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e-POWER搭載の本格SUVであるエクストレイルは、その人気ゆえに発売直後から長期間の受注停止や納期遅延が発生していました。そのため「今契約したらいつ届く?」「少しでも早く乗る方法はないの?」と、疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、最新の納期目安と納期短縮のための具体的なテクニックを徹底解説します。
エクストレイルのグレード別納期目安
日産自動車の技術の粋を集めた「エクストレイル」は、発売当初から注文が殺到し、長期間の受注停止や納期遅延が発生していた人気車種です。2025年現在、受注は再開され生産体制も安定傾向にありますが、それでも即納というわけにはいきません。
以下では、最新の情報を基に、グレードごとの具体的な納期目安と、納車時期に差が出る要因について詳しく解説していきます。
2WD・4WD(e-4ORCE)の標準グレードの納期
エクストレイルの販売台数の大半を占めるのが、第2世代「e-POWER」と電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を組み合わせた4WDモデルです。標準グレードである「S」「X」「G」を選択した場合、現時点での納期目安はおおよそ3ヶ月〜5ヶ月程度となっています。
一時期の「1年以上待ち」という状況と比較すれば、生産状況は劇的に改善されました。 一方で、2WDモデルに関しては生産比率がやや低めに設定されている傾向があり、4WDモデルと同等か、タイミングによってはわずかに時間を要するケースも見受けられます。
日産は主力のe-4ORCEの生産を優先的に進めていると言われているため、標準的な装備の4WDモデルであれば、比較的スムーズに納車までのスケジュールが組まれることが予想されます。ただし、これらはあくまで目安であり、ディーラーが持っている在庫枠などによって前後することを理解しておく必要があります。
AUTECH・エクストリーマーX・90周年記念車の納期
標準グレードに対して、より個性的なスタイルを追求したカスタムカー「AUTECH」や、タフな外観を強調した「エクストリーマーX」、そして日産創立90周年を祝う特別仕様車「90周年記念車」などは、納期が長くなる傾向にあります。
これらのモデルは、標準車の生産ラインを出た後に、オーテックジャパンなどの架装工場へ移動し、専用のエアロパーツや内装部品を取り付ける工程が必要です。そのため通常の生産期間に加えて、架装や検査のための時間が追加で必要となり、標準車プラス1ヶ月〜2ヶ月程度の期間を見込んでおくのが安全です。
特に「AUTECH」などの人気モデルは注文が集中しやすく、専用パーツの供給待ちが発生すると、半年以上の納期となるケースも珍しくありません。
ツートンカラーやオプションによる納期の遅れ
グレード選びだけでなく、ボディカラーやメーカーオプションの選択も納期に大きく影響します。特に注意が必要なのが、ルーフとボディの色が異なる「2トーンカラー」です。2トーンカラーは塗装工程が複雑で手間がかかるため、単色(モノトーン)に比べて生産に時間を要します。
また、「パノラミックガラスルーフ」や「BOSEプレミアムサウンドシステム」といったメーカーオプションも、納期遅延の要因になりやすいアイテムです。これらは半導体や専用部品を多く使用するため、世界的な部品供給不足の影響をダイレクトに受けやすいのです。「どうしてもこのオプションが欲しい」という強いこだわりがない場合は、これらを外すことで納期をある程度短縮できる可能性があります。
納期遅延と変動の要因を解説
エクストレイルの納期は常に変動しており、正確な予測は難しいです。ではなぜ、このように納車時期が不安定になってしまうのでしょうか。
以下では、エクストレイルの納期を左右する主な2つの要因について解説します。
半導体不足と部品供給の現状
自動車の納期遅延を引き起こしている最大の要因は、依然として続いている半導体不足と部品供給の不安定さです。現代の自動車、特にエクストレイルのような高度な電子制御を行うハイテク車両には、多くの半導体が使用されています。
世界的な需要の急増に加え、地政学的なリスクや物流の混乱などが重なり、特定の部品が突発的に不足する事態が断続的に発生しているのです。状況は徐々に回復傾向にはありますが、まだ完全に正常化したとは言えず、綱渡りの生産体制が続いていることが納期の変動要因となっています。
販売会社(ディーラー)ごとの「割り当て枠」の秘密
車の納期は「どこのディーラーで買うか」によっても変わることがあります。これは、メーカーから各販売会社に対して、期間ごとに生産枠(割り当て台数)が決められているためです。
例えば、販売力の強い大規模なディーラーや、過去の販売実績が優秀な店舗には、より多くの生産枠が割り当てられる傾向があります。一方で、割り当て枠が少ない販売会社で契約した場合、その枠がすでに埋まってしまっていると、次の生産枠が開放されるまでメーカーへの発注自体ができない「待機状態」となります。
その結果、同じ時期に契約してもA店では3ヶ月、B店では6ヶ月といった納期の差が生まれてしまうのです。
エクストレイルの納期を早める4つの方法
「車検がもうすぐ切れてしまう」「今の車の調子が悪いから早く乗り換えたい」など、どうしても長い納期を待てない事情がある方もいらっしゃるでしょう。
