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ヤリスクロスは、コンパクトで走行性能や燃費が優れたSUVとして人気ですが、「車中泊に適しているのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
空間で快適に過ごすためには、どんなアイテムが必要か、そして他社メーカーのSUVとどう違うのかも気になるところです。
本記事では、ヤリスクロスの車中泊のしやすさや、快適に車中泊するためのアイテム、ライバル車との比較を詳しく紹介します。
車中泊できる車を探している方は、参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ヤリスクロスは車中泊に適している?
1〜2人なら問題なく車中泊ができるサイズ感
どのグレードもフルフラットにはならない
体の大きい方や2人での使用は窮屈に感じる
前席と荷室の間の隙間を埋める工夫が必要
車中泊で役立つヤリスクロスのオプション
ルーフレール
AC100V・1500Wの給電機能
GRサンシェード
ラゲージソフトトレイ
ヤリスクロスで車中泊する際に用意しておきたいアイテム
インフレーターマット
寝袋
LEDランタン
ライバル車との比較
【ホンダ】ヴェゼル
【トヨタ】カローラクロス
まとめ
ヤリスクロスは車中泊に適している?
ヤリスクロスはトヨタが展開する車種の中でも、特に人気の高いコンパクトSUV車です。
車体サイズは、コンパクトSUVの中でもトップクラスに小さいにもかかわらず、車内は広々としています。
また、優れた燃費性能も魅力で、WLTCモードで最大30.8km/Lを発揮します。
そんなヤリスクロスですが、車中泊に適しているのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、ヤリスクロスを実際に車中泊で使用する際の快適性や利便性について、詳しく解説していきます。
1〜2人なら問題なく車中泊ができるサイズ感
ヤリスクロスは、コンパクトSUVの中でもトップクラスに小さいサイズにもかかわらず、車内サイズが広々としているところが魅力です。
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
4,180~4,200mm×1,765mm×1,580〜1,590mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
室内全長は1,845mm、全幅は1,430mmとなっており、1〜2人なら問題なく使用できるサイズ感と言えます。
また、室内高も1,205mmあるため、天井の圧迫感も少なく、リラックスした姿勢で過ごせるでしょう。
どのグレードもフルフラットにはならない
ヤリスクロスはグレードによってさまざまなシートアレンジが可能ですが、どのグレードもフルフラットにはなりません。
しかし、グレードによっては「一体式デッキボード」や「6:4分割アジャスタブルデッキボード」と呼ばれる、荷室をフルフラットにできるオプションがあります。
「一体式デッキボード」や「6:4分割アジャスタブルデッキボード」が付けられるグレードは以下の通りです。
【一体式デッキボード】
・Z”Adventure”(E-Four/4WD)
・Z(E-Four/4WD)
・G(E-Four/4WD)
・X(E-Four/4WD)
・U(E-Four)
【6:4分割アジャスタブルデッキボード】
・GR SPORT
・Z”Adventure”(2WD)
・Z(2WD)
・G(2WD)
体の大きめの方や2人での使用は窮屈に感じる
車内の全長が1,845mmと広めの設計となっていますが、荷室スペースに関しては最大1,740mmしか確保されていません。
そのため、背の高い方や2人での車中泊の際は、やや窮屈に感じる場合があります。
しかし、標準な体格の方が1人で使用する分には、特に問題なく快適に過ごせるでしょう。
前席と荷室の間の隙間を埋める工夫が必要
前席と後席の間にできる隙間にも注意が必要です。
ヤリスクロスは後席を倒すことで、さまざまなアレンジが可能ですが、前席と後席との間に約43cmほどの大きな空間ができてしまいます。
そのため、隙間を埋める工夫が必要になってきます。
しかし、約43cmであれば収納スペースとして活用できるので、収納ボックスやクーラーボックスなどを置くことで解消できるでしょう。
車中泊で役立つヤリスクロスのオプション
ヤリスクロスには、車中泊で役立つオプションも用意されています。
オプションを活用すれば、より快適な車中泊が可能になりますので、ヤリスクロスを車中泊で使用したい方は、ぜひ参考にしてください。
ルーフレール
ルーフレールとは、車の屋根の上にベースキャリアを付けて、荷物を載せられるようにできるオプションです。
取り付けることで、より荷物を積み込めるようになるので、荷室スペースだけでは収納スペースが足りない方に非常に便利です。
ただし、ルーフレールは「Z“Adventure”」グレードのみの標準装備のため、他のグレードでは取り付けられないことを覚えておきましょう。
AC100V・1500Wの給電機能
AC100V・1500Wの給電機能は、車内で電化製品を使用したり、スマホやパソコンの充電をしたりするのに便利なオプションです。
アイドリングしにくい車中泊でも、エンジンを始動することなく電気製品を使用できるので、車内の快適性を向上させられます。
ただし、ハイブリッド車の駆動用バッテリーを利用するため、ハイブリッド車のみのメーカーオプションとなります。
また、駆動用バッテリーがなくなってくると、自動でエンジンを始動して充電を始めるので、使用が制限される場合があることに注意しましょう。
GRサンシェード
GRサンシェードは、その名の通り、外からの日差しや車内のプライバシーを守るためのオプションです。
