買取情報
「事故を起こした車でも買取ってできるの?」
「事故車の定義ってそもそも何?」
このような疑問はありませんか?
結論からお伝えすると、事故車とは事故を起こした車両だけではなく、フレームの修理をした車も事故車です。
それを踏まえたうえで、買取している業者はあるため、探して買取依頼をかけることはできます。
以降で詳しく解説しているほか、価格相場も解説していますのでぜひご覧ください。
目次
事故車と定義される車の状態とは?
事故車ってなに?
該当しないケースとは
事故車は買取可能?査定額に影響する?
買取可能な業者がある
査定額に大きく影響する
一般的な査定額相場
事故車を査定に出す判断基準とは
修理にかかるコスト
事故車の安全性
車を乗り続けている期間
事故車を買取に出した方がよい理由
不具合や故障を起こしやすい
維持費が高くなりやすい
売却や下取りが難しい
事故車を買取に出した後はどうなる?
オークションに出す
パーツを再利用する
海外へ輸出される
事故車を買取する手順
買取してもらう業者を決める
査定をしてもらう
必要書類を提出する
普通車の場合
軽自動車の場合
契約する
振り込まれたか確認する
人気のある車種の事故車買取価格の例
ダイハツ キャスト
ダイハツ タント
スズキ ジムニー
N-BOX
事故車を少しでも高く売るポイントと注意点
高く売るための5つのポイント
【価格アップを狙う方法1】相見積もりで複数業者を比較する
【価格アップを狙う方法2】買取相場を把握しておく
【価格アップを狙う方法3】事故車専門や廃車専門業者を選ぶ
【価格アップを狙う方法4】外装・内装を清掃し印象を良くする
【価格アップを狙う方法5】一括査定サービスを活用する
【価格アップを狙う方法6】修理をせずに売る
【価格アップを狙う方法7】査定に納得しない場合は契約しない
査定に出す際の注意点
【注意点1】修復歴は正直に話す
【注意点2】中古車の場合は事前に事故車かどうか調べておく
【注意点3】ローン返済期間中は残債と所有権に注意する
【注意点4】還付金の金額を確認する
【注意点5】必要書類の準備を早めにしておく
事故車買取業者の適切な選び方
【見るポイント1】迅速な対応が可能か
【見るポイント2】事故車の買取実績が豊富か
【見るポイント3】事故車の買取を行っているか
【見るポイント4】専門業者を選ぶ
【見るポイント5】口コミや評判が良いか
【見るポイント6】還付金の説明をしてもらえるか
まとめ
事故車と定義される車の状態とは?
事故車と定義される車の状態について解説していきます。
事故車ってなに?
事故車という呼称ではありますが、事故を起こした車両がすべて該当するわけではありません。
車両の骨格部分にまで修復が及ぶ大きな損傷を受けた場合にも呼びます。
該当する骨格修理の部品は以下の9箇所です。
・フレーム
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・ルームフロアパネル
・トランクフロアパネル
・ピラー
・フロントクロスメンバー
・フロントインサイドパネル
・ラジエターコアサポート
なお、上記を修理・交換した場合、中古車買取の業界では「修復歴車」とも呼ばれています。
該当しないケースとは
修復歴車もしくは事故車とならないのは、軽い修理で済む場合です。
例えば、ガラス交換、かすり傷やフレーム修理が不要な凹み傷などが該当します。
よって、事故を起こしたとしてもフレームさえ影響を受けていなければ該当しません。
事故車は買取可能?査定額に影響する?
