買取情報
車に何らかの異常がある場合は、メーターパネルに警告灯が点灯します。
警告灯が点いた車でも、買い取ってもらうことは可能なのでしょうか。
この記事では、警告灯が点灯する理由や、買取について解説しています。
高く売却するためのポイントや、注意点についても解説しているので参考にしてください。
目次
車の警告灯が点灯する理由
ブレーキに問題がある
エンジンに問題がある
その他の部品に問題がある
警告灯が点いた車の買取について
買い取ってもらうことは可能
買取価格が下がる可能性がある
買取価格に影響がない場合もある
警告灯が点灯した車を高く売却するには
車検前のタイミングを狙う
内装と外装をきれいにする
複数の業者に査定を依頼する
警告灯が点灯した車を買取に出すときの注意点
ディーラー下取りには出さない
告知義務を守る
売買契約書をしっかり確認する
車買取業者を選ぶときのポイント
自社のリサイクル工場がある
故障の程度にあっている
故障車の買取実績がある
まとめ
車の警告灯が点灯する理由
まずは警告灯が点灯する理由を、警告灯の種類ごとに解説します。
ブレーキに問題がある
ブレーキに関する警告灯は、ブレーキ警告灯とABS警告灯の2種類です。
サイドブレーキを引いた状態でブレーキ警告灯が点灯するのは正常ですが、下ろした状態でも点灯する場合は、ブレーキオイル不足などの問題が起きています。
ABS警告灯が点灯している場合は、ABS系統に異常がある可能性が高いです。
ハブベアリングやドライブシャフトが、故障しているケースも考えられるでしょう。
エンジンに問題がある
エンジンに関する警告灯は、水温警告灯、油圧警告灯、エンジン警告灯の3種類です。
冷却水に問題が発生した場合、水音警告灯は赤か青に点灯します。
青は冷却水の温度が低い状態を示しているので問題ありませんが、赤は異常加熱を示しているので、すぐに点検や修理を受けましょう。
エンジンオイルの量が減ったときに赤く点灯するのが、油圧警告灯です。
オイルポンプの故障や、エンジンオイルに漏れが生じた場合も点灯します。
O2センサーに異常がある場合に黄色く点灯するのが、エンジン警告灯です。
センサー不良や、コイル不良でも点灯します。
その他の部品に問題がある
エンジンやブレーキ以外で、警告灯が点灯すると危険なのは、エアバッグ警告灯と充電警告灯です。
エアバッグやシートベルトに異常が生じた場合は、エアバッグ警告灯が点灯します。
走行には問題がありませんが、安全機能に関わる部品のため、早めに点検を受けましょう。
バッテリーに異常が生じた場合は、充電警告灯が点灯します。
バッテリーが切れてしまうとエンジンが停止してしまうので大変危険です。
なるべく早めに、修理を受けましょう。
警告灯が点いた車の買取について
警告灯が点いている場合、買取が可能なのか、買取価格に影響がないのかを解説します。
買い取ってもらうことは可能
警告灯が点灯している車でも、買取自体は可能です。
ただし、修理してから売却すべきかどうかは慎重に判断しましょう。
修理費用と買取査定額の両方の見積もりを比較したうえで、どちらが得かを見極めるのがおすすめです。
以前は、警告灯が点灯していても車検に通るケースもありましたが、現在は警告灯が点いたままでは車検に通りません。
そのため、車検前のタイミングで売却を検討する方が増えています。
買取価格が下がる可能性がある
エンジンの異常を示す警告灯が点灯している場合、買取価格が相場よりも下がる可能性があります。
修理をしないまま買取に出すと、不具合のある車として評価されるため、査定額が低くなるケースがほとんどです。
ただし、修理費用が高額になる場合は、無理に修理せず、そのまま買取に出した方が結果的にコストを抑えられることもあります。
そのため、買取額と修理費用の両方を比較した上で判断することが大切です。
買取価格に影響がない場合もある
シートベルト警告灯や半ドア警告灯など、点灯している警告灯の種類によって、買取価格にほとんど影響がない場合もあります。
しっかりとシートベルトをつけたり、ドアを閉めるだけで解決する場合は、買取価格が下がることはないです。
警告灯が点灯した車を高く売却するには
警告灯が点灯した状態の車を、高く売却するためのポイントについて解説します。
