【減額表あり】車のエアコンが故障中だと査定は不利!でも修理するのはNG

車査定とトエアコン

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車のエアコンが故障したままでは、夏場や冬場の使用に支障が出るだけでなく、売却時の評価にも影響します。

GS編集部

実際、エアコンの不調は中古車査定で明確な減点対象とされており、状態によっては数万円単位の査定差が生じることがあります。

日本自動車査定協会(JAAI)の基準でも、エアコンの故障は「装備品の機能不良」として減点に分類され、査定額に反映される項目のひとつです。

では、故障したまま売るべきなのか、それとも修理してから査定に出すべきなのか。判断に迷いやすいポイントでもあります。

ここでは、エアコン故障時の具体的な減額幅、修理費用との比較、申告時の注意点などを解説します。

目次

エアコンの故障車は最大4万円前後の減額

エアコン故障_減額

エアコンが壊れたままの車を売るとき、「どれくらい査定額に影響するのか」は多くの方が最初に知りたいポイントです。

実際、車の査定ではエアコンの状態も評価項目に含まれており、冷房や暖房が正しく効かない、風が臭う、エアコン自体が作動しないといった不具合があると減額の対象になります。

とくにJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の査定基準では、内装の快適性や機能性に関する項目が明確に定められており、エアコンの不具合は1万円〜4万円前後の減額につながることもあります。

車種や年式、故障の程度によって差はありますが、買い取り時に思わぬマイナス評価を受けないためにも、どのような状態がどれくらいの評価になるのかを具体的に知っておくことが重要です。

GS編集部

ここでは、JAAIの査定基準をもとに、エアコン故障のケース別に減額の目安を解説していきます。

JAAI基準で見たエアコン故障の減点評価

中古車査定の多くは、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の基準に基づいて行われています。JAAIは査定士向けに細かなチェック項目を設けており、エアコンの機能も「内装機能装備」のひとつとして明確に減点対象となっています。

たとえば、エアコンの風量が弱かったり、冷暖房の効きが悪い場合には20点前後の減点がされることがあります。また、エアコンから異臭が出ている場合も、においの程度によって減点幅が加算されます。

さらに、エアコン自体がまったく作動しない場合には40点、つまり査定額で言えば4万円程度の減額になることもあります。

こうした評価は車種や年式によって多少異なるものの、「快適性に欠ける」と判断されれば、再販価値に影響するとして評価が厳しくなります。

見た目には問題がなくても、査定士は必ずエアコンの動作確認を行うため、トラブルがあれば確実に評価に反映されます。

表のクラス「特」はセンチュリーやセルシオ、「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」はクラウンやスカイライン、プリウスが代表車種になります。「Ⅳ」はソリオやノートなどが代表車種です。

査定で約1万円の減額となるケース

エアコンの不具合が軽度な場合でも、査定では減額対象になることがあります。たとえば、エアコンの効きがやや弱く感じられる、風量が通常よりも少ないといった症状が該当します。

このような場合、査定現場ではJAAI基準に基づいて10点〜20点前後の減点がされることがあり、金額に換算すると約1万円の減額となるケースが多く見られます。

ただし、これはあくまで「エアコンが機能していること」が前提です。つまり、完全に壊れているわけではなく、「使えるけれどやや不調」という状態です。

査定士は車両の始動後にエアコンを実際に作動させて動作確認を行うため、見た目に問題がなくてもこうした細かな違和感が評価に影響することになります。

GS編集部

特に夏場や冬場など、エアコンの使用頻度が高まる時期には評価がシビアになる傾向があるため、軽度の症状でも「マイナス要素」として扱われやすくなります。

査定で約1万円の減額となる2つのケース

  1. エアコンは動くが温度調整が遅い場合
  2. エアコンの風が臭う場合

1. エアコンは動くが温度調整が遅い場合

「エアコンが一応動作しているものの、設定温度になるまでに時間がかかる」このような状態も査定ではマイナス評価の対象になります。

たとえば、エンジンをかけてすぐには冷えず、しばらく走行してようやく冷風が出てくるといったケースです。

こうした症状は、ガスの不足やコンプレッサーの劣化が原因であることが多く、一見問題なく見えても機能面での不備と判断されます。

JAAI基準では「作動はしているが能力に問題がある装備」について減点対象とされており、このようなケースでは10点〜20点程度、査定額でおおよそ1万円前後の減額につながることがあります。

とくに高年式の車や、もともとの車両価格が高い車種では快適装備の評価が重視される傾向にあるため、影響は無視できません。

見た目や作動音では問題がなくても、査定士は風量や温度の立ち上がり時間もしっかり確認します。動いているから大丈夫と思い込まず、こうした「遅れ」も減額につながることを理解しておく必要があります。

