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家族や仲間とのドライブやアウトドアに最適なマツダのCX-8。
しかし、「車中泊は快適にできるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、CX-8の車中泊のしやすさを詳しく解説し、荷室のすき間を解消できるアイテムも紹介します。
ライバル車との比較も紹介していますので、車中泊向きのSUVを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
CX-8は車中泊に適している?
CX-8のスペック
大人2人が横になっても余裕のあるサイズ感
最大572Lの収納力がある
天井までの高さは低い
6人乗りと7人乗りの違い
7人乗りはフルフラットにできる
2列目と3列目の間にすき間がある
CX-8の荷室にできるすき間を解消できるアイテム
マツダから発売の「ベッドクッション」
インフレーターマットでも代用可能
CX-8で車中泊する際にあると便利なアイテム
サン・ウインドシェード
寝袋
LEDランタン
ライバル車との比較
【トヨタ】ランドクルーザープラド
【レクサス】RX
まとめ
CX-8は車中泊に適している?
CX-8は、マツダが展開しているSUV車の中で、唯一3列シートを備えている、ファミリーや多人数で使用するのに最適な車です。
車高が高く、走行性能も優れているので、アウトドアでも活躍します。
そんなCX-8ですが、車中泊で使用するのは適しているのでしょうか。
スペックやサイズを確認しながら、ここで詳しく紹介していきます。
CX-8のスペック
まず、CX-8のスペックから紹介していきます。
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
4,900mm×1,840mm×1,730mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
2,690mm×1,540mm×1,250mm |
車両総重量 |
1,720kg~1,910kg |
エンジン |
ガソリン・ディーゼル |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
2.488L、2.188L |
燃費(WLTCモード) |
11.6km/L~15.8km/L |
大人2人が横になっても余裕のあるサイズ感
CX-8のサイズは、車体が「4,900mm×1,840mm×1,730mm」、室内が「2,690mm×1,540mm×1,250mm」と、SUV車の中でも非常に大きい分類に入ります。
荷室スペースは、通常時で約500mm×1,480mm×740mmの広さを確保しており、さらに室内長は3列目シートを倒せば約1350mm、2列目シートまで倒せば約2,320mmまで拡張可能です。
これだけの広さがあれば、大人2人が横になっても余裕のあるサイズ感なので、場合によっては小さいお子様がいるファミリーでも使用できるでしょう。
最大572Lの収納力がある
収納力が高いところもCX-8の魅力の1つです。
CX-8は、3列目まで人が乗車した状態でも239Lの収納ができ、さらに3列目シートを倒せば、最大572Lまで収納スペースを拡張可能です。
また、床下には最大65Lまで収納できるスペースも備えているので、車中泊やアウトドアで使用する道具を余すことなく片付けられます。
天井までの高さは低い
室内長が約2,320mmまで拡張できたり、最大572Lまで収納できたりするビッグサイズと言えるCX-8ですが、室内高は1,250mmと、決して天井が高いとは言えません。
これは、コンパクトSUVに分類されるライズと同じ大きさで、ミニバンや一部の大型SUVと比べると頭上空間に余裕が少ない設計です。
そのため、車内で着替えたい方や車内で作業する方には窮屈に感じてしまうかもしれません。
6人乗りと7人乗りの違い
CX-8には、6人乗り仕様と7人乗り仕様がありますが、2つは少し異なります。
具体的には、以下の4つが違ってきます。
・6人乗りがキャプテンシート
・7人乗りがベンチシート
・リクライニングの角度
・2列目シートの広さ
大きく異なるのは、2列目のシートの仕様です。
6人乗りは座席が個々に分かれている「キャプテンシート」になっており、反対に7人乗りは座るところが一体になっている「ベンチシート」を採用しています。
7人乗りはフルフラットにできる
6人乗りと7人乗りは、3列目シートを倒したときにも違いがあります。
6人乗りは座席が独立しているため、3列目を倒すと中央にスペースができてしまいます。
加えてシートがフラットになるほど倒れてくれません。
対して、7人乗りはシートをフルフラットにできるため、広いフラットな空間を確保できます。
そのため、6人乗りで車中泊する場合は中央のすき間を埋める工夫が必要ですが、7人乗りならそのまま快適に使えるため、車中泊には7人乗りの方が適していると言えるでしょう。
2列目と3列目の間にすき間がある
7人乗りの荷室スペースをフルフラットにして使用する場合、2列目と3列目の間にできる13cm程度のすき間にも注意が必要です。
13cm程度なので、そこまで気にする必要はありませんが、横になったときに気になるようなら、マットを使用するなどの対策をした方が良いでしょう。
CX-8の荷室にできるすき間を解消できるアイテム
先ほど紹介したように、CX-8は2列目と3列目シートを倒すと、すき間ができてしまうのがネックです。
そこで、ここではすき間を解消して快適にできる便利なアイテムを紹介します。
マツダから発売の「ベッドクッション」
マツダは、CX-8を車内泊で使うことを想定した「ベッドクッション」と呼ばれる便利なアイテムを発売しています。
ベッドクッションは、折りたたみ式の簡易ベッドで、広げるだけで簡単にすき間を埋めてくれ、フラットな状態に変えられます。
折りたたむだけで収納できるので、そのまま車に積み込むことも可能です。
価格は1枚で47,000円、2枚で81,400円と、少し高額ですが、1つあるだけで快適性を向上させられるおすすめのアイテムです。
