買取情報
車の買取を検討している方のなかには「スペアキーがないけど売却できるのか?」と不安に感じる方も多いでしょう。
新車購入時にはマスターキーとスペアキーが2本セットで渡されますが、中古車市場では「スペアキーなし」の状態が一般的です。
大手の中古販売店でも「スペアキーのない中古車」は珍しくありません。
今回は、少しでも高値での買取を目指す方のために、スペアキーがない場合の注意点や査定への影響、スマートキーとの違い、高く売るコツまで詳しく解説します。
目次
スペアキーがなくても車の買取は可能
スペアキーがなくても買取可能
スペアキーがない場合のJAAIの査定基準
車買取では大きな問題ではない
車買取の際スペアキーは必要?
スペアキーだけがある場合も車買取可能
車買取後スペアキーが見つかった場合
車買取時スペアキーもスマートキーもない場合
スペアキーがない場合の買取査定額への影響3つ
影響1.シンプルなスマートキーなら減額は小さい
影響2.イモビライザー付きは査定額への影響がやや大きめ
影響3.スマートキーがないと高額減額の可能性がある
買取時にスペアキーは作るべきか?3つの判断基準
作成費用が減額幅を上回るケースがほとんど
スマートキーはとくに費用が高くなるケースがほとんど
スマートキーや付属品のない車の買取査定額をあげるコツ4選
コツ1.複数の買取業者に査定依頼して競争させる
コツ2.社内外を徹底的に清掃・メンテナンスしておく
コツ3.点検整備記録簿や保証書、取扱説明書を用意する
コツ4.査定前に説明書や不足アイテムの再入手を検討する
まとめ
スペアキーがなくても車の買取は可能
スペアキーがないからといって、車の買取を断られることはありません。
ただし、査定額に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
以下で詳しい内容を解説します。
スペアキーがなくても買取可能
スペアキーを紛失していても、マスターキーがあれば車の売却は可能です。
中古車市場では「スペアキーなし」の車両も多く、買取業者もスペアキーの有無だけで買取を断ることはありません。
スペアキーがない場合のJAAIの査定基準
JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の査定基準では、スペアキーがない場合は20点(約2万円)の減額となる場合があります。
ただし、これはあくまで基準であり、実際の減額幅は車種や業者によって異なるのが一般的です。
車買取では大きな問題ではない
中古車市場ではスペアキーが付いていない車も多く、査定の現場でも大きなマイナス要素とされることはあまりありません。
マスターキーがあれば、売却手続きには基本的に問題はないと考えてよいでしょう。
車買取の際スペアキーは必要?
車買取の際、スペアキーが見つからなくても買取は可能ですが、あれば査定で有利になる可能性が高まります。
以下で、買い取り後に見つかった場合や、スマートキーもない場合の対応について解説しますので、参考にしてください。
スペアキーだけがある場合も車買取可能
スマートキーを紛失し、スペアキーだけが残っている場合でも買取は可能です。
どちらか一方のキーがあれば問題ありません。
車買取後スペアキーが見つかった場合
売却後にスペアキーが見つかった場合、すぐに買取店に連絡しましょう。
車がすでに転売されている場合は、スペアキーを処分しても問題ありません。
車買取時スペアキーもスマートキーもない場合
マスターキーとスペアキーの両方を紛失している場合、車の運転や移動ができないため、キーの再作成やシリンダーの交換が必要になります。
こうした対応が必要な場合は、まずは買取業者に相談してみるのがおすすめです。
スペアキーがない場合の買取査定額への影響3つ
スペアキーの有無による査定額への影響は、キーの種類によって異なります。
以下で、キーの種類や特徴、査定額の影響を詳しく見ていきましょう。
影響1.シンプルなスマートキーなら減額は小さい
シンプルな物理キーや、リモコン操作のない従来型のキーの場合、スペアキーがなくても査定額への影響は比較的小さくなります。
こうしたキーは複製が容易で費用も安いため、減額幅は2万円未満、もしくはほとんど減額されないケースもあるでしょう。
影響2.イモビライザー付きは査定額への影響がやや大きめ
イモビライザー付きのキーには防犯用のチップが内蔵されており、複製や再発行には専門的な作業が必要です。
そのため費用も高額になる傾向があります。
スペアキーがない場合、買取査定ではおおよそ2万円前後の減額が目安とされており、車種や年式によってはさらに大きなマイナス評価となる可能性もあります。
影響3.スマートキーがないと減額の可能性がある
スマートキーそのものを紛失している場合、再発行には5万円程度かかるケースもあり、査定額も大きく減額される傾向です。
とくに、高級車や輸入車では、スペアキーの紛失による減額が3万円前後になるケースも珍しくありません。
スペアキーの有無による減額幅は、シンプルなキーなら小さく、イモビライザー付きやスマートキーでは大きくなる傾向があります。
買取時にスペアキーは作るべきか?
