ここでは新型ハリアーの値引き相場や交渉の進め方を、誰にでもわかりやすく解説します。
結論からいうと、大幅な値引きの引き出し方には「交渉のコツ」が必要です。
新型ハリアーは人気が高く、注文が多すぎて生産が追いついていません。そのため、販売店が強気になることもあり、買うタイミングによって値引き額に差が出やすい状況です。
そのため値引きだけではなく、いま乗っている車をなるべく高く売却することのほうが、結果的に支払う金額を減らす近道になります。

実は値引きよりも重要なのは、今乗っている車の下取りです。数十万単位で損をする可能性もあります。ディーラー下取りで損をしないために、ハリアーの値引きを最大にする方法を必ず確認してください。
最後までこの記事を見ていただければ、ハリアーの購入で損をすることなく、お得に買うことができます。
【2025年5月】新型ハリアー値引き相場と限界額


2025年5月最新の値引き相場 | |
---|---|
新型ハリアーの値引き相場 | 15万円~40万円 |
車両からの値引き | 15万円~40万円 |
オプション値引き | 0~5万円 |
新型ハリアーの値引き相場は、グレードや購入時期もよりますが15万円~45万円です。
一方、SNSの投稿の中では値引き額50万円や100万円というケースもありました。



値引きは購入時期や交渉の進め方で変わるため、相場を把握し、交渉の準備を整えることで有利な条件を引き出すことに繋がります。
次に、グレードごとの値引き相場をお伝えします。
グレード別の値引き相場レポート
グレードカテゴリ | ハリアー (車両本体価格) | ハリアー (値引き相場) |
---|---|---|
Sグレード | 3,128,000円 | 15~30万円 |
Gグレード | 3,529,000円~4,339,000円 | 20~35万円 |
Zグレード | 4,038,000円~5,148,000円 | 20~40万円 |
新型ハリアーの値引き状況は、グレードや仕様によって異なります。例えば、エントリーグレードでは価格が抑えられているため、値引きの余地も少なくなる傾向が高いです。
一方で、上級グレードは本体価格も高いことから利幅も大きいため、交渉によっては提示される値引きが比較的大きくなる傾向があります。
このようなことから、希望するグレードの値引き傾向を事前に把握しておけば、的外れな交渉を避けてスムーズに商談を進めることができます。
とくに販売が活発になる時期や在庫が多くなるタイミングでは、ディーラーが値引きに柔軟になることもあります。
そのため、各グレードの特性と市場状況を照らし合わせながら購入のタイミングを見極めることが、限界に近い値引きを引き出すうえで重要なポイントになります。
新型ハリアーの値引きを限界まで引き出す方法
まず知ってほしいのが、新型ハリアーの値引きには限界があるということ。
最近ではディーラーも強気な販売姿勢で、大幅な値引きはなかなか期待できません。人気車だと何もしなくても売れるので、なおさらです。
そこで重要になるのが「いま乗っている車をどれだけ高く売れるか」という点です。
たとえば、20万円高く売れれば、それだけで支払いの負担が20万円減ることになります。実質的には大きな値引きと同じです。



ただし、ディーラーの下取りは査定額が低めになりがちなこと。販売が専門のディーラーよりも、買取専門業者に売った方が高くなるケースがほとんどです。
実際に、ディーラーが査定した5年落ちのNBOXの下取り価格が「71万円」でした。


しかし、複数の買取専門業者に一括査定できる「カーセンサー」を使ってみた結果、査定額は「115万円」になりました。


ディーラー下取りより44万円高く売れましたが、こうした差は決して珍しくありません。
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新型ハリアーを安く購入するための6つの交渉術


新型ハリアーをできるだけ安く手に入れるためには、値引き交渉のテクニックが重要です。単に「安くしてほしい」とお願いするだけでは大きな成果は望めません。
ここではディーラー側の事情も加味した、商談で実践できる具体的な交渉術を6つの視点から紹介します。
1. トヨタディーラー間で相見積もりを取る
まず押さえておきたいのは、「別会社のトヨタディーラー同士で競合させること」です。ハリアーは人気車種であるため、他社のSUVと競合させても大きな値引きにはつながりにくい傾向があります。
一方で、トヨタモビリティ店、トヨペット店、ネッツ店など、販売会社が異なるトヨタディーラー同士を競わせると、値引き額が大きく動く可能性が高まります。
実際にディーラー営業マンの多くは「他社と比較しているなら頑張ります」という姿勢を見せることが多いため、1社目では強気の交渉は控え、2社目、3社目で「他店ではこの条件が出ていますがいかがでしょうか?」と柔らかく伝えることが効果的です。
とくに営業マンの裁量が働く「端数処理」や「付属品の無料サービス」も引き出せる可能性もあり、相見積もりを取るだけで総額に大きな差が生まれます。
2. 買うならどこ?トヨペットでの購入は本当にお得か
トヨタの販売店には「トヨペット」、「トヨタモビリティ」、「ネッツ」など複数の系列が存在します。その中でハリアーを買う場合、「どの店舗で買えばお得なのか?」と悩む方も少なくありません。結論から言えば、トヨペット店が特別に安いというわけではなく、地域や営業マンによる対応次第で値引き額は変わります。



