ラングラーのハイブリッド車である4xeは、環境に配慮しつつオフロードを楽しめる車です。
ラングラー 4xeは新車価格が非常に高いため、中古車で購入したという方も多いでしょう。

そこで本記事では、ラングラー 4xeの特徴や中古車相場などを解説します。
ラングラー 4xeの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

ラングラー 4xeとは

汎用性の高さ
加速力
悪路走行性の高さ

ラングラー 4xeを購入するには

補助金がもらえる
ラングラー4xeの中古車相場
ラングラー 4xeを安く買える時期

ラングラー 4xeの燃費は？

ラングラー 4xeと他車の燃費を比較
ラングラー 4xeの充電時間は？

まとめ

ラングラー 4xeとは

画像：公式サイト

ラングラー 4xeとは、ラングラー初のプラグインハイブリッド車です。
以下のような特徴があります。

・汎用性の高さ
・加速力
・悪路走行性の高さ

それぞれの特徴を解説します。

汎用性の高さ

ラングラー 4xeは、最高出力272馬力、最大トルク400Nmを発生する2リッター4気筒ターボ・エンジン、最大145馬力と245Nmを発生する電気モーターが組み合わされています。
そのため、システム出力は380馬力、同じく最大トルク637Nmを発生し、0－100km/hを6.4秒で加速、最高速度は156km/hに達します。

さらに、リアシートの下にも、25マイル/約34kmのゼロミッション走行を可能にするエネルギー容量17kWhのリチウムイオン電池が搭載されており、圧倒的な馬力はアスファルトでもジャングルでも力強い走りを実現できるでしょう。

ただし、EVモードを使用しない場合の馬力は、他のモデルと大差がないため、ラングラー 4xeの魅力を楽しむためにはEVモードを積極的に使用するのがおすすめです。

加速力

EVモードに切り替えると、ハイウェイでも8速オートマチックを介した電気モーターとICEの協調によってたくましい加速を実現できます。
454kgの電池重量にもかかわらず、圧巻のスペックです。

また、オンデマンド・フルタイム4WD「セレック・トラック」のトラクションにより、快適に走行できます。

悪路走行性の高さ

ラングラー 4xeは世界一過酷といわれるアメリカのルビコントレイルでの渡河性能、トラクション、アーティキュレーション、機動性などの厳しい試験に合格しており、ジープの中でも最強クラスのオフロード性能を持っています。

電動化されたモデルでありながら、ラングラーの本来持つ走破性は失われず、悪路性能の高さを保っているのが魅力です。

ラングラー 4xeを購入するには

ここでは、ラングラー 4xeの購入時にもらえる補助金や中古車相場、安く買える時期などを解説します。

補助金がもらえる

令和4年度の補正予算「クリーンエネルギー自動車購入促進補助金」の対象となると、補助金の受給や減税ができます。

ラングラー 4xeは、以下の4つの制度を利用することが可能です。

・CEV補助金
・エコカー減税
・環境性能割
・グリーン化特例

ラングラー 4xeはCEV補助金として国から246,000円受給でき、地方自治体からも補助金を受給できます。
地方自治体からの補助金は、各自治体の補助制度をご確認ください。

東京都を例に挙げると、320,000円分の補助金を受給できるため、国からの補助金と合わせると566,000円となります。

補助金を受給するための条件は、以下のとおりです。

・対象車両の新規購入
・自家用乗用車であれば4年間の車両保有
・申請対象となる車両の初度登録日が2023年4月1日以降

国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアした環境性能に優れた車に対して減税処置をするエコカー減税も利用可能です。
ラングラー 4xeの場合、新車登録時の初回継続車検時に100％の減税が適用できます。
減税適用期間は、2026年4月30日の新車登録分までです。

また、燃費性能に応じて車両取得価格の0〜3％が課税される環境性能割も適用でき、ラングラー 4xeの場合は非課税となります。

さらに排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい車に対して自動車税を優遇するグリーン化特例も利用可能です。
ラングラー 4xeの場合、新車登録時の翌年度に75％の減税が適用されます。

これらの制度を利用することで、非常にお得にラングラー 4xeを購入することができるでしょう。
なお、予告なく適用状態が変わる可能性があるため、ご購入の際は必ず最新の適用情報をジープ正規ディーラーへお問い合わせください。

ラングラー4xeの中古車相場

ラングラー 4xeの中古車相場は、6,860,000円～1,001,000円円程度です。
新車価格が10,300,000円と非常に高額であることに加え、2022年12月14日に発売された年式がまだ新しめの車のため、中古車相場も高い傾向にあります。

2023年11月に2024年モデルが欧州で受注開始されたため、新モデルが日本にも出回るようになれば2022モデルや2023年モデルの中古車相場が下がる可能性があるでしょう。

ラングラー 4xeを安く買える時期

ラングラー 4xeを安く買える時期は、月末と決算期です。

販売店には基本的にノルマが設定されています。
そのため、月末には少しでも販売台数を伸ばそうと、値引きに応じてくれる販売店が多くなるのです。

また、決算期には企業が少しでも多く売ろうとするため、キャンペーンを行うことが多い傾向にあります。
新車を購入する方が増えれば、新車に替えられた中古車が中古車市場に多く出回るため、決算期には安く買いやすいといえるでしょう。

ジープの決算は3月、半期決算は9月ですが、ジープを製造しているアメリカのクライスラー社の決算は12月、半期決算は6月であるため、3月、6月、9月、12月が値下げ交渉がしやすい時期と考えられます。

ラングラー 4xeの燃費は？

ここでは、ラングラー 4xeの燃費や充電時間について解説します。

ラングラー 4xeと他車の燃費を比較

ラングラー 4xeとライバル車であるランドローバーのディフェンダーと燃費を比較してみます。

ラングラー 4xeの燃費は8.6〜9.3km/Lであるのに対し、ディフェンダーの燃費は8.3〜9.9km/Lです。
ラングラー 4xeよりもディフェンダーの方が燃費は少々優れていることがわかります。

ラングラー 4xeが全内長4,870mm×室内幅1,895mm×室内高1,855mmに対して、ディフェンダーが全内長4,510mm×室内幅1,995mm×室内高1,975mmで、ラングラー 4xeの方が車体が大きいため、燃費に差が出ていると考えられます。

ラングラー 4xeの充電時間は？

ラングラー 4xeの充電時間は、200Vの普通充電に対して3kWで約4時間、8kWで約2時間で満タンになります。
急速充電には対応していません。

まとめ

ラングラー 4xeは、ラングラー初のプラグインハイブリッド車です。
電動化されたモデルでありながら、ラングラー本来の走破性能は保たれており、環境にも配慮しながらオフロードを楽しめます。

ラングラー 4xeは、CEV補助金やさまざまな制度を利用することができるため、お得に新車を購入可能です。
ラングラー 4xeは新車価格が非常に高額ですが、それらの制度や補助金を使うことで入手しやすくなるでしょう。