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アウトドアや雪道での安定走行に強く、見た目もタフな印象で人気の軽SUV。
中でも「スズキ・ジムニー」と「三菱・パジェロミニ」は、今なお高い注目を集めている車種です。
中古車市場でもよく比較されるこの2台ですが、実際にどちらが自分に合っているのか、迷っている人も多いはず。
そこでこの記事では、両車の性能や実用性をさまざまな角度から徹底比較していきます。
初めて軽SUVを検討している人から、セカンドカーやアウトドア用に1台欲しいという人まで、「どちらを選べば後悔しないか?」のヒントが見つかるはずです。
中古車選びに失敗したくないなら、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
ジムニーとパジェロミニ、どんな違いがあるの?
ジムニーは現行モデルあり・パジェロミニは生産終了済み
どちらも軽自動車のオフロード4WDとして確固たる人気を誇る
現行車と中古車で比較軸が異なる点に注意
ジムニー VS パジェロミニ|走行性能・走破性はどちらが上?
ジムニーは本格ラダーフレーム+副変速機で悪路に強い
パジェロミニも4WDモデルなら林道や雪道に十分対応
ジムニー VS パジェロミニ|室内の広さと乗り心地はどう違う?
ジムニーはシンプル設計、実用性重視の内装
パジェロミニは小柄ながらも快適装備が揃っている
ジムニー VS パジェロミニ|中古車価格と相場の違いを比較!
ジムニーは高年式でも値下がりが少なくリセールも強い
パジェロミニは10〜20万円台から狙える手頃感が魅力
まとめ
ジムニーとパジェロミニ、どんな違いがあるの?
ジムニー(現行モデル) |
パジェロミニ(中古車) |
|
販売状況 |
新車販売中(2024年に一部改良) |
2012年に生産終了・中古のみ流通 |
年式・状態 |
年式が新しく装備も最新 |
年式・状態にバラつきあり |
安全性能 |
最新の安全基準に対応 |
基本的に旧基準の装備 |
価格帯 |
新車〜高年式中古は高額傾向 |
10〜30万円台の手頃な価格もあり |
保証・アフターケア |
メーカー保証あり(新車) |
購入店次第で保証有無が異なる |
パーツ供給 |
豊富、社外品も多数流通 |
年式によっては部品調達に難あり |
どちらも軽自動車ながら高い走破性を誇る人気の4WDモデル、ジムニーとパジェロミニ。
見た目や使い勝手が似ていることから、購入を検討する際に比較対象となることも多い2台です。
ただし、両者の背景や現在の立ち位置にははっきりとした違いがあります。
ここでは、そんなジムニーとパジェロミニを「走破性」「乗り心地」「価格」の3つの視点から、わかりやすく比較していきます。
ジムニーは現行モデルあり・パジェロミニは生産終了済み
ジムニーは、スズキが1970年代から展開してきたロングセラー4WDモデルです。
現行の4代目(JB64型)は2018年に登場し、2024年には一部改良も実施されるなど、今もなお新車として販売が続いています。
現代の安全基準や環境性能にも対応しつつ、伝統のラダーフレーム構造や副変速機(副変速付きトランスファー)を受け継いだ本格派オフローダーとして人気を博しています。
一方、パジェロミニは三菱自動車が1994年から2012年まで製造・販売していた軽4WDモデルです。
ジムニーと同じく本格的な悪路走破性を持ちながらも、扱いやすいサイズ感と街乗りにも適した設計で多くのユーザーに親しまれました。
しかし、2012年の生産終了以降は新車購入ができず、中古市場でのみ流通しています。
このように、ジムニーは現役モデルとして常にアップデートされているのに対し、パジェロミニはもう新型の展開がありません。
どちらも軽自動車のオフロード4WDとして確固たる人気を誇る
ジムニーとパジェロミニは、いずれも「軽×本格4WD」というニッチなジャンルで確固たる地位を築いてきました。
軽自動車の取り回しやすさと、悪路にも対応できる高い走破性を兼ね備えており、アウトドアユーザーや雪国のドライバーを中心に長年支持され続けています。
ジムニーはその象徴的存在で、独立したラダーフレーム構造や4WD機構がもたらす走行性能が国内外で高く評価され、海外にも多くのファンを持ちます。
一方のパジェロミニも、クロカンモデル「パジェロ」のデザインや技術を踏襲したスタイルで人気を集め、コンパクトながら林道や積雪路といった場面でも安心して走れる実力車です。
中古車としての需要も根強く、今なおオフロード軽自動車の選択肢として一定の存在感を保っています。
現行車と中古車で比較軸が異なる点に注意
ジムニーとパジェロミニを比較する際に注意したいのが、「片方は現行の新車、もう片方は生産終了済みの中古車」という前提の違いです。
この違いが、装備、価格、状態、保証などあらゆる要素に影響します。
ジムニーは現在も新車で購入できるため年式が新しく、安全装備や燃費性能も最新基準に準じている車です。
対してパジェロミニは、流通しているものすべてが中古車であり、車両の程度や走行距離、装備の内容は年式や前オーナーの使い方によってばらつきがあります。
また、価格についても単純な比較は難しく、ジムニーは高年式になるほど価格が高騰しやすい一方で、パジェロミニは手頃な価格帯で購入できる反面、修理やパーツ入手の面で注意が必要です。
ジムニー VS パジェロミニ|走行性能・走破性はどちらが上?