過去にトヨタのチャンネルは4つに分かれており、トヨペット店のみハリアーを販売していたことが「一番安く買えるのはトヨペット」という情報につながっている可能性が高いです。
担当者のやる気や店舗の販売目標によって事情は大きく変わるため、タイミング次第ではトヨペット店で大幅値引きを引き出すことも可能です。
どの系列で買うかを最初から決め打ちするのではなく、複数の店舗を比較した上で、交渉を進めやすい相性の良い営業マンと出会うことが結果的に良い買い物につながります。
3. 値引きが期待できる決算期やボーナス商戦を狙う
車を安く購入するタイミングとして有力なのが「決算期」と「ボーナス商戦」です。実際、これらの時期には新型ハリアーの値引き幅が拡大する傾向があり、年度末の3月と中間決算の9月はディーラーが販売目標の達成に迫られるため、値引き交渉が有利に進むケースが多いです。
この背景には、トヨタ販売店ごとの「販売台数ノルマ」と、それに応じたメーカーからのインセンティブ制度が存在します。
決算期には「今月中に契約してもらえれば○万円引きます」といった提案が出やすく、通常よりも踏み込んだ条件を提示してくれることがあります。



3月と9月だけでなく、ボーナス時期の6月や12月も購買意欲が高まるため、値引き交渉に有利な時期です。
ただし、決算期に入ったからといって全てのディーラーがすぐに値引きに応じるわけではありません。特に人気グレードのZやZレザーパッケージは在庫が不足しがちで、「すぐ売れる」と判断されると値引きが渋くなることもあります。
だからこそ、複数のディーラーに見積もりを取り、条件のよいタイミングを見極めることが重要です。
4. 即決はしない
商談で最も避けるべき行動の一つが、営業マンからの提示条件に対して「その場で即決すること」です。いくら魅力的な値引きや条件が提示されたとしても、その場で契約をしてしまうと、さらなる値引きの余地や交渉の主導権を手放すことになります。
営業マンは、今まさに買うかもしれないお客さまに対して一番頑張った条件を提示します。ただし、それは本当に限界なのかというと、そうとは限りません。
多くの場合、「この場で契約してくれるならあと○万円引きます」といった今だけの特別条件を提示してきます。こうした提案には一見お得感がありますが、冷静に考えると「他社の見積もりと比較されたくない」という心理の裏返しでもあります。
もし、そこで一度持ち帰り「他の販売店も見てきます」と伝えれば、さらに条件を引き出せる可能性が高まります。特にトヨタはモビリティ店、トヨペット店、ネッツ店など販売チャネルが分かれており、ディーラー同士での競合が成立するため、即決せずとも次の交渉でより良い条件を引き出す可能性が生まれます。
「今決めないと損ですよ」と言われても、その場でサインせず、いったん持ち帰って冷静に戦略を練ることが結果的に満足のいく買い物につながります。
5. 商談終盤でのダメ押し交渉
ある程度条件提示が進み、購入したい店舗と営業マンが決まれば契約という段階に差し掛かかります。実はこのタイミングがもうひと声の値引きを引き出す絶好の機会です。
営業マンに「もうこれ以上は難しいです」と言われた後に、少しだけ強気に踏み込むことで、値引き額やサービスの上乗せを引き出せることがあるためタイミングを見計らう必要があります。
この段階では、すでに本体価格やオプションの値引きはある程度引き出せている状態が理想です。そこからさらに交渉するポイントとしては、フロアマットやサイドバイザー、ETCの取付工賃、ナンバーフレーム、ボディコーティングなどのディーラーオプションの無料サービスを要求する方法が適切です。



