買取情報

古くなった車や走行距離が多い車を手放す際、「値段がつかないのでは…」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そんなときに注目されているのが、廃車買取業者が提示する「最低保証額」です。
これは、どんな状態の車でも一定金額で買い取ることを保証する制度で、近年多くの買取業者が導入しています。
本記事では、廃車買取金額の最低保証とは何か、その仕組みやもらえる条件、相場などを解説します。
愛車を少しでもお得に処分したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
廃車買取金額の最低保証とは?
買取業者が独自に行っている買取の最低価格
最低保証を設けている理由
買い取った車は海外で売れる
素材やパーツが再利用できる
修理して再販できる
還付金がもらえる
最低保証額がもらえる条件
最低保証額がもらえる条件は業者によって異なる
最低保証額がもらえる主な条件
自走可能
車の名義本人
ローンの残債がなし
店頭に持ち込みできる
廃車買取金額の最低保証相場
10,000~50,000円が相場
排気量別に最低保証額を決めている業者も多い
まとめ
廃車買取金額の最低保証とは?
まずは、廃車買取金額の最低保証について詳しくみていきましょう。
買取業者が独自に行っている買取の最低価格
廃車買取における「最低保証」とは、たとえ車が故障していたり、年式が古かったりしても、一定の価格で買い取ることを業者が保証する制度です。
たとえば「最低3万円保証」と設定されている場合、その金額以下になることはありません。
ただしこの制度は業者ごとの独自サービスであり、適用には条件があることも多いです。
車両の状態や所有者情報、持ち込み可否などによって対象外になるケースもあるため、事前に確認しましょう。
最低保証を設けている理由
最低保証を設けている理由は、主に以下の4つが挙げられます。
- 買い取った車は海外で売れる
- 素材やパーツが再利用できる
- 修理して再販できる
- 還付金がもらえる
それぞれ詳しくみていきましょう。
買い取った車は海外で売れる
日本国内で買い手が付かないような車でも、海外では人気が高いことがあります。
日本車は信頼性が高く、メンテナンス状態も良好なため、多少年式が古くても整備次第で現地で十分に流通可能です。
とくにアジアやアフリカ地域では、日本で廃車扱いの車も現役で活用されています。
こうした輸出ルートを持っている業者であれば、たとえ車両の状態が悪くても利益を見込めるため、最低保証額を設けて仕入れに力を入れるのです。
素材やパーツが再利用できる
車は走らなくなっても、多くのパーツや素材に再利用価値があります。
エンジンやドア、バンパーなどの主要部品は中古パーツとして流通できますし、ナビやアルミホイールといったオプション品も需要があります。
また、車体を解体して鉄やアルミといった資源をリサイクルすることも可能です。
このように、車そのものに再販価値がなくても「部品」や「素材」として利益を生むことができるため、最低保証を設けてでも買取する意義があるのです。
修理して再販できる
車両の損傷が軽度であれば、整備や補修を施すことで再販可能になることもあります。
業者によっては自社で修理し、一般ユーザー向けに再販するほか、車検が残っていれば代車や業務用車両として自社で使うケースもあります。
多少のキズやへこみがあっても、機能的に問題がなければ商品価値があると判断されます。
こうした理由から、買取業者は修理可能な車両を確保するために、一定額の最低保証を設定するのです。
還付金がもらえる
廃車手続きに伴って、未経過分の自動車税や重量税、自賠責保険料などが還付される場合があります。
これらは本来、車の所有者に返金されるべきものですが、中には還付の仕組みを十分に説明せず、還付金を業者側が受け取るケースもあるため注意が必要です。
買取額に含まれているのか、別途返金があるのかを事前に確認することが大切です。
信頼できる業者を選ぶうえでも、こうした対応姿勢がひとつの判断基準となります。
最低保証額がもらえる条件
最低保証額が適用されるかどうかは、業者ごとに条件が異なります。
最低保証額があっても、条件を満たしていなければ対象外になるため、事前に確認しておくことが大切です。
最低保証額がもらえる条件は業者によって異なる
「どんな車でも最低保証が受けられる」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
最低保証額は、あくまで業者ごとの独自サービスであり、適用されるには特定の条件を満たす必要があります。
