「バンパーを交換したら修復歴車と見なされてしまうのではないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、JAAI(日本自動車査定協会)の基準では、バンパーの修理や交換だけで修復歴車になることはありません。
JAAIが定める修復歴車の定義では、「骨格部位(フレーム、ピラーなど)に損傷があり、修正または交換された車」が該当すると明記されています(参照:日本自動車査定協会「修復歴の考え方 」)。
「ねー。この中古車、本当に修理歴ないのかなぁー?」
「あれあれー?バンパーの付け根の隙間が向こう側と全然ちがうよー?」
「パネルごとの微妙な色の違いを確かめてくれって、目暮警部が言ってたよ♪」
名査定コナン— 清水Fraibo (@Fraib0) September 28, 2018
それなら、わざわざバンパーを修理すべきなのかどうかも気になります。

もちろん査定額に影響があるケースもあります。修理したほうがいいのか、修理せずにそのまま査定に出した方がいいのか状況によって変わってきます。
この記事では、査定基準の仕組みや実際に減額される可能性のあるケース、そしてバンパー交換後の適切な対処法まで、初心者にもわかりやすく解説しています。
査定額を守るために知っておきたいポイントを網羅していますので、売却を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
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バンパー交換は修復歴になるのか?事故車の定義とは


バンパーを交換しただけで「事故車」や「修復歴あり」と判断されてしまうのではないか。特に車の売却を考えているときは、過去の修理履歴がどのように査定へ影響するのか気になるものです。
まず前提として、事故車とは、一般社団法人日本自動車査定協会(JAAI)の定める修復歴のある車のことを一般的に呼び習わした言葉です。
JAAIによると、修復歴とは特定の部位を修理交換したかによって決まるため、それに当てはまらない部位に傷やへこみがあってそれを修復していたとしても、修復歴ありと評価されません。



この修復歴とは、車の骨格部分を修理・交換した履歴のことを指しており、見た目の損傷やバンパーといった外装パーツの交換だけでは対象になりません。


ただし、バンパーの奥にある構造部にまで影響が及んでいた場合は別です。



例えば、ホンダのN-boxの場合は左右のバンパーのすぐ裏にフレームがあります。少しの衝撃でフレームが歪むと修復歴ありと判断されます。
一方、アルファードなどはフレームが奥にあるため大きな衝撃がないと歪むことも少ないです。フレームが歪むと事故車、修復歴ありになるのは聞いたことがあるかもしれません。
事故車というのは一般的な呼び方です。何をもって事故車と呼ぶのか定義が決まっているわけではありません。
査定士が修復歴有りの車と言わず、事故車と言った時は「修復歴がある」と認識しておきましょう。
バンパーの修理や交換は修復歴・事故車の扱いにはならない
バンパーの修理や交換をしただけで「事故車」や「修復歴あり」と評価されることはありません。
これは、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定める査定基準において、バンパーが「修復歴の対象外パーツ」に分類されているためです。
修復歴車や事故車に該当しない代表的な修理範囲は以下の通りです。
- バンパー
- ボンネット
- フェンダー
- ドア
- トランク
- エアロパーツ
たとえば、フロントバンパーに軽い接触があって表面に傷がついたり、樹脂部品が割れて交換された場合でも、それが車の骨格にまで影響を及ぼしていなければ、修復歴としては扱われません。
もし査定に出した時に、バンパーの修理や交換だけで事故車呼ばわりされるようなら確認が必要です。足元を見られて相場よりかなり低い査定額を提示される可能性があります。
この場合は査定士に確認することが重要です。中古車の場合はあなたが事故していなくても前の所有者の可能性があります。
どんな車が修復歴・事故車?修復歴の調べ方