買取できるかどうかや査定額への影響について解説していきます。
買取可能な業者がある
事故車は危険なため買取してもらえないと考える方もいるでしょう。
しかし、実際には買取可能な業者はあります。
とはいえ、すべての業者が買取をしているわけではないため、注意深く探す必要があります。
買取依頼の時点で修理されていない場合でも、無理に修理する必要はありません。
修理費用が査定額よりも高いことは基本的になく、損する傾向にあるためです。
かすり傷くらいであれば修理依頼を出しても損はないかもしれませんが、板金修理が必要となる場合はそのまま査定に出しましょう。
査定額に大きく影響する
結論からお伝えすると、査定額が通常よりも大幅にダウンします。
修理をしたとしても、一度壊れたフレームの車は剛性が弱くなっているためです。
剛性が弱くなっているということは、故障リスクも通常と比べて高まっていることを指すため、安全性が高くないとして売却額も下げなければなりません。
それに伴い、査定額も相場よりも低くしなければならないのです。
一般的な査定額相場
事故車の一般的な査定額相場は、一般的な相場よりも30%〜50%低い金額とされています。
しかし、実際には価格差が大きいため一概にはいえません。
断定していえることは、高額買取は難しいということです。
安全性が高い車は売れやすいため、高額査定の金額以上に設定しても買取店は損はしません。
しかし、安全性が低い車を購入する方は少ないため、在庫として抱えやすく買取店は損しやすいです。
そのため、高額の査定金額を出すことは厳しいのです。
ただし、解体して使えるパーツだけを取って売却する場合はある程度高価買取が期待できる場合もあります。
もし、買取してもらいたい場合は、売却後のルートに着目するといいでしょう。
事故車を査定に出す判断基準とは
事故車を査定に出そうと考えたとき迷ってしまう方も多いかもしれません。
そのときに判断する基準として大きく分けて3つあります。
事故車の査定をするときに迷った際の参考材料としてお役立てください。
修理にかかるコスト
まずはその事故車の修理にかかる費用から考えていきましょう。
事故の度合いにもよりますが、修理費用が保険で賄えないほどの高額な場合もあるでしょう。
また、保険で修理することによって、保険料の値上がりも懸念されます。
修理費用が高額になる見込みがある場合は、査定に出してみるのも良いでしょう。
事故車の安全性
軽い事故を起こしてしまい、傷がほとんどなく見た目としては通常の車と変わらない場合があります。
しかし、内部のエンジンやシステム関連のパーツが故障しており、それにより事故を引き起こしてしまう場合があります。
この場合、まずは専門業者に確認をしてもらい、修理をした方が良いのか、査定に出した方が良いのか判断すると良いでしょう。
車を乗り続けている期間
長年愛車に乗っていると愛車に乗り続けたいというユーザーも多いのではないでしょうか。
メンテナンス次第では、かなり長期的に乗り続けることができるでしょう。
しかし、車の寿命は約13年ほどなので、その期間が買い替えする目安です。
この期間を目安に査定に出してみるのも良いでしょう。
事故車を買取に出した方がよい理由
事故を経験した車は、外見上修復されていても内部には見えないダメージが残っているケースが少なくありません。
そのまま所有し続けると、安全性や維持費の面で大きな負担となる可能性があります。
結果的に「手放す方が良かった」と感じる人も多く、事故車は早めに買取へ出すことが賢明といえるでしょう。
ここでは、事故車を買取に出した方がよい理由について詳しく解説します。
不具合や故障を起こしやすい
事故による衝撃は目に見える損傷だけでなく、車体全体に歪みや負担を与えていることがあります。
フレームやサスペンションに力が加わると、後になって予期せぬ不具合が表面化することも珍しくありません。
一度修理した箇所が再びトラブルを起こすケースも多く、時間の経過とともに症状が悪化する可能性もあります。
安全性を確保する観点からも、修復歴がある車を長期的に乗り続けるのはリスクが伴うため、早めに買取へ出して処分する方が安心といえます。
維持費が高くなりやすい
事故車は故障が発生する頻度が高いため、修理や点検のコストが通常の車以上にかかる傾向があります。
エンジンや駆動系といった重要部品に不具合が及ぶと、一度の修理で数十万円かかることも少なくありません。
また、修理を繰り返せば繰り返すほど累計費用は増大し、結果的に新しい車を購入した方が安く済むこともあります。
将来的に高額な修理費を抱えるリスクを考慮すれば、維持するよりも買取で現金化して次の車に乗り換える判断が合理的です。
売却や下取りが難しい
事故歴のある車は市場での需要が低く、一般的な中古車販売店では買い取りを断られることも少なくありません。
たとえ修理済みであっても、修復歴があると再販価値は下がり、ディーラー下取りでも査定額は大幅に減額されます。
場合によっては「自走できなければ下取り不可」「廃車費用が必要」と言われるケースもあります。
そのため、通常の販売ルートでは思うような価格がつかないことが多く、事故車専門の買取業者を利用するのが良いです。
事故車を買取に出した後はどうなる?
