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車の買取にエアコン故障は影響する?減額相場と売却する際の注意点

⑤車 買取 エアコン故障

車のエアコンが故障したとき、乗り続けるなら修理を依頼しますが、処分や買い替えを検討している時期は悩んでしまうこともあるでしょう。
車の買取を依頼する際、エアコンの故障は査定額にどのくらい影響するのでしょうか。
今回は車のエアコンが故障したままでも買い取ってもらえるのか、買い取ってもらえる場合の減額相場、買取時に注意したいことなどを詳しく解説します。

目次

車のエアコンが故障していても買い取ってもらえる?

エアコンが故障していても買取は可能
エアコンの査定ポイント

車のエアコンが故障・減額とみなされる状態

冷えない
暖まらない
異音がする
臭いがする

車のエアコンが故障している場合どのくらい買取価格が減額される?

コンプレッサー故障の場合
ガスチャージ故障の場合
ファンモーターや電装系故障の場合

車の買取時にエアコンが故障しているときの注意点

エアコンの故障は必ず伝える
エアコンの修理は控える
ディーラー下取りは控える

エアコンが故障していても車を高く買い取ってもらう方法

故障している車でも高く買い取ってくれる業者を探す
故障だけではなく良いところも伝える

まとめ

車のエアコンが故障していても買い取ってもらえる?

ここでは、「車のエアコンが壊れているなら買取拒否されるのでは?」と不安に感じている方に向けて、買取の査定ポイントを解説します。

エアコンが故障していても買取は可能

車のエアコンが故障している場合でも、中古車買取店で買い取ってもらうことは可能です。
確かにエアコンは、快適な走行を支える重要な装備のひとつであり、査定項目にも含まれます。
そのため、故障の程度によっては査定額が減額されることがあります。
しかし一般的には、エアコンの故障による査定への影響はそこまで大きくないケースが多いです。
査定額のダウンは最小限にとどまるか、場合によっては影響しないこともあります。

エアコンの査定ポイント

エアコンの査定でチェックされるポイントは、「故障の有無」と「ガス不足」の2点です。
エアコンが故障している場合、コンプレッサーや配管などの部品交換が必要になる可能性があり、修理費用が高額になるため、査定額が大きく減額される傾向にあります。
一方でガス不足の場合は、ガスを補充すればすぐに正常な状態に戻せるため、査定額への影響はほとんどないでしょう。

車のエアコンが故障・減額とみなされる状態

ここでは、故障もしくは減点とみなされる、カーエアコンの状態をお伝えします。

冷えない

冷房を作動させても車内が冷えない場合はエアコンの故障とみなされ、大幅な減額対象になることがあります。
ただし、夏場など車内温度が高い状態では、冷房をつけてすぐに涼しくなるわけではありません。
まずはドアや窓を開けて熱気を逃がしたあと、エアコンの設定温度を最低にして最大風量で冷房をかけるのが基本ですが、この状態でも一向に冷えない場合は、エアコンに故障があると判断されます。
冷えない原因として考えられるのは、以下のようなものです。

  • エアコンガスの不足
  • コンプレッサーの焼き付きによる故障
  • A/Cスイッチが押されていない

最も多い原因はエアコンガスの不足であり、次いでコンプレッサーの故障が挙げられます。意外と多いのが、A/Cスイッチの押し忘れによる冷房不良です。
まずはスイッチがオンになっているかどうか、基本的な操作を確認することをおすすめします。

暖まらない

暖房を作動させても車内が暖まらない場合も、エアコンの故障とみなされます。
設定温度を最高にして最大風量で暖房をかけたにもかかわらず、しばらくしても車内が暖まらない場合は、何らかのトラブルが起きている可能性が高いです。

暖房が効かない主な原因としては、サーモスタットの故障が挙げられます。
サーモスタットとは、エンジンの冷却水の温度を一定に保つために、冷却や暖房を切り替える役割を持つ部品です。
このサーモスタットが故障すると、エンジンで冷却水を十分に温められず、暖房機能が正常に働かなくなってしまうため、車内がなかなか暖まらなくなるのです。

