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日産 エクストレイル とスバル フォレスターは、どちらもSUVらしい力強い走りと高い安全性で人気のモデルです。
外観や室内空間、燃費や走行性能などを見るとそれぞれに魅力や弱点があるため、どのように使いたいのかや何を重視するかで選び方が変わってきます。
本記事では、両車の特徴を項目ごとに比較して紹介します。
どちらを購入すべきか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
エクストレイルとフォレスターの基本情報
エクストレイルとは
フォレスターとは
それぞれの現行モデル
エクストレイルVSフォレスター徹底比較
エクステリアとボディサイズ
インテリアと広さ
燃費
走行性能
安全装備
ラゲッジスペース・シートアレンジ
グレード展開と価格
どっちを選ぶべき?重視するポイント別おすすめグレード
価格
走破性
快適性
まとめ
エクストレイルとフォレスターの基本情報
エクストレイルとフォレスターは、それぞれ日産とスバルを代表する人気SUVです。
ここでは、エクストレイルとフォレスターがどのような車なのか、また現行モデルにはどのような特徴があるのか紹介します。
エクストレイルとは
エクストレイルは、日産が販売しているミドルサイズSUVです。
車名は、若者に人気の「X-trem sports」を表した「X」とオフロードや荒れた道を意味する「TRAIL」から来ています。
悪路走破性と実用性を兼ね備えているのが特徴で、2000年の発売当初からアウトドア志向のユーザーに高い支持を得てきました。
近年では、SUVらしい角ばったデザインと広い室内空間にも注目が集まり、さまざまなライフスタイルに寄り添うモデルとして幅広い年齢層に愛されています。
フォレスターとは
フォレスターは、スバルが1997年に発売したクロスオーバーSUVで、当時人気のあった初代インプレッサをベースに、走破性と快適性を両立させたモデルとして誕生しました。
車名は英語の「forest」から来ており「森に住む人」「森をはぐくむ人」という意味を持っています。
スバル独自の技術を採用して実現した安定した走りと操縦性、さらには視界の広さやサイズ感、快適な室内空間なども魅力です。
日常使いからレジャーまで幅広く対応できるSUVとして、長年高い支持を得ています。
それぞれの現行モデル
エクストレイルの現行モデルは、2022年7月に発売された4代目です。
初代モデルからのDNAであるタフギアに上質さを加え、「e-4ORCE」を搭載するなどどんなシーンでも思いのままに走れるSUVへと進化しました。
なお、2025年8月にはマイナーチェンジが行われ新グレード「ROCK CREEK」の追加や、エクストレイルをベースにした「NISMO」の発売も発表されています。
対してフォレスターの現行モデルは、2025年4月に発表されたばかりの6代目です。
スバルの安全性能といえばアイサイトですが、運転支援機能として「アイサイトX」を搭載すると共に、「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界で初めて採用し、万が一の衝撃にも備えるようサポートします。
エクストレイルVSフォレスター徹底比較
エクストレイルとフォレスターは、どちらもアウトドアから街乗りまで幅広いライフスタイルに寄り添うSUVという点で共通しています。
そのため「どちらを買うか迷っている」という方もいるかもしれません。
ここでは、さまざまな観点でエクストレイルとフォレスターを徹底比較します。
エクステリアとボディサイズ
エクストレイルのボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,840mm×全高1,720mmです。
初代から受け継がれたタフギアに、上品さやスタイリッシュさなどがプラスされたデザインとなっています。
また、ポジショニングランプとハイビーム・ロービームが2段に分かれた、個性的なヘッドランプも特徴です。
一方でフォレスターのボディサイズは、全長4,655mm×全幅1,830mm×全高1,730mmとなっています。
安心と愉しさを映し出した「DYNAMIC×SOLID」が採用されており、力強さとスタイリッシュさが融合したデザインが魅力です。
インテリアと広さ
エクストレイルの室内サイズは、室内長1,980~1,990mm×室内幅1,540mm×室内高1,215~1,255mmです。
一方でフォレスターの室内サイズは、室内長1,950mm×室内幅1,540mm×室内高1,270mmとなっており、室内の広さにはそれほど違いがありません。
ただし快適性に関しては、寒い日の運転をサポートするヒーターやスマートフォン連携機能を搭載したディスプレイなどが採用されている、フォレスターに軍配が上がります。
燃費
エクストレイルのWLTCモードにおける燃料消費率は、以下のとおりです。
グレード |
燃費(WLTCモード) |
S・X・G |
19.4km/L |
S e-4ORCE X e-4ORCE G e-4ORCE |
