買取情報

車にステッカーを貼るのは、自分らしさを表現する楽しいカスタムの1つです。
しかし、「このまま売っても大丈夫?」「査定で減額される?」と不安に感じたことはありませんか?
本記事では、ステッカー付きの車が買取価格に与える影響や、価格が下がる理由、キレイに剥がす方法を解説します。
車を高く売りたい方や、査定で損をしたくない方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ステッカーが車の買取価格に与える影響
ステッカーは車の買取価格を下げる場合がある
ステッカーを貼ることで車の買取価格が下がる理由
外装に影響が出る
査定士に良い印象を持たれない
傷があると判断されることも
剥がさなくても良いステッカーもある
ガラス面に貼るなら問題ない
車に貼るステッカーの種類
車検の有効期限を記載するステッカー
点検日を記載するステッカー
車庫証明のステッカー
環境に優しい車両であることを示すステッカー
趣味で貼り付けるステッカー
ステッカーを剥がす7つの方法
ステッカー剥がし専用の液を使用する
ドライヤーで温めて剥がす
食器用洗剤を活用する
トレーサーを活用する
お湯をかけて剥がす
ヒートガンを使用する
プロに依頼するのもおすすめ
ステッカーを剥がす際の注意点
ステッカーを無理に剥がすのはNG
剥がせない場合はそのまま査定に出す
傷がある場合は正直に伝える
まとめ
ステッカーが車の買取価格に与える影響
ステッカーを車に貼る方も多いと思いますが、実際に貼っていることで買取価格にどのような影響を与えるのでしょうか。
まずは、車の買取価格に与える影響や問題ないケースを紹介していきます。
ステッカーは車の買取価格を下げる場合がある
車に貼るステッカーにはいくつか種類がありますが、ほとんどの方が自分が好きなブランドやキャラクターものを貼って楽しむことが多いと思います。
しかし、車の買取時に関しては査定評価を下げる一因になる可能性があり、プラス評価になることはほとんどありません。
もちろん業者によっては、ステッカーの有無が査定評価につながらないと明記しているところもありますが、必ずしもそうではないことを覚えておく必要があります。
ステッカーを貼ることで車の買取価格が下がる理由
ステッカーを貼ることで車の価値が下がる理由には、次の3つが挙げられます。
- 外装に影響が出る
- 査定士に良い印象を持たれない
- 傷があると判断される
それぞれ詳しく紹介していきます。
外装に影響が出る
車にステッカーを貼ると、紫外線の影響から変色や日焼けといった外装に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、剥がす手間が増えることに加えて、剥がす際に傷がつく恐れも高まります。
場合によっては塗装を塗り替える必要があり、費用や手間がかかることから買取額が下がる可能性があるため注意が必要です。
査定士に良い印象を持たれない
ステッカーを車に貼ることは、所有者側は「自分の車だから好きにして良い」と思うが、業者側からすると「大事に扱っていない」と判断される可能性があります。
また、基本的には貼ってある車よりも、ない車のほうが好印象を持たれることを査定士もわかっていますので、印象は下がってしまうでしょう。
傷があると判断されることも
車の所有者は、好きなブランドやキャラクターのステッカーを貼りたいと思う以外にも、傷を隠すために貼る方もいます。
その場合は当然査定時にバレてしまいますので、嘘の申告をしたとして信頼関係を悪くさせる可能性もあります。
また、傷がなくても「傷を隠している」と疑われる場合もありますので、不必要なステッカーは査定前にできるだけ取り除いておくことが望ましいです。
剥がさなくても良いステッカーもある
ステッカーを貼ることで買取価格が下がると聞くと、すべて取り除いたほうが良いと思われがちですが、そうではありません。
種類によっては貼ることが義務付けられているものや、得をするものもあります。
ないことで罰則を科せられるケースもありますので、剥がす前に確認するようにしましょう。
ガラス面に貼るなら問題ない
ステッカーを貼る方のほとんどが車の塗装面に貼ると思いますが、紹介したように外装に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
しかし、外装でもガラス面であれば、そこまで悪影響はでません。
そのため、貼り付ける位置にこだわりがないなら、ガラス面に貼り付けることをおすすめします。
車に貼るステッカーの種類
車に貼るステッカーには、いくつか種類があり、義務付けされているものから、貼ることで得するもの、自分で好きなように貼り付けられるものまであります。
ここで5つ紹介しますので、剥がすべきものと貼ったままにしておくものを理解していきましょう。
車検の有効期限を記載するステッカー
車検の有効期限を記載しているステッカーは、フロントガラスに貼り付けられています。
正式名称は「検査標章」と呼ばれ、車検を通したあとにフロントガラスに貼り付けられ、常に車に貼っておく必要があります。
剥がした場合は違反者とみなされ、罰則の対象となります。
点検日を記載するステッカー
車のフロントガラスには、車検の有効期限を記載している検査標章以外にも、点検日を記載するものも貼られています。
「点検整備済みステッカー」とも呼ばれ、車検や点検時に車に問題がなければ交付されます。
こちらは検査標章と違って貼り付ける義務はありませんが、いつ点検すべきかがわかりますので、貼り付けたままにしておくことをおすすめします。
車庫証明のステッカー
車庫証明のステッカーは、その名の通り車の保管場所を証明するものです。
「保管場所標章」とも呼ばれ、車を所有する方が必ず交付する必要があります。
こちらは、検査標章と同様に車に貼り付けることが義務付けられています。
しかし、貼っていなくても罰則の対象とはならず、反則金も設定されていません。
環境に優しい車両であることを示すステッカー