これらの工賃や備品は営業マンの裁量でサービスしやすい項目であり、「このサービスがあれば契約します」と伝えることで、上司の了承を得て特別対応されるケースが少なくありません。
例えば、「ボディコーティングを無料にしてくれたら、今日決めます」といった一言で10万円近い実質値引きになることもあります。また、「納車時にガソリン満タンでお願いできますか?」という一言も忘れてはいけません。
6. ディーラー下取りには要注意
新車の購入時、多くの方がその手軽さからディーラーでの下取りを選んでいます。
先ほど、新型ハリアーの値引きを限界まで引き出す方法でも少し解説しましたが、ディーラーは販売専門、売るなら買取専門業者が鉄則です。
数十万円単位で査定額が変わることも珍しくありません。
もちろん、100%ディーラー下取りが低いとは断定できません。しかし、複数の買取業者に見てもらわないと車の価値すらわかりません。



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新型ハリアー値引き80~100万円の真相をレポート


一部のブログやSNSでは「新型ハリアーが80万円以上値引きされた」という声も見られますが、それが本当なのかどうか、実態を見ていきましょう。
相場と現実のギャップを理解することが、冷静に商談を進めるうえで重要になるため、ここでは値引き80~100万円という噂が本当にありえるのか、実例を踏まえて分析します。
80~100万円値引きの噂はホント?ウソ?
結論から言うと、値引き80万円以上は一部の例外的な条件下では実現しているという情報がありますが、誰でも簡単に得られる金額ではありません。



個人的な感想を言うと、販売会社の統合が進んでいる状況で100万円値引きはほぼ不可能だと思われます。
特に新車の値引きだけでその金額が出ることは無いに等しく、実際は「下取り額の上乗せ」や「諸費用のサービス」が含まれているケースが大半です。
例えばZレザーパッケージにオプションを多数つけたケースでは、値引きが45万円に達したという事例があります。
さらに、そこへ下取り車の査定アップ(+20万円~30万円)やディーラーオプション工賃の無料化が加わると、合計で80万円以上の支払額減少となります。
このように、値引きの構成要素を分解してみると、「値引き80万円」というのが実質的な総額調整の結果であることが分かります。
また、新古車であれば新車価格から70万~80万円安く購入できることがあり、これも「80万円引き」という認識につながる要因です。
ただし、こうした在庫車はタイミング次第で流動的に売り切れてしまうため、常に手に入るわけではありません。
このように、ネットで見かける大きな値引き額に惑わされず、現実的な値引き相場を見極めることが商談の進めるうえで大切です。
値引きの実例を口コミから調査
ここでは、新型ハリアーの値引きに関するリアルな声を、実際の購入者の口コミから調査しました。
2021年11月にハリアーを契約。
引用元:カービュー:トヨタ ハリアーハイブリッド のみんなの質問
下取りと値引きを合わせて100万引きでした。
まず「ハリアー100万円値引き」で調査すると、上記のようなケースがありました。
100万円引きと投稿されていますが、値引きのなかに下取りが含まれています。また、2022年のデータであり直近の状況とは異なります。
車種はハリアーとアルファードで迷っています。
引用元:トヨタ ハリアー のみんなの質問
ディーラーではハリアーなら値引きが50万出来て470万、アルファードは値引きが20万で630万と言われました。価格は明らかにハリアーの方が安いのですが、来年あたりフルモデルチェンジするのではないかと思っています。
これは2025年の投稿です。
50万円の値引きとありますが、さらに粘り強く交渉を進めれば70~80万円の値引きを引き出せる可能性もあるのではと予想できます。
しかし、注意点は新型ではないという点です。モデル末期ということもあり、大幅な値引きに応じている状況がうかがえます。
- 前提条件でモデル末期の新型ハリアー
- 初見で値引き20~30万
- オプション付ければ値引き40~50万円
- 80万円はよほど条件が整わないと難しい
- 100万円値引きは下取り車の価格含む
一方で、SNS上には「値引き45万円」という声もありました。
やはり、モデル末期という条件があれば値引き50万円も可能なのではと期待できます。
正直、運転は今のcx-5の方が楽しいですが😅嫁さんがハリアーを気に入りまして、値引きも45万してもらいました。値引き交渉は女性の方がうまいですね🙄
— バナナボーイ (@banana_boy1984) May 10, 2025
ごく稀に、市場感とまったく異なる値引き額が見受けれますが、さまざまな条件が重ならないと難しいです。
- ディーラーに知り合いがいる(店長や役員クラス)
- 常連
- モデル末期
- 時期
など、初見で店舗にいって一から交渉するのとはわけが違います。
ただ、ハリアーの値引きを調べていると、40~50万円台の値引きも複数確認できるため、条件さえ合えば50万円近くの値引きも不可能ではありません。
現在のハリアー目標値引き額とは
現在、新型ハリアーの購入を検討しているなら、目標とすべき値引き額の目安を知っておくことが重要です。2025年5月時点での値引き相場は、車両本体からの値引きが約40万円、オプションからの値引きが5万円前後、合計で45万円前後がひとつの目安となっています。