ではどんな車が修復歴あり、つまり事故車という扱いになるのでしょうか。
JAAIによると、以下に挙げる部位に修理や交換歴がある場合に修復歴ありとなります。
- フレーム
- インサイドパネル
- クロスメンバー
- ピラー
- ルーフパネル
- ダッシュパネル
- トランク
- フロア
- フロアラジエータ
- コアサポート
たとえば、フレームが損傷してしまうと完全に修復することは難しいです。
また、横からの衝突でピラーが損傷したり、追突によってクロスメンバーが損傷を受けたりした場合も修復歴と判断されます。



ちなみに、修理して見た目をいくらキレイに修理してもプロにはわかります。事故車として扱われ、査定では大幅なマイナスポイントになります。
JAAIによる査定基準とバンパー交換の減額内容
JAAI(日本自動車査定協会)の査定基準では、バンパーの修理や交換が「修復歴」として扱われることはありませんが、減額の対象になることはあります。
以下の表がバンパーの評価基準になります。査定では、バンパーに「すり傷」「凹み」「割れ」などがあるかをチェックされ、それぞれの損傷内容に応じて点数方式で減額される仕組みです。
カードサイズ未満 | 修理〔小〕 | 修理〔大〕 | 交換 | |
---|---|---|---|---|
すり傷・さび | 10点(-1万円) | カードサイズ以上 A4サイズ未満 | A4サイズ以上 | ー |
凹み・曲がり・ふくらみ | 10点(-1万円) | ー | ー | カードサイズ以上 |
ささくれ | ー | ー | A4サイズ未満 | A4サイズ以上 |
亀裂 | ー | ー | カードサイズ未満 | カードサイズ以上 |
腐食 不要・取外し穴 | ー | 1cm未満 1個 | 1cm未満 2〜3個 | 1cm未満 4個以上 1cm以上 |
たとえば、すり傷がカードサイズ未満であれば約1万円程度のマイナスにとどまりますが、A4サイズ以上の損傷になるとより大きな減額になることもあります。
また、バンパーを交換している場合でも、純正部品で正しく取り付けられていれば減額幅は小さい傾向にあります。
ただし、補修の跡が雑だったり、塗装ムラや取り付けのズレがあると、査定士が「修理歴あり」と判断し、数万円単位のマイナス評価になる可能性があります。



査定額は車種や年式、全体の状態によっても変わるため一概には言えませんが、目立つ損傷があるバンパーはそれだけで評価が下がることは確かです。
小さな擦り傷程度では減額対象にしない場合も
車の傷やへこみが査定額にどの程度の影響を与えるかは、その傷やへこみの数、大きさ、深さによって変わります。また、塗装や板金が必要なのかも大きなポイントです。
つまり、仮に傷や凹みがあるとしても、傷が一つだけ×1cmにも見たない小さな擦り傷程度であれば、査定にはさして影響を及ぼさないということです。
バンパーの傷やへこみに関しても同様ですから、目立たないものであれば査定で減額対象にならないことがあります。



ただし、土などの汚れがついたままは査定の時に印象が悪いので洗車して落としておくことをおすすめします。


査定士がチェックするバンパーのポイント


バンパーは車の外装パーツの中でも損傷を受けやすい部分のひとつであり、査定時には必ずチェックされる箇所です。
査定士は、バンパーを検査する時にどのようなポイントをチェックしているのか確認していきましょう。
査定士がチェックするバンパーのポイント
1. 表面の傷やへこみも見られている
査定の現場では、バンパーの表面にある傷やへこみは必ずチェックされます。特に注目されやすいのは、フロント・リアの下部、左右の角(コーナー)、グリル周辺といった、ぶつけやすく傷が付きやすい箇所です。
バンパーは車体を守るパーツのため、ある程度の使用感や小傷があること自体は珍しくありません。実際に、浅い擦り傷やわずかなへこみ程度であれば、大きなマイナス評価にはならないケースもあります。
目安として、カードサイズ以下の小さなすり傷であれば、減額幅は数千円~1万円未満程度にとどまることが一般的です。



