車の査定は、車両状態を適切に確認できる環境で行う必要があり、暗い時間帯は傷やへこみの視認性が低下しやすい傾向があります。
GS編集部このため、査定内容の精度を保つ観点からは昼間に実施する方が望ましいとされています。
特に外装の細かな損傷や修復歴の確認は照度に影響されやすく、夜間に査定を行うと見落としが発生し、後日の再査定や金額調整につながる可能性があります。
日本自動車査定協会(JAAI)も、車両状態の確認には適切な明るさを確保した環境が必要と明示しています。(参照:日本自動車査定協会)
一方で、実際には夜間に複数の買取店が集まり査定を行うケースも見られます。
車の乗り換えで昨日の夜、査定する中古車販売会社が10社ぐらい集まり一斉に買取値を出してもらった。
プロってすごいね。凄い勢いでで査定。
結果ディーラー価格よりも110万も高く買い取って頂けて感謝😊 pic.twitter.com/WuR8btlwsZ— KARI (@karita0606) October 24, 2022
ここでは、夜の査定にまつわるリスクや注意点を整理しつつ、安心して売却するための方法を解説します。
夜の査定なら車両の欠点が目立ちにくくなるか

夜に車査定を受ければ、車両の小さな傷やへこみが光の加減で見えづらくなる。そんな期待を持つ方もいるかもしれません。
たしかに暗い環境では細かいキズや塗装の色ムラなどが判別しにくくなることもあります。
GS編集部しかし、実際の査定ではライトを使ってボディ全体を丁寧に確認するため、表面的なごまかしは通用しないのが実情です。
とくに事故歴や修復歴がある車については、後ほど事実と異なる申告が明らかになった場合、損害賠償などのトラブルにつながる可能性もあるため、注意が必要です。
ここでは、夜の査定で「本当に見落とされるものはあるのか?」という疑問をもとに、査定現場で実際に行われている確認内容や注意点を解説していきます。
夜間でも傷やへこみは見逃されない
夜間の査定では、周囲が暗くなることで小さな傷や浅いへこみが目立ちにくくなることがあります。とくに白やシルバー系のボディカラーは、暗い場所では凹凸が目視ではわかりにくくなる傾向があります。
ただし、実際の査定では、査定士が専用ライトで車両の表面を照らしながら確認するため、見逃されることはほとんどありません。
夜間であってもプロの目でしっかりチェックされるため、「夜ならバレにくいかも」と安易に考えてしまうと期待外れになる可能性もあります。
GS編集部見た目の状態をごまかす目的で時間帯を選ぶのではなく、正確に評価してもらうことを優先するのが安心です。
夜でも事故歴や修復歴は必ずバレる
夜間に査定を受ければ、過去の事故歴や修復歴をごまかせるのではと考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、夜の査定でも事故歴や修復歴はほぼ確実に見抜かれます。
査定士は目視だけでなく、ボンネットやドアの開閉具合、骨格部分の溶接跡、ネジの締め直し痕など、車両構造そのものをチェックします。光の加減に頼っても判定が変わることはありません。
そもそも修復歴の有無は、査定金額の大きな判断材料のひとつです。意図的に申告を避けても、現地で見抜かれた場合は評価が下がるだけでなく、信頼も損ないます。
まず、事故歴や修復歴については口頭で尋ねられます。その際に嘘をついても何の得にもなりません。
むしろ後から嘘が発覚すると契約不適合責任(旧瑕疵担保責任)に問われる可能性もあります。
売買契約に基づいて買い主へ引き渡された目的物に、引渡しを受けたときには分からなかった瑕疵(欠陥やきず)があった場合、売り主が買い主に対して負う責任をいう。たとえば中古車を購入したところ、購入時には容易にみつけることができない不具合がエンジンにあり、買い主(購入者)が修理しなければならなかった場合には、買い主は売り主に対して修理に要した費用を損害賠償として請求することができる。さらに修理をしても運転に支障があって使用できないときは契約を解除することができる。売り主に過失があったかどうかは問わない。
引用:コトバンクの「瑕疵担保責任」
独立行政法人国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル」では基本的に瑕疵を見つけれない買取業者側に責任があるとしています。
しかし、それは売主が嘘を付いていない前提です。嘘を付いたり隠したりすると場合によっては、損害賠償などの責任を取らされることにもなります。
買い取った車は販売する前に必ず整備されため、査定の時点でごまかせたところで整備の段階で確実にバレるのです。
GS編集部隠すつもりなく事故歴や修復歴が分からない場合は「譲り受けて分からない」など、正直に査定士に伝えてください。
虚偽申告は損害賠償を求められる可能性も
事故歴や修復歴を意図的に隠して車を売却すると、単なる査定金額の減額だけでは済まないおそれがあります。売却後に虚偽申告が判明した場合、買取業者から損害賠償を請求されるケースも実際に起きています。
とくに契約書に「告知義務」や「保証責任」が明記されている場合は注意が必要です。
査定時に「バレなければいい」とごまかすのではなく、正確な情報を伝えることがトラブル防止の第一歩になります。
仮に事故歴があっても、複数業者で比較すれば納得できる金額で売れるケースはあります。嘘をついてリスクを背負うより、誠実な対応が結果的に得につながります。

