買取情報
「福祉車両を売却したいけれど、買取してもらえるのだろうか?」と悩まれていませんか?
本記事では、福祉車両の買取に関する情報を知りたい方に向けて、買取事情や相場、買取してくれる業者の例を解説します。
廃車やオークション、買取ならどれを選ぶべきか悩んでいる方に向けた判断目安も併せてお伝えしているため、ぜひ参考にしてください。
目次
福祉車両とは?
福祉車両の特徴
車両の種類
福祉車両の買取事情と相場
福祉車両はニーズが高い
買取額の相場
福祉車両の買取業者の選び方
福祉車両の買取実績、知識が豊富な業者を選ぶ
スタッフの対応が丁寧な業者を選ぶ
料金が明瞭な業者を選ぶ
JPUCに加入している業者
福祉車両の査定額を高めるためのポイント
一括査定で業者を決める
下取りは選ばない
付属品も査定に出す
車両の情報を正確に伝える
車内外を綺麗にしておく
廃車・オークション・買取ならどれがいい?
不動車なら廃車が良い
流れるリスクもあるが買値を上げたいならオークションもあり
まとめ
福祉車両とは?
福祉車両とは、高齢者や身体に不自由がある方の車移動を快適にするために仕様変更されている車両のことです。
商用車としてのイメージが強くあった一方で、最近では自家用車としてのニーズも増えています。
ここでは、福祉車両の特徴や車両の種類を解説します。
福祉車両の特徴
福祉車両は自操式と介護式があります。
自操式は、身体が不自由な方でも自分で運転できる仕様の車です。
手と片足を使って運転操作をするタイプと、足のみで運転操作をするタイプがあります。
介護式は、筋力が弱った高齢者や身体が不自由な方が乗り降りしやすい仕様の車です。
たとえば、車椅子のまま乗降できるようスロープやリフトがついているタイプがあります。
利用者のニーズに合わせてカスタマイズすることもできる点も特徴です。
自操式車両の種類
福祉車両の自操式は以下の2種類があります。
・手動装置付きの運転補助装置付き車
・足動装置付きの運転補助装置付き車
では、一つずつ特徴を解説します。
手動装置付きの運転補助装置付き車
手動装置がついた車両は、片手で運転できるようハンドルに旋回装置がついています。
装置にも「フロア式」と「コラム式」の種類があり、運転姿勢の保ちやすさや足元のスペースの広さが異なります。
フロア式では曲がってブレーキをかけた時の姿勢を維持しやすく、コラム式では足元のスペースを広めに確保できるというそれぞれ違った特徴があるのです。
なお、手動装置がついたタイプには、右足でアクセルペダルが踏めない方のために左足アクセルペダルが付いたタイプもあります。
足動装置付きの運転補助装置付き車
足動装置が付いた車両は、足の動きだけでハンドル操作ができる仕様となっています。
ハンドル操作の方法は、自転車を漕ぐような動きで可能です。
左に曲がりたい場合はペダルを前に漕ぎ、右に曲がりたい場合は後ろ漕ぎをします。
ウィンカーやワイパー操作も足の操作で可能です。
足元にスイッチがあり、足で押せば動作する仕組みになっています。
福祉車両の買取事情と相場
買取額は、車両状態だけでなく中古車市場で高いニーズがあるかどうかも影響されます。
そのためここでは、福祉車両は中古車市場でニーズがあるのかどうか、また平均相場がどのくらいあるのかをご紹介します。
福祉車両はニーズが高い
結論からお伝えすると、福祉車両は中古市場でもニーズが高まっています。
福祉車両の買取を専門としている業者も登場しているほどです。
日本の高齢化が、年々ニーズが高まっている理由の一つだと考えられています。
福祉車両は、介護タクシーとして介護現場で活躍しています。
今後も高齢化がさらに進むと予測されているため、ますますニーズは高まるでしょう。
買取額の相場
福祉車両の買取額の相場は35万〜180万円です。
車種や走行距離、年式などによって買取額は変動します。
福祉車両として人気の高いボックス系の車種、年式が新しい車両は高値がつけられる傾向です。
福祉車両の買取業者の選び方
福祉車両の買取をしてくれる業者の選び方のポイントは以下の4つです。
・福祉車両の買取実績、知識が豊富な業者を選ぶ
・スタッフの対応が丁寧な業者を選ぶ
・料金が明瞭な業者を選ぶ
・JPUCに加入している業者
では、一つずつ解説します。
福祉車両の買取実績、知識が豊富な業者を選ぶ
福祉車両を買取店で売却するのであれば、買取実績が多くある、もしくは車両に関する知識が豊富なところを選びましょう。
買取実績がない店舗や知識が少ない業者での買取は、適正な価値がわからず相場よりも低い査定額を提示される可能性があります。
相場の範囲内、もしくは高値で買い取ってもらうためにも、買取店のサイトで買取実績を確認することをおすすめします。
知識の有無は判断しにくいですが、福祉車両専門の買取業者であれば間違いないでしょう。
スタッフの対応が丁寧な業者を選ぶ
スタッフの対応が丁寧な業者は信頼できるため、安心して売買契約を結べるでしょう。
たとえば、査定額の項目と減点・加点の詳細を説明してくれるか、質問に対して誠実に回答してくれるかを見ると良いでしょう。
査定前にある程度判断しておきたい方は、電話対応の態度や口コミを参考にする方法もあります。
料金が明瞭な業者を選ぶ
車の買取には手数料が発生するケースがあるため、発生する料金が明瞭な業者を選ぶと安心でしょう。