バンパー自体に損傷はなくても、衝撃を受けた影響でクォーターパネルとの境目がずれてしまうことがあります。そういう部分もしっかりチェックされます。
2. 補修歴があると減額対象になる可能性
最近の車に使われているバンパーは、軽くて衝撃を吸収しやすい樹脂素材が主流です。
この素材は補修が難しいとされ、以前は少しの損傷でも交換されるケースがほとんどでした。しかし、現在では補修技術の進歩によって、樹脂製バンパーでもきれいに修理できるようになっています。
とはいえ、補修歴があると査定では注意が必要です。どれだけ仕上がりがきれいでも、プロの査定士はその痕跡を見抜きます。
たとえば、塗装の色ムラや光沢の違い、マスキング跡、ボルトの締め付け跡のズレといった細かなポイントから補修歴の有無を判断しています。
補修歴がある=必ず減額というわけではありませんが、「きちんと修理されていない」と見なされれば、査定額が大きく下がることもあります。特に事故歴が疑われるような不自然な跡が残っていると、修復歴の有無にかかわらず、査定士の評価は厳しくなります。



補修を依頼する際は信頼できる修理業者を選ぶことが大切です。また、修理記録や写真などを残しておけば、査定時に「きちんと直している」と説明しやすく、不要な減額を防ぐことにもつながります。
バンパー交換後は修理歴として履歴を残す


バンパーはJAAI(日本自動車査定協会)の基準上、修復歴の対象とはならない部位です。そのため、交換や補修を行っても「修復歴車」として扱われることは基本的にありません。
しかし、だからといって何も記録を残さずにいると、査定時に思わぬ減額につながることがあります。
査定士は車の隅々まで細かく確認するため、たとえばボルトの締め跡や塗装の質感などからバンパーが交換されたことに気づく場合があります。
そうしたとき、交換履歴の書類や修理記録が手元にないと、「事故歴を隠しているのでは?」と不信感を持たれてしまう可能性があります。
実際に、修復歴がないにもかかわらず「修理箇所が不明瞭で信用できない」と判断され、査定額を大きく下げられてしまったという例もあるようです。


こうした事態を避けるためにも、バンパーを修理・交換した際は、その時の明細や写真、整備記録などをきちんと保管しておくことが重要です。
「きちんと修理されており、事故車ではない」という証明を残しておくことが、査定額を守るための安心材料になります。小さなひと手間が、大きな減額を防いでくれるポイントです。
バンパー修理歴があっても売却できる車一括査定


バンパーの修理や交換によって事故車とはならないとはいえ、傷やへこみがある状態ではマイナスポイントです。
しかし、バンパーの傷やへこみすべてが修理すべきとまでは言えません。
ごく浅い擦り傷程度なら減額対象とはならないため、酷い状態でなければ修理せずに査定してもらっても大きな影響はないでしょう。



そもそも修理や交換をしたからといって、その出費分をカバーできるほど査定額がアップするかは疑問です。
バンパーのせいでマイナス査定を受けたとしても高く売却できればカバーできます。
そのために車を売る際には必ず車一括査定を利用してください。
複数の業者に一度に査定を依頼できるので、バンパーの傷を気にしない業者も見つかる可能性もあります。



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まとめ|バンパー交換でも修復歴扱いにならないために
バンパーの修理や交換をしたからといって、それだけで「事故車」「修復歴あり」と判断されることはありません。
JAAIの基準において、バンパーは修復歴の対象外とされているためです。
修復歴の扱い | 減額の可能性 | |
---|---|---|
バンパー交換・補修 | 該当しない | 傷の程度により変動 |
フレーム・インサイドパネル等 | 該当する | 大幅な減額になる可能性 |
ただし、査定の際に「バンパーの交換歴があることが適切に説明されなかった」「補修の痕跡が雑で不自然に見える」など、査定士に誤解を招く要因があると、減額対象になったり、疑いの目を向けられたりするリスクもあります。
そうした事態を避けるためにも、修理や交換の記録はしっかり保管し、査定時にはきちんと説明できる準備をしておくことが重要です。



バンパー交換だけでは事故車とは見なされず、減額も最小限に抑えられる場合が多いです。
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