以下では、エクストレイルを少しでも早く手に入れるための、4つの方法について紹介します。
「キャンセル車」と「在庫車」を狙う
最も効果的に納期を短縮する方法は、他の人がキャンセルした車両や、ディーラーが見込みで発注していた在庫車を狙うことです。人気車種であるエクストレイルでも、ローンの審査に通らなかったり、家庭の事情が変わったりして、キャンセルが発生することは珍しくありません。
また、ディーラーは決算期などに合わせて、売れ筋のグレードを見込み発注している場合があります。こうした車両はすでに生産ラインに乗っているか、完成して輸送中であることが多いため、契約から数週間での納車が可能です。
人気グレード・カラーを選んで生産枠に乗る
あえて「一番売れている仕様」を選ぶというのも、納期を早めるための賢い戦略です。メーカーは生産効率を上げるために、注文が集中する人気グレードや定番カラー(ホワイトパールやブラックなど)を優先して、まとめて生産する計画を立てることがあります。
逆に、珍しいボディカラーやあまり選ばれないオプションの組み合わせは、生産の順番が後回しにされたり、一定数が集まるまでラインに乗らなかったりするリスクがあります。
新古車(登録済未使用車)を探す
「新車」というこだわりに固執しないのであれば、中古車市場に出回っている「登録済未使用車(新古車)」を探すのも即納方法の一つです。中古車販売店に現車がある状態ですので、書類の手続きさえ済めば最短1週間から2週間程度で乗り出すことができます。
ただし、即納できる付加価値がついているため、新車価格よりも若干割高に設定されている場合や、希望のオプションが付いていない場合もあります。
サブスクやリースも考慮する
近年普及してきた車のサブスクリプションサービス「KINTO」や、カーリースを利用することも納期短縮の一手となります。これらのサービス会社は、一般のディーラー販売枠とは別に、独自の在庫枠や生産枠を確保しているケースがあります。
所有権が自分にはならない、カスタマイズに制限があるなどのデメリットはありますが、月々の支払いに税金や保険料が含まれているため、家計管理が楽になるというメリットもあります。
納車待ち期間中にやっておくべき準備と注意点
無事に契約を済ませても、納車までの数ヶ月間をただ漫然と待っているだけでは、思わぬ損失を被る可能性があります。
以下では、スムーズな納車を迎えるための実務的な準備について解説します。
今の車の下取り価格変動リスクへの対策
新車の契約時に提示された下取り車の査定額は、あくまで「その時点での価格」であり、納車される数ヶ月後まで保証されるとは限りません。中古車相場は日々変動しており、走行距離が伸びたり、年式が古くなったりすることで、納車直前になって「査定額が下がりました」と減額を提示されるケースもあります。
こうしたリスクを防ぐためには、ディーラーに対して「納車時まで査定額を据え置いてもらえるか(買取保証)」を交渉しておくことが重要です。また、納車時期が近づいたら、改めて買取専門店などで査定を受け、ディーラーの下取り価格と比較検討することも有効です。
必要書類の準備と駐車場の確保
納車日が確定してから慌てないように、必要な書類や環境を整えておくことも大切です。普通車の登録には、発行から3ヶ月以内の「印鑑証明書」が必要になりますが、あまり早く取得しすぎると有効期限が切れてしまうため、ディーラーから「そろそろ登録の準備に入ります」という連絡が来てから取得するようにしましょう。
また、保管場所使用承諾証明書(車庫証明)を取得するためには、駐車場の契約が必要です。月極駐車場を借りる場合は、納車のタイミングに合わせて契約開始日を調整しないと、無駄な賃料を支払うことになります。
まとめ
エクストレイルの納期は、一時期の混乱から脱し、安定傾向に向かっています。標準的なグレードであれば3ヶ月〜5ヶ月程度が目安となりますが、特別仕様車や特定のオプションを選択することで変動する可能性があります。
もし納期を急ぐのであれば、キャンセル車や在庫車を狙ったり、人気グレードに絞って注文したりする工夫が有効です。また、ディーラーによって持っている「枠」が異なるため、複数の店舗で話を聞くのもおすすめです。
本記事で紹介した方法を実践し、納期を短縮できないか試してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1.エクストレイルが再受注停止になる可能性はありますか?
A.可能性はゼロではありません。過去にも注文殺到により、長期間の受注停止が発生しました。特に、今後の法規対応(騒音規制や排ガス規制など)に伴うモデルチェンジの切り替え時期や、世界的な部品供給の悪化が再燃した場合には、予告なく受注が止まるリスクがあります。購入の意思が固まっているなら、受注枠が開いているうちに早めに契約を済ませておくことをおすすめします。
Q2.契約後に納期が遅れた場合、キャンセルはできますか?
A.原則として、注文書(契約書)にサインをした後の購入者都合によるキャンセルは難しい場合が多いです。一方で、納期があまりにも大幅に遅延した場合(当初の予定より数ヶ月単位で遅れるなど)は、ディーラーとの協議によりキャンセルが認められるケースがあります。ただし、すでにメーカーへ発注が確定し、生産ラインに乗ってしまった後や、架装が始まってからのキャンセルは、違約金や実費を請求される可能性があるため注意が必要です。
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