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レンジローバーは故障しやすい?故障部位や運転時の注意点を解説

レンジローバー 故障

レンジローバーは、ランドローバーが展開する高級SUVとして人気があります。
しかしその一方で、レンジローバーは「故障しやすい」という評判を耳にしたことがあるという方もいるでしょう。

この記事では、レンジローバーは故障しやすいのか、レンジローバーの故障しやすい部位はどこなのかについて解説します。

あわせて、故障しないために運転時に注意するべきポイントについて解説していくので、参考にしてみてください。

目次

レンジローバーとは?

レンジローバーの特徴
レンジローバーの人気モデル
レンジローバーの所有者や利用者

レンジローバーは故障しやすい?

走行環境の違い
メンテナンス頻度の違い

レンジローバーで故障しやすい部位はある?

電気系統
エアサスペンション
エンジン
冷却装置
クラクション

レンジローバーが故障したらどうすれば良い?

故障をしたときに確認すべきこと
故障を防ぐためには

まとめ

レンジローバーとは?

まずは、レンジローバーという車について解説します。

レンジローバーとは、ランドローバーがローバー社から独立した1970年代にフラッグシップモデルとして誕生しました。
オフロード性能を確保しつつも、オンロードでも高い走行性能を持ち、快適性も追求された車です。

レンジローバーの特徴

レンジローバーの特徴としてよく知られているのが、高級感・上質感です。
高品質な素材や洗練されたデザインは、「高級車」という言葉によくマッチするラグジュアリー感を備えており、所有者や同乗者の満足度が非常に高いといえます。

また、レンジローバーは伝統的にオフロード走行に優れた性能を持っており、悪路や悪天候下でも安定した走行ができます。
高い走行性能はオフロードのみならず、オンロードにおいてもその力を遺憾なく発揮するでしょう。

レンジローバーはパワフルなエンジンとテクノロジーとの融合によって、スムーズな走行が可能です。

レンジローバーの人気モデル

レンジローバーシリーズは、レンジローバー以外にも、以下のモデルがあります。

・レンジローバー
・レンジローバー イヴォーク
・レンジローバー スポーツ
・レンジローバー ヴォーグ
・レンジローバー ヴェラール

どのモデルも人気が高く甲乙をつけにくいですが、リセールバリューで選ぶのであれば、レンジローバー ヴェラールが高い傾向にあるでしょう。

レンジローバーの所有者や利用者

レンジローバーという車は、その高級感、造形美、そしてヴィジュアルに劣らない走行性能から、著名人にも深く愛されている車です。

元プロ野球選手の松坂大輔氏や糸井嘉男氏、サッカー選手の吉田麻也氏もレンジローバーを愛車としていることが知られています。

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レンジローバーは故障しやすい?

著名人にも愛され、高級感や上質感、そして高い走行性能から良い評価を受けているレンジローバーですが、「故障しやすい」という評価を受けています。

レンジローバーはオフロード性能も高い車種であり、耐久性も優れている車のため、なぜ故障しやすいといわれているのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、レンジローバーが故障しやすいといわれてしまう理由について解説します。

走行環境の違い

オフロード性能が高く、耐久性にも問題がないはずのレンジローバーが故障してしまう原因のひとつに、「走行環境が違う」というポイントが挙げられます。

レンジローバーはもともと、イギリスを含めた欧米諸国で走行することを想定して作られているのです。
そして、日本の環境はレンジローバーが想定しているイギリスや欧米諸国とは環境が異なります。

たとえば、日本の夏の暑さや湿度の高さは、イギリスをはじめヨーロッパにはないものです。
こうした高温多湿という日本の環境でのレンジローバーの稼働には、電子部品の劣化や接点の腐食など、イギリスをはじめとしたヨーロッパではあまり発生しない故障を招く危険性があるでしょう。

メンテナンス頻度の違い

レンジローバーは、日本の車とのメンテナンス頻度の違いがあります。

多くの日本車は、10年程度での「乗り換え」が想定されており、それを理由として、あまりこまめにメンテナンスをするという習慣が日本のドライバーには身についていない傾向にあります。

これに対して、レンジローバーは消耗品の交換やメンテナンスを頻繁に行い、30万km以上もの距離を1台の車で乗り続けることが想定されているのです。

このような違いから、レンジローバーはこまめにメンテナンスをしないと「すぐに壊れてしまう」という評価につながってしまいます。
特に、電子部品や接点などは日本の過酷な環境に弱いため、こまめなメンテナンスが必要です。

レンジローバーで故障しやすい部位はある?

