まず、タイヤの溝が1.6mm以上あれば中古車査定で減額の対象にはなりません。
JAAI(日本自動車査定協会)の査定基準で明確に定められており、摩耗具合が基準値を下回らない限り評価への影響は限定的です。
根拠として、JAAIの基準では溝の深さ・損傷・摩耗状態が確認項目となっており、法規上の基準値を満たしていればマイナス評価には該当しません。
また、新品タイヤへ交換しても査定額が大きく上がることはなく、交換費用が上回るケースが一般的です。
車査定出すから1年半ぶりにノーマルタイヤに戻したけど圧倒的に静かだしブレーキ良くなったw
ノーマルタイヤ全然減ってないなこれ— misaki (@misaki_ci) May 14, 2022
ここでは、溝の深さ・ひび割れ・製造年・純正の有無など、査定で確認されるポイントを整理し、タイヤの状態に左右されにくい売却判断の方法について解説します。
車査定でタイヤの評価は1.6mm以上の溝が目安

車を売却するとき、意外と見落としがちなのが「タイヤの溝の深さ」です。
GS編集部中古車査定では、日本自動車査定協会(JAAI)の基準により、タイヤの溝が1.6mm以上あることが最低条件とされています。
これは道路運送車両法でも定められた法定基準であり、1.6mm未満だと車検も通らず、安全面の観点からも大きなマイナス評価につながります。
たとえ溝が残っていても、偏った摩耗やひび割れがあれば評価は下がります。ただし、溝の深ささえ基準を満たしていれば、必ずしも新品タイヤに交換する必要はありません。
ここでは、JAAIの査定基準に基づいて、タイヤの溝や状態、サイズなどがどのように評価に影響するのかを詳しく解説します。
JAAI基準におけるタイヤの査定評価
| インチ\残り溝 | スペア・欠品 | 1.6mm未満 | 1.6mm以上 | 5mm以上 | ホイール交換 |
|---|---|---|---|---|---|
| 19以上 | ー | 35点(-3.5万円) | 0点(0円) | +8点(+0.8万円) | ー |
| 18 | ー | 30点(-3.0万円) | 0点(0円) | +7点(+0.7万円) | ー |
| 17 | ー | 25点(-2.5万円) | 0点(0円) | +6点(+0.6万円) | ー |
| 16 | 27点(-2.7万円) | 17点(-1.7万円) | 0点(0円) | +5点(+0.5万円) | 10点(-1.0万円) |
| 15 | 22点(-2.2万円) | 13点(-1.3万円) | 0点(0円) | +4点(+0.4万円) | 9点(-0.9万円) |
| 14 | 18点(-1.8万円) | 10点(-1.0万円) | 0点(0円) | +3点(+0.3万円) | +8点(+0.8万円) |
| 13以下 | 16点(-1.6万円) | 9点(-0.9万円) | 0点(0円) | +2点(+0.2万円) | +7点(+0.7万円) |
査定基準はJAAI(日本自動車査定協会)の中古自動車査定基準[Ⅰ]を参考に表を作成。点数は「1点1,000円」で加算される。タイヤは加減点があるため、「+」が付いているものが加点。数字だけのものが減点評価となります。
タイヤの査定評価は、中古自動車査定制度を運営する「日本自動車査定協会(JAAI)」の基準に則って行われます。
JAAIの査定マニュアルでは、タイヤの状態に関して「溝が1.6mm未満」「ひび割れ」「不均一な摩耗」「バースト(破裂)跡」などがある場合、明確に減点対象とされています(参照:日本自動車査定協会『査定のポイント』)。
この基準は、査定担当者の主観ではなく、全国どの買取業者でも共通した評価ルールに基づいて判断されるため、公平性があります。
つまり、査定額に影響するかどうかは「タイヤの見た目」ではなく「基準に合っているかどうか」で決まります。
売却前に確認すべきポイントは以下の3つです。
- 溝の深さが1.6mm以上あるか(スリップサインで確認可)
- 偏摩耗や段減りがないか
- ひび割れやゴムの劣化が進んでいないか
これらを満たしていれば、マイナス評価を避けられるだけでなく、交換費用をかけずに済む可能性が高くなります。
タイヤのサイズも査定額に影響する
| タイヤの大きさ | 査定金額(1本あたり) |
|---|---|
| 19インチ以上 | 8,000円程度 |
| 14インチから18インチ | 3,000円~7,000円程度 |
| 13インチ以下 | 2,000円程度 |
タイヤのサイズが純正から大きく外れていると、査定額に影響することがあります。とくにインチアップや社外ホイールを装着している場合、「見た目は良くても走行性能や乗り心地に影響するおそれがある」と判断されることも少なくありません。
JAAIの査定基準では、「タイヤ・ホイールがメーカー指定の純正サイズでない場合は減点対象となることがある」と明記されています。そのため、見栄えを重視して大径ホイールに交換していたとしても、査定ではむしろマイナスになるケースもあります。
また、社外ホイールは好みが分かれやすく、中古車市場でも評価が安定しづらいため、業者によっては純正品の方が高く評価される傾向があります。
もし純正タイヤとホイールを保管しているなら、査定時にそれを一緒に出すことで減点を避けられる可能性もあります。
タイヤのサイズや種類にこだわった車でも、売却時には“純正に近い状態”を整えておくことが、損を防ぐポイントです。
純正タイヤは査定でプラス評価されやすい

