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ハリアーは高級感と快適な乗り心地が魅力のSUVですが、「加速はどうなの?」「馬力は十分なの?」と気になる方も多いはず。
特に高速走行や坂道での走りが重要な方は、馬力の違いを知っておくことが大切です。
本記事では、ハリアーの歴代モデル別の馬力や走行性能について詳しく解説します。
購入後に「思ったよりパワーが足りない…」と後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【モデル別】ハリアーの馬力とそれぞれの特徴
80系:4代目ハリアー(2020年〜)
60系:3代目ハリアー(2013年〜2020年)
30系:2代目ハリアー(2003年〜2013年)
10系:初代ハリアー(1997年〜2003年)
ハリアーの加速性能を比較
ハリアーは馬力不足なのか?
一般道や街中では問題ない
現行ハリアーはドライブモードが切り替えられる
歴代のハリアーよりもエンジンパワーが劣るモデルがある
60系から80系に乗り換えた一部は「パワー不足が改善」との声も
現行モデルのPHEV車は0-100km/h加速が約6秒
ライバル車との比較
【トヨタ】RAV4
【マツダ】CX-5
【ホンダ】ZR-V
まとめ
【モデル別】ハリアーの馬力とそれぞれの特徴
ハリアーは、1997年に誕生してから現在までに、以下の4つのモデルが発売されています。
・80系:4代目ハリアー(2020年〜)
・60系:3代目ハリアー(2013年〜2020年)
・30系:2代目ハリアー(2003年〜2013年)
・10系:初代ハリアー(1997年〜2003年)
それぞれ、見た目や性能が異なってきますが、馬力に関しても大きく違ってきます。
ここでは、ハリアーの過去モデルから現行モデルまでのスペックと特徴を紹介していきます。
80系:4代目ハリアー(2020年〜)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,740mm×1,855mm×1,660mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,880mm×1,520mm×1,215mm |
エンジン |
直列4気筒2.0Lガソリン 直列4気筒2.5Lハイブリッド 直列4気筒2.5Lプラグインハイブリッド |
駆動方式 |
2WD・4WD・E-Four |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
126〜131(171〜178)/5,700〜6,600 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
207〜221(21.1〜22.5)4,800〜5,200 |
総排気量 |
2.0L・2.5L |
燃費(WLTCモード) |
ガソリン:15.4km/L ハイブリッド:22.3km/L プラグインハイブリッド:20.5km/L |
現行モデルである4代目ハリアーは、高級SUVとして洗練されたデザインと快適な走行性能を兼ね備えています。
ラインアップには、2.0L直列4気筒エンジンを搭載したガソリンモデルや、2.5Lエンジン+電動モーターのハイブリッドモデル、モーターだけの走行も可能としたプラグインハイブリッドを採用。
3つのエンジンは、燃費性能と力強い加速を両立し、滑らかな走行を体感させてくれます。
高級感あるクーペスタイルのエクステリアや、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールなど、上質なインテリアも魅力。
最新の安全技術「Toyota Safety Sense」も全車に標準装備されています。
60系:3代目ハリアー(2013年〜2020年)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,725mm×1,835mm×1,690mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,965mm×1,480mm×1,220mm |
エンジン |
直列4気筒2.0Lガソリン 直列4気筒2.0Lターボエンジン 直列4気筒2.5Lハイブリッド |
駆動方式 |
2WD・4WD(E-four) |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
ガソリン:111(151)/6,100 ターボエンジン:170(231)/5,200〜5,600 ハイブリッド:112(152)/5,700 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
ガソリン:193(19.7)/3,800 ターボエンジン:350(35.7)/1,650〜4,000 ハイブリッド:206(21.0)/4,400〜4,800 |
総排気量 |
2.0L・2.5L |
燃費(JC08モード) |
ガソリン:14.8〜16.0km/L ターボエンジン:12.8〜13.0km/L ハイブリッド:21.4km/L |
3代目ハリアーは、2013年に国内専用モデルとして登場し、洗練されたデザインと快適性を追求したモデルです。
ラインアップには「プログレス」「プレミアム」「エレガンス」などがあり、2017年のマイナーチェンジで2.0L直噴ターボエンジンを追加。
231馬力のパワフルな走りが特徴です。
インテリアは「Rich Simplicity」をコンセプトに高級感を演出し、安全面ではパノラミックビューモニターを採用。
ハイブリッドモデルも設定され、低燃費と優れた走行性能を両立しています。
30系:2代目ハリアー(2003年〜2013年)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,730mm~×1,845mm×1,670mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,990mm×1,500mm×1,210mm |