事故車を買取に出した後、その車両はどうなるのでしょうか。
ここでは、業者が引き取った車の行き先や活用方法について詳しく解説します。
オークションに出す
事故車は、中古車販売店が直接販売する場合を除けば、業者専用のオートオークションに出品されることが一般的です。
事故車専用のオークション市場も存在しており、走行可能なものからパーツ取り前提の車まで幅広く取引されています。
出品時には開始価格や最低落札価格を設定でき、需要に応じて修理業者や部品販売業者が入札します。
表面的に価値が低く見える事故車でも、専門の業者にとっては仕入れ対象となるため、一定の需要が生まれる仕組みになっています。
パーツを再利用する
車体の一部が損傷していても、すべての部品が使えなくなるわけではありません。
ライトやドア、シート、エアコン部品などは再利用できるケースが多く、解体業者によって取り外され、別の車の修理やメンテナンスに役立てられます。
取り外し後の車体は鉄くずとして処分されますが、鉄は再資源化が可能であり、重量の半分近くがスクラップとして売却できます。
こうした資源の循環によって、事故車であっても一定の価値を持ち、業者にとっては買取を行う理由となっています。
海外へ輸出される
日本国内では「事故歴あり」というだけで価値が大きく下がりがちですが、海外市場では事情が異なります。
ロシアや中東諸国、東南アジアでは日本車の人気が高く、多少の損傷があっても「丈夫で長持ちする車」として需要があります。
走行に支障がない車であれば、国内で再販が難しい事故車も高値で取引されることがあります。
日本国内では買い手がつかない車が海外で再評価され、新しいオーナーのもとで再び活躍するという流れは、事故車の有効な出口戦略のひとつといえるでしょう。
事故車を買取する手順
ここでは事故車を買取する手順を解説します。
事故車を買取する手順は以下の通りです。
- 買取してもらう業者を決める
- 査定をしてもらう
- 必要書類を提出する
- 契約する
- 振り込まれたか確認する
それぞれ詳しくみていきましょう。
買取してもらう業者を決める
最初に取り組むべきことは、どの業者に依頼するかを決めることです。
事故車を扱える業者は限られており、通常の中古車販売店では買取不可となる場合もあります。
そのため、事故車や廃車に特化した専門業者を候補に入れることが重要です。
複数社から見積もりを取ることで価格差を比較でき、思った以上に高額で売却できる可能性も広がります。
近年はインターネットを活用した一括査定サービスも普及しており、手間をかけずに複数業者から見積もりを得られる点も大きなメリットです。
査定をしてもらう
買取先が決まったら、査定に進みます。
査定では、事故による損傷の程度や修理歴、車体の走行距離や年式などが細かくチェックされます。
査定員は見た目の損傷だけでなく、フレームの歪みやエンジン内部の状態など目に見えない部分も確認します。
ここで重要なのは、事故の経緯や修理状況を正直に伝えることです。
情報を隠すと後にトラブルにつながる恐れがあるため、誠実な対応が求められます。
提示された査定額に納得がいかない場合は、詳細な根拠を尋ねて比較検討するのが重要でしょう。
必要書類を提出する
査定額に納得した後は、車両の売却や廃車に必要な書類を提出します。
普通車と軽自動車では必要書類が異なるため注意しましょう。
普通車の場合
普通車を事故車として売却・廃車する際には、用意すべき書類が多いため事前の準備が欠かせません。
普通車の場合は以下の書類が必要です。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 実印
- 印鑑証明書(3か月以内の原本)
- ナンバープレート
- リサイクル券(A・B券)
- 譲渡証明書
- 委任状
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
※一時抹消済みの場合:「登録識別情報通知書」
※名字変更時:「戸籍謄本」
※住所変更時:「住民票」または「戸籍の附票」
車検証と自賠責保険証明書は、車両の所有や保険加入を確認するために必要です。
さらに、実印と印鑑証明書、ナンバープレートの返却、そしてリサイクル券も必須となります。
買取業者に手続きを委任する場合には、譲渡証明書や委任状への署名・押印も必要です。
また、運転免許証などの身分証も提出することになります。
名義変更や一時抹消済みの場合には追加で戸籍謄本や住民票などを求められることもあるため、事前に確認して抜け漏れなく準備することが大切でしょう。