ジムニー(現行モデル) |
パジェロミニ(中古4WDモデル) |
|
駆動方式 |
パートタイム4WD(2H/4H/4L) |
フルタイムまたはパートタイム4WD |
副変速機(ローギア) |
あり(4Lモードで低速高トルク走行が可能) |
なし(ギア切替機能は基本非搭載) |
フレーム構造 |
ラダーフレーム構造(高剛性・耐久性あり) |
モノコック構造ベース(乗用車寄り) |
最低地上高 |
約205mm(モデルによる) |
約180mm(モデルによる) |
得意な走行シーン |
岩場・ぬかるみ・山道など本格オフロード |
林道・雪道・軽度な悪路まで対応可能 |
総合的な走破性 |
◎:本格的な悪路にも対応 |
○:日常+アウトドア程度に最適 |
軽自動車の中でも「悪路に強い」と評価されるジムニーとパジェロミニ。
とはいえ、設計思想や駆動システムの構造には明確な違いがあり、その違いが実際の走行性能や走破性にどう影響するのかは気になるポイントです。
ここでは、両車が備える4WD性能や走破力に注目し、オフロード走行を前提とした視点から比較していきます。
ジムニーは本格ラダーフレーム+副変速機で悪路に強い
ジムニーが高く評価される理由のひとつが、その構造にあります。
現行モデル(JB64型)では、軽自動車では珍しい「ラダーフレーム構造」を採用しており、ねじれに強く、悪路での耐久性と安定性に優れています。
ラダーフレーム構造とは、一般的な乗用車のモノコックボディとは異なり、オフロード走行を前提にした堅牢な作りです。
さらに、ジムニーには「副変速機(パートタイム4WD)」が搭載されており、通常走行用の2WD(2H)、一般的な悪路用の4WD(4H)、そして急勾配や深い雪道・泥道など過酷な条件に対応する4WDロー(4L)を切り替えて使用できます。
このように、3段階の駆動モードを持つことで舗装路から本格オフロードまで幅広いシーンに対応できるのが特長です。
パジェロミニも4WDモデルなら林道や雪道に十分対応
パジェロミニは、かつての三菱の本格SUV「パジェロ」の設計思想を軽自動車に落とし込んだモデルとして登場しました。
特に4WD仕様のモデルでは、フルタイム4WDまたはパートタイム4WDが採用されており、林道や雪道といった悪条件下でも安定した走行性能を発揮します。
車体はコンパクトながらも最低地上高が比較的高く、サスペンションも路面追従性に優れているため、多少の段差やぬかるみであれば問題なく走破可能です。
また、ターボ搭載車であれば加速性能にも余裕があり、登坂路や雪深いエリアでの発進もスムーズです。
もちろん、ジムニーのような副変速機までは備えていないため、極端なオフロード環境では差が出る場面もありますが、普段の街乗りとアウトドアを両立したい方にとっては、必要十分な走破性を持った一台といえるでしょう。
ジムニー VS パジェロミニ|室内の広さと乗り心地はどう違う?
ジムニー(JB64型・現行) |
パジェロミニ(最終型・中古) |
|
室内長 |
約1,795mm |
約1,665mm |
室内幅 |
約1,300mm |
約1,220mm |
室内高 |
約1,200mm |
約1,210mm |
前席の快適性 |
シンプルで広い、視界良好 |
頭上空間に余裕、装備充実 |
後席の快適性 |
足元はやや狭め、ラゲッジ優先 |
リクライニング機能付きモデルあり |
見た目のコンパクトさが魅力のジムニーとパジェロミニですが、実際に乗ってみたときの「室内の広さ」や「乗り心地」はそれぞれ異なる特徴を持っています。
ここでは、両車の内装やシート周り、乗り心地にフォーカスしながら、それぞれの魅力や違いをわかりやすく解説していきます。
ジムニーはシンプル設計、実用性重視の内装
ジムニーの内装は、アウトドアや悪路走行を前提とした「使えること」を第一に考えたシンプルで堅実な設計が特徴です。
室内寸法は、室内長1,795mm、室内幅1,300mm、室内高1,200mmと、軽自動車としては標準的なサイズ。
前席の頭上高は1,005mmと余裕があり、運転時の圧迫感は少なめです。
一方で、後席の頭上高は955mm、もも部長さは370mm程度と、後部座席の広さはややタイト。
大人が長時間乗るには窮屈に感じる場面もあるかもしれません。
ラゲッジスペースは通常時で約85Lですが、後席をすべて倒せば最大377Lまで拡張可能。
背の高い荷物やアウトドアギアを積み込みたい場面でも対応できます。
全体として、ジムニーの内装は快適性よりも「走る」「運ぶ」といった基本性能を確実にこなす実用性重視のつくりといえます。
華やかさよりも堅牢さを求める方にとって、頼もしい相棒となる一台です。
パジェロミニは小柄ながらも快適装備が揃っている
パジェロミニは軽自動車の規格内でありながら、できる限り室内の快適性を確保した設計が特徴です。
室内長1,665mm、室内幅1,220mm、室内高1,210mmと、ジムニーと比べてやや全体的にコンパクトながら、室内高はむしろやや高く、頭上空間には十分なゆとりがあります。
また、グレードによってはシートヒーターやオートエアコン、UVカットガラスなど、当時としては充実した快適装備を搭載。
走行性能だけでなく、日常の使い勝手も重視したつくりとなっており、街乗りメインの用途でも不満を感じにくい設計です。
後席の足元スペースはやや狭めではあるものの、リクライニング機能付きのシートが装備されているモデルもあり、長時間乗車時の疲労軽減にも配慮されています。
さらに、リアシートを倒せば荷室を拡大できるため、買い物やアウトドアなどでも柔軟に対応可能です。
ジムニー VS パジェロミニ|中古車価格と相場の違いを比較!
