買取情報

車の売却を検討する際、査定や手続きにどれくらいの時間がかかるか気になる方は少なくありません。
査定自体は30分〜1時間程度ですが、書類の準備や入金までを含めると、最短3日から長い場合は2週間以上かかることもあります。
車の乗り換えや駐車場の契約更新を控えている方には、スケジュール把握が重要です。
本記事では、査定から売却完了までの時間の目安や、スムーズに取引を進めるためのコツを解説します。
目次
車の査定申し込み後から振り込みまでの流れと時間
①査定日の決定
②書類の準備
③査定前の商談
④査定の実施
⑤価格交渉
⑥契約手続き
⑦入金
パーツごとの査定時間
外装
内装
エンジン周り
フレーム・足回り
買取時に必要な書類
普通自動車の買取時に必要な書類
軽自動車の買取時に必要な書類
必要書類の準備期間の目安
車買取に時間がかかりやすい時期
査定方法による時間の違い
店舗査定はその場で完結しやすく所要時間が安定している
出張査定は移動不要で便利だが開始時間が読みづらい
それぞれの査定方法の平均時間の目安
車の買取にかかる時間を短縮させるには?
買取相場をあらかじめ調べておく
出張査定を選ぶ
日時を買取業者に合わせる
書類に不備や不足がないよう徹底する
価格交渉に時間をかけ過ぎない
即日現金化する業者は注意が必要
査定額が低い可能性がある
悪徳業者の可能性がある
まとめ
車の査定申し込み後から振り込みまでの流れと時間
車を売却する際、申し込みから入金までは最短3日程度で完了します。
ここでは、各工程でかかる時間と準備すべきポイントを解説します。
①査定日の決定
査定日の決定には、通常1日〜1週間程度の期間が必要です。
電話やWebサイトから査定を申し込むと、買取業者との日程調整が始まります。
平日や閑散期であれば即日対応も可能ですが、週末や月末などの繁忙期は予約が混み合うため、希望日に査定を受けられない場合があります。
店舗査定を選ぶと比較的スムーズに日程を組めますが、出張査定の場合は査定員のスケジュール調整に時間がかかることがあるでしょう。
売却を急いでいる方は、複数の業者に問い合わせて最短で対応できる店舗を選ぶことをおすすめします。
②書類の準備
必要書類が全て手元に揃っている場合、準備は1日で完了します。
普通車と軽自動車で必要な書類は以下のとおりです。
普通車の必要書類
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・実印
・印鑑登録証明書
軽自動車の必要書類
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・認印
ただし、書類を紛失している場合は再発行手続きが必要となり、車検証なら即日〜1週間程度、自賠責保険証明書は1週間〜2週間ほどかかります。
印鑑登録証明書は役所で即日発行できますが、混雑時には時間がかかることもあるでしょう。
査定日が決まる前から書類の確認を始めておくと、手続きがスムーズに進められます。
③査定前の商談
査定前の商談は、買取業者が車の基本情報を聞き取るヒアリングの時間です。
所要時間は10分程度です。
電話やWebで査定を申し込む際、車種や年式、走行距離、修復歴の有無、オプション装備などを質問されます。
事前に車検証を手元に用意しておけば、正確な情報をスムーズに伝えることが可能です。
この段階で得た情報を基に、買取業者は大まかな査定額の目安を立てます。
Web申し込みの場合は必要項目を入力するだけなので、さらに短時間で完了するでしょう。
聞き取りが丁寧に行われるほど、実車査定もスムーズに進む傾向があります。
④査定の実施
実車査定にかかる時間は、標準的な車であれば30分〜1時間程度です。
査定員は外装の傷やへこみ、内装の汚れや臭い、エンジンの状態、タイヤの溝などを細かくチェックします。
外装の確認に10分〜20分、内装に5分〜10分、エンジンや足回りに各5分〜10分ほど時間をかけるでしょう。
事故車や修復歴のある車は、損傷部分の詳細確認に追加で時間がかかります。
改造車の場合も社外パーツのチェックで20分〜30分ほど長引く可能性があります。
⑤価格交渉
価格交渉にかかる時間は、10分〜30分程度が一般的です。
査定員は車の状態を確認後、中古車オークションの相場情報を参考にしながら買取金額を算出します。
提示された金額に納得できればすぐに次のステップへ進めますが、希望額との差がある場合は交渉が必要です。
