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日産「エクストレイル」と三菱「アウトランダー」は、実は同じプラットフォームを採用した兄弟車です。
デザインや走行性能に違いがあるものの、比較対象にされることが多く「どちらが自分に合っているのか?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、両車の特徴を細かく比較し、どんな人にどちらが向いているのかを解説します。
どちらが自分に合っているか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エクストレイルとアウトランダーのスペックと特徴
エクストレイルのスペックと特徴
アウトランダーのスペックと特徴
エクストレイルとアウトランダーの違い
ボディサイズ・室内サイズ
荷室サイズ
グレード・乗車定員
外装・内装
パワーユニット・駆動方式・使用燃料・燃費・排気量・燃料タンク容量
取り回し
カラーラインナップ
安全性能
価格
エクストレイルとアウトランダー購入の決め手にかけたら
街乗りや通勤が多い方はエクストレイル
アウトドアや長距離ドライブが多い方はアウトランダー
まとめ
エクストレイルとアウトランダーのスペックと特徴
エクストレイルとアウトランダーの比較を紹介する前に、それぞれのスペックと特徴を紹介しておきます。
エクストレイルのスペックと特徴
|
スペック |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,660×1,840×1,720(mm) |
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高) |
1,980〜2,530×1,540×1,255(mm) |
駆動方式 |
2WD、4WD |
総排気量 |
1.497L |
乗車定員 |
5、7人 |
燃費(WLTCモード) |
18.3〜19.7km/L |
エクストレイルは、日産が誇るミドルサイズSUVで、タフなデザインと先進技術を融合させた1台です。
最新モデルには「e-POWER」や「VCターボ」、そして電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」が搭載され、悪路はもちろん街乗りでも快適な走行性能を実現。
高級感のあるインテリアや広々としたラゲージスペースも魅力です。
さらに、全方位運転支援システム「360°セーフティーアシスト」を採用し、安全性も大幅に向上しています。
アウトランダーのスペックと特徴
|
スペック |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,720×1,860×1,745〜1,750(mm) |
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高) |
1,920〜2,450×1,520×1,220(mm) |
駆動方式 |
4WD |
総排気量 |
2.359L |
乗車定員 |
5、7人 |
燃費(WLTCモード) |
17.2〜17.6km/L |
三菱アウトランダーは、先進的なプラグインハイブリッド(PHEV)システムを搭載したSUVです。
電動走行とガソリンエンジンのハイブリッド性能を活かし、燃費の良さとパワフルな走行を両立。
日常の通勤では電気のみで走行し、長距離移動ではエンジンを併用するなど、効率的なドライブを実現します。
さらに、車載バッテリーはアウトドアや災害時の電源としても活用でき、快適性と実用性を兼ね備えた1台として、幅広いシーンで活躍します。
エクストレイルとアウトランダーの違い
ここからは、本題であるエクストレイルとアウトランダーの違いを紹介していきます。
それぞれの細かいスペックや価格を紹介していますので、比較を知りたい方は最後までチェックしてくださいね。
ボディサイズ・室内サイズ
エクストレイル |
アウトランダー |
|
荷室サイズ |
奥行き:950〜1,820mm 幅:1,095〜1,325mm 高さ:840mm 容量:575L |
奥行き:2,040mm(2列シート折りたたみ時) 幅:1,070〜1,300mm 高さ:770〜980mm 容量:464〜498L |
ボディサイズは、全長、全幅、全高とともに数十ミリ程度の誤差しかありません。
室内サイズは、同車ともに5人乗りと7人乗りで室内長が異なるところが特徴です。
比較に関しては、ボディサイズと同様に数十ミリ程度しか変わらず、全体的なサイズ感は同じです。
荷室サイズ
エクストレイル |
アウトランダー |
|
荷室サイズ |
奥行き:950〜1,820mm 幅:1,095〜1,325mm 高さ:840mm 容量:575L |
