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ジムニーの乗り心地は良い?悪い?乗り心地改善やシエラとの違いも紹介

ジムニーは本格派の軽オフロード車として高い走破性を誇り、SUVの中でも特に人気の高いモデルです。

しかし、「悪路には強いけど、普段乗るには乗り心地が悪い?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ジムニーの乗り心地の特徴、ジムニーシエラとの違い、乗り心地を快適にするための改善方法を詳しく解説します。
ジムニーの購入を検討している方や、乗り心地を改善したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ジムニーの乗り心地の特徴

横揺れやゆらゆら感のある乗り心地
視認性が高い
居住性は低め

ジムニーシエラとの乗り心地の違い

ボディサイズとエンジンが異なる
オンロード走行がジムニーよりも優れる
ジムニーより走破性は高いが発進と加速が控えめ

ジムニーの乗り心地改善方法

サスペンションを交換する
ショックアブソーバーを交換する
スプリングとアブソーバーを交換する
タイヤの空気圧を調整する
シートを交換する

乗り心地以外のジムニーの魅力

人気の理由No.1のデザイン
優れた走破性
アウトドアに特化したインテリア
手に入れやすい価格帯
リセールバリューの高さ

まとめ

ジムニーの乗り心地の特徴

スズキのジムニーは、個性的なデザインと優れたオフロード性能を持つ軽自動車です。

全車に「660cc直列3気筒ターボエンジン」を採用し、状況に応じて切り替え可能な「パートタイム4WD」を搭載。
トランスミッションは5速MTと4速ATから選べます。

また、クラムシェル型のボンネットや高めのバンパーなど、悪路走破性を意識した設計が至る所に施されています。

そんなジムニーですが、実際の乗り心地は、どのような特徴があるのでしょうか。

横揺れやゆらゆら感のある乗り心地

ジムニーの乗り心地は、横揺れやゆらゆら感があるのが特徴です。

これは、それぞれのタイヤが独立して動く形式の「リジット式」と呼ばれるサスペンションが原因です。

リジット式サスペンションは、悪路走行が得意なところや、構造がシンプルで頑丈なところがメリットですが、その構造上「横揺れ」や「ゆらゆら感」を引き起こしやすくなっています。

特に高速道路など、平坦な道を長く走った後は、頭がほわ〜っとする感覚や、船酔いのような感覚を覚える場合があります。

しかし、個々人によって感じる方もいれば、感じない方もいるので、一概に不快とはいえないレベルでしょう。

視認性が高い

ジムニーは、コンパクト軽SUVらしい車高の高さも魅力の1つです。
アイポイントが高めの位置となるため、視認性が良く、運転しやすく疲れにくい特徴があります。

また、軽自動車というコンパクトなボディサイズや、大きめのサイドミラーの装着により、狭い道や悪路でも車両感覚を掴みやすい設計になっています。

居住性は低め

ジムニーのデメリットを1つ挙げるなら、居住性の低さでしょう。

ジムニーは、車体の先端部分が長いという独特のデザインにより、車内が狭めに設計されています。

運転席と後部座席共に狭いので、大人数やファミリーでの使用には不向きと言えるでしょう。

また、ジムニーはもともと耐久性や信頼性を優先して設計されていますので、振動や騒音は考慮して設計されていません。
そのため、高速道路などのアクセルを強く踏む機会では、室内の音が「うるさい」と感じる方が多いでしょう。

ジムニーの中古車一覧はこちら

ジムニーシエラとの乗り心地の違い

ジムニーを検討する方の中には、兄弟車であるジムニーシエラと比較する方も多いと思います。

しかし、2車種の実際の違いについて、知らない方も多いでしょう。

ここでは、ジムニーとジムニーシエラの乗り心地の違いを紹介していきます。

ボディサイズとエンジンが異なる

ジムニーとジムニーシエラの大きな違いは、ボディサイズとエンジンです。

ボディサイズとエンジンの違いは、以下の通りです。

 

ジムニー

ジムニーシエラ

ボディサイズ

(全長×全幅×全高)

3,395mm×1,475mm×1,725mm

3,550mm×1,645mm×1,730mm

エンジン

660cc直列3気筒ターボエンジン

1500cc直列4気筒エンジン

ジムニーシエラの方が、全体的に150mm程度大きいことがわかります。

エンジンについては、ジムニーが「660cc直列3気筒ターボエンジン」に対し、シエラが「1500cc直列4気筒エンジン」です。

ジムニーシエラの方が2倍以上の排気量があり、さらに4気筒エンジンを備えていることで、走破性が高いことがわかります。

オンロード走行がジムニーよりも優れる

もともとジムニーもジムニーシエラも、オフロードを想定して設計された車ですので、基本的にはどちらも悪路走行に優れています。

しかし、オンロード走行で比較すると、排気量や搭載エンジンの違いからジムニーシエラの方が優れています。

そのため、街乗りや高速道路での使用が多い方は、ジムニーシエラの方がおすすめできるでしょう。

ジムニーより走破性は高いが発進と加速が控えめ

ジムニーシエラは、排気量が大きくエンジン性能も高いため、ジムニーよりも走破性に優れています。

しかし、発進や加速に関しては「ジムニーより遅い」と感じる人もいます。

これは、加速力よりも安定性や耐久性を重視した設計となっているからです。

特に、オフロード走行を考慮し、低回転域でのトルクを重視しているため、瞬発的な加速力は控えめになっています。
また、荷物の積載量が増えたり、乗車人数が多くなったりすると、エンジンへの負荷が大きくなり、さらに加速が鈍く感じられることがあります。

