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車の買取価格が「安すぎ」と感じたら即決NG!査定額が低い理由と高く売る全知識

車 買取 安すぎ(リライト)

新しい車を購入する際、通常は愛車を手放すことになりますが、買取価格があまりにも低くて不安になった経験はありませんか?

営業担当者の魅力的なトークに引き込まれ、後から「もっと高く売れたのでは?」と後悔する方も少なくありません。

車を売却する際は、後悔しないためにしっかり準備を整えておくことが重要です。

本記事では、買取価格が低くなる理由や避けるべきポイント、そして買取とディーラー下取りの違いについて詳しく解説します。

目次

なぜ査定額が安すぎる?車買取で価格が低くなる3つの原因

原因1:ディーラー下取りや1社だけの査定で決めている
原因2:年式・走行距離や不人気色が影響している
原因3:業者が利益確保のために安値を提示している

契約後に減額されるケースとは?「安すぎる」トラブルを防ぐ知識

ケース1:事故歴(修復歴)や機関トラブルが後から発覚
ケース2:悪質な業者による不当な「二重査定」
減額された際の対処法とキャンセルについて

安すぎる買取査定をされないためにやるべき5つの対策

対策1:愛車の「正しい買取相場」を事前に調べておく
対策2:希望額や他社の査定額を先に言わない
対策3:契約書の「減額規定」と「キャンセル条項」を確認する
対策4:複数社の見積もりを比較して競争させる
対策5:口コミで評判の良い買取業者を選ぶ

「下取り」は安すぎる?車買取専門店との違いを徹底比較

ディーラー下取りのメリット・デメリット
車買取専門店のメリット・デメリット
【結論】少しでも高く売りたいなら「一括査定」がおすすめ

まとめ

なぜ査定額が安すぎる?車買取で価格が低くなる3つの原因

査定額が期待を下回る背景には、車両の状態だけでなく構造的な要因も大きく関係しています。

業者の利益構造や市場のルールを知らなければ、適正価格で売却することはできません。

ここでは、価格が低くなる主な3つの原因について解説します。

原因1:ディーラー下取りや1社だけの査定で決めている

車を高く売りたいのであれば、ディーラー下取りや1社のみの査定で即決することは避けるべきです。

理由は、競争原理が働かない環境では、業者が高値を提示する必要がないからです。

ディーラーは新車の販売を主目的としており、下取り車の再販ルートも限られているため、買取専門店と比較して査定額が低くなる傾向にあります。

実際に、下取り額を新車の値引き調整に使われるケースも少なくありません。

適正な価値を知るためには、必ず買取専門店を含めた複数社の査定を受けることが重要です。

原因2:年式・走行距離や不人気色が影響している

車両のコンディションやスペックは、査定額にシビアに反映されます。

中古車市場では、以下のような明確な減額基準が存在するためです。

・10年落ち・10万km超え:国内での再販価値が大きく下落するライン
・不人気色:白や黒以外は、需要の低さから10万円以上の減額対象に
・モデルチェンジ:新型が出ると旧型の価値は暴落する