奥行き:2,040mm(2列シート折りたたみ時) 幅:1,070〜1,300mm 高さ:770〜980mm 容量:464〜498L |
荷室サイズの幅と高さに関しては、大きな差は見られませんが、奥行きに関しては200mm程度アウトランダーの方が広く設計されています。
しかし、容量に関してはエクストレイルの方が大きくなっています。
グレード・乗車定員
エクストレイル |
アウトランダー |
|
グレード |
S・S e-4ORCE X・X e-4ORCE G・G e-4ORCE |
M G P P Executive Package |
乗車人数 |
5・7人 |
5・7人 |
エクストレイルのグレードは、S、X、Gの3種類あり、それぞれ2WDとe-4ORCEから選択できます。
アウトランダーのグレードは、M、G、Pから選択でき、またPは「Executive Package」も選択可能です。
しかし、アウトランダーのMグレードは、7人乗り設定がありません。
乗車人数は、同車ともに5人もしくは7人乗りから選択できます。
外装・内装
2車の外装に関しては、同等のボディサイズながらも、少し仕様が異なります。
アウトランダーは、正面から見るとサイドが直線的で、側面から見るとルーフが水平に伸びるデザインです。
一方、エクストレイルはサイドに曲線が多く、ルーフが前から後ろにかけて緩やかに低くなるため、より丸みを帯びた印象となっています。
また、エクストレイルには「特別仕様車」や「90周年記念車」、「エクストリーマーX」、「AUTECH」など、それぞれ特徴の異なる仕様のものから選択可能です。
パワーユニット・駆動方式・使用燃料・燃費・排気量・燃料タンク容量
エクストレイル |
アウトランダー |
|
パワーユニット |
ハイブリッド |
プラグインハイブリッド |
駆動方式 |
2WD・4WD |
4WD |
使用燃料 |
ガソリン |
ガソリン |
燃費(WLTCモード) |
18.3〜19.7km/L |
17.2〜17.6km/L |
排気量 |
1.497L |
3.359L |
燃料タンク容量 |
55L |
53L |
エンジン周りに関しては、3つの違いがあります。
1つ目がパワーユニットで、エクストレイルはハイブリッドを採用しているのに対し、アウトランダーはプラグインハイブリッドを採用しています。
2つ目が駆動方式で、エクストレイルは2WD設定がありますが、アウトランダーには4WD設定しかありません。
3つ目が排気量で、エクストレイルが1.497Lに対して、アウトランダーは3.359Lとなっています。
燃費に関してはエクストレイルの方が少し優れていますが、排気量はアウトランダーの方が多いことから、そこまで違いはないと感じられます。
取り回し
エクストレイル |
アウトランダー |
|
最小回転半径 |
5.4m |
5.5m |
最低地上高 |
185〜200mm |
195〜200mm |
ホイールベース |
2,705mm |
2,705mm |
取り回しに関しては、同車とも大きな違いはありません。
カラーラインナップ
エクストレイル |
アウトランダー |
【モノトーンカラー】 ・ステルスグレー★ ・ブリリアントホワイトパール★ ・カスピアンブルー★ ・ダイヤモンドブラック★ ・カーディナルレッド★ ・ブリリアントシルバー ・ダークメタルグレー 【ツートンカラー】 ・ステルスグレー/スーパーブラック★ ・ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック★ ・カスピアンブルー/スーパーブラック★ ・サンライズオレンジ/スーパーブラック★ ・シェルブロンド/スーパーブラック★ ★はメーカーオプション |
【モノトーンカラー】 ・ホワイトダイヤモンド★ ・レッドダイヤモンド★ ・ブラックダイヤモンド★ ・ムーンストーングレーメタリック★ ・コズミックブルーマイカ ・スターリングシルバーメタリック ・グラファイトグレーメタリック ・ブラックマイカ 【ツートンカラー】 ・ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ★ ・レッドダイヤモンド/ブラックマイカ★ ・ブラックダイヤモンド/スターリングシルバーメタリック★ ・ムーンストーンメタリック/ブラックマイカ★ ・グラファイトグレーメタリック/ブラックマイカ★ ★はメーカーオプション |
★はメーカーオプション
エクストレイルは、「ブリリアントシルバー」と「ダークメタルグレー」以外メーカーオプションとなります。
オプションカラーの価格は、44,000〜77,000円必要です。
アウトランダーは、「コズミックブルーマイカ」「スターリングシルバーメタリック」「グラファイトグレーメタリック」「ブラックマイカ」が無料で付けられるカラーとなります。
オプションカラーの価格は、50,000〜120,000円必要です。
安全性能
