買取情報

もしかすると、中には査定額が低く、海外へ輸出するほうが高値で売れるのでは?と考えている方もいるかもしれません。
海外では日本産の車が高い人気を誇っているため、高値で売れる可能性はあります。
本記事では、車を買取後に海外へ輸出する方法をメインにご紹介します。
人気タイプ・車種も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
車の買取依頼は海外へ直接できる?個人輸出と買取業者の違い
個人での海外輸出は通関手続きや輸送手配が難しい
海外販路を持つ「買取業者」に売却するのがおすすめ
海外輸出されやすい人気のボディタイプと車種
国ごとに人気があるタイプの例
海外全般で人気があるタイプ
SUV/4WD
スポーツカー
そのほか海外需要が高い車の特徴
日本限定モデル
大型車・商用車
レザーシートやサンルーフなど「豊富なオプション搭載車」
海外での買取需要が少ない車の特徴
整備や修理が難しい複雑な構造の輸入車・特殊車両
海外の輸入規制(年式・右ハンドル禁止など)に抵触する車
そもそも日本車が海外で高いニーズを誇る3つの理由
技術が高く性能・品質が良い
道路環境が良く走行距離に対して劣化が少ない
日本独自の「車検制度」による品質の維持
海外で車買取をするなら!代表的な国の輸出条件は?
アメリカ:製造から25年経過した車の輸入解禁(25年ルール)
カナダ:製造から15年経過で輸入規制が緩和される
ニュージーランド・オーストラリア:厳しい検疫と年式規制
車を海外へ売却するための主なルートとおすすめの依頼先
海外バイヤーへの直接販売はハードルが高い
輸出に強い「買取専門業者」を利用するのがベスト
車一括査定を活用して輸出が得意な業者を探す
廃車買取でも海外輸出はできる?
海外赴任が決まったら移動前に車の買取手続きをしよう
出国直前は慌ただしいため余裕を持った査定スケジュールを
必要書類の準備と代理人の選任(印鑑証明書の期限に注意)
海外で車を売るときの注意点
自動車税の還付金が含まれているか確認する
悪質な業者や二重査定(減額請求)に注意する
廃車買取でも海外輸出はできる?
エンジンや中古パーツとして海外で再利用される
過走行車・事故車は「廃車買取業者」への依頼がおすすめ
まとめ
車の買取依頼は海外へ直接できる?個人輸出と買取業者の違い
車を海外へ輸出する方法は大きく分けて2つあります。
個人で直接海外バイヤーに売却する方法と、海外販路を持つ買取業者を利用する方法です。
個人での海外輸出は通関手続きや輸送手配が難しい
個人で車を海外に輸出する場合、膨大な手続きが必要になります。
主な手続きは以下の通りです。
・古物商許可証の取得(各都道府県の警察署で申請)
・運輸支局での輸出抹消仮登録
・輸出予定届出証明書の交付
・通関書類の作成(インボイス、パッキングリスト)
・海貨業者との船積み手配(RORO船またはコンテナ船)
・海外バイヤーとの英語での価格交渉と契約
インボイスには車種、車体番号、年式、排気量などを英語で明記する必要があり、専門知識が求められます。
さらに海外バイヤーとのやり取りは英語で行うことが多く、代金回収のリスク管理も個人で対応しなければなりません。
これらの手続きには時間と労力がかかるため、個人での海外輸出は現実的に困難といえるでしょう。
海外販路を持つ「買取業者」に売却するのがおすすめ
海外販路を持つ買取業者への売却が、もっとも手間がかからない方法です。
買取業者を利用するメリットは以下の通りです。
・国内での買取と変わらない手続きで売却可能
・輸出に関わる複雑な作業をすべて代行
・車種ごとの海外需要を熟知し適正価格で買取
・古物商許可証が不要
・書類作成や通関手続き、船積み手配も対応
・リサイクル料金の返還申請も代行
これらの業者は世界各国に独自の販売ネットワークを構築しており、国内では値がつきにくい10万キロ超えの過走行車でも、海外では高い需要があるため適正な価格で買い取ってもらえる可能性があります。
複数の買取業者に査定を依頼することで、より高い買取価格を引き出せる点も大きなメリットです。