18.0~18.1km/L |
また、フォレスターのWLTCモードにおける燃料消費率は以下のようになっています。
グレード |
燃費(WLTCモード) |
Premium S:HEV |
18.4km/L |
X-BREAK S:HEV |
18.8km/L |
SPORT |
13.6km/L |
燃費性能に関しては、エクストレイルのほうが良いことが分かります。
走行性能
エクストレイルのパワートレインは以下のようになっており、フォレスターより総排気量が少ないため、自動車税が抑えられます。
グレード |
排気量 |
最高出力 |
全グレード |
1.497L |
106kW(144PS)/4,400~5,000rpm |
一方のフォレスターは、排気量は多いものの最高出力がターボ車で130kWを発揮するため、走破性を重視する場合におすすめです。
グレード |
排気量 |
最高出力 |
Premium S:HEV |
2,498cc |
118kW(160PS)/5,600rpm |
SPORT |
1,795cc |
130kW(177PS) /5,200~5,600rpm |
安全装備
エクストレイルには、自動車安全性能2023でファイブスター賞を獲得した「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」や「走る・曲がる・止まる」性能を飛躍的に向上させた「e-4ORCE」などが搭載されています。
フォレスターの安全装備といえば、スバルの独自技術である「アイサイト」です。
そのほかにも「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」をはじめとする、さまざまな安全装備が採用されています。
ラゲッジスペース・シートアレンジ
エクストレイルの荷室容量はセカンドシート標準時で575L、フォレスターの荷室容量はガソリン車が512L・ハイブリッド車が484Lで、エクストレイルのほうが大きくなっています。
また、エクストレイルは4:2:4分割、フォレスターは6:4分割で、両車ともセカンドシートは可倒式です。
グレード展開と価格
エクストレイルのグレードと価格は以下の通りです。
グレード |
価格(税込) |
S |
384万3,400円 |
X |
404万9,100円 |
G |
464万6,400円 |
S e-4ORCE |
403万8,100円 |
X e-4ORCE |
434万9,400円 |
G e-4ORCE |
494万6,700円 |
フォレスターのグレードと価格は以下のようになっています。
グレード |
価格(税込) |
Premium S:HEV |
448万8,000円 |
Premium S:HEV EX |
459万8,000円 |
X-BREAK S:HEV |
420万2,000円 |
X-BREAK S:HEV EX |
447万7,000円 |
SPORT |
404万8,000円 |
SPORT EX |
419万1,000円 |
どっちを選ぶべき?重視するポイント別おすすめグレード
どちらを購入しようか迷っている方は、車を購入するうえで重視したいポイントに絞って選ぶのがおすすめです。
ここでは、価格と走破性、快適性の3つのポイントでおすすめの車やグレードを紹介します。
価格
エクストレイルとフォレスターの全グレードのなかで最もリーズナブルなのは、エクストレイルのSグレードです。
300万円台で購入でき、エントリーグレードながらしっかり装備が充実しています。
手頃な価格で本格SUVに乗りたいという方にはおすすめです。
走破性
力強い走りを重視する方には、フォレスターのSPORTシリーズがおすすめです。
エンジンに水平4気筒直噴ターボが採用されているため、パワーのある加速を感じられるでしょう。
また、悪路でも安定して走れるシンメトリカルAWDやX-MODEを搭載しているため、アウトドアやロングドライブなどのシーンにもぴったりです。
快適性
快適性を重視する方は、両車の最上級グレードを選ぶのがおすすめです。
最上級グレードであればディスプレイやオーディオ、収納スペースなど快適に過ごせる装備が豊富なことに加えて、ボディカラーやシートの選択肢が増えるなど、見た目のカスタマイズもしやすくなります。
まとめ
エクストレイルとフォレスターは、どちらもアウトドアから街乗りまで幅広く活躍する人気SUVです。
両車には共通点も多くありますが、それぞれに長所と短所があります。
どちらにするか悩んでいる方は、自分のライフスタイルや重視したいポイントに合わせて選択しましょう。
よくある質問
Q1.維持費や税金に違いはありますか?
燃費が異なるため、維持費も異なります。
エクストレイルのほうが燃費はよいので、維持費が気になる方はエクストレイルがおすすめです。
Q2.リセールバリューが高いのはどちらですか?
車を比べると、海外人気がありアイサイトなど安定性も高いフォレスターのほうが、リセールバリューが高い傾向があります。

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