たとえば、査定料や引取り料、名義変更の代行手続き手数料、キャンセル料などがあります。
買取店によって発生する手数料や金額は異なるため、契約を結ぶ前に確認しておきましょう。
JPUCに加入している業者
JPUCとは、一般社団法人日本自動車購入協会を指し、健全で安心・安全なサービスを提供することを理念としている団体です。
加盟している買取店は、JPUCが実施する研修を受けて修了したスタッフが在籍している証です。
安心して査定を任せたい、トラブルなく契約を結びたいと考えている方は、JPUCの加盟店から店舗探しをすると良いでしょう。
福祉車両の査定額を高めるためのポイント
福祉車両の査定額を高めるためのポイントは以下のとおりです。
・一括査定で業者を決める
・下取りは選ばない
・付属品も査定に出す
・車両の情報を正確に伝える
・車内外を綺麗にしておく
では、一つずつ解説します。
一括査定で業者を決める
一括査定で業者を決めると、査定額がアップする可能性があります。
一括査定は複数の業者に一斉に査定依頼し、比較して業者を選べるサービスです。
ライバル業者同士で競り合うため、査定額が上がりやすいメリットがあります。
なお「最も高い業者でも相場以下で納得できない」「信頼できる業者がいない」などがあればキャンセルできます。
キャンセル料の発生はサービスによって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
下取りは選ばない
高額査定を狙うのであれば下取りはおすすめしません。
下取りを行うディーラーは販売が専門であり、販売ルートはオートオークションが基本です。
よって、豊富な販路がある買取専門店と比べて高値での契約は渋る傾向です。
特に、既存車とは別のメーカーで下取りをしてもらう場合は、下取り金額が大幅に低下しやすいため注意しましょう。
付属品も査定に出す
福祉車両における査定では、付属品も重要視されるため査定に一緒に出しましょう。
付属品がそろっていると、中古車販売店での販売やオートオークションの出品がスムーズになります。
そのため、買取業者にとってメリットが大きく、査定額がアップする可能性があります。
付属品に該当するものは、リフトやスロープ、純正の装備品やアクセサリーなどです。
車両の情報を正確に伝える
動作が悪いところがある、事故歴があるなどの査定に影響する情報も、正確に伝えましょう。
勘違いで誤った情報を伝えて査定士が指摘した場合は問題ありませんが、嘘をついたことが明らかになると信頼関係が崩れます。
売買契約は双方の信頼関係で成立するものであるため、嘘だと知られれば買取を断られるケースもあります。
わからないことはわからないとはっきり伝え、記憶にあることは正確に伝えることを心がけましょう。
車内外を綺麗にしておく
車内外を綺麗に掃除しておくと、査定額がアップする可能性があります。
綺麗な車両は丁寧に使用されてきたと判断されるためです。
中古車は安全性の高さが重要視されるため、車の扱い方も重要視する業者がいます。
また、車内が綺麗な車両は次のオーナーが見つかりやすいこともあり、綺麗さは査定に影響しやすい要素です。
座席シートの汚れを落としておく、エアコンのメンテナンスをしておく、洗車するなどして綺麗な車両を保ちましょう。
廃車・オークション・買取ならどれがいい?
廃車やオークションも視野に入れている方に向けて、判断の目安をお伝えします。
どの方法で車両を手放すか迷っている方は参考にしてください。
不動車なら廃車が良い
もし、車両がエンジンの不調やバッテリーの不調、事故などで動かない場合は、廃車を検討しましょう。
廃車は廃車買取専門店やスクラップ業者に依頼します。
個人所有の福祉車両であれば一般的な廃車手続きで対応できますが、福祉車両助成事業車両に該当する場合は特有の手続きが必要です。
手続きに入る前に日本財団に廃車の報告を行い、許可を得れば手続き書類をそろえて日本財団に提出してください。
流れるリスクもあるが買値を上げたいならオークションもあり
オークションは、落札されず出品した車両が流れるリスクがあるのです。
しかし、最低落札価格を自分で設定できる個人向けオークションであれば、高値で売却できる可能性があります。
個人間でやりとりを行うオークションはトラブルが発生しやすいため、大手業者が仲介に入るサイトの利用がおすすめです。
手数料はかかりますが、安心できる売買ができるでしょう。
まとめ
福祉車両はニーズが高まっているため、中古車販売市場でもニーズが高く高値がつきやすいといえます。
買取相場は35万〜180万円となっており、車種や走行距離、年式によって価格が変動します。
高値で売却したい方は、車両を綺麗に保つ、付属品も査定に出すといった車両状態を整えるほかに、一括査定で比較した中で最も高い業者に買取をしてもらう方法があります。
廃車買取やオークションもありますが、買取と比べて売却額は少ないため、動く状態なのであれば一般的な買取で良いでしょう。
よくある質問
Q1.福祉車両は誰でも買える?
A誰でも購入できます。
Q2.福祉車両を売却するとき消費税はかかる?
A売却する際に消費税がかかることはありませんので安心してください。

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