海外輸出されやすい人気のボディタイプと車種
海外輸出されやすい人気のタイプを国別、海外全般に分けてご紹介します。
人気がある車の特徴もお伝えしているので、ご自身の車に当てはまるか見てみましょう。
国ごとに人気があるタイプの例
国ごとに人気があるタイプの例をご紹介します。
| 国 | 人気がある車のタイプ |
|---|---|
| カナダ |
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| ニュージーランド |
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| ロシア |
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| ミャンマー |
|
| ウガンダ |
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| タンザニア |
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| ケニア |
|
| ザンビア |
|
この表からわかるように、SUV、ワゴン、ミニバンは多くの国で需要があります。
これらのボディタイプに共通するのは、積載量の多さと実用性の高さです。
道路整備が十分でない地域では、走破性に優れたSUVが重宝されています。
また、大家族での移動や商用利用を想定したミニバンやワゴンも、日常使いしやすい車として高い評価を得ているのです。
海外全般で人気があるタイプ
世界各国で共通して需要が高いのは、SUV、4WD、スポーツカーの3タイプです。
それぞれの特徴と人気の理由を詳しく見ていきましょう。
SUV/4WD
SUVと4WDは世界中の多くの国で高い需要があります。
その理由は、未舗装路や凸凹道でも安定して走行できる性能にあります。
SUV/4WDの特徴は、以下の通りです。
・広い荷台と高い走破性を兼ね備える
・整備されていない道路でも快適に走行できる足回り
・すべてのタイヤが駆動するため滑りやすい路面でも安定
・雪道や雨季の泥道にも強い
・耐久性と走破性が高く評価される
SUVはスポーツ用多目的車の略で、中東の砂漠地帯やアフリカの未舗装路など、道路環境が厳しい地域で重宝されています。
4WDは四輪駆動の車を指し、常時四輪駆動のタイプと、必要に応じて二輪駆動から四輪駆動に切り替わるタイプがあります。
トヨタのランドクルーザーやハイラックスは、その耐久性と走破性から世界中で圧倒的な支持を集めている代表例です。
スポーツカー
スポーツカーは走行性能とデザイン性の高さから、海外の富裕層やカーマニアに人気があります。
アメリカや中東、ニュージーランドでは日本のスポーツカーに対する需要が高くなっています。
スポーツカーの特徴は、以下の通りです。
・加速力の高さとステアリングの反応速度に優れる
・高速走行時でも安定したハンドリング
・空気抵抗を減らす流線型のボディライン
・車高が低くクーペ型のスマートなフォルム
・大型のウィングやエアロパーツなどスポーティーな外観
日産のスカイラインGT-Rやマツダのロードスター、トヨタのスープラなどは、世界的に知名度が高い日本のスポーツカーです。
アメリカでは、映画の影響で日本のスポーツカー人気が高まり、製造から25年が経過すると輸入が解禁される25年ルールにより、1990年代のスポーツカーに対する需要が急増しています。
そのほか海外需要が高い車の特徴
ボディタイプ以外にも、海外で高く評価される車の特徴がいくつかあります。
ここでは需要の高い3つの要素を解説します。
日本限定モデル
日本国内でのみ製造・販売されているモデルは、海外市場で希少価値が高く評価されます。
車愛好家にとって日本限定モデルは手に入りにくいコレクターズアイテムとして位置づけられており、富裕層にとってはステータスシンボルになるためです。
日本限定モデルの特徴は、以下の通りです。