軽自動車の場合
軽自動車の場合は、以下のとおりです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 申請依頼書
- 認印(所有者・使用者両方/シャチハタ不可)
- リサイクル券(A・B券)
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
※一時抹消済みの場合:「登録識別情報通知書」
軽自動車を事故車として手放す場合は、普通車と比べて必要な書類がやや少なく、手続きもシンプルです。
必須となるのは車検証、自賠責保険証明書、リサイクル券、そして所有者や使用者の認印です。
車検が切れていたり、一時抹消登録を行っている場合には、登録識別情報通知書など別の書類を求められることもあります。
状況によって追加書類が変わるため、契約前に業者へ詳細を確認しておくと安心でしょう。
契約する
必要書類を提出し、査定額に納得できたら契約を結びます。
契約書には、買取金額や入金日、引き渡し条件など取引の重要事項が明記されているため、細部まで確認することが大切です。
曖昧な点を残したまま契約してしまうと、後々のトラブルにつながる恐れがあります。
不明点はその場で質問し、納得したうえで署名・捺印を行いましょう。
支払い方法や振込口座なども必ず確認し、安心して車を引き渡せる状態を整えることが大切です。
振り込まれたか確認する
契約が完了すると、指定口座に買取代金が振り込まれます。
入金のタイミングは業者によって異なりますが、早ければ即日、遅くとも数日以内に行われるのが一般的です。
入金が確認できれば取引は完了となります。
まれに振込手数料が差し引かれる場合もあるため、契約時に確認しておくと安心です。
万が一、約束された日を過ぎても入金が確認できない場合は、すぐに業者へ連絡を取り、状況を確認しましょう。
人気のある車種の事故車買取価格の例
人気のある車種の場合、事故車でもどのくらいの価格帯で買取されているのでしょうか。
キャスト、タント、ジムニー、N-BOXを例にご紹介していきます。
ダイハツ キャスト
「タウ」では、2022年に発売されたダイハツ キャストの事故車が15万円で買取されています。
車両状態は悪く、エンジン、エアバッグに異常がありました。
ダイハツ タント
「タウ」では、2017年に発売されたダイハツ タントの事故車が21万円で買取されています。
車両状態はそれほど悪くなく、エンジンとエアバッグに異常はありません。
走行性と安全機能に直結するパーツに異常がなければ、20万円以上の高価買取が期待できることが伺えます。
スズキ ジムニー
「タウ」では、2022年に発売されたスズキ ジムニーの事故車が25万円で買取されています。
25万円と高額ですがこちらの車両状態は悪く、エンジン、エアバッグともに異常があります。
ベストセラー車両であることに加えて、買取されたのが2022年で新車時期であるため高価買取が叶ったと考えられます。
N-BOX
「タウ」では、2019年に発売されたホンダ N-BOXの事故車が43万円で買取されています。
これまでにご紹介したなかで最も高い買取り額です。
こちらはエンジン、エアバッグともになく、買取は新車時期にあたる2020年にされています。
やはり、新車時期で人気の高い車両は高価買取される傾向にあるようです。
事故車を少しでも高く売るポイントと注意点
大幅に価値がダウンすることを抑えて少しでも高く売るポイントと、買取に出す際の注意点を解説していきます。
高く売るための5つのポイント
ここでは、事故車を少しでも高く売るためには、以下のポイントを抑えることが大切です。
- 【価格アップを狙う方法1】相見積もりで複数業者を比較する
- 【価格アップを狙う方法2】買取相場を把握しておく
- 【価格アップを狙う方法3】事故車専門や廃車専門業者を選ぶ
- 【価格アップを狙う方法4】外装・内装を清掃し印象を良くする
- 【価格アップを狙う方法5】一括査定サービスを活用する
- 【価格アップを狙う方法6】修理をせずに売る
- 【価格アップを狙う方法7】査定に納得しない場合は契約しない
【価格アップを狙う方法1】相見積もりで複数業者を比較する
事故車を売却する際は、必ず複数の業者から査定を受けることが基本です。
1社だけに任せてしまうと、その金額が本当に妥当かどうか判断できません。
複数の業者に見積もりを依頼すれば、それぞれの提示額を比較でき、最も高い金額を提示した業者を選ぶことが可能です。