車査定において、純正タイヤは安定したプラス評価につながるポイントのひとつです。
とくに高年式や人気車種の場合、純正タイヤとホイールがそろっているだけで“状態良好”と判断されやすく、プラス査定の後押しになります。
なぜ純正が評価されるのかというと、中古車市場では「できるだけ新車時の状態に近い車両」が好まれる傾向があるからです。
純正タイヤはメーカーの安全基準や設計バランスをもとに選定されており、走行性能や燃費との相性も良好。そのため再販時の安心材料として買い手にも支持されています。
逆に、カスタムされたタイヤ・ホイールは査定スタッフが減点対象とする場合もあり、見た目重視の装備が必ずしも有利とは限りません。
純正タイヤが残っている場合は、査定時に装着または一緒に提示することで、より有利な条件で売却できる可能性が高まります。
スペアタイヤは査定に影響するのか
スペアタイヤの有無は、車の査定時に「装備品の欠品」としてチェックされる項目です。
とくに新車購入時にスペアタイヤが標準装備されていた車種の場合、紛失していると軽微ながら減額対象になるケースがあります。
ただし、スペアタイヤの評価はそれほど大きな額にはなりません。たとえば、テンパータイヤ(応急用)の場合は「あるかないか」程度の確認にとどまり、コンディションまで厳しく見られることはほぼありません。
とはいえ、積みっぱなしで空気が抜けていたり、明らかに劣化していると印象は悪くなるため、事前に状態を軽くチェックしておくと安心です。
いずれにしても「本来あるべきものがあるか」を確認されるだけなので、大幅な影響はないものの、欠品がある場合はマイナス評価を受ける可能性があると覚えておきましょう。
スタッドレスタイヤは専門店での売却がおすすめ
スタッドレスタイヤは車の査定に含まれないのが一般的です。とくに夏場の査定では、積んでいたとしても「付属品」として査定対象外にされることが多く、価格評価のプラスにはつながりません。
仮に状態が良くても、使用年数や溝の深さ、ゴムの劣化などが厳しく見られるため、査定額に上乗せされる可能性はごくわずかです。
そのため、スタッドレスタイヤが残っている場合は、車の査定とは切り離して「タイヤ買取専門店」に個別で売却するのがおすすめです。
タイヤ専門業者であれば、ブランドや溝の残り具合を丁寧に見て評価してくれるため、査定よりも高く売れるケースも少なくありません。
とくにブリヂストンやヨコハマなどの国内有名メーカーであれば、リユース需要も高く比較的よい価格がつく傾向にあります。
新品タイヤへの交換は損する可能性

車を高く売るためにタイヤを新品へ交換するのはおすすめできません。
なぜなら、査定におけるタイヤの評価は「一定基準を満たしていれば十分」とされており、新品と中古の差が大きなプラス評価につながることは少ないためです。
JAAI(日本自動車査定協会)の査定基準でも、タイヤ溝が1.6mm以上あり、使用に問題がなければ減額されることは基本的にありません。
一方で、タイヤの4本交換には安く見積もっても3~5万円、ブランドや車種によっては10万円以上かかるケースもあります。つまり、交換にかけた費用を売却価格で回収できる可能性はかなり低いというのが実情です。
査定で重要なのは「最低限の基準を満たしているかどうか」であり、それを超えて新品にしたからといって大きな上乗せ評価がつくわけではありません。
むしろ、残溝が十分にあればそのまま売却に出した方が費用面ではムダがありません。
車査定でタイヤに関するよくある質問