・並行輸入の形式で海外に販売される
・右ハンドル仕様のまま輸出されることも多い
・日本仕様のオリジナル性が価値を高める
・限定カラーや特別仕様車も海外コレクターの関心を引く
・生産台数が少ないモデルほど海外市場での価格が高騰
トヨタのアルファードやヴェルファイアは、当初日本国内向けに開発されたモデルでしたが、その高級感と快適性が海外で注目を集めました。
国内での生産台数が少ないモデルほど、海外市場での価格は高騰する傾向にあります。
このため、日本限定モデルを所有している場合は、海外輸出ルートを持つ買取業者に査定を依頼すると、国内相場より高値がつく可能性があるのです。
大型車・商用車
大型車や商用車は積載能力の高さから、海外で高い需要があります。
公共交通機関が十分に整備されていない国や地域では、効率的な輸送手段として欠かせない存在です。
大型車・商用車の活用例は、以下の通りです。
・乗合タクシーや小型バスとして多人数の移動に利用
・大量の荷物運搬に適している
・公共交通機関として改造され運用される
・過酷な環境下でも長期間使用可能
・物資輸送や人員移動に活躍
トヨタのハイエースやランドクルーザーは、大型車・商用車の代表例として世界中で活躍しています。
アフリカや東南アジアでは、ハイエースを改造して公共交通機関として運用している例も珍しくありません。
ランドクルーザーは頑丈なボディと高い耐久性を備え、中東やアフリカの砂漠地帯、南米の山岳地帯など、インフラが未整備の地域で使われています。
こうした大型車や商用車は、日本国内では走行距離が多くても、海外では現役で活躍できる車として高値で取引されているのです。
レザーシートやサンルーフなど「豊富なオプション搭載車」
オプション装備が充実している車は、海外市場で高級感やラグジュアリー感が評価され、高値で取引されます。
海外で評価されるオプション装備は、以下の通りです。
・レザーシート(高級感と耐久性に優れる)
・サンルーフ(開放感がありプレミアム仕様として人気)
・大型ウィング(スポーティーな外観)
・カスタムホイール(デザイン性の向上)
・ドアバイザー(雨天時でも窓を開けられる実用性)
レザーシートは高級感を演出するだけでなく、耐久性にも優れています。
中東や中国の富裕層向け市場では、革張りの内装が好まれる傾向があります。
ドアバイザーも海外で注目されるオプションのひとつです。
スコールの多い東南アジア地域では、雨天時でも窓を少し開けられるドアバイザーが実用的なアイテムとして重宝されています。
このように、オプション装備が充実した車は、海外バイヤーから高く評価される要素となっているのです。
海外での買取需要が少ない車の特徴
すべての日本車が海外で高く売れるわけではありません。
ここでは海外市場で需要が低い車の特徴を2つ解説します。
整備や修理が難しい複雑な構造の輸入車・特殊車両
海外では整備環境が日本ほど整っていない地域が多く、複雑な構造の車は敬遠される傾向にあります。
需要が低い車の特徴は、以下の通りです。
・ハイブリッド車(エンジンとモーターの複雑なシステム)
・電気自動車(専門的な知識と特殊な工具が必要)
・高度な電子制御システム搭載車
・特殊車両(部品の入手が困難)
・バッテリー交換や電気系統の修理に高度な技術が必要
ハイブリッド車はエンジンとモーターを組み合わせた複雑なシステムを搭載しており、バッテリーの交換や電気系統の修理には高度な技術が求められます。
発展途上国では対応できる整備工場が限られており、故障時の修理費用も高額になりがちです。
このため、シンプルな構造のガソリン車やディーゼル車のほうが好まれます。
海外では限られた工具と部品で修理できる車に人気が集まるため、複雑な構造の車は買取価格が伸びにくい傾向があります。
海外の輸入規制(年式・右ハンドル禁止など)に抵触する車
各国には独自の自動車輸入規制があり、それに抵触する車は輸出できません。
主な規制内容は以下の通りです。
| 国名 | 主な輸入規制 |
|---|---|
