買取情報
ペットを大切な家族の一員として車に乗せている方は多いですが、いざ車を売却しようとしたときに気になるのが「ペットの臭いや毛」です。
実際、中古車の買取査定では、内装の状態も重要な評価ポイントのひとつとされており、ペットの痕跡が残っていると減額対象になることもあります。
そこで本記事では、ペットを乗せていた車が査定にどのような影響を与えるのか、また減額を防ぐためにできる対策などを解説します。
愛車を少しでも高く売却したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
車の買取でペットの臭いや毛は査定額に影響する?
ペットの臭いや毛が残っているとマイナス査定になる可能性がある
車買取の評価基準はJAAIに基づく
ペットの匂いが車内に残っている場合
ペットの毛が車内に残っている場合
ペットの匂いと毛の両方が残っている場合
ペットを乗せていた車でも査定で減額されないための6つの対策方法
フロアマットを取り外してしっかりと洗う
消臭スプレーを使って臭いを取る
ミョウバンを使う
細かく掃除機をかける
エアコンのフィルターや吹き出し口を掃除する
専門のカークリーニング業者に車内清掃を依頼する
車買取時に多い、ペットの臭いや毛に関するよくある質問
ペット以外に車買取時に注意するべきことは?
ペットの臭いや毛がある場合は業者に清掃を依頼した方が良い?
まとめ
車の買取でペットの臭いや毛は査定額に影響する?
ペットの臭いや毛は、車の買取査定にどのような影響を与えるのでしょうか。
ここでは、車の買取においてペットの臭いや毛が与える減額の可能性や具体的な理由について詳しく解説します。
ペットの臭いや毛が残っているとマイナス査定になる可能性がある
ペットと一緒にドライブを楽しんでいた方の中には、「多少の毛や匂いくらいなら、査定にはあまり響かないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし実際には、ペットの痕跡は中古車査定において明確なマイナスポイントとなります。
特に車内の衛生状態やにおい、清潔感は、買い手の印象に直結するため、プロの査定員は非常に敏感です。
犬や猫の毛がシートやカーペットに残っていたり、特有の体臭が車内に染みついていたりすると、「他にも汚れている箇所があるのでは」と疑念を抱かれやすくなります。
例えば、爪でシートを引っ掻いた跡や、排泄による染みがあるのではないかといった懸念を査定時に持たれてしまうのです。
このような疑念が生まれた時点で、査定員は通常よりも厳しい評価を下す傾向にあります。
査定額を少しでも高く保ちたいのであれば、ペットの痕跡を可能な限り除去し、清潔感のある状態にしておくことが重要です。
車買取の評価基準はJAAIに基づく
中古車の買取査定は、業者ごとに独自の評価基準を持ちながらも、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)のガイドラインをベースとしています。
この基準は全国共通で用いられており、外装や内装の状態、走行距離、修復歴などに応じて細かく点数化されています。
JAAIの評価項目の中には「ペットに関する内装ダメージ」も明確に含まれており、以下のような状態がそれぞれ減点の対象とされます。
- ペットの匂いが車内に残っている場合
- ペットの毛が車内に残っている場合
- ペットの匂いと毛の両方が残っている場合
これらはそれぞれ独立した評価項目として定められており、組み合わせによっては大幅な減点となるケースもあります。
ここでは、それぞれのケースについて詳しくみていきましょう。
ペットの匂いが車内に残っている場合
ペットの体臭や排泄物の臭いが車内に残っている場合、最大で40点の減点、つまり4万円の査定ダウンになる可能性があります。
これは「たばこの臭い」と並び、中古車市場で嫌われる代表的なポイントの1つです。
特に動物に馴染みのない購入希望者や、小さな子どもを乗せる予定のある家庭などにとって、異臭のある車は敬遠されやすい傾向があります。
また、臭いは目に見えない分、「どれだけ掃除しても取れないのでは?」と疑念を抱かれがちです。
一度染みついた臭いは、エアコンの内部やシートの奥深くにまで広がっていることもあり、簡単な清掃では除去しきれません。
そのため業者側も再販前に徹底したクリーニングを施す必要があり、コストを見越した減額が行われるのです。
ペットの毛が車内に残っている場合
ペットの毛がシートやフロアに残っている場合、査定では40点で約4万円の減額となるのが一般的です。
