廃車の買取相場はどのくらい?業者別の相場や高額買取するためのポイントを紹介 | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
BLOG

買取情報

グッドスピード

廃車の買取相場はどのくらい?業者別の相場や高額買取するためのポイントを紹介

廃車 買取 相場

車を手放すと決めた際に、まず気になるのが買取価格ではないでしょうか?
しかし、「廃車にするしかない」と言われると、値段がつかないのではと悩む方も多いと思います。

本記事では、廃車の買取相場について、業者ごとの傾向や高く買い取ってもらうためのポイントを詳しくご紹介していきます。
後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

目次

そもそも廃車って買取できるの?

中古車として買取できるから
輸出車両として買取ができるから
パーツや資源として再販できるから

【業者別】廃車の買取相場

廃車買取業者
ディーラー
スクラップ業者

廃車に必要な書類と手続きの流れ

普通車の場合
軽自動車の場合

廃車を高額買取してもらうには?

廃車を買い取ってもらう際の注意点

廃車手続きをすれば還付されるお金がある
走行できる状態なら中古車買取も視野に入れる
買取を決めたらできるだけ早めに手放す

廃車手続きの種類

一時抹消手続き
永久抹消手続き

廃車買取に必要な費用

レッカー費用
解体費用
永久抹消手続きの費用

廃車の買取業者の選び方

廃車買取を専門としている
料金体系を明確にしている
自社のリサイクル工場がある
海外への販売経路を持っている

まとめ

そもそも廃車って買取できるの?

廃車と聞くと、「買取できないほど価値のない車」と思われるかもしれませんが、実際には買取が可能です。

では、なぜ廃車するような車であっても買取できるのでしょうか?
その理由には、次の3つがあります。
・中古車として買取できるから
・輸出車両としての買取できるから
・パーツや資源として再販できるから
詳しく解説していきます。

中古車として買取できるから

廃車になるような車でも、中古車として買取できるケースは多くあります。

現在の車は昔と比べてパーツやエンジンの性能が格段に向上しており、年式が古い車であってもメンテナンス状況が良ければ、問題なく買い取ってくれるケースが増えています。
そのため、年式10年以上、走行距離10万kmを超えた車であっても、まずは中古車買取店に査定依頼するのが良いでしょう。

輸出車両として買取ができるから

買取店の中には、海外へ輸出販売経路を持った業者もいます。
日本の車は海外で人気が高く、国内で廃車と判断されても、海外ではまだまだ現役と判断されることも数多くあります。

また、車種によっては日本国内での規制が厳しいために廃車となるケースでも、規制が異なる国では問題なく使用できる場合があるため、輸出ニーズが生まれるのです。
そのため、国内で売れにくい車でも、輸出向けの買取店を通じて高く売れる可能性があります。

パーツや資源として再販できるから

廃車と判断された車であっても、その中には再利用価値のあるパーツや資源が含まれていることが多く、こうした部分が中古部品として販売されたり、リサイクル資源として役立てられたりします。

たとえば、車に使用されるアルミやレアメタル、モーター、バッテリーなどは再利用可能です。
また、使用できるパーツは取り外して再販する業者も存在します。

なお、資源として再販する場合は、その時の鉄の相場によって価格も変わってきます。
ただ、日本で使用される鉄は、質が良いとされているので人気が高く、最低でも数万程度で売却できる可能性が高いです。

【業者別】廃車の買取相場

ここまで、廃車になるような車でも買取できる理由を紹介してきましたが、実際の買取価格は依頼する業者によって異なってきます。
廃車が依頼できる業者は、以下の3つです。
・廃車買取業者
・ディーラー
・スクラップ業者
ここでは、それぞれの特徴や買取相場を紹介していきます。

廃車買取業者

買取相場(※車種により変動) 普通車:40,000円〜60,000円
軽自動車:10,000円〜25,000円
廃車にかかる費用 0円

廃車買取業車は、名前の通り廃車にする車を専門に買取を行っている業者です。
基本的に廃車にする際は、解体や手続きにかかる費用が必要ですが、廃車買取専門業者は廃車にかかる費用をすべて負担してくれ、加えて手続きも無料で代行してくれるところがほとんどです。