| アメリカ | 製造から25年未満の右ハンドル車は原則輸入不可、安全基準・排ガス規制への適合が必要 |
| カナダ | 製造から15年経過で規制緩和、排ガス基準を満たす必要あり |
| ニュージーランド | 厳しい検疫基準、車内に土や植物の種が残っていると輸入拒否 |
| オーストラリア | 年式制限が厳しい、一部車種では輸入が制限される |
アメリカでは製造から25年未満の右ハンドル車は原則として輸入できません。
ニュージーランドやオーストラリアでは、年式が古すぎる車や検疫基準を満たさない車の輸入が規制されており、車内に土や植物の種が残っていると輸入が拒否されるケースもあります。
このように国ごとに規制内容が異なるため、海外輸出を検討する際は、輸出先の規制を事前に確認することが重要です。
買取業者はこうした規制に詳しく、輸出可能な国を見極めて販売ルートを選定しています。
そもそも日本車が海外で高いニーズを誇る3つの理由
そもそも日本車が海外のニーズが高い理由は3つです。
・技術が高く性能・品質が良い
・海外製と比べて劣化が少なく済む
・車検制度があり安心できる
では、一つずつ解説します。
技術が高く性能・品質が良い
日本の自動車メーカーは世界トップクラスの技術力を持ち、高品質な車を製造しています。
日本車の技術的優位性は、以下の通りです。
・高温多湿の気候でも長期間使用できる車づくり
・エンジンの耐久性が他国の車と比べて群を抜く
・20万キロや30万キロを超えても走行可能
・壊れにくいという評判が定着
・年式が比較的新しい中古車が多く流通
トヨタ、ホンダ、日産などの日本メーカーは、海外でも高い評価を受けています。
日本では車の乗り換えサイクルが短く、年式が比較的新しい中古車が多く流通しています。
国内で10年落ちとされる車でも、海外の基準では十分に新しいと判断されます。
こうした高品質で年式の新しい車が手頃な価格で入手できることが、日本車の人気を支えている要因のひとつです。
道路環境が良く走行距離に対して劣化が少ない
日本は道路整備が世界トップレベルで進んでおり、車にかかる負担が少ない環境です。
そのため、走行距離が多い車でも足回りやサスペンションなどの重要部品の劣化が少なく、良好な状態を保っています。
道路環境の良さによるメリットは、以下の通りです。
・舗装が行き届いており足回り部品の消耗が抑えられる
・タイヤやサスペンション、ショックアブソーバーの劣化が少ない
・エンジンと足回りが良好な状態で保たれる
・日本人は車を丁寧に扱い定期的にメンテナンス
・外装の傷や汚れが少なく内装も清潔
海外では未舗装路や凸凹道が多い地域も珍しくなく、車の足回りに大きな負担がかかります。
一方、日本の道路は舗装が行き届いており、車の性能を左右するエンジンと足回りが良好な状態で保たれていることは、中古車の価値を大きく高める要素です。
こうした道路環境の良さと車への丁寧な扱いが、日本の中古車の品質の高さにつながっているのです。
日本独自の「車検制度」による品質の維持
日本には12か月点検と24か月点検という車検制度があり、定期的なメンテナンスが法律で義務づけられています。
この制度により、車の安全性と性能が継続的に管理され、部品の劣化を最小限に抑えられています。
車検制度による品質保証は、以下の通りです。
・ブレーキ、ライト、タイヤ、排気ガスなど多岐にわたる項目を検査
・基準を満たさない場合は修理や部品交換が必要
・定期点検を受けた日本の中古車は品質が高いと認識
・重大な故障が発生する前に不具合を発見し早期対処
・10年落ちや10万キロ超えでもメンテナンスされていれば現役で活躍可能
海外では車検制度がない国や、あっても日本ほど厳格でない国が多いため、定期点検を受けた日本の中古車は品質が高いと認識されています。
車検制度があることで、10年落ちや10万キロ超えの車でも、きちんとメンテナンスされていれば海外で現役として活躍できるのです。
この車検制度による品質保証が、日本車の海外での高い信頼性を支える大きな要因となっています。
海外で車買取をするなら!代表的な国の輸出条件は?
