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スズキのジムニーは、軽自動車でありながら本格的なオフロード性能を持ち合わせている人気のSUVです。
ですが、後部座席の快適性や室内空間の広さが気になるという声も聞かれています。
そこで本記事では、現行型ジムニー(JB64W)の後部座席に焦点を当て、快適性やシートアレンジ、荷室の利便性を徹底解説していきます。
ジムニーシエラ・ジムニーノマドの後部座席についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ジムニーの基本情報
ジムニー
ジムニーシエラ
ジムニーノマド
ジムニーの後部座席に関する情報
広さと快適性は?
シートアレンジと利便性は?
車中泊への適性は?
ジムニーシエラの後部座席に関する情報
ジムニーノマドの後部座席に関する情報
まとめ
ジムニーの基本情報
ジムニーの後部座席に関する情報をお伝えする前に、現行型ジムニーや派生モデルの基本情報を解説していきます。
ジムニー
スズキのジムニーは、軽自動車の規格内で作られたコンパクトなオフロード4輪駆動車として、1970年に初代モデルが発売されました。
伝統的な「ラダーフレーム構造」と剛性の高い「リジッドアクスル式サスペンション」により、悪路の走破性能はトップクラスと言われています。
現行型のJB64Wは2018年発売の4代目となり、2025年現在においても納車待ちが1年程度となるほど、高い人気を誇っている車です。
ジムニーシエラ
ジムニーシエラはジムニーの普通車バージョンで、初代モデルは1993年に登場しました。
オーバーフェンダーを備えた外観が特徴で、現行型のJB74Wはエンジンの排気量が1.5Lへとアップしています。
3ドアである点や悪路の走破性能は変わらず、ジムニーと同様に高い人気を得ているモデルです。
ジムニーノマド
ジムニーノマドは、ジムニーシエラと同じく小型乗用車の規格で設計されたモデルです。
ジムニーシエラとの違いは多数ありますが、すぐに目に付くのは5ドア化していることでしょう。
これまでにない居住空間の広さや、ホイールベースが長いことによる直進安定性の向上など、ジムニーノマド独自の魅力が複数あります。
2025年1月に発表された直後から注文が殺到しており、2月に注文の受付を停止、2025年5月現在においても再開されていません。
ジムニーの後部座席に関する情報
ジムニーの基本情報を解説したところで、本題となる後部座席に関する情報をお伝えしていきましょう。
広さ・快適性・シートアレンジ・利便性に注目して、現行型ジムニーの後部座席を詳細に解説していきます。
広さと快適性は?
ジムニーの後部座席は、コンパクトな車体ながらも、実用的なスペースと快適性を確保しています。
左右の空間がアップ
現行型ジムニーは先代モデルと異なるフォルムになっており、ホイールアーチ上部を利用したアームレストが削除されています。
そのため左右の空間が広がり、同じ軽自動車の規格であっても室内幅に余裕が感じられる仕様です。
モデルチェンジによって開放感が増し、よりゆったりとした印象の後部座席へと変貌しています。
疲れにくいシートを実現
現行型ジムニーのシートは、座面形状やクッション性の改良により、長時間座っていても疲れにくい傾向です。
グレードにより撥水加工の有無が異なりますが、オンロード・オフロードに関わらず、優れた乗り心地を実現しています。
乗降性は一般的な3ドアと同様
ジムニーは3ドア車のため、後部座席へ乗るには助手席を倒してスライドさせる必要があります。
頻繁に乗り降りする際は、やや不便に感じてしまうこともあるでしょう。
乗降性に関しては特に秀でているということはなく、一般的な3ドアと変わりません。
シートアレンジと利便性は?