エンジン |
V型6気筒3.0Lプレミアムガソリン 直列4気筒2.4Lガソリン |
駆動方式 |
2WD・4WD |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
プレミアムガソリン:162(220)/5,800 ガソリン:118(160)/5,600 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
プレミアムガソリン:304(31.0)/4,400 ガソリン:221(22.5)/4,000 |
総排気量 |
3.0L・2.4L |
燃費(10・15モード) |
プレミアムガソリン:9.1〜9.7km/L ガソリン:10.2〜11.0km/L |
2代目ハリアーは、2003年にフルモデルチェンジを実施し、初代の高級感と実用性をさらに進化させました。
エンジンは2.4L直列4気筒とV型6気筒3.0Lの2種類を用意し、FFと4WDが選択可能。
さらに、2005年には国内初のハイブリッドSUVとしてV型6気筒3.3Lエンジン+モーターを搭載した「ハリアーハイブリッド」が登場。
最大272馬力のパワフルな走りと17.8km/Lの低燃費を両立しました。
上質なインテリアやエアサスペンション採用の最上級グレードも魅力の一つです。
10系:初代ハリアー(1997年〜2003年)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,575mm×1,815mm×1,665mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,985mm×1,500mm×1,205mm |
エンジン |
V型6気筒3.0Lガソリン 直列4気筒2.4Lガソリン |
駆動方式 |
2WD・4WD |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
V型6気筒3.0L:118kW/5,600r.p.m 直列4気筒2.4L:162kW/5,800r.p.m |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
V型6気筒3.0L:304N・m/4,400r.p.m 直列4気筒2.4L:221N・m/4,400r.p.m |
総排気量 |
3.0L・2.4L |
燃費(10・15モード) |
9.0〜10.0km/L |
初代トヨタ ハリアーは、1997年に登場し、SUVに乗用車の快適性を融合させた革新的なモデルです。
カムリのプラットフォームを活用し、4輪ストラット式サスペンションを採用することで、優れた走行安定性と静粛性を実現。
エンジンはV型6気筒3.0Lと、後期型で改良された直列4気筒2.4Lガソリンの2種類を設定し、FFと4WDを選択可能。
都市型SUVとしての高級感と実用性を兼ね備え、海外ではレクサスRXとして展開されていました。
ハリアーの加速性能を比較
ここでは、ハリアーの加速性能の比較を歴代から現行に分けて紹介していきます。
モデル |
馬力 |
0-100km/加速 |
30系ハリアー:直列4気筒2.4L |
160馬力 |
約10秒 |
30系ハリアー:V型6気筒3.0L |
220馬力 |
約8秒 |
60系ハリアー |
160馬力 |
約9.5秒 |
60系ハリアー ターボ |
231馬力 |
約7秒 |
60系ハリアー ハイブリッド |
197馬力 |
約8秒 |
80系ハリアー |
171馬力 |
約8.7秒 |
80系ハリアー ハイブリッド |
222馬力 |
約7秒 |
80系ハリアー プラグインハイブリッド |
306馬力 |
約6秒 |
ハリアーの中で、もっとも馬力と0-100km/加速が優れていたのは、80系ハリアーのプラグインハイブリッドでした。
このモデルは、エンジンとモーターの両方のパワーを組み合わせた走行を可能としており、最大306馬力の優れた力を発揮してくれます。
一方、そのほかのモデルの馬力や0-100km/加速は、現行モデルよりも優れた数値となっているモデルもあります。
ハリアーは馬力不足なのか?
ハリアーの購入を予定している方の中には、「もしかしてハリアーって馬力不足?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に所有している方の声を参考に、ハリアーの馬力不足について紹介していきます。
一般道や街中では問題ない
現行のハリアーのエンジン性能は、最大出力が126〜131(171〜178)/5,700〜6,600、最大トルクが207〜221(21.1〜22.5)4,800〜5,200と、大型ボディにしては低めに設定されているかもしれません。
しかし、実際の走行では、力強いスムーズな走行が好評と言われています。
一方で、高速道路や坂道では力不足と感じられる方もいます。
特にガソリン車は、2.0Lエンジンとなっており、2.5Lハイブリッド車よりも排気量が少なく、加えてモーターが搭載されていないことから馬力不足を感じやすいでしょう。
現行ハリアーはドライブモードが切り替えられる
現行ハリアーには、「ECO」「NORMAL」「SPORT」の3つのドライブモードが搭載されています。
それぞれ、優れた燃費性能に特化したモード、街乗りに特化したモード、加速力に特化したモードから選べるようになっています。
ハリアーは、馬力不足と感じられる方もいますが、モードが切り替えられることで、力不足を感じやすい高速道路や坂道でも力強い走行が可能です。
歴代のハリアーよりもエンジンパワーが劣るモデルがある
「ハリアーは馬力不足」と言われる方のほとんどが、30系から60系に乗り換えした方だと思います。
その理由は、60系よりも30系の方が総排気量が多いからで、60系の総排気量が2.0〜2.5Lに対し、30系は2.4〜3.0Lです。
そのため、30系から60系に乗り換えた方は、「力不足」と感じやすいでしょう。