環境に優しい車両であることを示すステッカーは、「星マーク」や「燃費基準+◯◯%達成車」などが記載された、低排出ガス車や燃費基準達成車を示すステッカーです。
これらは、一昔前であればエコカーであることを証明できていましたが、現在では貼らなくても良いことになっています。
趣味で貼り付けるステッカー
趣味で貼り付けるステッカーは、自分好みのブランドやキャラクターを貼って装飾するものです。
個性を演出できるので、他にはない車としてアレンジできますが、買取価格に影響する可能性が高いのであまりおすすめしません。
ステッカーを剥がす7つの方法
ステッカーを貼ることで買取価格に影響すると聞くと、自分で剥がせるか調べたくなるでしょう。
ここでは、ステッカー除去に役立つ7つの方法を紹介していきます。
ステッカー剥がし専用の液を使用する
専用の液を使用することは、特に手軽な方法です。
専用の液は、ステッカーに直接塗りつける「リキッドタイプ」と、スプレーを吹き付ける「スプレータイプ」の2種類があります。
どちらのタイプも100円ショップやホームセンターで手に入りますので、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
ドライヤーで温めて剥がす
通常ステッカーは、温めることで粘着が取れ、スムーズに剥がせられるようになります。
この性質を利用して、ドライヤーで温めるのが便利です。
しばらくドライヤーを当てていると、粘着がやわらかくなり、ステッカーが端から浮いてきてスムーズに取り外せるようになります。
無理に引っ張ると塗装を傷める可能性があるため、焦らずゆっくり作業しましょう。
食器用洗剤を活用する
ステッカーを剥がすのに費用をかけたくない方は、自宅ならどこでも食器用洗剤を使用するのがおすすめです。
使用方法は、スポンジに食器用洗剤と水をふくませ、泡立てた後にステッカーに染み込ませ、10〜15分後に剥がすだけです。
ただし、剥がす際にゴシゴシと擦ると塗装を痛める原因になりますので、丁寧に剥がすことが大切です。
トレーサーを活用する
トレーサーとは、円盤状のゴムを電動ドリルの先端に取り付けて使用する道具のことです。
使い方は、トレーサーをステッカーに当てて削るようにして剥がしていきます。
注意点としては、当てる角度や強さを間違えると塗装も削ってしまうため注意しましょう。
お湯をかけて剥がす
ステッカーは温めることで粘着が取れやすくなりますが、その性質を利用してお湯を利用することも有効です。
ドライヤーで温めて剥がす場合は、延長コードがなければ実施できませんが、お湯であれば運んで使用できます。
お湯をかける際は火傷に十分に注意し、やかんなどを使用して飛び散らないようにしましょう。
ヒートガンを使用する
ヒートガンは熱風を放出できる、接着や乾燥を促す道具です。
ドライヤーよりも強力な熱を当てられるので、冬の寒い時期でも活躍でき、簡単にステッカーを取り外せます。
プロに依頼するのもおすすめ
ステッカーを剥がしたい方の中には、自分で剥がすのは傷がつきそうで不安になる方もいると思います。
そういった方は、はじめからプロに依頼するのがおすすめです。
プロであれば専用の塗料や専門の道具を持っているので、車のボディを傷つけることなく、キレイに剥がしてくれます。
ステッカーを剥がす際の注意点
貼り付けたステッカーを取り除くときには、車体に傷や粘着跡が残らないよう慎重に作業する必要があります。
ここでは、その際に気をつけるべき点を解説します。
ステッカーを無理に剥がすのはNG
ステッカーを剥がす際に思った以上に張り付いていることから、ガシガシと無理に剥がす方がいますが、傷や跡が残る可能性があるため絶対にやめましょう。
特にヘラやトレーサー、スクレーパーといった道具を使うのは傷の原因になり、査定額を下げてしまうため使用は控えることをおすすめします。
剥がせない場合はそのまま査定に出す
車の買取時に剥がし跡や変色を直したほうが良いと考える方もいますが、ボディ全体を塗装する必要が出てくるため、費用や手間が大きくかかります。
そのため、自分でやっても剥がせない場合は、そのまま査定に出す方が結果的にお得になるケースが多いでしょう。
傷がある場合は正直に伝える
貼り付けたままのステッカーが、査定時に傷と見なされるケースも多いです。
また、本当に傷がある場合でも傷を隠して嘘の申告をすると、場合によっては損害賠償を科せられる可能性があるため、必ず報告しましょう。
誠実な対応は、査定額に悪影響を与えにくくなるだけでなく、後々のトラブルを防ぐことにもつながります。
まとめ
本記事では、車のステッカーの有無は買取価格に影響するのかを言及し、その種類や簡単に剥がすための方法を紹介しました。
ステッカーは車の印象や買取価格が左右される場合があります。
貼ったままだと傷を疑われる場合もあるため、事前に剥がしておくのがベストです。
また、無理に剥がすと傷や跡が残る可能性があるため、正しい方法で丁寧に対応するか、不安な場合はプロに依頼するのもおすすめです。
少しの工夫で買取価格が変わることもあるので、事前の準備をしっかり行いましょう。
よくある質問
Q1. ステッカーが貼られたままの車でも買取できる?
ステッカーが貼られたままでも買取に出すことは可能です。
ただし、査定額に影響が出る可能性があります。
特にボディに直接貼られた装飾系のステッカーは、剥がす際に塗装を傷める恐れがあるため、マイナス査定につながることがあります。
不安な場合は、査定前に丁寧に剥がしておくと安心です。
Q2. 車検や点検のステッカーも剥がした方がいい?
車検や点検のステッカーは法的な表示やメンテナンス履歴の一部として扱われるため、無理に剥がす必要はありません。
むしろ、定期的に点検されていた証拠としてプラス評価になることもあります。
ただし、劣化して見た目が悪い場合は、事前に交換や清掃を検討してもよいでしょう。

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