買取情報
車を購入する際にはリサイクル料金を支払います。
当たり前のように支払ったリサイクル料金ですが、買取時には戻ってくるのでしょうか?
車のリサイクル料金とはそもそもどのようなものなのか、買取時に返金の対象になるのか、リサイクル券を紛失してしまったときの対処法などを詳しく解説します。
目次
車のリサイクル料金とは
車のリサイクル料金とは処分するための費用
リサイクル券は4種類
リサイクル料金の目安
リサイクル料金は5つに分けられている
リサイクル料金はいつ支払う?
リサイクル料金は何に使われている?
車の買取を依頼した際のリサイクル料金はどうなる?
買取する際に返金される
廃車になる場合は返金されない
リサイクル券を失くしてしまった場合でも車買取はできる?
リサイクル券がなくても買取可能
リサイクル券は再発行もできる
自動車リサイクルシステムで確認できる
車買取時のリサイクル料金の払い戻し方法は?
買取を依頼した販売店や業者から受け取る
個人で売買した場合は購入者に請求する
リサイクル料金の支払いは新車だけ?
リサイクル料金は新車購入時に支払う
中古車を購入した際は支払不要
まとめ
車のリサイクル料金とは
車のリサイクル料金は、新車購入時に発生しますが、何に使用する費用なのか、よくわかっていないという方もいるのではないでしょうか。
リサイクル料金の概要を解説します。
車のリサイクル料金とは処分するための費用
車のリサイクル料金は、車の解体処分にかかる費用です。
廃車による環境負担を低減するために定められた自動車リサイクル法では、解体処分にかかる費用を前もって払うことが義務付けられています。
リサイクル券は4種類
リサイクル券はA・B・C・Dの4つに分類されています。
A券は預託証明書で、リサイクル料金を預託したことを証明する券です。
B券は使用済自動車引取証明書で、車を買い取ってもらう際に引受業者が必要事項を記入し、最終的に所持者になる方へ交付します。
C券は資金管理料金受領書で、自動車リサイクル促進センターが資金管理料金を受け取ったことを証明する券です。
D券は料金通知兼発行者控で、車の所有者に対して、料金の通知をしたことを証明する券です。D券は事業者側が保管します。
リサイクル券は車の買取時や廃車手続きで必要になるため、車検証などと一緒に大切に保管してください。
リサイクル料金の目安
車種によってリサイクル料金は異なります。
おおよその目安は以下の通りです。
軽自動車 6,000円~16,000円
普通車 10,000円~18,000円
中~大型トラック 10,000円~16,000円
リサイクル料金は5つに分けられている
リサイクル料金は5つの項目で構成されています。
まずは指定3品目のリサイクル料金です。シュレッダーダスト・エアバッグ類・フロン類の3つが該当します。
シュレッダーダストとは、使用済みの自動車から出る有用な部品や鉄などの金属資源を回収したあとに残る、樹脂やゴムなどのクズのことです。
エアバッグ類とは、エアバッグやシートベルトプリテンショナーの両方をあわせた装置の総称。エアバック類は爆発性があるため、適正処理を行うために専門的な技術が必要とされます。
フロン類とは、エアコンに使用されている冷媒のことです。
指定3品目のほかに、自動車リサイクルシステムの情報管理料金、リサイクル料金運用の資金管理料金の2つが含まれています。
リサイクル料金はいつ支払う?
リサイクル料金を支払うタイミングは、新車を購入したときです。
リサイクル料金を支払うと、先ほど紹介した4種類のリサイクル券が発行されます。
リサイクル料金は何に使われている?
リサイクル料金はその名の通り、自動車のリサイクルに使用されます。
車のパーツの約90%はリサイクル可能です。しかし、別の材料や原料にするには処理と手間がかかります。このときにリサイクル料金が使われるのです。
車の買取を依頼した際のリサイクル料金はどうなる?
車の買取を依頼した際、リサイクル料金はどうなるのでしょうか。
買取と廃車に分けてそれぞれ解説します。
買取する際に返金される
車の買取を依頼した際は、リサイクル料金が返金されます。
リサイクル料金は個別に返金されることもありますが、下取りや買取価格に含まれています。
下取りや買取の際は、見積書をよく確認してください。
廃車になる場合は返金されない
廃車になる場合は、リサイクル料金が使用されるため戻ってきません。
リサイクル料は戻ってきませんが、自動車税と自動車重量税は還付されることがあります。重量税は車検が1ヶ月以上残っていると、残りの期間分の税金が戻ってきます。
リサイクル券を失くしてしまった場合でも車買取はできる?