特に、事故車は評価が難しく業者によって査定基準が異なるため、価格差が大きく出る傾向にあります。
手間はかかりますが、相見積もりをすることで納得度の高い売却につながるでしょう。
【価格アップを狙う方法2】買取相場を把握しておく
査定額が妥当かどうかを判断するためには、事前に市場相場を確認しておくことが欠かせません。
車のメーカーや車種、年式、走行距離が近い事例を参考にすれば、ある程度の価格帯を知ることができます。
相場を把握していれば、提示された査定額が極端に安い場合に指摘でき、交渉材料としても役立ちます。
また、事故歴の有無による差も把握しておくことで、減額幅が適正かどうか判断できるでしょう。
基準を持っておくことで、より納得のいく取引が可能になります。
【価格アップを狙う方法3】事故車専門や廃車専門業者を選ぶ
事故車を高く売りたいなら、一般的な中古車販売店ではなく、事故車や廃車を専門に扱う業者を選ぶことがポイントです。
これらの業者は、車両をそのまま販売するだけでなく、パーツ単位での再販や海外輸出といった幅広いルートを持っています。
そのため通常の中古車店では価値がつかない車でも、部品需要や海外人気を背景に高値で取引される可能性があります。
専門業者に依頼することで、事故車の潜在的な価値を最大限に引き出すことができるでしょう。
【価格アップを狙う方法4】外装・内装を清掃し印象を良くする
修理済みの事故車であれば、外装や内装を丁寧に清掃し、できるだけ良い状態で査定を受けることも有効です。
傷やへこみの修復歴があること自体は査定でマイナス評価になります。
しかし、車内外が清潔で大切に扱われていたと判断されれば、減額幅を最小限に抑えられる可能性があります。
特に内装の汚れやにおいは査定員に与える印象が大きいため、簡単なクリーニングでも差が出るケースも少なくありません。
外見の手入れを怠らないことが、意外と査定額アップにつながります。
【価格アップを狙う方法5】一括査定サービスを活用する
効率的に高額査定を狙うなら、一括査定サービスを利用するのがおすすめです。
これはネット上から一度の入力で複数の業者に査定を依頼できる仕組みで、短時間で相場を把握しながら最も条件の良い業者を選べます。
相見積もりのように1社ごとに連絡する手間が省けるため、忙しい方にも向いています。
複数業者が競合することで査定額が自然と上がるケースも多く、結果的に高く売れる可能性が高まります。
ただし、短期間で業者からの連絡が集中することもあるため、対応できる環境を整えてから利用すると安心でしょう。
【価格アップを狙う方法6】修理をせずに売る
事故車を売却する際、多くの方が「修理してからの方が高く売れるのでは?」と考えるのではないでしょうか。
しかし実際には、修理費用がそのまま買取額に上乗せされるわけではありません。
むしろ修復歴は必ず記録に残り、査定額が大幅に回復することはほとんどないのです。
場合によっては修理代がかさんで損をしてしまうケースも珍しくありません。
見た目を整えるよりも、事故後の現状のまま業者に評価してもらった方が、余計な出費を抑えられます。
特に、事故車専門の買取業者は修理前提での再販ルートを持っているため、無理に修理するよりもそのまま売却する方が賢明な選択となります。
【価格アップを狙う方法7】査定に納得しない場合は契約しない
提示された査定額に満足できない場合は、その場で契約する必要はありません。
事故車は評価基準が業者ごとに異なり、数万円から数十万円の差が出ることもあります。
そのため、一社の査定額だけで判断してしまうのはリスクが高いといえます。
納得できない金額であれば、複数の業者に査定を依頼し、比較検討することが大切でしょう。
また、査定の根拠を詳しく説明してもらうことで、別の業者との交渉材料にも活用できます。
悪質な業者は「今すぐ契約すればこの金額」と強引に迫ることもありますが、安易に応じるのは禁物です。
自分が納得できる条件で売却する姿勢が、結果的に高額査定につながります。
査定に出す際の注意点
事故車を査定に出す際の注意点は5つあります。
【注意点1】修復歴は正直に話す
修復歴があると査定金額が減額する可能性があるため、言いたくないかもしれませんが、必ず正直に話しましょう。
修復歴の有無は車両状態を確認すれば、すぐに分かってしまいます。
信頼関係を築くためにも隠さず全て話しましょう。
【注意点2】中古車の場合は事前に事故車かどうか調べておく
もともと中古車である場合は事前に事故車どうか調べておきましょう。
修復歴の有無を購入した店舗もしくは前オーナーが隠ぺいしている場合、あなたに非はありません。