車検前のタイミングを狙う
警告灯が点灯した車を車検に通すために修理を行う場合、高額な車検費用が必要になります。
車検が切れてしまうと、公道を走行できなくなってしまうため、車検前に売却を検討しましょう。
売却のタイミングは車検の期日ギリギリではなく、日にちに余裕を持って進めるのがベストです。
内装と外装をきれいにする
車を買取査定に出す前に、洗車や車内の清掃を行いましょう。
車が汚れていたり、ゴミが落ちていたりすると、査定時にマイナス評価となる可能性があります。
また、においにも注意が必要です。
ペットやたばこのにおいが残っている場合は、消臭スプレーなどで無臭にしておきましょう。
しっかりと清掃を行い、査定員に車を大切に扱ってきたことをアピールしてください。
複数の業者に査定を依頼する
車を査定に出すときは、なるべく複数の業者に依頼するのがおすすめです。
買取業者によって、査定価格は異なります。
査定額を比較して、一番高く買い取ってくれる業者を見つけましょう。
警告灯が点灯した車を買取に出すときの注意点
警告灯が点灯した車を買取に出す前に、確認しておきたい注意点を解説します。
ディーラー下取りには出さない
車の売却方法として下取りと買取の2つの方法がありますが、高く売却したいなら、ディーラーでの下取りは避けてください。
一般的には、買取の方が買取価格が高くなります。
また、車が故障している場合は、ディーラー下取りでは値段がつかず、処分費用を請求されることもあるので気をつけましょう。
告知義務を守る
車を買取に出すときに、警告灯が点いていることや故障していることを隠すと、告知義務違反になります。
告知義務違反が判明すると、買取を拒否されたり、賠償責任を問われたりする可能性があるため、不具合を隠して売却するのはやめましょう。
売買契約書をしっかり確認する
売買契約が成立したら、契約書の内容を確認してからサインをしましょう。
確認する項目は、買取価格だけではありません。
自動車税や自賠責保険の還付が含まれているかも、大切なチェックポイントです。
条件にもすべて目を通し、納得した上で売買契約を締結しましょう。
車買取業者を選ぶときのポイント
警告灯が点灯した車を高く買い取ってもらうために重要な、業者選びについて解説します。
自社のリサイクル工場がある
国が認可しているリサイクル工場がある場合は、車の買取価格が高くなる可能性があります。
なぜなら、修理や点検を他の業者に委託する手数料がかからないからです。
廃車にして部品を売る場合も解体が必要になるため、自社のリサイクル工場を持っているか確認しておきましょう。
故障の程度にあっている
灯火類の不具合やバッテリーの劣化など、軽度の故障であれば中古車買取店、エンジンに問題がある場合は故障車専門の買取業者に依頼しましょう。
故障車を中古車買取店に査定を依頼しても、値段がつかない場合があります。
故障の程度に合わせて、適切な買取先を選びましょう。
故障車の買取実績がある
故障車の買取実績が豊富な業者は、海外など独自の販売ルートを確保しているため、不具合のある車でも高く買取できます。
通常の中古車買取店では買い取った車を販売して利益を得るため、故障車の買取は難しい可能性が高いです。
買取実績は、業者の公式ホームページで確認できます。
まとめ
今回は、警告灯が点灯した車の買取について解説しました。
警告灯が点灯しても車を買い取ってもらうことは可能です。
原因によって買取価格がダウンしてしまうので、警告灯が点灯した原因を把握することが大切になります。
買取に出す前に修理するかどうかは、修理費用や買取価格を確認してから判断しましょう。
よくある質問
Q1.車の警告灯が点灯した場合の対処法は?
A.走行中の場合、まずは駐車場やパーキングエリアなど、安全な場所に停車させます。
高速道路を走行している場合は、一般道に降りてから安全な場所に車を停めましょう。
Q2.修理すれば査定額がアップする?
A.修理をしてから査定に出しても、修理代をカバーできるほど、査定額がアップする保証はないです。
故障の程度が軽い場合は、買取店で修理もできるので、まずは修理しない状態で査定を依頼しましょう。

Copyright © GOOD SPEED.