10万キロ以上の車でも買取可能!価値が高い状態や注意点を解説 | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
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10万キロ以上の車でも買取可能!価値が高い状態や注意点を解説

10万キロ以上の車でも買取可能!価値が高い状態や注意点を解説

「10万キロを超えているため乗り換えを検討しているけれど、売却できる価値はある?」

「これだけ走っていれば、それほど高く売れないのではないか?」

このように不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

結論をお伝えすると、買取はしてもらえますが、メリット・デメリットや注意点があるため、しっかりと検討する必要があります。

本記事では、買取可能な理由、売却するメリット・デメリット、価値が高まる状態や注意点を解説します。

目次

10万キロ以上の車も買取してもらえる!

買取してもらえる理由
海外に売れるから
中古車として再販できるから
人気車種は走行距離問わず売れ残りにくいから
パーツに価値があるから
買取方法
中古車買取店に出す
廃車買取店に出す
車の寿命はどのくらい?

10万キロ以上で売却するメリット・デメリット

走行距離が長い車両でも価値が高い状態

純正装備も揃っている
タイヤのすり減りが少ない
人気の高いカラーの車両である
内装の汚れが少ない
年式がそれほど古くない

10万キロ以上の車を高く買い取ってもらうためのポイント

査定前に車を掃除しておく
メンテナンスノートや純正品を用意する
複数の業者から相見積もりしてもらう
下取りではなく買取を選ぶ
売却時期も選ぶ

10万キロ以上の買取事情・注意点

10万キロを超えると査定額が落ちやすい
0円になる可能性は低い
15万キロを超えると下取りが難しくなる

10万キロ以上の車を買取してもらうタイミング

車検前のタイミング
異常な音がしている
査定額アップが期待できる決算期
税金が上がる前

10万キロ以上の車を買取か乗り続けるかの判断基準

運転に支障が出るほど車の状態が悪いとき
維持費が高く感じるとき
愛着が高い車であるとき
性能の高い車が欲しいと思ったとき

10万キロ以上の車を乗り続ける際に注意すべきポイント

パーツを交換する必要が多くなる
買取金額がぐっと下がる
車検などの維持費が高くなる

走行距離10万キロ以上の車に乗り続ける際に必要な整備箇所

タイヤ
バッテリー
エンジンオイル
タイミングベルト
定期的なメンテナンスも大切

10万キロ以上の車を乗り続ける際に交換が必要になる部品

スパークプラグ
イグニッションコイル
ハブベアリング
ドライブシャフト
ウォーターポンプ
ラジエーターファンモーター
オルタネーター
ハイブリッドシステム冷却装置

まとめ

10万キロ以上の車も買取してもらえる!

ここでは、走行距離が10万キロを超えても買い取ってくれる理由や買取方法、車の寿命の長さについて解説します。

買取してもらえる理由

長い距離を走っているため買い替えを推奨される目安ですが、なぜそのような状態でも買い取ってもらえるのでしょうか。

その理由は4つあります。

・海外に売れるから
・中古車として再販できるから
・人気車種は走行距離問わず売れ残りにくいから
・パーツに価値があるから

海外に売れるから

海外で車が売れる車両であれば、たくさん走った車でも買取は難しくありません。

日本の車はアフターフォローや修理対応がスピーディーであったり、故障しにくく作られていたりするためです。

それにより、国内では価値が下がる車であっても、ニーズがある国では高価であるため十分な価値があります。

中古車として再販できるから

中古車として再販できる車両は買い取っても利益を得られるため、買取は可能です。

もし、簡単な修理で再販が難しい場合は、代車として活用されることもあります。

故障するリスクが高い車両であっても、低価格車両を扱っている業者であれば引き受けてくれるかもしれません。

人気車種は走行距離問わず売れ残りにくいから

人気車種であれば過走行車であっても買い手が見つかりやすいため、買い取ってもらいやすい傾向です。

中古車を求めている方のなかには、安く購入したいけれどある程度車種にはこだわりたいと考える方もいます。

人気車種の中古車はそのような思考の方に刺さりやすいため、購入されやすいのです。
売れ残るリスクがなければ、どれだけ走っていても買い取って損はしません。

パーツに価値があるから

走行距離が長いだけであれば、金属資源としてリサイクルできるパーツが多くあるため買取可能です。

このような場合は引き取った後にスクラップし、使えるパーツを取り出して売ります。

金属資源として売却できるものや、中古パーツとして売却できれば利益が出るため、積極的に買取している業者が存在します。
過走行かつ事故車であっても再利用はできるため、このような業者であれば買取は積極的です。