特に長毛種の犬や猫を乗せていた場合は、毛が隙間に入り込んで掃除が困難になるため、査定員も注意深く確認します。
問題は単なる見た目の汚れだけではありません。
ペットの毛にはアレルゲンが含まれており、アレルギーを持つ人にとっては健康被害を及ぼす可能性もあります。
そのため、中古車販売店ではアレルギー対策が求められる車両は商品価値が下がるという認識が強く、査定額にも厳しく反映されるのです。
ペットの匂いと毛の両方が残っている場合
ペットの匂いと毛の両方が車内に残っている場合、合計で最大80点で8万円の査定ダウンにつながる可能性があります。
このレベルになると、単なる減額というよりも「販売困難な状態」と判断されることもあり得ます。
臭いと毛がセットで残っている車は、表面的な清掃では対応しきれないことが多いです。
業者側としては専門業者による丸ごと車内クリーニングを行わなければならないケースも出てきます。
これには時間もコストもかかるため、その分を見越した大幅な減額が行われるのです。
ペットを乗せていた車でも査定で減額されないための6つの対策方法
ペットの毛や臭いが車内に残っていると、査定時にマイナス評価を受けてしまう可能性があります。
とはいえ、しっかりと対策を行えば、減額を防ぐことも可能です。
ここでは、査定前に行っておきたい具体的な対策を6つ紹介します。
フロアマットを取り外してしっかりと洗う
ペットの毛や臭いは、フロアマットに溜まりやすく、そのまま査定に出すとマイナス評価の原因になります。
査定前には必ず取り外して水洗いし、しっかりと汚れを落としましょう。
ただし、マットの裏面にある金具や滑り止め素材を傷つけないよう注意が必要です。
傷んだマットは逆に査定に響くこともあるため、慎重に扱うことが大切です。
消臭スプレーを使って臭いを取る
ペットの臭いは一度染みつくと、なかなか取れません。
しかし、日常的に消臭スプレーを使用することで、臭いを軽減することは十分可能です。
車専用やペット対応の消臭剤を選べば、安全性も高く安心して使えます。
臭いが軽減されていれば、査定時の印象も大きく変わります。
気になる方は複数種類のスプレーを使い分けてみるのも良いでしょう。
ミョウバンを使う
市販の消臭剤では十分に臭いを抑えられない場合は、ミョウバン水を試してみるのもおすすめです。
ミョウバンには消臭効果だけでなく、抗菌・除菌作用もあり、臭いの元となる菌の繁殖を防ぐことができます。
ミョウバンを水に溶かしてスプレーボトルに入れれば、手軽に自作消臭スプレーが完成します。
経済的かつ効果的な対策として注目されています。
細かく掃除機をかける
ペットの毛は目に見える部分だけでなく、シートの隙間やフロアの奥など、あらゆる箇所に入り込んでしまいます。
車内の清掃は、ノズル付きの掃除機を使い、細部まで丁寧に吸引することが大切です。
コロコロ(粘着ローラー)と併用すると、さらに効果的です。
時間はかかりますが、毛が残っていると高額の減額に直結するため、地道な掃除が査定アップにつながります。
エアコンのフィルターや吹き出し口を掃除する
ペットの臭いや毛は、車内だけでなくエアコン内部にも入り込み、稼働時に不快な臭いが広がる原因になります。
査定前にはエアコンのフィルターを取り外して清掃し、可能であれば新しいものに交換するのが理想です。
吹き出し口まわりのホコリや毛も拭き取っておきましょう。
内部クリーニングが難しい場合は、無理せず専門業者に相談するのも1つの方法です。
専門のカークリーニング業者に車内清掃を依頼する
自分での掃除に限界を感じたら、専門業者による車内清掃サービスの利用も検討しましょう。
プロの技術を使えば、エアコン内部や隙間に入り込んだ毛・臭いも徹底的に除去できます。
ただし、費用がかかるため、査定での減額額と見比べて、コストパフォーマンスを判断することが重要です。
まとめ
車の買取査定では、ペットの臭いや毛が明確な減額の要因となることがあります。
特にシートやエアコン、車内の細部にまで臭いや毛があると大幅な減点につながることも少なくありません。
しかし、事前にしっかりと掃除や消臭を行い、必要に応じて専門業者に清掃を依頼することで、査定額の低下を防ぐことは十分可能です。
普段からこまめなメンテナンスを心がけておけば、高額買取にもつながりやすくなります。
大切な愛車を少しでも高く売るために、今回紹介した対策方法をぜひ実践してみてください。
よくある質問
Q1.ペット以外に車買取時に注意するべきことは?
Q2.ペットの臭いや毛がある場合は業者に清掃を依頼した方が良い?

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