2. エアコンの風が臭う場合

エアコンをつけたときに異臭がする場合、それだけで査定評価が下がる可能性があります。

とくにペット臭、カビ臭、タバコ臭などが強く残っていると、車内の快適性が損なわれるため、JAAIの査定基準でも減点の対象になります。

原因としては、エアコンフィルターの汚れや、エバポレーター内部にたまったカビ・雑菌などが多く、日常の手入れ不足によるものがほとんどです。

減点幅はにおいの種類や強さによって異なりますが、一般的には10点前後、金額にして5,000円〜1万円の範囲で査定額に影響するケースが多く見られます。

また、においは査定士が車に乗り込んだ瞬間に感じ取るため、第一印象として強く残りやすいポイントでもあります。

査定前には消臭スプレーの使用やフィルターの交換など、可能な範囲でにおい対策を行っておくと減額リスクを減らせます。

査定で約4万円の減額となるケース

エアコンの故障が深刻な場合、査定で3万〜4万円前後の減額につながることがあります。たとえば、エンジンをかけても冷風・温風のいずれも出ず、明らかにエアコンとして機能していない状態が該当します。

JAAIの査定基準では、このような「主要機能の停止」は重度の評価対象となり、最大で40点の減点となることもあります。金額に換算すれば、おおよそ4万円程度のマイナスです。

こうしたケースでは、コンプレッサーの故障やガス漏れ、内部部品の損傷など、修理に数万円単位の費用がかかる可能性が高くなります。

そのため、買取業者側も「再販には修理が必要」と判断し、査定時点でその分を差し引くことになります。

エアコンがまったく効かない場合は、たとえ年式が新しくても減額幅が大きくなるため、「壊れているけど放置して売る」ことの影響は無視できません。

エアコン自体がまったく作動しない場合

エアコンのスイッチを入れても風が出ない、冷暖房ともに反応しない──このようにエアコンが完全に作動しない状態は、査定において最も大きなマイナス評価につながります。

査定基準を定めているJAAIでも、「装備が作動しない場合」は重度の故障とされ、最大で40点、金額にして約4万円前後の減額対象となります。

このレベルの不具合は、コンプレッサーの故障や電装系のトラブル、エアコン内部の基幹部品の破損など、根本的な修理が必要になるケースが多く、業者側も「修理前提の車」として扱います。

たとえ外装や走行性能に問題がなくても、快適装備が機能していないことで全体の評価が下がってしまいます。

特に夏場や冬場など、エアコンの使用が必須となる時期は再販時の需要にも関わるため、業者はリスクを見越して査定額を下げざるを得ません。こうした状況では、修理の有無を含めた売却戦略を冷静に立てることが重要です。

エアコンが壊れたままでも査定前に修理しない方がいい

エアコン故障_修理

エアコンが故障していると、つい「直してから査定に出した方が高く売れるのでは」と考えたくなります。

しかし、多くの場合は修理せずにそのまま査定に出した方が損をせずに済みます。

GS編集部

理由はシンプルで、修理にかかる費用と、修理によって上がる査定額の差が見合わないケースが非常に多いためです。

たとえば、エアコンの修理費用は部品代や作業工賃を含めると数万円にのぼることがありますが、査定額がそのぶん丸ごと上乗せされることはほとんどありません。

むしろ、修理前提の状態であっても、業者は自社ルートで安く修理できるため、故障を踏まえて価格調整する方が合理的なのです。

ここでは、具体的な修理費用の相場をパーツごとに整理したうえで、「どんな状態なら修理不要と判断できるのか」を解説していきます。

エアコン修理にかかるパーツ別の費用一覧

エアコンの故障と一口に言っても、原因となるパーツはさまざまで、修理費用も内容によって大きく異なります。

査定前に「直すかどうか」を冷静に判断するためには、それぞれの部品にどれくらいの修理費がかかるのかを把握しておくことが重要です。

修理箇所修理費用の目安(工賃込み)
コンプレッサー約3万円~8万円
エバポレーター約2万円~5万円
エアコンガス補充約5,000円~1万円
ブロアファン約1万円~2万円
電装系(配線・スイッチなど)約5,000円~2万円

具体的な金額は店舗によって違ってきますので、修理に出す前に電話などで一度どれくらいかかるのか聞いてください。

とくにコンプレッサーやエバポレーターの修理は高額になる傾向があり、「修理した方がかえって損になる」ケースも少なくありません。

車の年式や走行距離によっては、無理に直すよりそのまま売った方が費用を抑えられることもあります。

次は修理せずに売っても大丈夫な理由を解説します。

車買取前にエアコンを修理しなくても問題ない理由

エアコンが壊れたままの車でも、無理に修理せずそのまま買取査定に出して問題ありません。

なぜなら、多くの買取業者は「故障車も前提として扱える」体制が整っており、自社ルートや提携工場で安価に修理できるためです。

そのため、一般ユーザーが高額な修理費をかけてから査定に出すよりも、現状のまま売却した方がトータルで見て損をしないケースが非常に多くあります。

また、エアコンの不具合を完全に直したとしても、査定額に反映される金額はせいぜい数万円。対して、コンプレッサーやエバポレーターの交換となれば、5万円以上かかることも珍しくありません。