ジムニーシエラの中古車一覧はこちら

ジムニーの乗り心地改善方法

先述した通り、ジムニーの乗り心地は「横揺れ」「ふわふわ感」が起こりやすいのが特徴です。
そのため、どうにかして乗り心地を改善したい方も多いでしょう。

そこで、ここではジムニーの乗り心地改善方法を紹介していきます。

サスペンションを交換する

ジムニーの横揺れやふわふわ感は、やわらかすぎるサスペンションが原因です。
そのため、ちょうど良い硬さのサスペンションに交換することで解消できます。

ポイントとしては、硬すぎずやわらかすぎない商品を選ぶことです。

硬すぎるサスペンションにすると、逆に突き上げ感が起こる可能性があるので、ちょうど良い硬さのものを選ぶことが重要です。

ショックアブソーバーを交換する

ショックアブソーバーとは、車の振動を抑えられるパーツのことで、段差や凹凸での揺れを抑制してくれます。

こちらもサスペンションと同様に、硬すぎず柔らかすぎない商品を選ぶことが重要です。

スプリングとアブソーバーを交換する

オンロードとオフロードの両方を楽しみたい方は、スプリングとショックアブソーバーをセットで交換するのがおすすめです。

スプリングは、車の揺れを吸収してくれる特性を持ち、ショックアブソーバーはスプリングの弱点である跳ね返りの反発を抑えてくれる働きがあります。

オンとオフの両方が楽しめるようになるので、用途に応じたパーツを選ぶことで、より快適にジムニーを楽しめるでしょう。

タイヤの空気圧を調整する

車の乗り心地はタイヤの空気圧を調整することでも改善できます。
具体的には、空気圧を少し下げるとタイヤが衝撃を吸収しやすくなり、走行中の揺れが軽減されます。

ただし、空気圧を下げすぎるとハンドリングが悪くなったり、燃費が落ちたりするため注意が必要です。
また、気温によって空気圧は変化するため、季節ごとの調整も欠かせません。

なお、空気圧の目安は、運転席ドアの内側に記載されてある数値から、±10%程度に調整しましょう。

シートを交換する

ジムニーの純正シートは硬めの設計になっており、長時間のドライブには不向きです。

そのため、思い切ってシートを交換してみるのも乗り心地を改善するひとつの方法となります。

シートを選ぶ際のポイントは、ホールド感が高い商品を選ぶことです。
ホールド感が高いものなら、身体をしっかり支えてくれるので、振動の影響を受けにくくなり、運転時の負担を大幅に軽減できます。

乗り心地以外のジムニーの魅力

ここからは、乗り心地以外のジムニーの魅力を紹介していきます。

人気の高いデザイン

ジムニーを選ぶ理由の中でも、もっとも多いのがそのデザインではないでしょうか。

現行モデルは、先代から受け継がれる無骨でタフなスタイルに、現代的でカジュアルな要素を加えたデザインが特徴です。

角ばったフォルムや丸目のヘッドライトなど、どこかレトロな雰囲気を持ちながらも、新しさを感じさせる仕上がりになっています。

この独特なデザインに惹かれ、ジムニーを選ぶファンは多く、所有する喜びを感じさせてくれるでしょう。

優れた走破性

ジムニーの駆動方式は、すべてのグレードでパートタイム4WDを採用しています。

パートタイム4WDは、路面状況に合わせて手動で2WDと4WDを切り替えられるシステムで、これにより燃費を抑えつつも優れた走破性を発揮します。

また、モードの中には、「高速モード」や「低速モード」なども備わっており、急な坂道や悪路、高速道路など、さまざまな路面状況に合わせた走行が可能です。

アウトドアに特化したインテリア

ジムニーのインテリアは、使いやすさを重視したシンプルな設計が特徴です。

インストルメントパネルは水平基調で統一され、立体感を持たせることでジムニーらしい力強さを演出しつつ、車両の姿勢も把握しやすい設計になっています。

また、荷室スペースはリアシートを倒すと、352Lまで拡張可能となっており、アウトドアの道具や荷物を大量に積み込みたい方に嬉しい設計となっています。

手に入れやすい価格帯

ジムニーの価格は、新車で165.4万円からと非常に手に入れやすい価格帯です。

ジムニーシエラが196.2万円と、その価格を比較すると30万円ほどジムニーの方が安く手に入れられます。

また、維持費も比較的抑えられるため、長期間にわたって費用を気にせず楽しめるでしょう。

リセールバリューの高さ

ジムニーはリセールバリューが高いことでも有名です。

条件やグレードなどによっては残価率が100%を超えるものまであり、5年後でも80%程度の残価率を維持できます。

もちろん、使用状況や車両状態などにもよりますが、他の車と比べても非常にリセールバリューが高い車と言えます。

まとめ

本記事では、ジムニーの乗り心地や改善方法、ジムニーシエラとの違いを紹介しました。

ジムニーの乗り心地は、その構造上「横揺れ」や「ゆらゆら感」があるのが特徴です。

乗り心地を改善するためには、サスペンション周りのパーツ交換やタイヤの空気圧調整、シートの交換などが挙げられます。

ジムニーならではの魅力を活かしつつ、自分の用途に合わせてカスタマイズすることで、より快適で楽しいドライブが可能になるでしょう。

よくある質問

Q1.ジムニーは街乗りでも快適に使える?

街乗りも可能ですが、信号の多い市街地や段差の多い道では乗り心地が気になる場面もあります。しかし、コンパクトなボディで視界が良く、比較的運転しやすいでしょう。

Q2.ジムニーは振動や騒音が気になる?

はい、ジムニーはラダーフレーム構造とリジッドアクスルサスペンションを採用しているため、路面の凹凸による振動が直接伝わりやすいのが特徴です。また、風切り音やエンジン音も一般的な乗用車に比べるとやや大きめです。

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