スペアキーを紛失した際、「新しく作るべきかどうか」で悩む方も多いでしょう。
しかし、作成費用と査定時の減額額を比較すると、スペアキーを作らずにそのまま売却した方が結果的に得になるケースも少なくありません。
以下で、その理由や判断ポイントについて詳しく解説します。
作成費用が減額幅を上回るケースがほとんど
スペアキーの作成費用は、査定時に減額される金額より高くなるのが一般的です。
たとえば、スペアキーがない場合の減額幅は国産車で2万円程度ですが、スペアキーの作成には1万円~5万円程度かかります。
そのため、無理にスペアキーを作るメリットは少ないでしょう。
スマートキーはとくに費用が高くなる
スマートキーやイモビライザー付きキーの場合、スペアキーの作成にはさらに高額な費用がかかります。
特にイモビライザー搭載車では、作成費用の相場はおおよそ5万円〜10万円程度とされています。
このような高額な費用を考慮すると、スペアキーがない状態でも無理に作成せず、そのまま売却する方が経済的に合理的といえるでしょう。
スマートキーや付属品のない車の買取査定額をあげるコツ4選
スマートキーやスペアキー、取扱説明書などの付属品がない場合でも、工夫次第で買取査定額をアップさせることが可能です。
ここでは、査定額を少しでも高くするためのコツを4つ紹介します。
コツ1.複数の買取業者に査定依頼して競争させる
買取査定は1社だけでなく、必ず複数社の業者に依頼しましょう。
業者ごとに査定基準や販売ルートが異なるため、提示される金額に大きな差が出ることも珍しくありません。
とくに「車一括査定サービス」を利用すれば、手間なく複数社に査定依頼でき、業者同士が競争して高額査定を期待できます。
コツ2.社内外を徹底的に清掃・メンテナンスしておく
車内外の掃除やメンテナンスを徹底しておくことも、高額査定につなげるために重要です。
特に、内装の汚れやタバコ・ペットの臭いはマイナス評価の原因になりやすいため、しっかりと対策しましょう。
シートやカーペット、ダッシュボードなど細かい部分まで丁寧に掃除し、清潔感を保つことが大切です。
また、外装も洗車やワックスがけをして見た目を整えることで、「丁寧に扱われてきた車」という好印象を与えられます。
自分での掃除が難しい場合は、専門のクリーニング業者に依頼するのも有効な手段です。
コツ3.点検整備記録簿や保証書、取扱説明書を用意する
点検整備記録簿・保証書・取扱説明書などの書類がそろっていると、車が適切に管理されてきたことの証明になります。
とくに、点検記録簿はメンテナンス履歴を確認できるため、買取業者にとって大きな安心材料です。
もし取扱説明書が手元にない場合は、ディーラーで再発行してもらえるケースもありますし、メーカーの公式サイトやネットオークションで取り寄せることも可能です。
これらの書類の有無は査定額に影響することもあるため、できる限り揃えてから買取査定に出すのがおすすめです。
コツ4.査定前に説明書や不足アイテムの再入手を検討する
取扱説明書や純正パーツなどの不足アイテムは、可能であれば査定前の入手を検討しましょう。
ディーラーや専門店、ネットオークションなどで入手できるケースもあります。
ただし、再入手が難しい場合や費用の高い場合は、無理に揃えずほかのコツでカバーしましょう。
まとめ
スペアキーがなくても、車の買取や査定には基本的に支障はありません。
実際、中古車市場ではスペアキーが揃っていない車両も多く、マスターキーさえあれば通常通りの査定・買取が行われます。
ただし、イモビライザー付きやスマートキー搭載車の場合、スペアキーの有無によっては減額されるケースもあります。
とはいえ、新たにスペアキーを作るとなると数万円の費用がかかるため、そのコストと査定額の差を天秤にかけると、「作らずに売る」ほうが得策な場合がほとんどです。
まずはスペアキーの有無にとらわれすぎず、複数社で査定を受けて、実際の買取額を確認してみるのがおすすめです。

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