車買取時の二重契約は違法?業者に提案された場合の対処法を解説 | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
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車買取時の二重契約は違法?業者に提案された場合の対処法を解説

車 買取 二重契約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車の買取業者に二重契約を提案されたり、二重契約と気づかないまま取引を続けてしまった経験はありませんか。
法律的に、1台の車に対して、2つの売買契約を締結することは違法です。
この記事では、車の二重契約に関する基礎知識や、二重契約のリスクについて解説します。
二重契約を防ぐためのポイントや、車買取時に起こりやすいトラブルについても解説しているので、車の買取を検討している方は参考にしてください。

目次

車の二重契約に関する基礎知識

二重契約とは
二重契約の事例
二重契約が発生する原因

車の買取時に二重契約をした場合のリスク

キャンセルができない
キャンセルできない場合の対処法
キャンセル料が発生する
キャンセル料の相場

車の二重契約を防ぐためのポイント

信頼できる業者を選ぶ
キャンセル規定を確認する
安易に契約しない

車買取時に起こりやすいトラブル

査定価格の減額
車の持ち去り
買取代金の未払い

まとめ

車の二重契約に関する基礎知識

そもそも車の二重契約とは、どのような契約状態を指すのでしょうか。
車の二重契約の定義や事例、発生する原因について解説します。

二重契約とは

車の二重契約とは、1台の車に対して、2社の買取業者と同時に売買契約を締結することを指します。
売買契約が成立するのは、売買契約書にサインした時点です。
二重契約を結んでしまった場合は、車の所有者が責任を負うことになります。

二重契約の事例

二重契約のよくある事例は、査定額に納得して売買契約を結んだあとに、別の買取業者からもっと高い査定額を提示されるケースです。
最初の契約はキャンセルすればいいという安易な考えから、別の買取業者とも売買契約を結んでしまい、法的なトラブルに発展します。

二重契約が発生する原因

二重契約が発生する原因は、次のとおりです。

  • 所有者の知識不足
  • 買取業者とのコミュニケーション不足
  • 契約内容のチェック漏れ

車を買取に出すのが初めての方は、二重契約が違法であることすら認識していません。
買取業者と口約束をしてしまったり、契約書をよく読まずにサインしてしまったりすることも、二重契約を引き起こす原因となります。
また、高額なキャンセル料が目的で、売買契約を強要する悪徳業者が存在するのも事実です。
簡単に騙されないために、車の買取に関する正しい知識を身につけましょう。

車の買取時に二重契約をした場合のリスク

車の買取時に二重契約をしてしまった場合、何が起きるのでしょうか。
ここでは、二重契約のリスクについて解説します。

キャンセルができない

車の売買契約が成立したあとは、法的な権利義務が発生するため、基本的にキャンセルはできません。
売却すると口約束してしまった場合も、契約書にサインした場合と同じ拘束力が発生します。
ただし、買取業者によってはキャンセルできる場合もあるので、キャンセルしたい場合は、規定を確認した上で業者に問い合わせてみましょう。

キャンセルできない場合の対処法

買取店からキャンセルできないと言われてしまった場合でも、法律的にはキャンセルができます。
ただし、理由が二重契約の場合は、車の所有者に落ち度があると判断されるのは間違いないです。
買取店に対して支払う違約金を負担する必要があります。

キャンセル料が発生する

二重契約により売買取引をキャンセルすることになった場合は、契約解除によって生じる損害を賠償するためのキャンセル料を請求されるケースが多いです。
キャンセル料の金額は、買取業者によって異なります。

キャンセル料の相場

キャンセル料の一般的な相場は、3万〜5万円です。
買取価格の10%をキャンセル料に設定している業者もいます。
キャンセル料が高すぎると感じた場合は、金額の根拠を説明してもらうことが大切です。
あまりにも相場からかけ離れている金額の場合は、国民生活センターに相談しましょう。