これでは「修理したのにプラス評価が追いつかない」という結果になってしまいます。

買取業者側は、修理込みで販売価格を想定しているため、あくまで「現状の状態を正しく伝える」ことが評価に繋がります。

GS編集部

車一括査定などで複数業者に見せれば、故障込みでも高く評価してくれる業者に出会える可能性が高まります。

エアコンが壊れた車を黙って売却するとどうなるか

エアコン_瑕疵担保責任

エアコンが故障していることを隠したまま車を売却しようと考えている方は、注意が必要です。たとえ査定時に気づかれなかったとしても、後からトラブルにつながる可能性があるからです。

とくに「車の状態について知っているにもかかわらず告げなかった」場合、売却後に法的な責任を問われるケースもあります。

瑕疵担保責任に問われるリスクがある

エアコンの故障を知りながら申告せずに車を売却すると、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」に問われるおそれがあります。

これは、売却時点で車に明らかな不具合(=瑕疵)があるにもかかわらず、それを説明しなかった場合に、売主が買主に対して責任を負わなければならないという法律上のルールです。

たとえば「エアコンが壊れているとは知らなかった」と主張しても、明らかに使用中から異常があった場合や、修理履歴がある場合は、「認識していた」とみなされる可能性が高くなります。

結果として、買主から修理費用の請求や契約の取り消し、返金対応を求められるケースもあります。

中古車買取業者との取引であっても、契約書に「故障がある場合は申告すること」と記載されている場合には、売却後にトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

とくに個人間売買やネットオークションでの売却では、こうした責任問題がより重くのしかかってくるため、状態の説明は省略せず、誠実な対応が重要です。

エアコンの故障は正直に申告するのが基本

エアコンに不具合がある場合は、査定時に正直に申告するのが基本です。

黙っていた方が高く売れるのでは、と思うかもしれませんが、実際には故障を伝えた方がトラブルを回避でき、業者側の対応もスムーズになります。

とくに車買取業者は、日常的に故障車を扱っており、修理前提の車であっても適正に評価する体制が整っています。

また、状態を事前に伝えておけば、業者側も確認に時間をかけずに済むため、交渉がしやすくなります。

仮に査定後に不具合が発覚した場合、減額や契約の見直しといった形で不利になるだけでなく、「信用できない売主」として扱われる可能性もあります。

最初から隠さずにオープンな状態で相談することが、結果的に安心して売却するための近道です。

まとめ|エアコン故障車を納得の価格で売るために

エアコンの故障がある車でも、正しい対処と判断をすれば納得の価格で売却できます。

エアコン故障による査定減額の目安は次のとおりです。

故障内容減額の目安
エアコンが弱い/温度調整が遅い約1万円前後
においが出る約5,000円〜1万円
エアコンがまったく作動しない最大4万円前後

エアコンが故障している車は、査定で確実に減額されます。

JAAIの査定基準でも、冷房・暖房の不具合やにおいなどは明確な評価項目とされており、内容によっては1万〜4万円前後のマイナスになることがあります。

ただし、減額があるからといって修理してから売るのが正解とは限りません。多くの場合、修理費用の方が高くつき、かえって損をしてしまう結果になりがちです。

修理すべきか判断するポイント
  • 修理費の方が高くつくことが多いため基本的には修理しない
  • 故障の程度と査定額の差を冷静に比較することが大切
  • 業者は修理前提で査定するため、無理に直す必要はない

買取業者の多くは故障車の取り扱いに慣れており、エアコンの不具合があっても適正に評価してくれます。

大切なのは、不具合を隠さず正直に伝えることと、業者ごとの査定額をしっかり比較することです。そうすることで、エアコンが壊れていても納得できる価格で売却することは十分に可能です。

トラブルを避けるための注意点
  • 故障を隠して売ると瑕疵担保責任に問われるリスクがある
  • 査定時は正直に申告した方が信頼され、トラブルも防げる
GS編集部

とくに車一括査定を活用すれば、エアコンの状態を踏まえても高く評価してくれる業者を効率よく見つけられます。

無理な修理や面倒な交渉をせずに、現状のままスムーズに手放したい方は、まず車一括査定サイトで比較から始めてみてください。

以下の記事では車一括査定を体験した内容を掲載しています。サービス内容をイメージするのに参考にしてください。

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