現行型ジムニーの特徴として、後部座席に使い勝手の良いシート機構を備えている点も挙げられます。
利便性の高い荷室も併せて、解説していきましょう。
左右独立リクライニング機構を装備
グレードにもよりますが、ジムニーの後部座席は左右別々に、12段階のリクライニングが可能です。
乗る人に合わせて角度を調整できるため、長距離ドライブにおける快適性も向上しています。
左右独立リクライニング機構とヘッドレストを備えていないグレードもあるため、後部座席の快適性を重視する場合は注意しておきましょう。
5:5分割可倒式で長尺物が積載可能
ジムニーの後部座席は5:5分割可倒式、または一体可倒式となっています。
助手席を後方いっぱいまで倒すことで、アウトドアやレジャー用品に見られる長尺物も積載が可能です。
元々の荷室容量と合わせると、さまざまなパターンの積載に対応できます。
ラゲッジボックス&ツールボックスが便利
ラゲッジボックス&ツールボックスは、XCとXLグレードに標準装備されている便利な収納スペースです。
ラゲッジボックスは開閉式になっており、ラゲッジ下部に工具類を収めたツールボックスが備え付けられています。
バラバラになりがちな小物を手軽に収納・整理でき、汚れものを一時的に置いておくような使い方も可能です。
高い荷室拡張性も魅力
後部後席をすべて倒せば、フルフラットな広い荷室を構築できます。
ホイールハウスが荷室の内側になく壁がほぼ垂直なため、荷物の積みやすさも抜群です。
後部座席のシートベルトは着脱式で収納も可能なため、荷室拡張時の利便性を損なうことはありません。
ジムニーは一般的な軽自動車にない積載力を備えており、アウトドアから日常的な買い物まで、頼れる一台との評価を得ています。
車中泊への適性は?
ラゲッジボックスが標準装備されているグレードであれば、車中泊への適性は高いです。
前席を後方に倒し、後部座席もフルフラットにすれば、リアゲートまでで180cmぐらいの人間が横になれるだけのスペースが生まれます。
ラゲッジボックスがない場合、リアゲート付近に段差ができるため、車中泊用のマットを敷いたとしても快適に眠ることは難しいでしょう。
ラゲッジボックス自体はディーラーでの購入が可能なため、費用を惜しまなければどのモデルであっても車中泊への適性は高くなります。
ジムニーシエラの後部座席に関する情報
ここからは、ジムニーシエラの後部座席が気になるという方に向けて解説していきます。
広さや快適性、シートアレンジに関する情報は以下のとおりです。
- 左右独立リクライニング機構(12段階)を装備
- 5:5分割可倒式で長尺物の積載が可能
- フルフラットの広い荷室へ拡張可能
後部座席の仕様・荷室の拡張性など、大まかな部分はジムニーの上級グレードと変わらない傾向です。
室内空間や快適装備の面で言うと、ジムニーシエラはジムニーと同レベルだと言えるでしょう。
ジムニーノマドの後部座席に関する情報
次に、ジムニーノマドの後部座席が気になるという方に向けて解説していきます。
広さや快適性、シートアレンジに関する情報は以下のとおりです。
- 後席ドアとシート形状の工夫で乗降性アップ
- フロントシートと5:5分割可倒式リヤシートで多様なシートアレンジが可能
- 後部座席を前方に倒し荷室の拡張が可能
ジムニーノマドがほかのモデルと異なるのは、後部座席と合わせた荷室がフルフラットにならない点です。
拡張時の荷室床面長はジムニーやジムニーシエラを上回りますが、荷物の積載パターンが制限されるケースも想定できます。
まとめ
ジムニーの後部座席は、軽自動車の規格でありながら、快適に過ごすためのスペースと利便性の高い機能を備えています。
伝統的に受け継がれた4WDの要素を失わずに、できる限り後部座席の乗り心地とシートアレンジを追求したモデルと言えるでしょう。
ですが、ジムニーの人気は本格オフロード車としての評価で構成されています。
ジムニーの後部座席にどの程度の快適性を求めるのか、そこを明確にして検討してみてください。
よくある質問
Q1.後部座席の快適性を重視するなら、どのモデルがおすすめですか?
3ドアのジムニーと比較した場合、後席居住性と乗降性が向上しているジムニーノマドがおすすめです。
Q2.新型ジムニーJB64の後部座席の倒し方を教えてください。
ヘッドレストを取り外して助手席ポケットへ収納し、シートベルトを取り外してから、シート上部の紐を上に引っ張ったまま倒してください。

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