また、先ほど紹介したように海外への販売経路や、使用できるパーツなどがあれば、再販できると判断されて買取ってくれる可能性が非常に高いです。
事故車や水没車、不動車であっても買取してくれるので、1度査定してもらうことをおすすめします。

ディーラー

買取相場(※車種により変動) 普通車:10,000円〜20,000円
軽自動車:3,000円〜10,000円
廃車にかかる費用 10,000円〜80,000円

ディーラーは、主に新車や中古車の販売、車検やメンテナンスなどを行っている業者です。
廃車も引き受けてくれますが、新車を購入することを条件としている場合がほとんどです。

また、廃車のみを引き受けてくれたとしても、廃車費用を負担しなければならず、結果的にマイナスとなる可能性もあります。
しかし、廃車の手続きは代行してくれるので、手間をかけたくない方におすすめです。

スクラップ業者

買取相場 0円
廃車にかかる費用 普通車:25,000円〜45,000円
軽自動車:23,000円〜40,000円

スクラップ工場は、車の解体を行っている業者です。
使用できるパーツなどがあれば買取してくれる場合もありますが、ケースとしては少ないので期待しない方が良いでしょう。

また、スクラップ工場に依頼した場合、手続きはすべて自分で行わなければなりません。
手続きは、解体の依頼や書類集め、運輸局での申請など、費用や手間が非常にかかります。

トラブル回避のために個人からの依頼を断る業者も多いため、廃車手続きを行う際の選択肢としてはあまりおすすめとは言えません。

廃車に必要な書類と手続きの流れ

廃車する際は、必要な書類を集め、所定の場所での手続きが必要です。
普通自動車と軽自動車で集める書類と手続き場所が異なるため、ここで確認しておきましょう。

普通車の場合

普通車の場合は、以下の書類が必要です。

・車検証
・所有者の印鑑証明・実印
・所有者の実印付き委任状
・所有者の実印付き譲渡書
・ナンバープレート前後
・リサイクル券
・自賠責保険証
・住民票(場合によっては)

業者に依頼する場合は、上記の書類を提出し車を引き渡せば、あとの手続きは代行してくれます。
自分で手続きする場合は、以下の手順で行います。

【自分で行う場合の手続き】

1.スクラップ工場に解体の予約をする
2.スクラップ工場に車を持っていく
3.運輸局にて一時抹消登録を行う
4.車を解体してもらう
5.永久抹消登録を行う

自分で廃車手続きを行う際は、スクラップ工場に解体依頼したあと、お住まいの地域の運輸支局(陸運局)にて手続きを行います。

運輸支局では、窓口に行けば手続きの流れを教えてくれるので、確認しましょう。

軽自動車の場合

軽自動車の場合は、以下の書類が必要です。

・車検証
・申請依頼書
・所有者の認印
・ナンバープレート前後
・リサイクル券
・自賠責保険証
・住民票(場合によっては)

軽自動車の場合も業者に依頼する際は、上記の書類と車を引き渡せば、あとの手続きは代行してくれます。

自分で行う場合は、先ほどの流れ通りですが、手続き場所が軽自動車検査協会となりますので、間違わないようにしましょう。

廃車の手続きに必要な書類や流れについては、こちらもご確認ください。
廃車買取に必要な書類とは?手続きの流れや注意点を徹底解説!

廃車を高額買取してもらうには?

廃車できる箇所や手続き方法がわかったとしても、1番重要なのは買取価格と思っている方がほとんどでしょう。
ここでは、廃車を高額買取してもらうためのポイントを紹介していきます。

廃車を高額買取してもらうためのポイントは以下の通りです。
・事前に買取相場を調べておく
・見積もりは複数の業者に依頼する
・高く売れるタイミングを選ぶ
・純正オプションがあれば査定額アップにつながる
・カスタムしている場合は純正パーツに戻しておく
・メンテナンスノートを準備する
・できるだけ車をきれいな状態にする
とくに重要な点は買取相場を把握しておくことと、複数の業者に依頼することです。