営業担当者が安くなりますと説明する場合、これらの市場価値に基づいた減点評価が適用されている可能性が高いです。

原因3:業者が利益確保のために安値を提示している

最初に提示される査定額は、あくまで業者の利益を確保した上での様子見価格であると認識してください。

買取業者は、オークション転売や自社販売での利益を出すために、できるだけ安く仕入れたいと考えているからです。

提示額からは、主に以下のようなコストが差し引かれています。

・店舗の運営費(家賃・光熱費)
・スタッフの人件費
・車の陸送費
・オートオークションへの出品手数料

提示額を鵜呑みにせず、交渉の余地がある金額だと疑ってかかる姿勢が必要です。

安易に納得してしまうと、本来得られるはずの利益を逃すことになります。

契約後に減額されるケースとは?「安すぎる」トラブルを防ぐ知識

高額査定が出た後に減額を迫られる二重査定などのトラブル事例は少なくありません。

契約後に「話が違う」と泣き寝入りしないよう、典型的な手口と対処法を把握しておくことが自分の身を守ることにつながります。

ケース1:事故歴(修復歴)や機関トラブルが後から発覚

契約後に減額請求が認められる可能性があるのは、重大な欠陥が後から見つかった場合です。

具体的には、以下のようなケースが該当します。

・修復歴(事故歴):車の骨格に関わる損傷や修理跡
・水没歴:フロアマット下の錆や泥汚れによる痕跡
・機関系の不具合:エンジンの異音やトランスミッションの故障

これらは通常の査定では発見が難しく、隠れた瑕疵(欠陥)として扱われるためです。

もし売主がこれらを知っていて告知しなかった場合は、契約不適合責任を問われ、減額や契約解除に応じなければなりません。

ケース2:悪質な業者による不当な「二重査定」

一方で、悪質な業者が不当に減額を迫るケースには注意が必要です。

これは、契約を結んで車を引き渡した後に「新たな傷が見つかった」などと言いがかりをつけ、買取額を下げる手口です。

国民生活センターにも多数の相談が寄せられており、実際には存在しない不具合を理由にする場合もあります。

プロの査定士が実車を確認して契約した以上、通常の注意で見抜ける傷や不具合を理由にした事後減額は、原則として認められません。

不当な要求には毅然と対応する必要があります。

減額された際の対処法とキャンセルについて

もし不当な減額を求められた場合は、即座に承諾せず、以下の手順で対応してください。

1.減額の具体的な理由と根拠(写真や見積書)を書面で請求する
2.「契約は成立しており、一方的な変更には応じない」と伝える
3.解決しない場合は、JPUCの相談窓口や国民生活センターへ連絡する

一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)のガイドラインでは、契約後の不当な減額を禁止しています。