60系から80系に乗り換えた一部は「パワー不足が改善」との声も
現行モデルの80系になると「力不足が改善された」との声が多くなっています。
80系の総排気量は2.0〜2.5Lと60系と同じ数値ですが、80系はハイブリッドモデルやプラグインハイブリッドモデルなど、モーターとエンジンを組み合わせたエンジンを搭載しています。
加えて、環境に合わせて走行できる3つのモードにより、力不足を解消しています。
現行モデルのPHEV車は0-100km/h加速が約6秒
先ほども紹介しましたが、現行ハリアーのプラグインハイブリッドモデルは、0-100km/h加速が約6秒と優れた加速性能を発揮してくれます。
この加速性能は、一部の高級SUVに匹敵するパフォーマンスを実現しており、高速道路や坂道でも問題ないでしょう。
ライバル車との比較
ハリアーのライバル車との比較も確認しておきましょう。
3つの車種を紹介しますので、車選びの参考にしてください。
【トヨタ】RAV4
エンジン |
直列4気筒2.0Lガソリン 直列4気筒2.5Lハイブリッド |
駆動方式 |
2WD・4WD |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
直列4気筒2.0L:126(171)/6,600 直列4気筒2.5L:131(178)/5,700 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
直列4気筒2.0L:207(21.1)/4,800 直列4気筒2.5L:131(22.5)/3,600〜5,200 |
総排気量 |
2.5L・2.0L |
燃費(WLTCモード) |
ガソリン:15.2〜15.8km/L ハイブリッド:20.6〜21.4km/L |
トヨタのRAV4は、現行ハリアーと同様の直列4気筒2.0Lガソリンと直列4気筒2.5Lハイブリッドの2種類を用意しています。
異なる点としては、路面状況に合わせた走行ができる「マルチインセレクト」が搭載されており、ハリアーとは違うドライブモードとなっています。
【マツダ】CX-5
エンジン |
直列4気筒2.0Lガソリン 直列4気筒2.5Lガソリン 直列4気筒2.5Lターボ 直列4気筒2.2Lディーゼル |
駆動方式 |
2WD・4WD |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
直列4気筒2.0L:115(156)/6,000 直列4気筒2.5Lガソリン:138〜140(188〜190)/6,000 直列4気筒2.5Lターボ:169〈230〉/4,250 直列4気筒2.2Lディーゼル:140(190)/4,500 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
直列4気筒2.0L:199(20.3)/4,000 直列4気筒2.5L:250〜252(25.5〜25.7)4,000 直列4気筒2.5L:420(42.8)/2,000 直列4気筒2.2L:450(45.9)/2,000 |
総排気量 |
2.0L・2.5L・2.2L |
燃費(WLTCモード) |
ガソリン:12.2〜14.6km/L ディーゼル:16.6〜18.6km/L |
マツダのCX-5は、2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンと、2.2Lディーゼルエンジンが用意されています。
ガソリンエンジンは、マツダ独自で開発した「SKYACTIV-G技術」により、優れた走行と燃費性能があるところが特徴です。
ディーゼルエンジンでは、優れた燃費性能に加え、力強いトルクにより、パワーのある走行を長時間楽しめます。
【ホンダ】ZR-V
エンジン |
直列4気筒(直噴)1.5Lガソリン 直列4気筒(直噴)2.0Lハイブリッド(e:HEV) |
駆動方式 |
2WD・4WD |
最高出力(KW(PS).r.p.m.) |
直列4気筒1.5L:131(178)/6,000 直列4気筒2.0L:104(141)/6,000 |
最大トルク(N・m(kgf/m)/r.p.m) |
直列4気筒1.5L:240(24.5)/1,700〜4,500 直列4気筒2.0L:182(18.6)/4,500 |
総排気量 |
1.5L・2.0L |
燃費(WLTCモード) |
ガソリン:13.9〜14.6km/L ディーゼル:21.5〜22.1km/L |
ホンダのZR-Vは、1.5L直噴エンジンと、2.0L直噴ハイブリッドの2種類を用意しています。
直噴エンジンは、爽快な走りと静粛性が特徴で、電気自動車のような走行が可能です。
ハイブリッドモデルでは、エンジン、モーターに加え、ハイブリッドでの走行も可能としており、最大286馬力まで発揮できます。
まとめ
本記事では、ハリアーの馬力と実際の加速性能を比較して紹介しました。
ハリアーはエンジンの種類によって異なる出力を持ち、モデルごとに加速性能も変化します。
特にターボモデルやハイブリッド仕様は力強い加速を実現し、高速道路や街乗りでも快適な走行性能を発揮します。
「馬力不足?」と疑問に持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、加速性能や燃費性能のバランスが取れた設計となっていますので、街乗りから長距離走行まで快適にこなせるSUVと言えるでしょう。
よくある質問
Q1.ハリアーのPHEVはガソリンモデルよりどれくらいパワーがありますか?
PHEVは約306PSと、ガソリンモデル(約171PS)と比べて約1.8倍の出力を持ちます。そのため、加速性能や登坂能力に優れています。
Q2.ハリアーの馬力は燃費に影響しますか?
一般的に、出力が高いほど燃費は悪化しがちですが、ハイブリッドモデルは燃費性能を重視した設計のため、ガソリンモデルよりも効率的です。特にPHEVはEV走行を活用すれば燃費が大幅に向上します。

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