保証額の基準や適用可否の判断基準も業者によって異なるため、利用前に必ず内容を確認することが重要です。
条件を満たさないと最低価格での買取が受けられないこともあるため、事前の情報収集を怠らないようにしましょう。
最低保証額がもらえる主な条件
最低保証額をもらうためには主に以下のような条件を設けている業者が多いです。
- 自走可能
- 車の名義本人
- ローンの残債がなし
- 店頭に持ち込みできる
ここでは、各条件を詳しくみていきましょう。
自走可能
最低保証を受けるうえで、多くの業者が求めているのが「自走可能」であることです。
これは、レッカー車を使わずに車を移動できる状態を指します。
エンジンがかかり、最低限の走行ができれば、自走可能とみなされるケースが一般的です。
業者にとって引き取りコストが抑えられるため、そのぶん保証額にも反映されやすくなります。
パンクなど、軽微な故障であれば修理してから持ち込むと良いでしょう。
車の名義本人
車の名義が売却を希望する本人であることも、最低保証額が適用される条件として重要です。
名義が異なる場合、所有者の同意や書類手続きが別途必要になるため、すぐに売却ができない場合があります。
親族名義の車や、会社名義の社用車などを売却する際は、名義変更や委任状の用意が必要となるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
スムーズに売却するには、名義が自分であることが前提となります。
ローンの残債がなし
ローンが残っている車両は、所有権が信販会社にある場合が多く、自由に売却することができません。
最低保証の対象となるには、車両が完済されており、所有権が完全に自分のものになっている必要があります。
ローン残債がある場合でも売却は可能ですが、残債処理や書類手続きが発生するため、最低保証額が適用されないか、手数料が差し引かれるケースもあります。
まずは、ローンの残債の有無を確認し、残債処理を済ませておきましょう。
店頭に持ち込みできる
車を業者の店舗まで自ら持ち込むことができる場合は、最低保証が適用されやすくなります。
引き取りにかかる人件費やレッカー費用が発生しない分、業者側の負担が減るためです。
特に地方エリアや山間部など、出張引き取りにコストがかかる地域では、この条件が重要視される傾向にあります。
できるだけ店頭への持ち込みを検討することで、保証額を確保しやすくなるでしょう。
廃車買取金額の最低保証相場
ここでは、廃車買取金額の最低保証相場について詳しくみていきましょう。
10,000~50,000円が相場
廃車買取金額の最低保証では、10,000〜50,000円程度の範囲で最低買取金額が設定されているケースが一般的です。
たとえ中古車市場での再販が難しい状態でも、廃車としての価値が認められ、一定の金額での買取が期待できます。
ただし、こうした最低保証は無条件で適用されるわけではなく、先述の条件を満たす必要があります
利用を検討する際は、保証額の明記とともに、適用条件についても事前に確認しておくと安心です。
排気量別に最低保証額を決めている業者も多い
廃車買取の最低保証額は、車両の排気量によって段階的に設定されていることが少なくありません。
以下はそのおおまかな目安です。
- 普通車(3,001cc以上):30,000円〜70,000円
- 普通車(2,001cc〜3,000cc):20,000円〜48,000円
- コンパクトカー(1,501cc〜2,000cc):15,000円〜20,000円
- コンパクトカー(1,500cc以下):10,000円〜20,000円
- 軽自動車:5,000円〜20,000円
排気量が大きいほど素材としての金属量や部品価値が高くなるため、保証額も比例して高くなる傾向にあります。
加えて、自動車税・重量税・自賠責保険などの未経過分の還付金が別途受け取れることも多く、総合的に見れば想像以上の金額になるケースもあります。
相場はあくまで参考とし、実際の査定で金額を確認しましょう。
まとめ
廃車買取の最低保証制度は、古くなった車や走行距離が多い車でも一定額で買い取ってもらえる安心の仕組みです。
ただし、保証額や適用条件は業者によって異なるため、事前の確認が欠かせません。
自走可否や名義、ローン残債の有無など、条件を満たすかチェックし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
最低保証を上手に活用すれば、廃車であっても納得のいく価格で売却できるでしょう。
よくある質問
Q1.どんな車でも買取最低保証がある?
Q2.車検が切れている車も買取してもらえる?

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