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安い中古車を見つけたと思ったら、走行距離が10万キロで悩んでしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
ずっと気になっていた人気のある車が安いと、走行距離が多少長くても購入したい気持ちも高まるでしょう。
本記事では、走行距離が10万キロを超えた中古車を購入するか迷っている方へ、メリットやデメリット、選ぶときのコツを詳しく解説します。
目次
10万キロ超えの中古車でも乗れる?
性能が向上しており乗れる車も多い
走行距離10万キロは価格下落の目安
年式によって走行距離が同じでも価格に差が出る
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するメリット
安く購入できる
メンテナンスがしっかりされていることが多い
人気車種や高級車に乗れることも
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するデメリット
故障のリスクが高い
メンテナンス費用がかかる
走行距離10万キロ超えの中古車を選ぶときのコツ
外装と内装をしっかりチェック
異音と異臭の確認も
修復歴がある車は避ける
まとめ
10万キロ超えの中古車でも乗れる?
中古車を購入する際は、主に車種や年式などをチェックしますが、走行距離も重要な判断基準です。
安く買えても乗れる期間が短ければ、走行距離が短い中古車を選びたいという方もいるでしょう。
走行距離が10万キロを超えた車は、どのくらい乗ることができるのか解説します。
性能が向上しており乗れる車も多い
中古車で走行距離が多い車は避ける方もいますが、近年は性能が向上している車が多く、定期的にメンテナンスを行っていれば、10万キロ超えの中古車でも乗れることもあります。
かつては車の寿命は新車登録から10年、または走行距離10万キロと言われていましたが、現在では13年〜15年、あるいは15万キロ以上まで走れる車も珍しくありません。
1年あたりの平均走行距離は約1万キロとされているため、走行距離10万キロの車は、新車登録から約10年が経過していると予測できます。
走行距離10万キロは価格下落の目安
走行距離が10万キロを超える中古車は、価格が大きく下がる傾向があり、コストを抑えたい人にとっては魅力的な選択肢のひとつです。
中古車の査定では走行距離も評価基準の一つとなっており、同じ車種や年式でも距離が多い車はエンジンなどに負荷がかかっていると判断され、性能低下のイメージを持たれやすくなります。
そのため、10万キロを超えた車は売却時の評価が下がりやすく、売り手側も低価格での手放しを受け入れる傾向があります。
結果として、販売価格も大きく下がるケースが多く見られます。
年式によって走行距離が同じでも価格に差が出る
同じ走行距離であっても、年式が異なれば中古車の価格は大きく変わります。
走行距離が10万キロの車でも、5年落ちの車と10年落ちの車では、年式の古い10年落ちの方が安くなる傾向があります。
一方で、年式に対して極端に走行距離が少ない車にも注意が必要です。
例えば、7年落ちで2万キロしか走っていない場合、長期間動かされず車庫に放置されていた可能性もあり、メンテナンスが行き届いていないことがあります。
おおよその目安として、1年あたり1万キロの平均走行距離を基準に、年式と走行距離のバランスを確認することが大切です。
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するメリット
走行距離が長いだけで、自分が欲しかった車種や人気のある車の購入を諦めるのはもったいないです。
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するメリットを紹介します。
安く購入できる
走行距離が10万キロを超えた中古車は、車種や年式によって異なるものの、新車価格の10%〜30%程度で購入できるケースが多く、価格面で大きなメリットがあります。
特に走行距離10万キロを境に価格が大きく下がるため、予算を抑えたい人にとっては、選択肢として非常に魅力的です。
メンテナンスがしっかりされていることが多い
中古車は販売前に整備工場などでしっかりと点検・整備されており、特に10万キロを超える車両は念入りなメンテナンスが行われる傾向があります。
万が一すぐに故障してしまえば販売店の信用問題にも関わるため、走行距離が多い車ほど入念に整備されていることが多いのです。
そのため、10万キロ超えの車であっても、安心して購入できるケースは少なくありません。
人気車種や高級車に乗れることも
走行距離が10万キロを超えると、どのような車種でも価格が大きく下がる傾向があるため、人気車種や新車では手が届きにくい高級車も購入しやすい可能性があります。