事前に愛車の買取相場を調べておけば、根拠を示しながら価格交渉ができるでしょう。
複数の業者から査定を受けている場合は、他社の見積もりを伝えることで条件が良くなることもあります。
ただし、交渉に時間をかけすぎると全体の手続きが長引くため、予定がある場合は事前に伝えておくと効率的に進められます。
⑥契約手続き
契約手続きには30分程度の時間が必要です。
提示された査定額に納得したら、買取業者から委任状や譲渡証明書が渡されるので、必要事項を記入します。
書類への記入自体は数分〜10分程度で済みますが、売買契約書の内容をしっかり確認する時間も含めて30分ほど見込んでおきましょう。
契約書では買取金額、入金日、車の引き渡し日、キャンセル規定などを必ず確認してください。
必要書類が全て揃っていない場合は、後日まとめて提出することも可能です。
その場合、入金日が後ろにずれ込むため、できるだけ早めに書類を揃えることをおすすめします。
⑦入金
買取金額の入金は、車両と必要書類を引き渡してから2日〜1週間程度で完了します。
多くの買取業者では銀行振り込みでの支払いとなるため、金融機関の営業日によって入金日が前後するでしょう。
買取業者が名義変更などの事務手続きを完了させた後に振り込まれるのが一般的です。
一部の買取店では即日入金や一部前払いのサービスを提供しているところもあります。
入金日は契約時に必ず確認し、書面でも記録を残しておくことが大切です。
指定日を過ぎても振り込みがない場合は、速やかに買取業者へ連絡して状況を確認しましょう。
入金が確認できたら、売却手続きは全て完了となります。
パーツごとの査定時間
査定では車の各パーツを細かくチェックします。
外装や内装の確認に比較的長い時間がかけられ、エンジン周りやフレーム、足回りは短時間で済むことが一般的です。
外装
外装の査定には10分〜20分程度の時間がかかります。
査定員はボディ全体の塗装状態、傷やへこみの有無と程度、バンパーやライト類の状態などを入念に確認します。
洗車や飛び石による細かい傷は査定額への影響が小さいです。
事故による大きな損傷があると詳細なチェックが必要となり、さらに時間を要します。
ボディの色あせ具合も確認されるため、査定前に洗車をしておくと状態確認がスムーズに進むでしょう。
外装は車の第一印象を左右する重要な部分のため、査定時間の中でも最も長い時間がかけられる箇所です。
内装
内装の査定には5分〜10分ほどの時間を要します。
査定員はシートの汚れや破れ、ダッシュボードの状態、エアコンの動作確認などを行います。
タバコやペットの臭いがシートに染みついている場合、評価が下がりやすいです。
喫煙車の場合はヤニ汚れが天井やダッシュボードに付着していないかもチェックされます。
小さなお子さんを乗せていたり車内で飲食をよくしたりする方は、シートが汚れている可能性があるため、査定前に清掃しておくことをおすすめします。
汚れがひどくシートの張り替えが必要と判断されると、減点要素です。
エンジン周り
エンジン周りの査定には5分〜10分程度の時間がかけられます。
査定員はエンジンを実際に始動させ、異音がないか、スムーズに動くかを確認するでしょう。
エンジンルームを開けてオイル漏れの有無もチェックされます。
ただし、エンジン内部の詳細な不具合は整備工場でなければ発見が難しいため、査定では基本的な動作確認にとどまることが多いです。
売却者の申告内容と、適切なメンテナンスが行われているかどうかが判断材料となります。
エンジンは車の心臓部分であり安全面でも重要なため、短時間ながらも丁寧にチェックされる部分です。
フレーム・足回り
フレームや足回りの査定は3分〜5分程度と比較的短時間で終わります。
査定員はタイヤの溝や摩耗状態、ホイールの状態、錆の有無などを目視で確認します。
足回りの詳細なチェックにはリフトアップが必要です。
通常の査定現場では実施できないため、基本的には簡単な確認にとどまります。
車の所有者自身も確認が難しい箇所です。
売却者の申告を信用し、適切にメンテナンスされていれば問題ないと判断されるケースがほとんどです。
フレームは車の骨格部分であり、修復歴の有無も重要なチェックポイントとなります。
買取時に必要な書類
車を売却する際には、普通自動車と軽自動車で必要となる書類が異なります。
スムーズに手続きを進めるため、事前に準備しておくべき書類と、それぞれの取得にかかる期間を確認しておきましょう。