買取方法

過走行車を買い取ってもらう方法には、大きく2つあります。

・中古車買取店に出す
・廃車買取店に出す

ここでは、どのような業者なのか特徴や依頼するメリットをお伝えします。

中古車買取店に出す

中古車買取店は、買取を専門にしている業者です。

中古車販売店へ流すルートを持っているため、再販できそうな車両かつ人気があれば高価買取が期待できます。

車種やメーカーに特化しているところもあり、愛車の車種やメーカーに合うところに査定してもらえばよりその可能性が高まるでしょう。

廃車買取店に出す

廃車買取店は、走行ができない車や事故車、水没車といった一般的な買取店では難しい車両を買い取っています。

スクラップしてパーツを再利用して利益を得ているため、どのような状態の車両でも売却しやすいです。

もし、一般的な買取業者の査定額が低かったり、買取拒否されたりした場合は頼ってみると良いでしょう。

車の寿命はどのくらい?

法律的に決められている寿命はありませんが、10年程度が寿命の目安です。

定期的にメンテナンスとしてパーツ交換を行っていけば、それ以上乗ることも可能です。

しかし、徐々に交換が必要なパーツが高額になるため、10年前後で買い替えたほうが安心でしょう。

10万キロ以上で売却するメリット・デメリット

過走行車の状態で売却するメリットとデメリットをご紹介します。

乗り続けるか売るかまだ悩んでいる方は、ぜひ参考にして悔いのない選択をしましょう。

メリット

売るメリットとしては以下が挙げられます。

・維持にかかるコストを削減できる
・中古車としての価値を大きく下回る前に売れる
・走行中の故障リスクを心配する必要がない

走行距離が長くなるほどパーツの劣化が進むため、維持費がさらにかかってきます。

そのため、10万キロを超えた時点で手放せば、これからかかってくる維持費コストを削減できます。

劣化が進むほど中古車としての価値も大幅に下がってくるため、早めに売るのがおすすめです。

10万キロは手放すターニングポイントであるため、早めに売れば査定額の大幅なダウンは避けられるでしょう。

15万キロ、20万キロと走っていると、エンジンなどの走行パーツも劣化が大きく進んでいる状態です。

走行中に突然エンジンが故障し、エンストやオーバーヒートを起こすリスクを心配しながら走ることになります。

エンジンなどの大部分が故障する前に手放せば、心配しながら乗り続ける必要がありません。

デメリット

たくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。

・高額査定に期待を持てない
・状態によっては買取を拒否される

車の人気度や状態にもよるが、過走行車の高額査定はあまり期待できません。

さまざまなパーツが傷んでおり、いつ修理が必要になるかわからないためです。

このような車両は買い手がつきにくく、査定額が下がりやすい傾向です。

走行が不能、事故車といった場合は、高い確率で買取を拒否されます。

通常の中古車買取店の買取後のルートにもよりますが、中古車販売のみだった場合は販売ができないため買い取るのは困難です。

もし、走行が難しい状態なのであれば、廃車買取を選択すると良いでしょう。

走行距離が長い車両でも価値が高い状態

査定額に影響するのは走行距離だけではありません。

ここでは、価値が高くなる車の状態や特徴をご紹介します。

純正装備も揃っている

純正装備が揃っていると高価買取の可能性が高まるため、もし置いているのであれば査定に出しましょう。

たとえば、カーナビやステアリング、座席シートなどを社外品にカスタムしている方は、元の状態に戻すか純正品を一緒に買取に出すのがおすすめです。

タイヤのすり減りが少ない

タイヤのすり減りが少ないほど安全性が高まるため、高価買取が期待できます。

