用・納車費用などが含まれます。これらを合計すると、車両本体価格プラス10万円〜15万円程度が、最低限必要な諸費用の目安となります。

XG・MTで最低限のオプションの場合

「とにかく安く新車のジムニーに乗りたい」という場合、グレードはXGのMT車がおすすめです。オプションはフロアマットとドアバイザーのみという状態であれば、乗り出し価格は総額で約180万円〜185万円程度に収めることも可能です。

ただし、音楽が聴けないオーディオレスの状態で納車となるため、後から自分でカーナビやスピーカーを取り付けるスキルがあるか、スマホで十分という割り切りが必要になります。

XC・ATでナビ・ドラレコ付きの場合

XCのAT車をベースに、8インチナビ・ETC2.0・前後ドライブレコーダー・フロアマット・ボディコーティングなどを追加すると、オプション総額だけで30万円〜40万円になります。

これに諸費用を合わせると、乗り出し価格は240万円〜250万円前後になるでしょう。軽自動車としては高額に感じるかもしれませんが、ジムニーの購入時には平均的なラインだと言えます。

メンテパックや延長保証は加入すべきか

見積もり時に提案される「メンテナンスパック(点検費用先払い)」や「保証延長プラン」に加入すべきか、悩む方も多いでしょう。結論としては、自分でオイル交換などの整備ができない方は加入をおすすめします。

パック料金の方が、交換の都度支払うよりも割安に設定されています。半年に一度の点検時期を知らせてくれるため、車のコンディション維持にも役立つ点がポイントです。特にジムニーは長く乗る車ですので、5年目以降の故障修理が無料になる延長保証(保証がつくしプラン等)は、安心料として十分なコストパフォーマンスを発揮していると言えるでしょう。

ジムニーを少しでも安く買うには?

現状の市場動向を見ると、ジムニーを大幅な値引き額で購入するのは難しいでしょう。しかし、交渉のやり方や支払い方法を工夫することで、実質的な負担額を減らすことは可能です。

以下では、ジムニーを安く買うための具体的な購入テクニックを解説します。

ジムニーの値引きは可能?

ジムニーの車両本体からの値引きは、ほとんどないのが現状です。発売から数年が経過しても注文が殺到しており、ディーラー側も「値引きしなくても売れる車」と認識されています。

そのため交渉をしても、端数を切る程度の数千円〜3万円引きが限界というケースが大半です。「値引きしてくれたら買う」というスタンスは通用しにくいため、値引き額よりも「納期」や「下取り額」に焦点を当てた商談に切り替えるのが賢明です。

ディーラーオプションでのサービスを狙う

車両本体からの値引きが厳しい分、狙い目は「ディーラーオプション」となります。カーナビやドライブレコーダー、ボディコーティングなどの利益率が高い商品をセットで注文する代わりに、「工賃分をサービスしてほしい」「コーティングを半額にしてほしい」といった交渉が通る可能性はあります。

総額が決まった最終段階で、「このバイザーを付けてくれたら購入します」といった、具体的なオファーを出すのが効果的です。

残価設定ローンのメリット・デメリット

月々の支払いを抑える手段として、「残価設定ローン(かえるプラン等)」があります。これは数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ差し引いて、残りの金額を分割払いする仕組みです。

ジムニーは中古車相場が非常に高いため、設定される残価率も高く、月々の支払額をかなり低く抑えられます。金利負担は発生しますが、「まとまった現金は手元に残しておきたい」「3年〜5年で乗り換えるかもしれない」という方には、相性のよい買い方と言えます。

まとめ

ジムニーの乗り出し価格は、グレードとオプション内容によって「180万円〜250万円」と大きな幅があります。最も人気のあるXCグレードでナビ等を充実させると、総額240万円前後は見ておく必要があります。

決して安い買い物ではありませんが、ジムニーは購入後のリセールバリューが高いため、売却時のことまで考えれば「実質的な所有コスト」は低い車だとも考えられます。目先の金額だけでなく、資産価値も含めて購入を検討してみてください。

よくある質問

Q1.ジムニーの値引きはどれくらい期待できますか?

  1. 車両本体からの値引きは、0円〜5万円程度が限界です。 かなりの人気車種であるため、大幅な値引きは期待できないでしょう。車両本体ではなく、ナビやコーティングなどのディーラーオプションからの値引き(5万〜10万円相当)や、下取り車の査定アップを狙うのが現実的な戦術です。

Q2.MT(マニュアル)とAT(オートマ)では、乗り出し価格はどちらが安いですか?

  1. MT車の方が、約10万円安くなります。 車両本体価格の設定が、全グレード共通でMT車の方が約10万円安くなっています。燃費性能もMTの方が若干良いため、維持費も含めてコストを抑えたい場合はMTが有利です。ただし、AT限定免許の家族が運転する可能性がある場合は、リセールバリューも含めてATを選ぶのが無難です。

 

記事一覧はこちら

関連記事