これに下取り査定の上乗せ分を加えると、実質的な値引き総額が50万円以上となるケースも少なくありません。
交渉方法によっても差が出ることがあり、以下の章でも解説する「複数のディーラーで見積もりを取る」や、競合車種を提示するなどの手段も状況によっては有効です。
単に「いくらまで値引きできますか?」と聞くだけでは、最初に提示された額から大きな変化がない場合も多いため、具体的な材料を持ち込むことが重要です。
現実的に狙える目標値引き額としては30~40万円が適切だと考えられますが、それ以上を目指す場合は以下の章で解説する6つの交渉術を意識することで実現できる可能性が高まります。
新型ハリアーのグレード比較


ハリアーにはS、G、Zといった複数のグレードが用意されており、それぞれに異なる装備や特徴があります。価格帯や安全性能、快適装備、燃費、リセールバリューなど、どのグレードが自分に合っているかを把握することは、購入後の満足度に大きく関わります。
ここでは各グレードのメリットとデメリットを整理しながら、どのモデルを選ぶべきかを比較していきます。
Sグレードのメリットとデメリット


Sグレードはハリアーの中でも最も価格を抑えたエントリーモデルです。車両本体価格は約312万円からと、ミドルサイズSUVとしては比較的手頃な設定になっており、ハリアーのスタイリッシュなデザインを求めつつもコストを重視したい人に向いています。
主なメリットはこの価格設定と、基本的な安全装備が標準で搭載されている点が挙げられ、Toyota Safety Senseも標準装備されており、先進的な運転支援機能はしっかりカバーされています。
一方で、Sグレードには快適装備や高級感のある内装、先進のインフォテインメント機能が省かれている点がデメリットです。
例えば、パワーバックドアや本革シートといった装備はオプション設定もしくは非設定となっているため、日常の快適性を重視する人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
加えて、オプションを後付けしていくと価格差が縮まり、上位グレードとのコスパに疑問が出てくる可能性もあります。
Gグレードのメリットとデメリット


GグレードはSグレードの上位に位置づけられ、快適装備や内外装の質感が大きく向上しています。車両本体価格は約352万円からで、コストパフォーマンスと装備内容のバランスに優れているため、もっとも売れ筋となるグレードです。
パワーバックドアや本革巻きステアリングホイール、18インチアルミホイールなどが標準装備となっており、内外装ともに装備が充実している点がメリットです。また、内装色は3色から選択できるため、Sグレードでは物足りないユーザーにとってはバランスの取れたグレードです。
ただし、Zグレードと比べるとディスプレイオーディオの画面サイズやシート素材、エクステリアデザインの洗練度にやや差があるため、細かい快適性や見た目にこだわる方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。
また、リセールバリューの面でもZグレードの方がやや有利とされる傾向があるため、売却時の価格を重視する場合は上位グレードとの比較が必要となりますが、価格と装備のバランスを重視する方にとっては非常に魅力的な選択肢といえます。
Zグレードのメリットとデメリット


Zグレードはハリアーの中でも最上位にあたるグレードで、快適性・安全性・見た目のすべてにおいて洗練されたモデルです。車両本体価格は約403万円からで、ディスプレイオーディオは12.3インチに拡大され、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなども標準装備されます。
さらに、デジタルインナーミラーやシートベンチレーションが標準装備になるなど、細部にわたって利便性が高められており、すべての層に高い支持を得ています。
このように、装備が充実している反面、本体価格が上がるためオプションを多く選択すると総額が500万円を超えることも少なくありません。また、レザーパッケージを選ぶとさらに価格が跳ね上がるため、購入時には予算との兼ね合いが重要です。
燃費性能は他グレードと変わらないものの、本体価格が高いためリセールまで含めた「総コスト」での比較が必要になりますが、Zグレードはハリアーの中で最も高いリセール傾向があり、長期的には満足度の高い選択肢といえます。
最も選ばれているグレードは「Zハイブリッド」