使用しない場合は、小さく折りたたんで収納できますので、あると便利なアイテムでしょう。
ラゲージソフトトレイ
ラゲージソフトトレイは、荷室スペースに設置することで、汚れものや濡れた荷物を気にすることなく積み込みできるようになるオプションです。
特にキャンプや車中泊など、アウトドアシーンが多い方にとっては、車内の汚れを気にしなくて済むので、非常に便利なアイテムと言えるでしょう。
ヤリスクロスで車中泊する際に用意しておきたいアイテム
車中泊で用意しておきたいアイテムについても確認しておきましょう。
インフレーターマット
インフレーターマットは、使用することで背中や腰を痛める心配がなくなりますので、就寝時の快適さの向上が期待できるアイテムです。
ポイントとしては、室内幅の1番狭いところが93cm程度となるため、そのサイズに合うマットを選ぶ必要があることです。
また、厚めのマットの方が段差を感じなくて済むので、就寝にこだわりたい方は、厚めのものをおすすめします。
寝袋
車中泊で寝袋は必要ないと思われる方もいますが、就寝時はエンジンを切る必要があるため、エアコンが一切使えません。
特に秋冬の季節は、一気に車内温度が低くなるため、用意しておくことをおすすめします。
LEDランタン
車中泊の明かりは室内灯だけで済ます方もいますが、あまりおすすめしません。
代わりにLEDライトがあれば、車内を明るく照らすだけではなく、トイレに行くときや外で作業する際にも役立ちます。
特に充電式のLEDライトなら、電池切れや車のバッテリー上がりを気にせず使え、走行中に充電できるのもメリットです。
ライバル車との比較
ヤリスクロスの購入を検討している方の中には、他社メーカーと比較している方も多いと思います。
ここでは、ライバル車を2車種挙げて、ヤリスクロスとの比較を紹介していきます。
【ホンダ】ヴェゼル
ホンダのヴェゼルは、コンパクトSUVらしい扱いやすいサイズ感と、高級感のある内装が魅力です。
最新モデルには、2モーター式のシリーズハイブリッド「e:HEV」が採用されており、燃費性能にも優れています。
ヴェゼルのサイズ
ヴェゼル |
ヤリスクロス |
|
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,340mm×1,790mm×1,580~1,590mm |
4,180~4,200mm×1,765mm×1,580〜1,590mm |
室内サイズ (全長×全幅×全高) |
2,020mm×1,445mm×1,225~1,240mm |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
ヴェゼルとヤリスクロスのサイズを比較すると、車体サイズと室内サイズともに、ヴェゼルの方が大きくなっています。
前席と荷室の間に隙間を埋める工夫が必要
ヴェゼルの荷室スペースは、後席を倒すことでフラットになるものの、後席の後ろ側がわずかに斜めになります。
そのため、就寝時の快適さを求める方は、インフレーターマットを設置するなどの対策が必要です。
また、前席と後席の間に隙間がありますが、荷物置きとして使用したり、隙間を埋める台などを置いたりすることで解消できるでしょう。
【トヨタ】カローラクロス
トヨタのカローラクロスは、カローラシリーズ初のクロスオーバーSUVです。
程よいサイズ感が特徴で、広々とした室内空間を確保しており、高い居住性が魅力となっています。
カローラクロスのサイズ
カローラクロス |
ヤリスクロス |
|
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,490mm×1,825mm×1,620mm |
4,180~4,200mm×1,765mm×1,580〜1,590mm |
室内サイズ (全長×全幅×全高) |
1,805mm×1,505mm×1,265mm |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
カローラクロスとヤリスクロスのサイズを比較すると、車体サイズが300mmほど、カローラクロスの方が大きくなっています。
しかし、車内サイズはほとんど同じで、全長や全幅の違いはあるものの、室内の広さには大きな差はありません。
段差があるがオプションで解消できる
カローラクロスの荷室スペースは、後席を倒すと段差ができてしまうところがデメリットです。
しかし、トヨタ純正オプションである「ラゲージアクティブボックス」を使用すれば、荷室をフルフラットに変更できます。
また、ラゲージアクティブボックスは、車を購入してからでも装着できるので、気軽に室内の快適さを向上できます。
まとめ
本記事では、ヤリスクロスは車中泊に適しているのかについて解説し、快適さが向上できるオプションやアイテムなどを紹介しました。
ヤリスクロスはコンパクトSUVながら広めの室内空間があり、1〜2人での車中泊には十分対応可能です。
また、GRサンシェードやラゲージソフトトレイなどのオプションを搭載すれば、室内の快適さの向上が期待できます。
ヤリスクロスを車中泊で使用したいと思っている方は、車内の広さや快適性を最大限に活かして、より良い車中泊を楽しんでください。
よくある質問
Q1.ヤリスクロスの車中泊で寒さ対策はどうすれば良いですか?
寒さ対策は、断熱シートやサンシェードを窓に貼ると効果的です。また、ポータブル電源を使って電気毛布を使うと、冷え込みが緩和されます。さらに、寝袋を二重にすることで保温性を高められます。
Q2.ヤリスクロスで車中泊するとき、荷物を収納するスペースは足りますか?
ヤリスクロスの荷室は比較的コンパクトですが、車中泊に必要な最低限の荷物は収納可能です。後部座席を倒すことで、荷室を拡張でき、寝具や食料、キャンプ用品などを整理して収納できます。

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