予算の都合で諦めていた車でも、10万キロ超えの中古車の中から探すことで、選択肢が広がることもあるでしょう。
装備やデザインに魅力を感じていた車種に、想定よりも手頃な価格で出会えるかもしれません。
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するデメリット
走行距離10万キロ超えの中古車には、デメリットも存在します。
デメリットも紹介するので、理解したうえで購入を検討しましょう。
故障のリスクが高い
走行距離が10万キロを超える車は、平均的な使用年数から見て約10年間走っていることが多く、部品や消耗品の劣化は避けられません。
年式の新しい車と比べると、どうしても故障のリスクが高くなる点は理解しておく必要があります。
また、買取時にはほとんど値がつかないケースもあるため、売却時は大きな金額を期待せず、少しでも価値が残っていれば良しとするくらいの気持ちで臨むと良いでしょう。
メンテナンス費用がかかる
メーカーの特別保証は、新車登録から5年または走行距離10万キロを超えると終了するため、それ以降はメンテナンス費用がかさむ傾向にあります。
エンジン関連の保証も切れるため、高額な部品交換が必要になる可能性もあります。
さらに、走行距離が多くなるほど車検費用が高くなることもあるため、維持費の負担についても事前に考慮しておくことが大切です。
走行距離10万キロ超えの中古車を選ぶときのコツ
メリットやデメリットを理解し、走行距離10万キロ超えの中古車購入を視野に入れても、どのようなことに注意して選べば良いかわからない方も多いでしょう。
走行距離10万キロ超えの中古車を購入するときのポイントを解説します。
外装と内装をしっかりチェック
走行距離が10万キロを超える中古車を購入する際は、外装と内装の状態を丁寧に確認することが重要です。
外装ではサビや傷、凹みがないかをチェックしましょう。
特にサビが多い場合は修理時に部品の取り外しが困難になり、修理費用が高額になる可能性があります。
内装についてはフロアマットやシート、天井などに汚れやカビがないかを確認してください。
清掃が行き届いている車内であれば、見た目のきれいさだけでなくこれまで丁寧に扱われてきた車であると判断しやすく、購入後も安心して乗り続けやすいでしょう。
異音と異臭の確認も
走行距離が多い中古車を選ぶ際は、エンジンルームからの異音や異臭がないかもしっかり確認しておく必要があります。
エンジンをかけたときや走行中に異音がする場合は、エンジン本体や関連部品に不具合がある可能性があり、修理が必要になると高額な費用がかかるかもしれません。
また、異臭がする場合は、液漏れやオイル漏れといったトラブルの前兆であることも考えられます。
車内の臭いにも注意が必要で、たばこやペット、芳香剤の強い臭いが残っている車はメンテナンスが行き届いていない可能性もあるため、購入前に必ず確認しておきましょう。
修復歴がある車は避ける
走行距離が10万キロを超える車に限らず、中古車を購入する際は修復歴の有無を必ず確認することが大切です。
修復歴がある車は、過去に大きな事故や損傷を受けて修理された経歴があるため、故障リスクが高く、運転性能にも影響が出る可能性があります。
修復歴は販売店に開示義務があるので、安心して問い合わせましょう。
整備記録簿でも部品やオイルの交換履歴、過去の整備状況などが記載されており、これまでどのようにメンテナンスされてきたかを把握することができます。
まとめ
走行距離が10万キロを超えているからといって、すぐに選択肢から外してしまうのはもったいないといえます。
近年の車は性能が向上していることから、しっかりとメンテナンスが行われていれば、安心して長く乗ることも可能です。
価格が下がることで、人気車種や憧れの高級車に手が届くチャンスが生まれる点も大きな魅力です。
しかし、故障のリスクや修理費用の負担が大きくなる可能性があるため、そうしたデメリットを理解したうえで検討しましょう。
購入時には外装や内装の状態、異音・異臭の有無など細かい部分まで、しっかりと確認することが大切です。
購入後はこまめなメンテナンスを心がけ、車に負担のかかる運転は避けて、長く快適に乗り続けられるように意識することが重要です。
よくある質問
Q1.走行距離が10万キロ超えの車はあと何年くらい乗れますか?
5年程度が目安です。
車の寿命は走行距離15万キロ以上とされることが多く、年間の平均走行距離を1万キロとすると、10万キロの車はあと5年ほど走れる計算になります。
Q2.走行距離が10万キロ超えの車は買取査定をしても意味がないですか?
最初から廃車にせず、まずは査定を受けてみましょう。
数万円で買い取ってもらえる可能性もあります。

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