新型ハリアーの購入を検討している人の中で、最も人気が高いのが「Zハイブリッド」グレードです。走行性能と燃費性能を両立したこのモデルは、都市部でも郊外でも快適に使える万能型のSUVとして評価されています。
とくに、燃費はWLTCモードで22.3km/Lと非常に優秀でありながら、静粛性も高く、上質なドライブフィールが味わえるのが特徴です。
価格帯は約462万円と高めですが、その分満足度も高く、選ばれる理由が明確です。Zハイブリッドが人気を集めている理由の一つは、燃費と快適性の高さにあります。
ハイブリッドモデルはエンジンとモーターを併用することで、加速時のスムーズさと低燃費を両立しています。さらに、Zグレードのみの装備として、12.3インチのナビやデジタルインナーミラー、パノラミックビューモニターなどの先進機能も標準搭載されており、日常の運転が非常に快適になります。



Zハイブリッドはリセールバリューも高いため、将来的に売却を検討している方にとっても安心できる選択肢です。実際の中古車市場でもこのグレードの流通量は多く、需要の高さがうかがえます。
オプションを多く装着すると乗り出し価格が500万円以上になることもあるため、事前に見積もりをしっかり確認することが大切です。それでも、総合的なバランスの良さと満足度から、多くの人に支持されているのがこのZハイブリッドです。
リセールから見る新型ハリアーの人気グレード


新型ハリアーを購入する際、リセールバリューは無視できない要素です。とくに3年後や5年後に買い替えを考えている方にとっては、どのグレードがより高く売れるのかが大きな判断材料となります。
リセールの良し悪しは購入価格からの実質的な負担額にも大きく影響するため、購入前に必ずチェックしておきたいポイントです。
ここでは、実際の中古車市場の動向を踏まえて、リセールが高いグレードとその理由を解説します。
グレード | 本体価格(税込) | 3年後のリセール | 5年後のリセール | 7年後のリセール |
---|---|---|---|---|
S | 3,128,000円 | 1,407,600円 (残価率45%) | 1,094,800円 (残価率35%) | 625,600円 (残価率20%) |
G | 3,529,000円~4,339,000円 | 1,588,050円~2,386,450円 (残価率45~50%) | 1,235,150円~1,735,600円 (残価率35~40%) | 705,800円~1,084,750円 (残価率20~25%) |
Z | 4,038,000円~5,148,000円 | 1,938,240円~2,830,400円 (残価率48~55%) | 1,532,440円~2,316,600円 (残価率38~45%) | 1,009,500円~1,492,920円 (残価率25~29%) |
リセールが最も高いグレードは「Zレザーパッケージ」
Zレザーパッケージは新型ハリアーの中でもっともリセールバリューが高いグレードとして知られています。その理由は、装備の充実度と見た目の高級感の両立にあります。
フルレザーシートや助手席オットマン、運転席のポジションメモリーなど、上級装備が多数搭載されており、購入時の満足度が非常に高いことから、中古市場でも人気が集中しています。
さらに、Zレザーパッケージはハイブリッドモデルに設定されていることが多く、燃費性能の高さもリセールに好影響を与えています。特に法人や高年収層からの需要が根強く、走行距離が多めでも高く買い取られるケースが見受けられます。
買取相場から3年落ちでも50%〜55%程度の残価が期待できるため、他のグレードと比較しても優位性があります。
一方で、本体価格が高いため初期費用は重くなります。ですが、将来的に高値で売却できることを考慮すると、長期的なコストパフォーマンスでは非常に優れているグレードと言えます。
ハリアーの買取価格を高める方法


ハリアーの売却を検討する際、できるだけ高く売るためのポイントを押さえておくことが重要です。査定額は車種や年式だけで決まるものではなく、メーカーオプションやボディカラーなども大きく影響します。
ここでは、査定アップにつながりやすい装備や仕様について解説します。少しの工夫や選択で、買取価格に数万円〜数十万円の差が生まれることもあるため、購入時から意識しておくと効果的です。
調光パノラマルーフは付けるべきオプション
調光パノラマルーフはハリアーならではの装備として注目されることが多く、中古市場でも人気の高いオプションです。室内の開放感が増すだけでなく、調光機能により日差しの強さを自動で調整できるため、実用性と先進性の両面で高評価を得ています。
このオプションを装着している車は、査定額で10万円以上高く評価されるケースもあります。とくにZグレード以上で装着率が高く、「装備あり」の個体と「装備なし」の個体では中古車検索サイトでも明確に価格差が出ているのが実情です。
装着には約20万円のコストがかかるものの、売却時のリターンを考えれば十分に見合う価値があると考えられます。