国によって車の輸入規制は大きく異なります。
ここでは主な輸出先である3つの国・地域の輸出条件を解説します。
アメリカ:製造から25年経過した車の輸入解禁(25年ルール)
アメリカでは、製造から25年以上経過した車はクラシックカーとして扱われ、通常の安全基準や排ガス規制が免除されます。
アメリカの25年ルールは、以下の通りです。
・製造から25年以上経過した車はクラシックカー扱い
・通常の安全基準や排ガス規制が免除される
・右ハンドル車でも輸入が可能
・関税も優遇される
通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入が原則として禁止されており、厳格な安全基準と排ガス規制への適合が求められます。
しかし、製造から25年が経過すると、これらの規制が適用されなくなるため、日本仕様の右ハンドル車をそのまま輸入できるようになります。
日産のスカイラインGT-R R34型やマツダのRX-7、ホンダのインテグラタイプRなどが注目を集めています。
25年ルールにより、日本国内での中古車価格が高騰する現象も起きており、輸出を見越した買取業者の需要も高まっているのです。
カナダ:製造から15年経過で輸入規制が緩和される
カナダでは、製造から15年が経過した車は輸入規制が大幅に緩和されます。
アメリカの25年ルールよりも短い期間で輸入が可能になるため、比較的新しい日本車を輸出しやすい国です。
カナダの15年ルールは、以下の通りです。
・製造から15年経過で輸入規制が大幅に緩和
・四輪駆動のSUVやワゴンに対する需要が高い
・環境規制が比較的緩やか
・排ガス基準を満たしていれば輸入が認められる
カナダは寒冷地が多く、四輪駆動のSUVやワゴンに対する需要が高い傾向にあります。
また、左側通行の国ではないため左ハンドルへの改造が必要になる場合もありますが、日本車の信頼性と耐久性が評価されており、中古車市場での人気は高くなっています。
このため、アメリカよりも輸出しやすい市場として、日本の中古車輸出業者から注目されています。
年式がやや新しい車の売却を検討している場合、カナダ向けの販路を持つ買取業者に相談するのもひとつの選択肢です。
ニュージーランド・オーストラリア:厳しい検疫と年式規制
ニュージーランドとオーストラリアは、バイオセキュリティの観点から厳しい検疫基準を設けています。
ニュージーランド・オーストラリアの規制は、以下の通りです。
・車内に土や植物の種、昆虫が残っていると輸入拒否
・タイヤの溝やエンジンルーム、トランク内を完全に清掃する必要
・泥や土が少しでも残っていると検疫で引っかかる可能性
・積んでいる荷物もすべて取り出し、申告した物品以外は積載不可
・両国とも右ハンドルの国であるため日本車をそのまま輸出可能
輸出前には車内を徹底的に清掃し、専門業者によるクリーニングが推奨されます。
年式規制については、ニュージーランドでは比較的新しい車でも輸入可能ですが、排ガス基準や安全基準を満たす必要があります。
オーストラリアでは年式制限が厳しく、一部の車種では輸入が制限されることもあります。
両国とも右ハンドルの国であるため、日本車をそのまま輸出できる利点がありますが、検疫と年式規制には十分な注意が必要です。
車を海外へ売却するための主なルートとおすすめの依頼先
車を海外へ売却する方法はいくつかありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
ここでは主な3つのルートを解説します。
海外バイヤーへの直接販売はハードルが高い
海外バイヤーに直接売却する方法は、仲介手数料がかからないため高値で売れる可能性があります。
しかし、以下のような課題があります。
個人輸出の課題は、以下の通りです。
・信頼できる海外バイヤーを見つける必要がある
・価格交渉を英語で行わなければならない
・契約書の作成や代金の支払い方法を自己責任で対応
・輸出抹消仮登録、税関での通関手続き、船積み手配など専門知識が必要
・古物商許可証の取得が必要(時間とコストがかかる)
・代金未払いのリスクや輸送中のトラブルに対する責任も個人で負う
輸出手続きでは、運輸支局での輸出抹消仮登録、税関での通関手続き、船積み手配など、専門知識が求められる作業が山積みです。
代金未払いのリスクや、輸送中のトラブルに対する責任も個人で負わなければならないため、よほど経験がない限りおすすめできない方法といえるでしょう。
輸出に強い「買取専門業者」を利用するのがベスト
海外販路を持つ買取専門業者を利用するのが、もっとも安全で確実な方法です。
| 項目 | 個人輸出 | 買取専門業者 |
|---|---|---|
| 手続きの手間 | 膨大(すべて自己対応) | なし(すべて代行) |
| 必要な許可証 | 古物商許可証が必要 | 不要 |
| 英語対応 | 必須 | 不要 |
| リスク | 代金未払い、輸送トラブル | 業者が負担 |
| 海外相場の把握 | 困難 | 熟知している |
| 買取価格 | 高値の可能性あり | 適正価格 |
輸出買取専門業者は、世界各国に独自の販売ネットワークを構築しており、車種ごとの海外相場を熟知しています。
過走行車や低年式車でも、海外需要があれば高額査定が期待できます。
また、買取後の輸出抹消登録、通関手続き、船積み手配、リサイクル料金の返還申請など、面倒な作業をすべて業者が行ってくれます。
複数の業者に査定を依頼し、比較することでより高い買取価格を引き出せるでしょう。
車一括査定を活用して輸出が得意な業者を探す
車一括査定サービスを利用すると、輸出に強い買取業者を効率的に見つけられます。
一度の情報入力で複数の業者に査定依頼ができるため、手間を省きながら最高値を提示する業者を探せます。
一括査定のメリットと注意点は、以下の通りです。
| メリット |
|
| 注意点 |
|
海外輸出の実績や販路を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
廃車買取でも海外輸出はできる?