たとえば、タイヤが前後左右ですり減り方が大きく異なる、溝がほとんど残っていない状態は査定額が下がるポイントです。

また、ひび割れや亀裂がある場合もバーストやパンクを起こすリスクが高いため、査定額に影響します。

ただ、新品のタイヤに交換すると高額な費用がかかるため、そのまま査定に出すほうが良いです。

人気の高いカラーの車両である

人によっては、ボディカラーにもしっかりとこだわりながら購入を検討しています。

たとえば、傷や汚れは多くの方が気になりやすいため、これらが目立ちにくいカラーは万人受けがよく査定額が上がりやすいです。

ホワイトやブラック、シルバーは一般的に人気がでやすく、査定額も高い傾向です。

内装の汚れが少ない

内装の汚れがひどいと買い手を見つけるのは難しくなります。

対策として、食べ物や飲み物のシミを掃除したり、床の砂を落としたり綺麗にしておくと査定額は上がりやすくなるでしょう。

査定の数日前からスチームクリーナーで座席シートを掃除したり、重曹水で拭き掃除したりすると、臭いやシミ汚れを落とせます。

年式がそれほど古くない

年式がそれほど古くない場合は劣化が少ないため、査定額がアップしやすいです。

中古車として再販するのであれば、劣化が少なく安全に走行できる車両であるほど価値が高まります。

また、修理する必要がなかったり修理代が少なかったりすれば、買取店舗側の負担が少ないためその分を査定額に還元されます。

10万キロ以上の車を高く買い取ってもらうためのポイント

10万キロ以上の車は安い値段でしか売却できないと思われがちですが、いくつかのポイントを工夫すれば高値で買取できるケースもあります。

以下に5つのポイントを紹介しますので、高額買取したい方は参考にしてみてください。

査定前に車を掃除しておく

所有している車が日頃どのように使用されてきたのかは、査定における重要なポイントです。

少しでもきれいにしておけば、査定員に良い印象を与えられます。

もし汚れや臭いなどがある場合は、できる限りでよいので取り除いておくことをおすすめします。

洗車はもちろんですが、特に車内の臭いは査定に大きく影響しますので、消臭剤や消臭スプレーなどを活用しましょう。

メンテナンスノートや純正品を用意する

メンテナンスノートは、その車が今までにどのような整備がされていたかが証明できる書類です。

車を引渡したあとに整備する方が、どの部分を重点的に整備すればよいかがわかりやすくなりますので、用意できれば査定額アップに繋がります。

また、車を購入した際に付けられてあった純正品も金額アップに繋がります。

これは、社外パーツが付けられている車よりも、純正パーツが揃っている車のほうが売れやすいからです。

無理して付け替える必要はありませんので、用意だけでもしておきましょう。

複数の業者から相見積もりしてもらう

車を売却する際の査定額は、業者によって査定ポイントが異なるため、金額も大きく異なってきます。

そのため、複数の業者から相見積もりしてもらうことが重要です。

相見積もりは、査定額の違いを明確にできることはもちろん、業者同士を競わせる材料にもできます。

最低でも3社程度見積もりしてもらえれば、およその金額がわかりやすくなりますので、積極的に行っていきましょう。

下取りではなく買取を選ぶ

車の買取方法は、ディーラーでの下取りと販売店への売却がありますが、一般的には買取を選ぶほうが高額となりやすいです。

これは、ディーラーでの下取りが買取に比べて制限が多いからです。

ディーラーは引き取った車をすぐにでも再販したいと考えており、年式や走行距離などの制限を買取に比べて多く設定しています。

反対に買取は、独自の販売ルートを持っていることが多く、状態や年式に関係なく幅広い車種を買い取れるため高額査定となりやすいです。

売却時期も選ぶ

車の査定額は、時期によっても大きく左右されます。