パノラマルーフは外から見たときの印象にも影響するため、デザイン面でも査定にプラス効果をもたらす点が見逃せないポイントです。
ボディカラーは黒か白が査定に強い
ボディカラーを選ぶときは、見た目の好みだけでなく、あとで車を売るときの価格にも関係してきます。
とくに「ブラック」と「ホワイト」は人気が高く、中古車としてもよく選ばれる色なので、査定でも有利になることが多いです。
ブラックは、ハリアーの高級感あるデザインによく合っていて、ビジネスで使う人にも人気があります。そのため、売るときに高く評価されやすい傾向があります。
ホワイトも同じく人気があり、追加費用がかかるメーカーオプションであっても、多くの人が選んでいます。この人気は中古車市場でも続いていて、安定した価値が期待できます。



実際にトヨタ系の中古車販売店などを見てみると、同じグレードや年式でも、ブラックやパールホワイトは、他の色よりも5万円〜15万円ほど高く売られていることも珍しくありません。
一方で、グレー系やブルー系などは出回っている数が少なく、欲しい人が限られるため、値がつきにくくなる可能性があります。
このように、少しでもあとから高く売りたいと考えるなら、黒か白を選んでおくのが安心です。結果的に、出費をおさえることにもつながります。
まとめ | 新型ハリアーの値引き相場と交渉術
この記事では、新型ハリアーの値引き交渉に重要なポイントを解説しました。
特に重要なポイントを整理してまとめます。
2025年5月最新の値引き相場 | |
---|---|
新型ハリアーの値引き相場 | 15万円~40万円 |
車両からの値引き | 15万円~40万円 |
オプション値引き | 0~5万円 |
また、グレード別の目安になる値引き相場は以下のとおりです。
グレードカテゴリ | ハリアー(車両本体価格) | ハリアー(値引き相場) |
---|---|---|
Sグレード | 3,128,000円 | 15~30万円 |
Gグレード | 3,529,000円~4,339,000円 | 20~35万円 |
Zグレード | 4,038,000円~5,148,000円 | 20~40万円 |
さらに、3年、5年、7年後のリセール価格は以下の通りです。
グレード | 本体価格(税込) | 3年後のリセール | 5年後のリセール | 7年後のリセール |
---|---|---|---|---|
S | 3,128,000円 | 1,407,600円 (残価率45%) | 1,094,800円 (残価率35%) | 625,600円 (残価率20%) |
G | 3,529,000円~4,339,000円 | 1,588,050円~2,386,450円 (残価率45~50%) | 1,235,150円~1,735,600円 (残価率35~40%) | 705,800円~1,084,750円 (残価率20~25%) |
Z | 4,038,000円~5,148,000円 | 1,938,240円~2,830,400円 (残価率48~55%) | 1,532,440円~2,316,600円 (残価率38~45%) | 1,009,500円~1,492,920円 (残価率25~29%) |
ハリアーの値引き交渉では以下のポイントに注意することが重要です。
- トヨタディーラー間で相見積もりを取る
- 値引きが期待できる決算期やボーナス商戦を狙う
- 即決はしない
- 商談終盤でのダメ押し交渉
- ディーラー下取りには要注意
これらの交渉テクニックをすべて駆使し商談に臨むことは難しいかもしれませんが、まずは一つでも多く意識して取り組むことが大切です。
しかし、値引きには限界があるため、値引き額を引き出すことばかりにとらわれすぎては良くありません。
それ以上に重要なのが、今乗っている車の売却をどうするかです。売り方や売り先を間違えなければ、値引き以上の効果を得られる可能性があります。
繰り返しになりますが、ディーラーへの下取りは要注意です。新車販売が主な業務であるディーラーは、中古車の買取について注力していることが稀です。
今乗っている車を高く売却したいなら車一括査定で買取専門業者に査定を依頼し、複数社を競合させて査定額を上げるようにすることがおすすめです。



「新型ハリアーの値引きを最大化する方法」でもご紹介しましたが、実際には過去の事例で最大約96万円の差が生じたケースもあります。
ハリアーへの乗り換えを検討している方は、今乗っている車をできるだけ高値で売却できれば、購入費用の実質的な節約につながります。
ハリアーをより良い条件で購入したいなら、複数の買取業者に見積もりを依頼するために車一括査定を活用することを強くおすすめします。
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