廃車レベルの車でも海外輸出が可能です。
廃車買取業者は、国内では値がつかない不動車や事故車でも買い取り、海外に輸出したり部品として再利用したりしています。
日本では廃車とされる車でも、海外では修理して使用されたり、パーツを取り出して再利用されたりするため、一定の価値があります。
エンジンやトランスミッション、足回り部品などは、海外で高い需要があります。
ただし、廃車買取業者に売却する場合、直接海外に輸出するわけではなく、業者が買い取った後に輸出や部品販売を行う形になります。
そのため、買取価格は輸出専門業者と比べるとやや低くなる傾向があります。
それでも、他で値がつかない車を処分する際には、廃車買取業者への相談が有効な選択肢となるでしょう。
海外赴任が決まったら移動前に車の買取手続きをしよう
海外赴任が決まった場合、車の売却手続きは早めに進めることが重要です。
ここでは2つのポイントを解説します。
出国直前は慌ただしいため余裕を持った査定スケジュールを
海外赴任の準備期間は、引っ越しやビザ申請、各種手続きで慌ただしくなります。
車の売却手続きは時間に余裕を持って進めることで、より良い条件で売却できます。
理想的なスケジュールは、以下の通りです。
・出国の3か月前から査定を開始
・複数の買取業者に査定を依頼し価格を比較する時間を確保
・海外輸出ルートを持つ業者を探す時間も必要
・出国の1か月前を目安に売却を完了
・車検の残り期間や自動車税の還付金も考慮
直前になると焦って安値で売却してしまうリスクがあるため、早めの行動が重要です。
査定から契約、引き渡しまでには通常1週間から2週間程度かかるため、スケジュールに余裕を持たせることで、納得のいく条件で売却できる可能性が高まります。
必要書類の準備と代理人の選任(印鑑証明書の期限に注意)
海外赴任中に車を売却する場合、必要書類の準備と代理人の選任が必要です。
印鑑証明書には発行から3か月という有効期限があるため、タイミングに注意しなければなりません。
必要書類と手続きは、以下の通りです。
| 必要書類 |
|
| 代理人を立てる場合 |
|
すでに出国している場合は、日本国内にいる家族や知人に代理人を依頼し、委任状を作成する必要があります。
買取業者によっては、海外赴任者向けのサポートを提供しているところもあるため、事前に相談することをおすすめします。
海外で車を売るときの注意点
海外への売却を検討する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここでは重要な2つの注意点を解説します。
自動車税の還付金が含まれているか確認する
車を売却する際、自動車税の還付金が買取価格に含まれているか必ず確認しましょう。
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されますが、年度途中で廃車にした場合は未経過分が還付されます。
| 還付金の計算例 |
|
| 還付金の扱い |
|
買取価格に還付金相当額が含まれている場合と、別途還付金を受け取れる場合があるため、契約前に明確にしておくことが重要です。
悪質な業者の中には、還付金について説明せず、本来売主が受け取れる金額を受け取らないケースもあります。
契約書に還付金の扱いが記載されているか確認し、不明な点は納得がいくまで質問しましょう。
悪質な業者や二重査定(減額請求)に注意する
車の買取では、契約後に査定額を減額する二重査定を行う悪質な業者が存在します。
こうしたトラブルを避けるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
悪質な業者の特徴と対策は、以下の通りです。
| 注意すべき業者 |
|
| トラブル回避のポイント |
|
二重査定とは、査定時には高額な価格を提示しておきながら、契約後に車を引き取ってから傷や故障を理由に減額を要求する手口です。
信頼できる業者は、査定内容を丁寧に説明し、契約書の内容も明確に提示してくれます。
不安な点があれば契約を見送る勇気も必要です。
廃車買取でも海外輸出はできる?