買取相場を把握しておかなければ、実際に見積もりされたとしても、相場より高いのか低いのかがわかりません。
また、複数の見積もりがあれば、「あちらの業者は◯◯円にしてくれた」と競い合わせることも可能で、より高額買取を狙えるでしょう。

廃車を買い取ってもらう際の注意点

廃車を買い取ってもらう際には、いくつか注意したいポイントがあります。
知らなければ損してしまう可能性もあるため、廃車する前に確認しておきましょう。

廃車手続きをすれば還付されるお金がある

車を所有している方は、税金や保険料を毎年納める義務があります。
そのため、廃車した際の支払いすぎているお金に関しては、還付を受けられます。

受けられる還付金は以下の通りです。
・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険料
・任意保険
なお、軽自動車税に関しては、4月1日に1年間分を払い還付金はないとされているので、覚えておきましょう。

また、任意保険は保険会社への手続きが必要です。
加入している保険会社へ問い合わせすれば手続きできますので、こちらも忘れず行いましょう。

業者によっては還付金を廃車費用に充てるところもあるため、依頼前に確認しておくことが重要です。

走行できる状態なら中古車買取も視野に入れる

廃車するような車でも走行できるなら、まず中古車として買取できるか確認するのがおすすめです。

理廃車と中古車を比較すると、中古車の方が高額となる可能性が高いからです。
そのため、動くようであれば1度買取専門業者に依頼し、買取できなかったり車が動かなかったりする場合は、廃車買取業者に依頼するのが良いでしょう

買取を決めたらできるだけ早めに手放す

当たり前ですが、車は年式が新しかったり、走行距離が少なかったりする方が高額となります。
それは廃車予定の車も同じで、使用しているパーツも年式が悪くなれば劣化していきます。

そのため、買取を決めたらできるだけ早めに手放すのがおすすめです。

また、タイミングにも気をつけましょう。
おすすめのタイミングは、「1月〜3月」もしくは「8月〜10月」です。

この時期は業者の決算期や人の移動が多くなる時期で、車の需要が高まる時期とされています。
また、新生活を始める人や引っ越しをする人が増えるため、中古車の需要が一時的に上がります。

そのため、通常よりも高い買取価格が期待できるでしょう。

廃車手続きの種類

廃車手続きには、一時抹消手続きと永久抹消手続きの2種類があります。

それぞれどのような手続きなのかを、詳しくチェックしていきましょう。

一時抹消手続き

一時抹消手続きとは、海外出張や引っ越しで長期間車を使用しない場合などに、一時的に自動車の登録を抹消する手続きのことです。

車を処分しないで残しておくことができるので、車両登録をすれば再び行動を走行することができます。

一時抹消手続きに必要なものは、次のとおりです。

普通自動車
  • 車検証
  • 印鑑証明書
  • ナンバープレート
  • 実印
軽自動車
  • 車検証
  • ナンバープレート

代理人が申請する場合、普通自動車は委任状、軽自動車は申請依頼書が必要になります。

一時抹消登録をすれば、再登録するまで自動車税や自動車重量税の負担が不要です。

車検も無効となるので、自賠責保険の還付が受けられます。

永久抹消手続き

永久抹消手続きとは、2度と車を使用しない場合に、永続的に自動車の登録を抹消する手続きのことです。

車を中古車として売ることができない場合や、解体して廃車にする場合に行います。

永久抹消手続きに必要なものは、次のとおりです。

普通自動車
  • 車検証
  • 印鑑証明書
  • ナンバープレート
  • 実印
  • 移動報告番号の控え
  • 解体報告記録日の控え
軽自動車
  • 所有者の印鑑
  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 用済自動車引取証明書