車査定を昼に受けるべき理由

夜間の査定は一見メリットがあるように思えるかもしれませんが、車を適正に評価してもらうためには、できるだけ明るい時間帯に査定を受けることが望ましいです。
理由は、日中であれば車両全体の状態が明確に確認できるため、細かな部分まで正確に査定してもらえるからです。
実際、店舗や出張査定の現場でも「明るい場所で見ておきたい」と判断する査定士が多く、照明の足りない夜間ではチェックが甘くなる可能性があります。
その結果として、本来アピールできるはずだった加点要素を見逃されてしまい、査定額が下がるリスクもあるのです。納得できる査定を受けたいなら、やはり昼の時間帯にしっかり確認してもらうのが安心です。
夜に査定可能な業者と時間帯

仕事や家事で昼間に時間が取れない方にとって、夜間に査定してもらえるかどうかは大切なポイントです。
とはいえ、夜遅くまで対応している買取店舗は限られており、業者ごとに対応可能な時間帯は大きく異なります。
そのため、夜に査定を希望する場合は、 事前に営業時間や受付時間を正確に把握しておくことが重要です。どの時間帯まで対応しているのかを知っておけば、無理のないスケジュールで売却を進められます。
夜に査定可能な業者と時間帯
買取店舗の営業時間をあらかじめ確認する
夜間の査定を希望する際にもっとも重要なのは、買取店舗の営業時間をきちんと把握しておくことです。
一般的な中古車買取店舗の多くは、午前10時頃に開店し、閉店は18時~20時頃というケースが主流です。中には21時まで営業している業者もありますが、数としては多くありません。
とくに査定依頼をしたい時間が夕方以降になる場合は、事前に営業時間を調べておかないと、せっかく問い合わせても当日中に対応してもらえないことがあります。
また、店舗によっては営業時間内であっても査定受付の最終時刻が早めに設定されていることもあるため、「開いているかどうか」だけでなく「査定ができるかどうか」までしっかり確認しておくことが大切です。
大手中古車買取業者10社の営業時間一覧
夜間査定を希望する場合、買取業者の営業時間を比較しておくとスムーズです。
ここでは大手中古車買取業者10社の営業時間を一覧でご紹介します。
| 営業開始 | 営業終了 | |
|---|---|---|
| ガリバー | 10:00 | 20:00 |
| ビッグモーター | 9:00 | 20:00 |
| アップル | 10:00 | 19:00 |
| オートバックスカーズ | 10:30 | 19:00 |
| カーセブン | 10:00 | 19:00 |
| ラビット | 10:00 | 20:00 |
| カーチス | 10:00 | 19:00 |
| T-UP(ティーアップ) | 10:00 | 18:00 |
| ユーポス | 10:00 | 19:00 |
| ネクステージ | 10:00 | 19:00 |
この一覧を見ると、多くの業者が夕方~19時頃までの営業であることがわかります。
GS編集部上記の大手車買取業者を選ぶ際には「車買取おすすめ業者ランキングTOP10」を参考にしてください。
同じ買取店でも店舗によって定休日が違う場合があるので注意しましょう。また、フランチャイズなどで営業時間が少し違う場合もありますので、参考程度にしてください。
まとめ
夜間に査定を受けることで、傷や凹みが見えづらくなるという期待もあるかもしれませんが、実際にはトラブルや誤解につながるリスクもあります。
以下に、この記事で解説した内容をまとめます。
| 夜の査定 | 昼の査定 | |
|---|---|---|
| 傷の見え方 | 暗くて細かな傷に気づきにくい | 明るく、車両の状態を正確に確認しやすい |
| 査定の信頼性 | 状況次第で見落としや誤解が生じやすい | 状態が明確にわかるためトラブルが少ない |
| トラブル発生 | 契約後に減額やキャンセルとなる場合あり | 査定時にすべて確認できるため安心 |
| 対応時間 | 業者により異なる(対応不可のことも) | ほとんどの店舗が対応可能 |
夜の査定は一見メリットがありそうに思えますが、実際にはリスクも含んでいます。とくに、車両の状態を正確に判断できない時間帯に査定を受けると、思わぬトラブルや不利益につながるおそれもあるため注意が必要です。
車のキズや修復歴は、昼間の明るい環境でしっかり確認されるのが基本であり、仮に見落としがあっても、あとから減額や契約解除になるケースもあります。
- 傷や修復歴をごまかしても契約後に発覚すれば減額や損害賠償の可能性
- 買取店舗の営業時間や出張対応の有無は事前に確認しておくこと
- 夜間にどうしても依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが重要
一方、夜間の査定を希望する場合は、買取業者ごとの営業時間や出張対応の可否を事前に調べておくことがとても重要です。
同じ「夜間対応可」と記載されていても、実際の受付時間や対応エリアは業者によって大きく異なります。
サービス内容・実績・対応の丁寧さなども含めて比較し、自分に合った買取業者を選ぶことが納得の売却につながります。
GS編集部サービス内容・実績・対応の丁寧さなども含めて比較し、自分に合った買取業者を選ぶことが納得の売却につながります。
以下の記事では、主要な買取業者の選び方を紹介しています。あなたに最適な業者を選ぶ際の参考になるはずです。