具体的には「1〜3月」「9〜10月」といった、決算期を選ぶのがおすすめです。

この時期は、引っ越しや新生活の準備といった環境の変化から、車の需要が高まるとされています。

また、決算期は業者にとって、できるだけ多くの車を売買したい時期となるため、少し値段を上げてでも買取してくれるケースが多くなります。

10万キロ以上の買取事情・注意点

ここでは、10万キロを超える車の買取事情と注意点をお伝えします。

10万キロを超えると査定額が落ちやすい

価値が高い車両の状態であっても、それほど走っていない車両と比べると査定額はやはり落ちやすいです。

買取後は整備工場で車両を細かくチェックし、問題が解決されれば販売されます。

修理が必要であれば費用を自社で出さなければならないため、修理費用を考えて金額を提示しなければなりません。

それにより、リスクがある車両は安くなります。

0円になる可能性は低い

たくさん走っていたとしても、査定額が0円になる可能性は低いです。

とはいえ、損傷が大きく走行ができなかったり状態が悪い場合は、一般的な買取店では0円とすることもあります。

このような場合は廃車買取店に出せば、走行はできなくてもパーツで利益を得られるため、0円になることは基本的にありません。

15万キロを超えると下取りが難しくなる

15万キロを超えると下取りをしてもらうことが難しくなるため、自ずと買取店に出すことになるでしょう。

ディーラーはあくまで販売店であるため、再販ルートはオートオークションが基本です。

パーツの劣化が進みすぎていれば、よほど希少でないかぎりオークションでも売れないため利益は生まれにくいです。

それにより、長く走りすぎた車は下取りを断られやすくなります。

10万キロ以上の車を買取してもらうタイミング

10万キロを超えた車でも、売るタイミング次第でまだまだ価値は残っています。

ただし、走行距離が増えるほど故障や部品交換のリスクも高まるため、「高く売る」だけでなく「故障する前に手放す」ことも大切です。

ここでは、査定額アップと故障リスクの両面から見た、売却のベストタイミングを紹介します。

車検前のタイミング

車の売却は、車検後よりも車検前のほうがお得になりやすいです。

車検は新車購入から3年後、以降2年に1度行う必要があり、その都度メンテナンスや法的な費用がかかってきます。

その費用は車によっても異なりますが、最低でも50,000円程度はかかるため、車検後に車を手放すと損する可能性が非常に高いです。

仮に、業者に車検が残っていることを伝えて金額が増えたとしても、車検を通す費用のほうが高くなるため、お得になるとは言えません。

異常な音がしている

10万キロを超えた車は、エンジンをかけるときや走行中に異常な音が発生するときがあります。

その場合は修理にかかる費用が高額となる可能性があるため、乗り続けることはおすすめしません。

整備状況にもよりますが、走行距離が多い車は故障するリスクが高くなりますので、異音がした場合は手放すタイミングにしたほうが良いでしょう。

査定額アップが期待できる決算期

1つ前の章でも紹介しましたが、車の査定額は時期によって大きく左右されます。

「1〜3月」「9〜10月」は、決算期にあたるため、特に金額がアップしやすくなります。

10万キロの車を手放す場合は、これらの時期を狙ってみるのも査定額アップにつながるでしょう。

税金が上がる前

車を所有する際にかかる税金は、その車が登録されてからの年数によって変わってきます。

具体的には、以下の年数によって増額されます。

車の種類 対象となる年数 増税率
ガソリン車 新車登録から13年を超えるもの 自動車税が15%増税
ディーゼル車 新車登録から11年を超えるもの 自動車税が15%増税
軽自動車 初めて車両番号の指定を受けてから13年経過したもの 自動車税が20%増税