永久抹消手続きは、解体が終了したタイミングで行います。

普通車を永久抹消する場合は、車検の残り期間に応じて自動車重量税の還付を受けることが可能です。

登録事項証明書が発行されたら、永久抹消登録の完了となります。

廃車買取に必要な費用

業者に廃車を買い取ってもらう場合は、費用の負担が必要です。

廃車買取時に必要な費用と、その相場をチェックしていきましょう。

レッカー費用

廃車にする車が不動車の場合は、引き取り場所から解体工場まで運搬するためのレッカー費用が必要になります。

レッカー費用の相場は距離によって異なりますが、1万〜3万円が目安です。

移動距離が長くなればなるほど、レッカー費用は高額になります。

解体費用

自動車から部品を外したり、エアバッグ類やフロン類を適正に処理したりする際に必要なのが解体費用です。

通常であれば車の購入時に、解体費用としてリサイクル料金として7,000〜2万円支払っています。

なお、平成17年以前の古い車などはリサイクル料金を支払っていない場合もあるので、解体費用を負担するのは最終的な所有者です。

ディーラーに依頼した場合、仲介手数料としてさらに1万〜2万円上乗せされます。

永久抹消手続きの費用

永久抹消手続きを行う際には、数百円程度の印紙代が必要です。

手続きの費用は無料なので、印紙代以外の費用は基本かかりません。

ただし、永久抹消手続きを業者に依頼すると、代行手数料がかかります。

代行手数料の相場は1万円程度です。

費用を抑えたいなら、永久抹消手続きは自分で行いましょう。

廃車の買取業者の選び方

廃車の買取を依頼する業者の選び方について解説します。

廃車買取を専門としている

事故や故障により自走できなくなった車や水没した車は、廃車買取を専門としている業者に買取を依頼してください。

廃車買取業者は、海外への販売ルートや部品やパーツを資源とする技術があるため、不動車でも効果買取が可能です。

廃車買取業者は出張費用や運搬費用を無料にしているところが多いので、動かない車を持ち込む手間や費用もかかりません。

中古車買取店で値段がつかない場合は、廃車買取専門店に査定を依頼してみましょう。

料金体系を明確にしている

公式ホームページや店頭などで、手数料などの料金体系を明確にしている業者は信頼できます。

逆に料金がわかりにくい業者は、あとから追加料金の支払いを請求される可能性が高いです。

レッカー移動や廃車費用を無料としている業者は優良なので、不明瞭な料金がない業者を選びましょう。

自社のリサイクル工場がある

動かない車を少しでも高く買い取ってもらうために、自社のリサイクル工場を持っている買取業者を選びましょう。

リサイクル工場がない買取業者は、動かない車を買い取ったあと他の業者に解体を依頼する必要があります。

その際に仲介手数料が引かれるため、買取価格が低くなってしまうのです。

リサイクル工場がある業者は、部品を再販したり、パーツを資源として活用することもできます。

自社で解体ができる業者は、動かない車でもお金に変えられる可能性が高いです。

海外への販売経路を持っている

日本では価値がゼロの故障車や事故車でも、海外に輸出すれば中古車として販売できる可能性があります。

海外では車を購入する際に、走行距離や年式、事故歴の有無は重視されません。

日本車は品質がよくて耐久性があるイメージが強いので、海外では需要が高いです。

日本で再販するのが難しい場合は、海外への販売ルートを持っている輸出業者に買取を相談してみましょう。

まとめ

本記事では、業者別の廃車の買取相場や高額買取を叶えるためのポイントを紹介しました。
廃車といっても、状態や車種によっては高額で買取される可能性があるため、まずは信頼できる業者に査定を依頼することが重要です。

また、高額買取をしてもらうためには、買取相場を把握することや、複数の業者から相見積もりを取ることもポイントになります。
廃車の処分を考える際には、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考に、最もお得な方法での売却を目指しましょう。

よくある質問

Q1.廃車の買取業者はどうやって選べばいいですか?

A.廃車買取業者を選ぶ際は、無料で引き取りをしてくれるか、手続きの代行があるか、買取実績が豊富かなどを確認すると良いでしょう。
また、複数の業者から見積もりを取って比較することで、より良い条件での買取が期待できます。

Q2.廃車買取を依頼した場合の手続きはどうなりますか?

A.多くの廃車買取業者では、書類手続きも代行してくれるため、面倒な手続きを自分で行う必要がありません。
車検証や印鑑証明など、必要書類を用意して業者に渡せば、スムーズに廃車手続きが進むことが多いです。詳細は各業者に確認してください。

記事一覧はこちら

関連記事