エクストレイル |
アウトランダー |
・衝突軽減ブレーキシステム ・道路標識認識システム ・先行車追従/車速維持 ・先行車追従自動停止 ・車線維持支援 ・車線逸脱検知アラート/衝突回避 ・カーブ等速度抑制 ・後側方走行車両検知アラート/衝突回避 ・ふらつき検知アラート ・踏み間違え抑止 ・前後方障害物衝突検知アラート ・後退時後方左右接近車両検知アラート/衝突回避 ・360°モニター ・LEDヘッドランプ ・LEDフォグランプ(グレードにより異なる) ・シグネチャーLEDポジションランプ(シーケンシャルターン機能付) ・インテリジェント オートライトシステム ・VDC(ビークルダイナミクスコントロール) ・ABS(アンチロックブレーキシステム)、EBD(電子制御制動力配分システム) ・高強度安全ボディ&歩行者傷害軽減ボディ ・SRSエアバッグ ・SRSサイドエアバッグ ・カーテンエアバッグ |
・衝突軽減ブレーキシステム ・道路標識認識システム ・先行車追従/車速維持 ・先行車追従自動停止 ・車線維持支援 ・車線逸脱検知アラート/衝突回避 ・ふらつき検知アラート ・アダプティブLEDヘッドライト ・レーダークルーズコントロールシステム ・道路標識認識システム ・前方衝突予測警報 ・踏み間違え抑止 ・前後方障害物衝突検知アラート ・後退時後方左右接近車両検知アラート/衝突回避 ・360°モニター |
安全性能は、エクストレイルが2023年に自動車安全性能の最高評価であるファイブスターを獲得しており、アウトランダーは2021年に受賞しています。
同車とも大きな違いはありませんが、エクストレイルには「ドライバー異常時対応」や「自動駐車」の設定があり、アウトランダーにはないところに異なる点があります。
価格
新車価格 |
中古車価格 |
|
エクストレイル |
3,601,400円(税込)~5,332,800円(税込) |
648,000円(税込)~ 43,280,00円(税込) |
アウトランダー |
5,263,500円(税込)~6,685,800円(税込) |
1,458,000円(税込)~1,878,000円(税込) |
新車価格は全体で見てもエクストレイルの方が安くなります。
しかし、中古車価格はアウトランダーの方が安いモデルも複数あります。
エクストレイルとアウトランダー購入の決め手にかけたら
エクストレイルとアウトランダーは、どちらも魅力的なSUVですが、決め手に欠けると思う方も多いでしょう。
ここでは、それぞれの選び方を紹介していきます。
街乗りや通勤が多い方はエクストレイル
現行のエクストレイルは、すべてのモデルに「e-power」を搭載しており、優れた燃費性能や静寂性を誇っています。
そのため、日常の買い物や通勤など、街乗りが中心の方におすすめです。
エンジン音が静かでストレスの少ない走行ができるほか、燃費の良さからガソリン代を抑えたい方にも最適な1台となっています。
アウトドアや長距離ドライブが多い方はアウトランダー
アウトランダーは、すべてのモデルで「プラグインハイブリッド」を採用しており、ガソリンとモーターの2つの動力源を使用しながら走行できるため、走行可能距離に優れています。
また、荷物も大量に積み込める特徴もあるため、長距離ドライブやアウトドアをする方にぴったりです。
モーターだけで走行することも可能なので、日常のちょっとした買い物などにも活躍します。
まとめ
本記事では、エクストレイルとアウトランダーの違いを比較し、それぞれの選び方を紹介しました。
エクストレイルとアウトランダーは、どちらも魅力的で似ている面が多い車種ですが、荷室容量やパワーユニット、エンジン周りなどに違いがあります。
エクストレイルは街乗りや通勤が多い方に、アウトランダーは長距離ドライブやアウトドアをする方におすすめです。
それぞれの特徴を理解し、自分にあった車種を選びましょう。
よくある質問
Q1.家族で使うならエクストレイルとアウトランダー、どっちがおすすめ?
ファミリーカーとして考えるなら、3列シートが選べるアウトランダーがおすすめです。特にPHEVモデルは静粛性が高く、長距離移動でも快適です。一方、5人乗りで十分なら広々とした室内空間と快適な乗り心地を提供してくれるエクストレイルが良いでしょう。
Q2.雪道やアウトドアに強いのはどっち?
どちらも4WD性能が優れていますが、エクストレイルの「e-4ORCE」は電動モーターによる高度な制御が特徴で、滑りやすい路面での安定感が高いです。アウトランダーも「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」を搭載しており、悪路での走破性に優れています。どちらも優秀ですが、よりダイレクトな走りを求めるならエクストレイルがおすすめです。

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