所有している車の種類によって異なりますが、新車登録から11年もしくは13年を超える車は手放すタイミングとしたほうが良いでしょう。

なお、電気自動車やハイブリッド車などは増税の対象となりません。

10万キロ以上の車を買取か乗り続けるかの判断基準

10万キロを超えると「そろそろ買い替えどきかな」「でもまだ乗れるかも」と迷う方も多いはずです。

修理や整備費用が増えてきた場合は、思い切って売却したほうが結果的にお得になるケースもあります。

ここでは、乗り続けるべきか、それとも買取に出すべきかを見極めるための判断基準を紹介します。

運転に支障が出るほど車の状態が悪いとき

運転に支障が出るほど車の状態が悪いときは、買取を選択するほうが良いでしょう。

車を所有していると、嫌でも故障するタイミングが出てきます。

その際に、軽い修理で済めば問題ありませんが、運転に支障が出てしまう場合は、重大な事故に発展する可能性があるため、乗り続けることはおすすめしません。

また、修理費用も高くなる場合も手放すほうがお得にできるでしょう。

維持費が高く感じるとき

所有する車の維持費が高く感じるときも、車を手放すタイミングです。

10万キロを超えた車は、経年劣化により修理費や整備費用が高くなりがちです。

また、11年もしくは13年を超えてくると、自動車税も上がってきます。

乗り続けた場合と買い替えを選んだ場合の維持費を比較してみて、あまりにも差が大きくなる場合は買取を選ぶほうが良いでしょう。

愛着が高い車であるとき

所有している車に愛着がある場合は、修理して乗り続けるのがおすすめです。

10万キロを超えた車は、所有してきた方の歴史が詰まっています。

修理費や税金といった維持するためにかかる費用は高くなるかもしれませんが、これまでの思い出や愛着は、お金には変えられません。

それなら乗り潰すまで使用したほうが、「最後まで大切にした」という満足感が得られやすいでしょう。

ただし、運転に支障が出る場合や維持できないほどの費用がかかる場合は、買取を検討しましょう。

性能の高い車が欲しいと思ったとき

性能の高い車が欲しいと思ったときは、買取を選択するほうが良いでしょう。

車の性能は、日々進化しています。

特に小さな子どもがいる家族や、運転技術に自信がない方は、安全性能が高い車のほうが安心して運転できます。

また、豊富な快適装備が搭載されている車なら、乗り心地も格段に向上するでしょう。

反対に、そこまで性能にこだわりがない方は、10万キロを超えても乗り続けて良いと言えます。

10万キロ以上の車を乗り続ける際に注意すべきポイント

10万キロ以上の車を乗り続けることを選んだ場合、修理や買取金額といったポイントに注意が必要です。

以下に3つの注意点を紹介しますので、ここで確認しておきましょう。

パーツを交換する必要が多くなる

10万キロを超える車は通常の車と異なり、劣化箇所が多くなります。

そのため、エンジンオイルやブレーキパッドなどの消耗品のほかに、タイミングベルトやウォーターポンプといった重要部品の交換も増えてきます。

まだまだ乗れるからといってメンテナンスやパーツの交換を怠ると、車が動かなくなる可能性が高くなり、場合によっては高額な修理費用が必要になるケースも出てきます。

維持費を安く抑えるためにも、定期的な整備を怠らないように注意しましょう。

買取金額がぐっと下がる

車の買取金額が下がるタイミングはいくつかありますが、距離だけでみると3万キロ、5万キロ、10万キロといった大台に乗るタイミングです。

特に10万キロを超えた車は、一般的な買い替えのタイミングと言われており、買取金額がグッと下がってしまいます。

そのため、買取できても、金額自体はあまり期待しないほうが良いでしょう。

車検などの維持費が高くなる

10万キロを超える車を乗り続ける場合は、車検などの維持費が高くなることにも注意が必要です。

車検では厳格な保安基準が設けられており、基準を満たさない場合は部品を交換しなければなりません。

古い車は交換頻度も増えるため、車検時の費用も高くなりがちです。

また、前章でも触れたように、新車登録から11年もしくは13年を超える車は、自動車税も増額されるため、一般的な車よりも維持費がかかる傾向です。

走行距離10万キロ以上の車に乗り続ける際に必要な整備箇所

走行距離が10万キロを超える車は修理箇所が増える可能性があることは紹介してきた通りですが、具体的にはどの部分に気をつけるべきか知りたい方も多いでしょう。

ここでは、乗り続ける際に必要な4つの整備箇所を紹介していきます。

タイヤ

タイヤは車の安全性を支えるもっとも重要な部品のひとつです。

長距離を走るほど摩耗や劣化が進み、グリップ力やブレーキ性能が低下します。

具体的な交換のタイミングは、以下のとおりです。

・スリップサインが出ている
・溝が4mm以下になっている
・タイヤにキズやひび割れが発生している
・製造から10年経過している など

特にタイヤの溝は、1.6mm以下になると車検に合格できません。