普通自動車の買取時に必要な書類
普通自動車を売却する際には、以下の書類が必要です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・実印
・印鑑登録証明書
加えて、買取業者が用意する委任状と譲渡証明書に実印を押します。
車検証や自賠責保険証明書は車のグローブボックスに保管されていることが多いでしょう。
印鑑登録証明書は市区町村の役場で取得でき、発行から3か月以内のものを2通用意する必要があります。
引っ越しなどで車検証の住所と現住所が異なる場合は、住民票も追加で必要となるため確認しておきましょう。
軽自動車の買取時に必要な書類
軽自動車の売却に必要な書類は、以下の5点です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・認印
普通自動車と大きく異なるのは、実印や印鑑登録証明書が不要で、認印だけで手続きできる点です。
軽自動車は国土交通省への登録ではなく、軽自動車検査協会への届出で済むため、手続きが簡素化されています。
また、委任状や譲渡証明書への押印も認印で対応可能です。
ただし、買取業者によっては実印を求めるケースもあるため、念のため実印も用意しておくと安心でしょう。
必要書類の準備期間の目安
必要書類が全て手元に揃っている場合、準備は1日で完了します。
しかし、紛失している場合は再発行手続きが必要です。
車検証なら即日〜1週間程度、自賠責保険証明書は1週間〜2週間ほどかかります。
印鑑登録証明書や自動車納税証明書は役所で即日発行できますが、郵送の場合は数日かかります。
自動車リサイクル券は再発行ができないため、紛失時は自動車リサイクルシステムのサイトから代替書類を印刷しましょう。
査定日が決まる前から書類の確認を始めておくと、手続きがスムーズに進められます。
車買取に時間がかかりやすい時期
車買取の手続きには、査定予約が取りづらく待ち時間が発生しやすい時期があります。
時間をかけずにスムーズに売却を進めたい方は、買取店が混雑しやすい時期を事前に把握しておきましょう。
決算期の3月や9月、ボーナス時期の6月や12月は車買取の繁忙期となります。
多くの方が売却や買い替えを検討するため、査定の予約が集中しやすいです。
買取業者のスタッフも対応に追われ、通常よりも査定開始までの待ち時間が長くなるでしょう。
特に3月は新生活に向けて車を用意したい方が増えるため、買取店の混雑がピークに達します。
スムーズに売却したい場合は、繁忙期を避けて4月下旬〜2月中旬、または10月〜11月中旬に手続きを進めることをおすすめします。
査定方法による時間の違い
店舗査定と出張査定では、所要時間や手続きの流れに違いがあります。
時間を重視する方は、それぞれの特徴を把握して自分に合った方法を選びましょう。
店舗査定はその場で完結しやすく所要時間が安定している
店舗査定は予約を入れておけば、30分〜1時間程度で完結します。
店舗に車を持ち込むと、査定員が準備した環境で効率よく作業できるためです。
受付やヒアリングに10分、実車確認に20分〜30分、査定額の提示に10分〜15分が目安でしょう。
予約なしで訪れた場合は混雑状況によって数時間待つこともあります。
急ぎで売却したい方は、事前予約をして店舗査定を選ぶとスケジュールが立てやすいです。
出張査定は移動不要で便利だが開始時間が読みづらい
出張査定は自宅や職場で査定を受けられるため、店舗まで移動する手間が省けます。
査定自体にかかる時間は30分〜45分程度ですが、査定員の到着時刻が予定より遅れる場合もあります。
複数の買取業者を同時に呼ぶ一括査定では、1時間以上かかるケースも珍しくありません。
スケジュールが読みづらい側面があるため、出張査定を利用する際は時間に余裕を持って予定を組むことをおすすめします。
それぞれの査定方法の平均時間の目安
査定方法によって所要時間には違いがあります。
店舗査定は予約をしていれば30分〜1時間程度で完了し、即日対応も可能です。
出張査定も査定自体は30分〜45分程度で済むでしょう。
ただし、査定員の移動時間や到着の遅れを考慮すると全体で40分〜70分ほど見込む必要があります。
どちらの方法も査定後の説明や価格交渉の時間が追加されるため、自分の都合に応じて適切な方法を選びましょう。
車の買取にかかる時間を短縮させるには?