廃車レベルの車でも海外で活用される道があります。
ここでは廃車買取と海外輸出の関係を解説します。
エンジンや中古パーツとして海外で再利用される
廃車として引き取られた車は、エンジンや中古パーツとして海外で再利用されます。
日本では価値がないと判断された車でも、海外ではまだ使える部品として高い需要があります。
再利用される主な部品は、以下の通りです。
・エンジン
・トランスミッション
・ドア
・バンパー
・ヘッドライト
・シート
・ハーフカット・ノーズカット(車を前後に切断した形で輸出)
解体された車からは、さまざまな部品が取り出されます。
これらの部品は、ハーフカットやノーズカットと呼ばれる形で輸出されることもあります。
海外では日本車の純正部品が手に入りにくいため、中古パーツの需要が高くなっています。
エンジンやトランスミッションといった高額な部品は、新品を購入するより中古パーツを使ったほうがコストを抑えられます。
自動車リサイクル法に基づいて適切に処理された部品のみが輸出されるため、廃車買取業者は法令を遵守した上で海外輸出を行っているのです。
過走行車・事故車は「廃車買取業者」への依頼がおすすめ
走行距離が20万キロを超える過走行車や、事故で大きなダメージを受けた車は、一般の買取業者では値がつきにくい傾向があります。
うした車は、廃車買取業者に依頼することで買い取ってもらえる可能性が高まります。
廃車買取業者のメリットは、以下の通りです。
・海外輸出ルート、部品販売ルート、鉄資源リサイクルルートを複数保有
・エンジンやトランスミッションが使える場合は部品として価値あり
・ボディの鉄やアルミニウムなどの金属資源としても価値がある
・レッカー代や廃車手続き代行費用を無料で対応
・自動車税の還付金やリサイクル料金の返還手続きも代行
たとえ車として走行できない状態でも、エンジンやトランスミッションが使える場合は部品として価値があります。
また、ボディの鉄やアルミニウムなどの金属資源としても価値があるため、完全に廃車にする場合でも買取価格がつくことがあります。
過走行車や事故車の売却を検討している場合は、まず廃車買取業者に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
車を海外へ輸出する方法として、海外バイヤーへの直接販売、輸出買取専門店、廃車買取業者への依頼などがあります。
個人での輸出は通関手続きや船積み手配など専門知識が必要なため、海外販路を持つ輸出買取専門店への売却がもっとも確実で手間がかかりません。
海外輸出で押さえるべきポイントは、以下の通りです。
・輸出買取専門店は世界各国に販売ネットワークを持ち、車種ごとの海外相場を熟知しているため、通関手続きや船積み手配をすべて代行してくれる
・10万キロ超えの過走行車や低年式車は国内では評価が低いが、走破性の高いSUVや積載能力に優れた大型車は海外で高額査定が期待できる
・輸出先の国によって年式制限や右ハンドル規制、検疫基準が異なるため、複数の業者に査定を依頼して販売ルートを持つ業者を選ぶことが重要
複数の買取業者に査定を依頼し、海外輸出の実績や販路を確認して信頼できる業者を選びましょう。
よくある質問
Q1.日本の車が海外で売れる理由は?
日本車は世界トップクラスの技術力と厳格な車検制度により品質が高く、良好な道路環境で足回りの劣化も少ないため、海外で高く評価されています。
Q2.日本車が一番売れている国はどこ?
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