車の二重契約を防ぐためのポイント

ここでは、二重契約を防ぐために覚えておきたいポイントを解説します。

信頼できる業者を選ぶ

悪徳業者と契約しないために、信頼できる業者を見極める必要があります。

信頼できる業者の特徴は、次のとおりです。

  • 査定価格の根拠を説明できる
  • 査定員の対応が丁寧
  • 買取実績が豊富

インターネットの口コミ評価には嘘の情報も紛れ込んでいるので、鵜呑みにはせず参考程度にしましょう。
買い取った自社で販売している業者は、中間マージンが発生しないため、効果買取が期待できます。

キャンセル規定を確認する

キャンセル規定は、売買契約書に記載されています。
相場よりも高いキャンセル料が記載されていないか、そもそもキャンセル規定がきちんと明記されているかを、契約を結ぶ前に確認しましょう。
キャンセル規定に少しでも違和感がある場合は、契約を見送ることが最善です。

安易に契約しない

信頼できる業者を見極めることや、キャンセル規定を確認することも大切ですが、一番大切なのは焦って契約しないことです。
高額査定につられて、二重契約を結んでしまうパターンが多く見受けられます。
正常な判断ができない状況で、契約を結ぶのはやめましょう。

車買取時に起こりやすいトラブル

車の買取時に気をつけたいのは、二重契約だけではありません。
最後に、二重契約以外で、車の買取時に起こりやすいトラブルと対処法について解説します。

査定価格の減額

売買契約を結んだあとに査定価格を大幅に減額するのも、よくあるトラブルです。
買取業者は、故障していたなどの理由をつけて減額します。
法的にも、こちらに過失がない場合は、減額の主張に応じる必要はありません。
故障箇所があると嘘をついている可能性もあるので、毅然とした態度で対応しましょう。

車の持ち去り

車の持ち去りは、出張査定を受けるときに、実際に起こったことがあるトラブルです。
査定と称して鍵を受け取り、車を持ち逃げする悪質な行為になります。
持ち去られた車が戻ってくる保証はありません。
仮に検査のためだと説明されても、まだ売買契約を結ぶ前の段階で、業者に車を預けるのは避けましょう。

買取代金の未払い

車を引き渡したあとに、指定日を過ぎても買取代金が支払われないトラブルも報告されています。
倒産寸前の業者や、知名度の低い業者は、最初から入金しないつもりで取引している可能性もあるでしょう。
買取代金の未払いを防ぐためには、契約書に入金日が記載されているか、引渡しから入金日まで、期間が空き過ぎていないかを確認してください。

まとめ

今回は、車の買取時に起こる二重契約のトラブルについて詳しく解説しました。
1つの車両に対し、2社の買取業者と売買契約を結ぶ二重契約は違法な行為です。
法的な権利義務が発生するため、知らなかったでは済まされません。
簡単にキャンセルはできず、違約金も発生します。
二重契約のトラブルを起こさないためには、車の買取に関する正しい知識を身につけることが大切です。
悪徳業者に騙されないように、心から信頼できる中古車買取業者とだけ取引しましょう。

よくある質問

Q1.車の買取トラブルの相談窓口は?

A.車の買取トラブルで困ったときの相談窓口は、次のとおりです。
国民生活センター:03-3446-0999
JPUC車売却消費者相談室:0120-93-4595
どちらも受付時間は平日のみになります。
1人で解決するのが難しいときは、このような相談窓口を頼ってみましょう。

Q2.悪質な車買取業者の特徴は?

A.悪質な可能性が高い買取業者の特徴は、次のとおりです。
見積もり金額と査定価格が大きく異なる
即決即断を求められる
クーリングオフが可能と説明する
車の売買契約にクーリングオフは適用されません。
このように説明する業者は嘘をついているので、信用するのはNGです。
悪徳業者に騙されて後悔しないように、証拠になりそうなメールや書類は保管しておきましょう。
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