キャンセルを申し出る際も、法外なキャンセル料を請求されないよう、契約書の条項を盾に交渉しましょう。

安すぎる買取査定をされないためにやるべき5つの対策

足元を見られずに高額査定を引き出すには、事前準備と交渉のコツが必要です。知識がなければ、プロの営業トークに流されてしまいます。

業者の言いなりにならず、主導権を握るために実践すべき5つの対策を紹介します。

対策1:愛車の「正しい買取相場」を事前に調べておく

査定を受ける前に、自分の車が市場でいくらで取引されているか、相場感を養っておくことが重要です。

基準となる価格を知らなければ、提示された金額が安いのか妥当なのか判断できないからです。

現在は、個人情報を入力せずに概算価格を調べられるシミュレーションサイトや、中古車販売サイトの価格から逆算する方法があります。

これらを利用して相場の上限と下限を把握しておけば、安すぎる査定額を提示された瞬間に気づくことができ、不当な買い叩きを防ぐことが可能です。

対策2:希望額や他社の査定額を先に言わない

査定時の交渉において、自分から希望金額や他社の提示額を先に伝えるのは避けてください。

先に金額を言うと、業者はその額を上限として査定を調整してしまうためです。

例えば、本当は100万円の価値がある車でも、「80万円が希望です」と言えば、80万円で契約しようとしてきます。

聞かれた場合は「相場を見て決めたい」「一番高いところに売る」とかわしましょう。

相手に先に金額を提示させ、その額が相場より高いか低いかを判断するのが、交渉を有利に進める鉄則です。

対策3:契約書の「減額規定」と「キャンセル条項」を確認する

契約を結ぶ際は、金額だけでなく契約書の裏面にある約款(細かい文字)を必ず確認してください。特にチェックすべきは以下の2点です。

・瑕疵担保責任(契約不適合責任):引き渡し後の減額が可能かどうかの記述
・キャンセル規定:いつまでキャンセル可能か、違約金はいくらか

悪質な業者の場合、キャンセル料を一律で高額に設定していたり、一方的な減額を認める内容が含まれていたりすることがあります。

署名捺印をする前にこれらの項目をチェックし、不利な条件があれば契約を見送る勇気も必要です。

対策4:複数社の見積もりを比較して競争させる

査定額を上げる方法は、3社以上の買取業者に見積もりを依頼し、価格競争させることです。

ライバルがいると分かれば、業者は自社で買い取るために限界ギリギリの価格を提示せざるを得なくなります。

「A社は〇〇円でした」と具体的な金額(後出しで伝えるのがコツ)を他社に伝えることで、さらなる上乗せを引き出せるケースも少なくありません。

手間はかかりますが、1社のみの査定と比べて数万円から数十万円の差がつくことが多いため、必ず相見積もりを行いましょう。

対策5:口コミで評判の良い買取業者を選ぶ

最終的な満足度を高めるためには、金額だけでなく信頼できる業者を選ぶことが必要です。

ネット上の口コミや評判サイトを確認し、過去に減額トラブルや強引な営業がないかチェックしましょう。

特にJPUC(日本自動車購入協会)の適正買取店認定制度に加盟している店舗は、厳しい基準をクリアしており、トラブルのリスクが低いと言えます。

目先の査定額が高くても、対応が悪ければ後悔する結果になりかねません。

安心して取引できる業者を見極めることも、賢い売却のポイントです。

「下取り」は安すぎる?車買取専門店との違いを徹底比較

手続きが楽な「下取り」と高く売れる「買取」には、それぞれメリットとデメリットがあります。

何を優先するかによって選ぶべき方法は異なります。

以下の比較表を参考に、自身の状況に合った売却方法を選びましょう。

項目 ディーラー下取り 車買取専門店
査定額 低めになりやすい 高値がつきやすい
価格交渉 難しい(規定がある) しやすい(裁量が大きい)
手続きの手間 非常に楽(ワンストップ) やや手間(個別に契約)
納車の連携 スムーズ(代車不要な場合も) 調整が必要
社外パーツ評価 マイナス評価になりがち プラス評価される

ディーラー下取りのメリット・デメリット

ディーラー下取りのメリットは、手続きの手軽さと納車までのスムーズな連携です。

新車の購入契約と同時に売却手続きが完了するため、車の引き渡しタイミングも納車に合わせて調整してもらえます。

代車の手配なども柔軟に対応してくれるでしょう。

一方で、デメリットはやはり査定額の安さです。市場相場が反映されにくく、買取専門店と比較すると10万円以上の差がつくことも珍しくありません。

手間をかけずに乗り換えたい方には適していますが、金銭的なメリットは少なくなります。

車買取専門店のメリット・デメリット

車買取専門店のメリットは、市場価値を反映した高額査定が期待できる点です。

独自の販売ルートを持ち、オプションパーツや社外品などもプラス評価してくれる傾向があります。少しでも高く売りたい方にとっては良い選択肢と言えるでしょう。

デメリットとしては、業者選びや個別の手続きに手間がかかる点が挙げられます。

また、契約後の車両引き渡し時期がシビアな場合もあり、次の車が来るまで代車が必要になることもあります。

手間を惜しまず、現金化を優先する方におすすめです。

【結論】少しでも高く売りたいなら「一括査定」がおすすめ

手間は多少かかっても高く売りたいと考えるなら、一括査定サービスの利用がおすすめです。

一度の情報入力で複数の業者に査定依頼ができるため、自分で1社ずつ回る手間を省きながら、効率的に価格競争を起こすことができます。

複数の業者が競い合うと、自然と査定額は相場の上限へと引き上げられます。

「安すぎて後悔したくない」という方にとって、一括査定は市場の適正価格、あるいはそれ以上の金額を引き出すための強力なツールとなるでしょう。

まとめ

「査定額が予想以上に低い」「契約後に減額を迫られた」といった車売却のトラブルや不満は、知識不足が原因で起こりがちです。

しかし、これらは以下のポイントを押さえることで回避し、高額査定を引き出すことが可能です。

・相場を把握する:事前に適正価格を調べ、業者の安値提示を鵜呑みにしない
・複数社で競わせる:ディーラー下取りや1社即決を避け、相見積もりで競争原理を働かせる
・契約書を確認する:サインをする前に「減額規定」や「キャンセル条項」を必ずチェックする
・交渉で主導権を握る:こちらから希望額を先に言わず、相手に金額を提示させる

もし不当な減額請求などのトラブルに巻き込まれた際は、即答を避け、「国民生活センター」や「JPUC(日本自動車購入協会)」の窓口へ速やかに相談してください。

正しい知識と準備を武器に、納得のいく安全な車売却を行いましょう。

よくある質問

Q1.査定額が0円や数万円だった場合はどうすればいい?

値段がつかない場合は、廃車買取専門業者へ相談してください。
鉄資源や部品として価値が付くため、0円以上で売れる可能性があります。
また、自動車重量税などの還付金を受け取れるケースも多いため、諦めずに依頼しましょう。

レッドブックという安値の基準があるって本当?

はい、レッドブックは実在します。
ただしこれは、保険会社が事故車などの保険金を算定するための参考資料であり、中古車買取の基準ではありません。
掲載価格は実勢のオークション相場より低いことが多く、一部の業者が安値の根拠として使うことがあります。
正しい査定額を知るには、実際の相場を確認することが大切です。
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