しかし、事前に知っておくほうがトラブルは避けられるため、整備記録や店に問い合わせるなどして確認することをおすすめします。
【注意点3】ローン返済期間中は残債と所有権に注意する
ローンの返済期間中に買取してもらいたい場合、残債と所有権の確認が必要です。
所有権があなたではなく、ローン会社にある場合があり、ローンを完済しなければ売却できません。
また、ローン返済が残っている場合、組み換えが必要です。
返済額が多く残り過ぎていると、車に乗り換える場合、購入額と合算することになるため返済額が困難になる可能性があります。
【注意点4】還付金の金額を確認する
事故車を買取に出すと税金などの還付金があるケースがあります。
還付金はあるのか、またある場合はどのくらいの金額なのかあらかじめ確認しましょう。
悪徳業者にあたり、還付金を横領されるケースがあります。
【注意点5】必要書類の準備を早めにしておく
スムーズに取引きを進めるためにも、必要書類の準備を早めにしておきましょう。
基本的に必要な書類は、自動車検査証、自賠責保険証明書、整備記録簿です。
ほかにも必要とする場合もあるため、確認して用意しましょう。
事故車買取業者の適切な選び方
事故車買取業者を選ぶ際は、以下の6つのポイントを抑えることが大切です。
- 【見るポイント1】迅速な対応が可能か
- 【見るポイント2】事故車の買取実績が豊富か
- 【見るポイント3】事故車の買取を行っているか
- 【見るポイント4】専門業者を選ぶ
- 【見るポイント5】口コミや評判が良いか
- 【見るポイント6】還付金の説明をしてもらえるか
【見るポイント1】迅速な対応が可能か
手放す車を長く放置させておきたくない方は、迅速に対応してもらえるか確認しましょう。
迅速に対応してもらえる業者は、査定日を早めにしてくれるため、買取までスピーディです。
【見るポイント2】事故車の買取実績が豊富か
事故車の買取実績が豊富かどうかも見るべきポイントです。
事故車の査定は通常の査定とは異なり知識が必要です。
よって、買取実績が多いことは、査定額や査定時の確認に安心を持てる買取業者であるといえます。
【見るポイント3】事故車の買取を行っているか
買取業者によっては事故車を不可としているところがあります。
そのため、かならず査定を依頼する前に確認すべき内容です。
【見るポイント4】専門業者を選ぶ
事故車買取専門業者を選ぶメリットは、査定額がアップしやすいところにあります。
専門店ではなくても事故車を取り扱っている買取店がありますが、そのような場合は査定額は低い傾向です。
修復歴のない車両のニーズが高いため、どうしても事故車の価値が下がるためです。
査定金額の減額を抑えたい方は専門店かどうかを見ましょう。
【見るポイント5】口コミや評判が良いか
信頼できる業者を選ぶには、実際の利用者からの評価を確認することが良いです。
口コミや評判をチェックすれば、対応の丁寧さや査定額への満足度、手続きのスムーズさなどが見えてきます。
特に「スタッフの説明がわかりやすかった」「査定額に納得できた」といったポジティブな意見が多い業者は安心して取引できる可能性が高いです。
ただし、口コミには偏りがあることもあるため、複数のサイトやSNSを参考にし、最新の情報を重視することが重要です。
【見るポイント6】還付金の説明をしてもらえるか
廃車や事故車の売却では、自動車税や重量税、自賠責保険料の未使用分が還付されるケースがあります。
還付金は数万円規模になることもあり、売却額に大きな差を生むポイントです。
信頼できる業者は、還付金の仕組みや支払い方法について具体的に説明してくれます。
査定額に含めて支払うのか、後日別途返金されるのかも確認が必要です。
説明が不十分な業者や「手数料と相殺する」と言って処理を曖昧にする業者は注意しましょう。
還付金を正しく処理してくれる業者を選ぶことで、安心して売却を進められます。
まとめ
事故車の買取は可能ですが、大幅に査定金額の減額が考えられます。
しかし、買取店の買取後のルート、人気度、新車かどうかなど条件によっては高価買取もあり得ます。
諦めずに査定に出してみましょう。
中古車を高く売るためのコツについても詳しくご紹介していますので、こちらも合わせてご確認ください。
よくある質問
Q1.事故車はどれくらい査定額が落ちる?
平均30万円落ちるとされています。
Q2.事故車の廃車代はいくら?
ディーラーに依頼する場合、2万円〜8万円程度かかります。
Copyright © GOOD SPEED.