インフレーターマットでも代用可能
ベッドクッションが高額と感じる方は、インフレターマットがおすすめです。
CX-8の荷室には幅65cmのシングルマットが2枚、ダブルサイズが1枚設置できる室内幅となっています。
多少押し込む必要があるかもしれませんが、インフレーターマットは中がウレタンなので、使いやすく、価格もリーズナブルに入手できます。
CX-8で車中泊する際にあると便利なアイテム
CX-8で車内泊する際に、あると便利なアイテムも確認しておきましょう。
サン・ウインドシェード
サンシェードやウインドシェードは、外からの日差しを防いだり、室内のプライバシーを守るためにおすすめのアイテムです。
取り付けも吸盤やバネを使うだけで設置でき、片付け時も折りたたむとコンパクトに収納できます。
アイテムによっては網戸仕様にできるタイプもあり、夏の寝苦しい夜でも窓を開けて換気できるのでおすすめです。
寝袋
寝袋は、秋や冬の寒い時期に活躍できるアイテムです。
布団よりもコンパクトに収納でき、設営も広げるだけなので、1つあるだけで就寝時の保温を確保できます。
アイテムによってはオールシーズン使用できるものもありますので、1つあると便利なアイテムとなるでしょう。
LEDランタン
車内泊の明かりを車内灯だけで済まそうとする方もいますが、明るさが足りなかったり、バッテリー上がりを心配したりしなければなりません。
しかし、LEDランタンがあれば、車内の明るさが足りていない箇所へも光が届き、加えてトイレなどで外に出る際にも活躍します。
なお、LEDランタンは電池式と充電式がありますが、走行中の電気やモバイルバッテリーを使って充電できることを考えると、充電式の方が使用しやすいでしょう。
ライバル車との比較
ここからは、CX-8とよく比較されるライバル車を2種紹介していきます。
結論からお伝えすると、2車種とも車内泊に適しています。
しかし、いくつか注意するポイントもあります。
【トヨタ】ランドクルーザープラド
トヨタのランドクルーザープラドは、ランドクルーザーをベースに誕生したSUVで、高い悪路走破性と快適な室内空間を兼ね備えています。
街乗りからアウトドアまで幅広く活躍し、ファミリーカーとしても人気の高いモデルです。
プラド |
CX-8 |
|
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,825mm×1,885mm×1,835〜1,850mm |
4,900mm×1,840mm×1,730mm |
室内サイズ (全長×全幅×全高) |
5人乗り:1,825mm×1,565mm×1,240mm 7人乗り:2,520mm×1,565mm×1,240mm |
2,690mm×1,540mm×1,250mm |
CX-8とサイズを比較すると、CX-8の方が室内サイズが大きいことがわかります。
ランドクルーザープラドは、5人乗りと7人乗りで室内サイズが大きく異なります。
7人乗りの方が空間を広く使えるので、車内泊で使用するなら7人乗りを選ぶのが良いでしょう。
しかし、シートを倒したときに少し傾斜ができてしまうため、マットを設置するなどの対策が必要です。
【レクサス】RX
レクサスのRXは、高級感あふれるデザインと、快適な乗り心地を兼ね備えたラグジュアリーSUVです。
最新の安全技術やハイブリッドモデルを含む多彩なパワートレインを採用し、安心かつ上質なドライビングができる車です。
RX |
CX-8 |
|
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,890mm×1,920mm×1,700〜1,705mm |
4,900mm×1,840mm×1,730mm |
室内サイズ (全長×全幅×全高) |
1,915mm×1,615mm×1,205mm |
2,690mm×1,540mm×1,250mm |
CX-8とサイズを比較すると、室内サイズはCX-8の方が大きいことがわかります。
ちなみに、RXの現行モデルは乗車人数が5名タイプのものしか発売されていません。
数年前であれば、旧型の「RX450hL」モデルで6〜7人乗りタイプがあり、室内サイズが「2,630mm×1,590mm×1,725mm」というサイズで発売されていました。
こちらであれば、CX-8に筆頭するサイズ感に加えて、室内高がより高いので、使いやすさも優れています。
特に車中泊を考えるなら、フルフラットにしやすい旧型の7人乗りの方が快適に過ごせるでしょう。
現在は中古車市場でしか手に入らないため、興味のある方は早めにチェックしてみることをおすすめします。
まとめ
本記事では、マツダのCX-8は車中泊に適しているのかについて解説し、荷室のすき間を解消できるアイテムやライバル車との比較を紹介しました。
CX-8は3列シートを活かした広い荷室空間が魅力で、特に7人乗りモデルはフルフラットにしやすく、車中泊に適した仕様となっています。
また、荷室の段差を埋めるマットやカーテンなどのアイテムを活用すれば、より快適な空間を作ることが可能です。
ライバル車と比較すると、室内高が気になるポイントではありますが、ゆったりとした車中泊を楽しめます。
CX-8での車中泊を検討している方は、本記事を参考に快適な環境を整えて車中泊を楽しんでください。
よくある質問
Q1.CX-8の燃費は車中泊に適していますか?
CX-8の燃費は、ガソリン車で11.6〜12.4km/L(WLTCモード)、ディーゼル車で約15.4〜15.8km/L(WLTCモード)とSUVの中では比較的良好です。アイドリングでのエンジン使用を控え、ポータブル電源や寝袋を活用することで燃料を節約しながら快適に過ごせます。
Q2.CX-8で車中泊するとき、車内の荷物はどこに置けばいい?
すっきり快適に過ごすために、以下のような収納方法がおすすめです。
・2列目足元を荷物置き場にする(クーラーボックスなど大きな荷物を置く)
・天井収納ネットを活用(軽いものを吊るして収納)
・シートバックポケットを活用(小物類を整理)
・ルーフボックスを使用(外部に荷物を収納し、車内スペースを確保)

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