レンジローバーを構成する部品や要素のなかで、特に故障しやすい部分というのは存在するのでしょうか。

以下では、故障が多いといわれる部位について解説します。

電気系統

電気系統・電装品は、「突然故障する」というケースが多い部位です。

エアコンやオルタネーター、ドアミラー、パワーウィンドウなどの電装品が故障するケースは、予防が難しく、修理代も高額となってしまいます。
突然の故障に備えるためには、こまめなメンテナンスによって問題を早めに発見することが重要です。

また、万が一の場合のロードサービスへの加入などが対策といえるでしょう。

エアサスペンション

エアサスペンションは、経年劣化による故障が起こりやすい部位です。

エアサスペンションの故障は、経年劣化によるゴム部品の劣化・破れなどによって発生するケースが多いために、このゴム部品のこまめな交換によって故障をかなりの精度で防ぐことができます。

エンジン

エンジン部分は、車の命ともいえる部分です。
エンジンについては走行距離や使用年数で交換時期をある程度予測できますが、オイル漏れなど深刻な故障が発生すると、重大な事態に陥ることがあります。

エンジンやパワートレインは多くの消耗品で構成されているため、適切な時期を見極めて消耗品を適切に交換をしてください。
交換を行うことは、突然の取り返しのつかない故障を予防することに役立ちます。

冷却装置

車における冷却装置は、高温化するエンジンを適切に冷却するために大きな負荷を背負っています。

特に、レンジローバーは高出力で大排気量であるため、冷却装置も故障しやすいといえるでしょう。
冷却水の定期的な交換など、やはりメンテナンスの頻度や精度が故障の予防に役立ちます。

クラクション

レンジローバーでは、クラクションのセンサー誤作動によって突発的にクラクションが鳴るという事例があります。
センサーの誤作動をプログラムから改善することで、問題が解決するでしょう。

レンジローバーが故障したらどうすれば良い?

ここからは、レンジローバーが故障したときの対応について解説します。

故障をしたときに確認すべきこと

まずは、レンジローバーが故障したときに確認するべきこと、その順番について触れていきます。

故障警告灯で故障個所の確認

レンジローバーには、「自己診断システム(OBD)」が搭載されています。
この自己診断システムがあることで、車の異常を電気的に検知し、故障警告灯が点灯するのです。

故障が疑われる場合には、故障警告灯により、故障箇所を確認しましょう。

車の故障状況の把握

故障した場合、故障状況を冷静に把握することが必要です。
故障時の状況や車の状態を伝えることで、故障箇所の特定や修理がスムーズに行えます。

必要に応じて、スマートフォンで動画を撮影したりするのも良い手段でしょう。

業者へ連絡と修理費用の見積もり

故障が確認されたら、修理のために業者に連絡をする必要があります。
また、修理費用の見積もりは内容をしっかり確認し、不明点があれば修理業者に確認するようにしましょう。

ディーラーへの依頼

新車で購入したレンジローバーが3年以内に故障した場合は、まずは正規ディーラーへ相談するようにしましょう。
新車保証により、保証範囲内での故障であればランドローバーが保証してくれます。

なお、正規ディーラー以外で修理をしてしまった場合、保証が適用されなくなるため注意が必要です。

修理工場への依頼

保証期間を経過してしまっている場合には、修理工場へ依頼して修理を行うこととなります。

見積もりの確認や、故障箇所を正確に伝え、正しく修理してもらえるよう注意しましょう。

保険なども確認

故障が自然に経年劣化などで発生したのか、あるいは事故によって生じたものなのかによっては、修理費用に対して保険が使えるのか、使えるとすればどの程度まで使えるのかという金額にも変化があります。

自身が加入している保険の契約内容も一度しっかりと確認するようにしましょう。

故障を防ぐためには

レンジローバーの故障を防ぐためには、もちろん丁寧な運転を心がけることや、車の保管方法に気をつけるなどの基本的な対策も重要です。
また、この記事でも解説したようにこまめなメンテナンスを実施することなども、突発的な故障を避ける上では有効でしょう。

くわえて、中古車で購入する場合には、走行距離が多い車を避けることが故障を遠ざける結果となるケースもあります。

まとめ

この記事では、レンジローバーという車について、故障が多いという噂がある点について焦点を当てて解説してきました。

レンジローバーはオフロード性能も高い堅牢な車ではあるものの、走行環境が日本とイギリスで異なるため、こまめなメンテナンスを行わないと故障を招くケースも多くあります。

メンテナンスをしながら長く乗るという車に対する認識を改めて、レンジローバーの活用について検討してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1.レンジローバーは国産車よりも故障しやすいのですか?

レンジローバーは日本と異なる環境を想定して作られているため、こまめなメンテナンスが必要です。

Q2.レンジローバーが故障したらどうすればいいですか?

正規ディーラーに相談しましょう。

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