また、使用してから5年以上経つタイヤは、傷やひび割れが発生しやすいため、点検を忘れず行いましょう。

バッテリー

バッテリーは、車のエンジンをかけたり電気機器を使用したりするために重要なパーツです。

交換は2〜3年ごとに行いましょう。

交換費用は業者に依頼しても数千円程度で済み、自分で交換すれば本体代だけで済みます。

ただし、金額の安い商品や車に合わないものは、故障の原因になりますので、質の良いバッテリーを選ぶことが大切です。

エンジンオイル

エンジンオイルは、エンジンを正常に機能・維持するために不可欠なものです。

交換頻度は、交換から3ヶ月〜半年、もしくは走行距離が5,000〜10,000キロが目安となっています。

また、エンジンオイルは使用する機会が少なくても自然に劣化してしまいます。

そのため、最低でも半年経ったら交換するのが良いでしょう。

タイミングベルト

タイミングベルトは、エンジン内部の歯車をつなぐゴム製のベルトのことで、エンジンが効率的に作動するために重要なパーツです。

交換頻度は、走行距離10万キロ、もしくは使用年数10年を超えたタイミングです。

タイミングベルトは突然切れることもあるため、交換時期が近づいたら必ずチェックしましょう。

定期的なメンテナンスも大切

10万キロを超える車は定期的なパーツの交換も重要ですが、日々のメンテナンスも大切です。

点検箇所によっては業者に依頼する必要もありますが、タイヤの空気圧やライト類の点灯、ウォッシャー液の補充などは、自分でも確認できます。

また、ボディの洗車や室内の掃除機がけといった清掃も、きれいに維持するために重要となりますので定期的に行いましょう。

10万キロ以上の車を乗り続ける際に交換が必要になる部品

交換が必要になる部品についても押さえておきましょう。

スパークプラグ

スパークプラグは、エンジン内で混合気に火花を飛ばし燃焼を起こす部品です。

摩耗すると点火不良や燃費悪化の原因になります。

交換は、通常のプラグなら2万〜3万キロ、イリジウムプラグなら10万キロが目安です。

始動性が悪くなったりアイドリングが不安定な場合は早めに交換しましょう。

イグニッションコイル

イグニッションコイルは、スパークプラグに高電圧を送る重要な電装部品です。

劣化するとエンストや警告灯の点灯が発生します。

寿命は約8万〜10万キロが目安です。

1本不具合が出た場合、同時期の他のコイルもまとめて交換すると安心です。

ハブベアリング

ハブベアリングは、車輪の回転を支えるベアリングです。

摩耗すると走行中に「ゴー」という異音が出たり、振動を感じることがあります。

寿命は、走行距離8万〜10万キロが目安です。

放置すると安全性に関わるため、異音を感じたらすぐ点検しましょう。

ドライブシャフト

ドライブシャフトは、エンジンの動力をタイヤに伝えるシャフトです。

ジョイント部のブーツが破れるとグリス漏れを起こし、異音や振動が発生します。

交換は10万キロ前後が目安です。

ウォーターポンプ

ウォーターポンプは、エンジンを冷やす冷却水を循環させるポンプです。

劣化すると冷却水漏れや異音が発生し、オーバーヒートの原因になります。

寿命は、8万〜10万キロ前後が目安です。

タイミングベルトと大きく関係しているため、同時交換すると良いでしょう。

ラジエーターファンモーター

ラジエーターファンモーターは、冷却水の温度を下げるためのファンを回す電動モーターです。

故障するとオーバーヒートを起こす可能性があります。

交換は、8万〜10万キロが目安です。

異音やファンが回らない、エアコンの効きが悪い場合は早めの交換が必要です。

オルタネーター

オルタネーターは、エンジンの回転を利用して発電し、バッテリーを充電する装置です。

劣化するとバッテリー上がりや電装品の不調が起こります。

寿命は、10万〜15万キロが目安です。

ハイブリッドシステム冷却装置

ハイブリッドシステム冷却装置は、モーターやバッテリーを適温に保つための冷却機構です。

ポンプやファンの劣化で冷却性能が落ちると、システムエラーが発生します。

交換のタイミングはメーカーや車種によって異なるため、こまめに状態を確認し、異常があれば早めに交換を検討しましょう。

まとめ

10万キロを超える車は買取してもらえますが、高値は期待できないことを念頭に置く必要があります。

ただし、希少車であったり車両状態が高品質であったりする場合は、プラス査定で査定額のアップが見込めます。

よくある質問

Q1.10万キロの車を手放す目安は?

初度登録から13年経過しているかを目安にしましょう。13年以上の車両は、経年劣化や燃費が悪くなる、税金が上がるなどの影響があります。

Q2.10万キロ超えの車は買わないほうがいい?

エンジンに関するパーツ交換が発生する可能性が高くなるため、あまりお勧めしません。

 

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