リサイクル券は新車購入時に支払ったことを証明するものとして渡されるため、買取時には紛失してしまう方も少なくないようです。
リサイクル券を失くしてしまったときは、買取可能なのでしょうか。また失くしてしまったときの対処法も紹介します。
リサイクル券がなくても買取可能
結論からいうと、リサイクル券がなくても買取は可能です。
リサイクル料金の支払いは、車検証に記載の車台番号と登録番号があれば、自動車メーカーのWEBサイトで公開されているため確認ができます。
買取業者にリサイクル料金を支払っているか調べてもらいましょう。
リサイクル券は再発行もできる
リサイクル券は再発行も可能です。運輸支局で再発行を依頼できます。
運輸支局にはリサイクル券の再発行専用の端末機が用意されており、手続きは簡単に済みます。
自動車リサイクルシステムで確認できる
買取業者に頼まなくても、自動車リサイクルシステムでリサイクル料金の支払いを証明する方法があります。
自動車リサイクルシステムのリサイクル料金検索で、車台番号や登録番号のほかに、車両区分など必要事項を入力するだけです。
すべて入力すると預託状況の結果が表示されるため、「預託済み」であれば印刷するとリサイクル券の代わりになります。
車買取時のリサイクル料金の払い戻し方法は?
買取の際にリサイクル料金の戻ってくるタイミングを覚えておきましょう。
リサイクル料金の返金は買取業者が忘れることもあります。しっかりと自分で確認することが大切です。
買取を依頼した販売店や業者から受け取る
中古車販売店などで車の買取を依頼した場合は、業者からリサイクル量が返金されます。
返金のルールはないため、多くの業者が買取価格に含めて支払います。
基本的にリサイクル料金は、受け取りの際に書類が発生したり、書面での手続きが行われたりはしません。
個人で売買した場合は購入者に請求する
ネットオークションや友人知人などに売却するなど、個人間で売買した場合は、買い手にリサイクル料金を請求しましょう。
次の所有者に預託金相当額を請求するのは決して悪いことではないため、遠慮せずに求めて問題ありません。
車の買取は高額になるため、個人間の売買ではトラブルを防ぐためにも、契約書を用意しておくのが望ましく、リサイクル料金のことも記載しておくと安心です。
リサイクル料金の支払いは新車だけ?
リサイクル料金の支払いは新車購入時のみで、中古車を購入した際は発生するのでしょうか。
リサイクル料金は新車購入時に支払う
リサイクル料金は、新車購入時には必ず支払いをします。
リサイクル料金の支払いをせずに新車を購入するのは不可能です。
中古車を購入した際は支払不要
リサイクル料金は1台の車につき、1回の支払いです。
従って、中古車を購入した場合は支払の必要はありません。
ただし、リサイクル券は、中古車を購入した所有者に譲渡されます。
そのため、中古車本体の代金に含まれていることもあり、結果的には間接的に支払いをしているといえるでしょう。
まとめ
車のリサイクル料金は、新車購入時に発生する、廃車の際にかかる処分費用です。
リサイクル料金の支払金額は車種によって異なります。
買取のときには返金されますが、廃車をするときにはリサイクルをしなくてはならないため戻ってきません。
リサイクル券は、新車購入時に発行されるため、紛失してしまうケースもありますが、
運輸支局で再発行可能、自動車リサイクルシステムでも自分で調べることができます。
中古車として買取を依頼した際、リサイクル料金が戻ってくるタイミングは売却時で、多くの業者が買取価格に含めて返金してくれます。
万が一、見積書にリサイクル料金の記載がないときは、返金を忘れている可能性もあるため、必ず確認してください。
よくある質問
Q1.車の買取の際にリサイクル料金は返ってきますか?
廃車ではない場合は返金されます。
Q2.リサイクル券を失くした場合でも買取可能ですか?
リサイクル料金の支払いが立証できれば問題ありません。

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