買取手続きを効率的に進めるには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
相場の事前確認や出張査定の活用、書類の準備など、売却者側の工夫で査定から入金までの期間を大きく短縮できます。
買取相場をあらかじめ調べておく
愛車の買取相場を事前に把握しておくことで、契約までの時間を短縮できます。
相場を知っていれば提示された査定額が妥当かすぐに判断でき、価格交渉もスムーズに進むでしょう。
複数の業者から見積もりを取る場合も、どの業者が適正価格に近い金額を提示しているか比較しやすくなります。
中古車情報サイトや一括査定サービスを活用すれば、おおよその相場を把握できるため、売却先の決定にかかる時間も短縮可能です。
出張査定を選ぶ
出張査定を選択すると、移動時間と店舗での待ち時間を削減できます。
店舗買取の場合、車を持ち込むための準備や移動に時間を取られます。
週末など混雑する時間帯であれば、店舗で順番を待つことにもなります。
出張査定なら自宅や職場で査定を受けられるため、移動の手間がかかりません。
予約時間に査定員が訪問してくれるので、待ち時間も発生しにくく効率的に時間を使えます。
仕事で忙しい方にもおすすめの方法です。
日時を買取業者に合わせる
査定日時を買取業者の都合に合わせることで、待ち時間を短縮できる可能性があります。
週末は査定を依頼する方が多く、予約が混み合いやすい時期です。
出張査定でも週末は査定員のスケジュールが詰まっているため、時間が押すこともあります。
買取業者が提示する平日の空き時間帯を選べば、スムーズに査定を開始できます。
また、2月〜3月は引っ越しや決算期で繁忙期となるため、急がない場合はこうした時期を避けるのも一つの方法です。
書類に不備や不足がないよう徹底する
必要書類を漏れなく揃え、記入箇所も事前に埋めておけば契約手続きがスムーズに進みます。
車検証や自賠責保険証明書、自動車納税証明書、印鑑登録証明書など、普通自動車と軽自動車で必要な書類は異なるため確認が必要です。
書類に不備があったり一部が不足していたりすると、その場で契約できず後日あらためて手続きすることになります。
契約したいタイミングで即座に対応できるよう、査定前に書類の内容を確認しておくことをおすすめします。
価格交渉に時間をかけ過ぎない
価格交渉を適度な時間内に収めることで、査定から契約までの時間を短縮できます。
より高い金額を引き出したい気持ちはあると思いますが、買取業者が提示できる金額には上限があります。
交渉が難航している場合は、その業者との交渉を一旦切り上げることも大切です。
別の買取業者に査定を依頼したほうが結果的に高値がつくこともあります。
複数の業者から見積もりを取れる一括査定サービスを活用すれば、最初から好条件の業者を絞り込める可能性もあります。
即日現金化する業者は注意が必要
契約当日に現金を受け取れる即日現金化は魅力的に感じられますが、慎重な判断が必要です。
即日対応を謳う業者には、査定額や信頼性の面で注意すべきポイントがあるため、契約前にしっかり確認しましょう。
査定額が低い可能性がある
即日現金化を提供する買取業者は、相場より低い査定額を提示する傾向があります。
その場で現金を用意するには業者側の負担が大きく、そのリスクを査定額に反映させるためです。
通常の銀行振り込みであれば名義変更などの手続き完了後に支払われますが、即日現金化では手続き前の支払いとなります。
複数の業者から査定を受け、相場と比較してから判断することが大切です。
適正価格で売却するためには、時間に余裕を持った取引をおすすめします。
悪徳業者の可能性がある
即日現金化を強調する業者の中には、悪質な手口を使うケースも存在します。
契約後に車の状態を理由として減額を要求したり、不当な手数料を請求したりする業者には注意が必要です。
また、強引に契約を迫る業者も警戒すべきでしょう。
信頼できる買取業者は契約内容を丁寧に説明し、入金時期や金額を明確に提示してくれます。
売却を急ぐあまり、トラブルに巻き込まれないよう冷静な判断を心がけてください。
不安な点があれば契約を保留し、ほかの業者にも相談することをおすすめします。
まとめ
本記事では、車の査定申し込みから振込完了までにかかる時間や、スムーズに手続きを進めるための具体的な流れを解説しました。
買取は最短3日で完了する場合もありますが、必要書類の準備状況や繁忙期の影響で長引くケースも珍しくありません。
特に書類の事前確認や相場の把握は、手続き時間を短縮しつつ、納得のいく価格交渉を行うための重要なポイントです。
即日現金化を謳う業者のリスクにも注意しつつ、店舗査定や出張査定など自分に合った方法を選び、余裕を持ったスケジュールで計画的に売却を進めましょう。
よくある質問
Q1.契約後にキャンセルはできる?
Q2.買取希望額を言うのはやめたほうがいいって本当?
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