ジムニー(現行型・JB64) |
パジェロミニ(最終型・中古) |
|
中古車相場(2025年時点) |
約180万〜230万円(高年式・低走行) |
約10万〜30万円(年式・状態により変動) |
新車価格(参考) |
約165万〜187万円(XG〜XC) |
生産終了のため新車販売なし |
リセールバリュー |
非常に高い(新車価格超えも) |
低め(プレミア性なし) |
装備傾向 |
最新安全装備やオプション充実 |
年式により快適装備もあるが基本は旧式 |
購入を検討するうえで気になるポイントのひとつが「中古車の価格帯」です。
ここでは、両車の「中古車価格」「相場の傾向」「コストパフォーマンス」に注目し、費用面から見たメリット・デメリットを比較していきます。
ジムニーは高年式でも値下がりが少なくリセールも強い
ジムニーは中古市場でも非常に人気が高く、高年式・低走行車であれば新車価格に近い水準で取引されるケースも珍しくありません。
たとえば、2022〜2024年式のJB64型では、走行距離1〜2万km以内の車両が200万〜230万円前後で販売されており、新車価格(約165万〜187万円)を超える車両も一部に見られます。
とくにリフトアップ済みやカスタムパーツ装着車はプレミア価格で取引される傾向が強く、リセールバリューも非常に安定しています。
買取相場においても、年式3年以内のジムニーは150万円台〜180万円台での査定が多く、場合によっては購入時より高額で売却できることもあるようです。
パジェロミニは10〜20万円台から狙える手頃感が魅力
パジェロミニはすでに生産終了から10年以上が経過しているため、中古車市場では非常にリーズナブルな価格帯で流通しています。
特に流通量の多い2008〜2012年式(最終型)では、走行距離7〜10万km前後の車両が10万〜20万円台で購入可能なケースが多く、中には5万円台〜の格安車両も見られるほどです。
もちろん、価格が安い分、車両のコンディションや整備履歴には注意が必要です。
年式や走行距離によってはタイミングベルトやブレーキ回りの交換が必要になる場合もあるため、購入時は車両状態の確認が欠かせません。
また、登録から13年以上経過している車両は自動車税が若干割高になるものの、初期費用が抑えられるメリットのほうが大きいため、「とにかく安く4WDに乗りたい」という実用志向の方には、現実的かつ手堅い選択肢といえるでしょう。
まとめ
本記事では、ジムニーとパジェロミニの違いを「走破性」「乗り心地」「中古車価格」の3つの観点から比較してきました。
現行モデルとして進化を続けるジムニーは、ラダーフレーム構造や副変速機など本格オフローダーとしての性能を備え、アウトドアや悪路走行に強みを発揮します。
高いリセールバリューも魅力で、長期的な所有にも向いている一台です。
一方のパジェロミニは、生産終了から年数が経っているものの、4WD仕様なら雪道や林道にも対応でき、装備面でも意外と快適。
中古価格の安さから、手軽に軽SUVライフを始めたい人や街乗りメインの使い方にも適した一台です。
「アウトドアを本気で楽しみたいならジムニー」
「コストを抑えて日常+αを楽しみたいならパジェロミニ」
そんな選び方がしっくりくるかもしれません。ぜひ、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけてみてください。
よくある質問
Q1. パジェロミニを「買ってはいけない」と言われるのはなぜですか?
パジェロミニが「買ってはいけない」と言われる主な理由は、すでに生産終了から10年以上が経過しており、車両の経年劣化や部品供給リスクがあるからです。
状態の良い個体を慎重に選ぶ必要があるため、知識のある人向けの一台ともいえるでしょう。
Q2. ジムニーのライバル車や似ている軽SUVには何がありますか?
ジムニーのライバルとされる軽SUVには、スズキのハスラーやダイハツのタフトなどがあります。
ただし、ジムニーのようなラダーフレーム構造や副変速機は備えておらず、悪路走破性ではジムニーが一歩リードしています。
価格や用途に応じて、アウトドア志向ならジムニー、日常使い重視ならハスラーやタフトがおすすめです。

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