ここでは、車買取や査定に関するタイヤの疑問をわかりやすく整理しています。売却時にトラブルを避けたい方や、事前に準備しておきたい方は参考にしてください。
車査定でタイヤに関するよくある質問
1. タイヤを外して査定を受けるのはNG
査定前にタイヤ(純正ホイール付きなど)を外すと、減額やトラブルの原因になることがあります。
査定は「現状の状態」に基づいて価格を決定するため、標準仕様と異なる形で持ち込んだ場合は評価が下がる可能性が高いです。
とくに、スタッドレスタイヤを履かせていて純正タイヤを外していたり、ノーマルタイヤが摩耗しているまま査定を受けた場合、「元に戻す必要がある」と判断されてマイナス評価になることも。
余計な誤解や減額を避けるためにも、査定は装備一式を整えた状態で受けるのが安心です。
2. 査定直後のタイヤ交換も評価には反映されない
査定後にタイヤを交換してから売却したいと考える方もいますが、基本的にはNGです。なぜなら、査定時の状態が売却価格の基準になるため、交換後の状態が評価に反映されることはありません。
また、業者によっては「査定後に状態を変更された」として再査定になったり、価格を調整されるケースもあるため注意が必要です。
タイヤをどうするか迷っている場合は、事前に業者に相談してから動くようにしましょう。
タイヤの状態を気にせず高く売るなら車一括査定

タイヤの溝や状態が気になる人でも、高く売る方法はあります。結論から言えば、複数業者に同時に査定を依頼するのが効果的です。
タイヤだけでなく、車全体の価値をしっかり評価してもらうためにも、複数業者を比較するのが必須です。
とはいえ、各買取店をまわって比較するのはかなり大変ですし、現実的ではありません。
そこでおすすめなのが車一括査定の「カーセンサー」です。

カーセンサーは、カーセブンやネクステージ、ガリバー、アップル、オートバックスなど、全国約700社以上の買取業者と提携。
たった1回の申し込みで、複数の業者から自宅で出張査定が受けられます。

車一括査定の仕組みを利用することで、買取業者同士が自然とライバル意識を持つため、足元を見たような査定になりにくく、査定額も吊り上がっていきます。
実際、車一括査定を利用した295人へのアンケートでは、「最も多く利用されていたのがカーセンサー」という結果に。

GS編集部さらに実体験では、ディーラー下取りよりも96万円高い査定額がついた実績もあります。

カーセンサーは全国どこでも対応しているため、自宅にいながら査定が受けられ、店舗に行く必要もありません。
- 愛車を高く売りたい
- リアルな査定額を知りたい
- 交渉が面倒・苦手
- 時間と手間を費やしくない
まずは、カーセンサーであなたの愛車の買取相場を調べてみてください。経験上、カーセンサーなら間違いありません。
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まとめ|タイヤの状態と査定額の関係を正しく理解
タイヤの状態は、車査定において意外と見逃せないポイントです。以下の表で、査定評価に影響する基準をおさらいしておきましょう。
| 評価ポイント | 内容・基準 |
|---|---|
| 溝の深さ | JAAI基準で「1.6mm未満」はマイナス評価。1.6mm以上あればOK |
| 純正タイヤの有無 | 純正タイヤはプラス評価になりやすく、社外品は減額対象になることも |
| 傷や劣化の程度 | 偏摩耗・ひび割れ・穴あきなどがあると減額対象 |
| スタッドレス | 査定額に直接は影響しにくいが、タイヤ専門店で別売りすると金額アップも可 |
とはいえ、減額リスクを気にして新品に交換してしまうのは逆効果。タイヤ交換の費用をかけても査定で取り戻せないケースが多いため、基本は「交換せずそのまま査定を受ける」のが無難です。
GS編集部それよりも重要なのは、タイヤの状態を含めて車全体をきちんと評価してくれる業者に出会うこと。
そのためには、複数社を比較できる車一括査定の活用が効果的です。
以下の記事では車一括査定を体験した内容を掲載しています。サービス内容をイメージするのに参考にしてください。