異音がする

エアコンから異音がする場合は、内部の部品に故障や汚れが発生していることが考えられます。
主な原因としては、コンプレッサーやファンモーターの破損です。
コンプレッサーのオイル切れによる焼き付きが起きると、異音が発生しやすくなります。ファンモーターが破損している場合は、「キュルキュル」「カラカラ」といった高い音が聞こえることが特徴です。

また、エアコンフィルターの目詰まりや、ファンモーター内への異物混入によっても「ガラガラ」といった異音が発生します。
さらに、エアコンガスが不足している場合も、エンジン回転数に合わせてガラガラと異音がすることがあります。
異音に気づいたら放置せず、早めに点検・修理を依頼しましょう。

臭いがする

車のエアコンから臭いが発生している場合、査定時に減点対象となることがあります。
臭いの種類や原因によって、修理の難易度や費用も異なるため、まずはどのような臭いがするのかを確認しましょう。
生乾きのような臭いがする場合、原因はエアコン内部での雑菌の繁殖によるものです。
冷風を生み出すエバポレーターは結露しやすい部品であり、水分が付着したまま放置されると、フィルターやエバポレーター内部で雑菌が繁殖し、生乾き臭が発生します。

また、酸っぱい臭いやカビ臭がする場合も、フィルターやエバポレーターに汚れや雑菌が溜まっていることが主な原因です。
まずはエアコンフィルターを点検し、汚れや劣化がないか確認しましょう。
フィルターに問題がない場合は、エバポレーター内部の汚れが臭いの原因と考えられます。
エアコンの臭いは、放置すると車内全体に広がり、快適性を損なうだけでなく、査定額にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの点検とクリーニングを心がけましょう。

車のエアコンが故障している場合どのくらい買取価格が減額される?

ここでは、車のエアコン故障の種類別に減額相場をお伝えします。
修理をしてから査定してもらうか悩んでいる方は、ぜひ判断基準の参考にしてください。

コンプレッサー故障の場合

コンプレッサーが故障している場合、通常の査定額からおおよそ4万円〜8万円の減額が相場です。
なお、交換費用は5万円〜10万円程度かかるケースが一般的です。
そのため、査定前に自費で修理をしても、かかった修理費用を査定額の上昇分でカバーできない可能性もあるため、修理をする場合は慎重に判断しましょう。

ガスチャージ故障の場合

エアコンガスが不足しているだけの場合は、査定額から5千円〜2万円程度の減額が相場とされています。
ガス補充にかかるコストは比較的少額なため、必要に応じてガスを補充してから査定を受けるのも一つの方法です。
ガス不足の程度によっては、減額が発生しないケースもあるため、事前に整備工場などでチェックしておくと安心です。

ファンモーターや電装系故障の場合

ファンモーターやエアコンの電装系に故障がある場合は、通常の査定額から4万円〜6万円程度の減額が目安となります。
ただし、これらの修理には点検費用や工賃も含まれるため、結果的に修理費用が査定減額分を上回るケースも少なくありません。
査定額アップを狙って無理に修理を行うより、そのままの状態で査定を受けたほうが結果的に得策となる場合が多いでしょう。

車の買取時にエアコンが故障しているときの注意点

ここでは、エアコンの故障に気づいたときの注意点を解説します。

エアコンの故障は必ず伝える

車を売却する際、エアコンの故障がわかっている場合は、必ず事前に申告しましょう。
故障を伝えずに売却した場合、後から故障が発覚すると、買取店と次のオーナーとの間でトラブルに発展するかもしれません。
その結果、元オーナーである自分が損害賠償責任を問われ、賠償金の支払いを求められる可能性もあります。
トラブルを防ぐためにも、故障箇所は正直に伝えておくことが大切です。

エアコンの修理は控える

査定額を上げるためにエアコンを修理するのは、基本的には控えることをおすすめします。
特に年式の古い車や走行距離の多い車は、もともとの査定額が低い場合が多く、エアコン修理にかかる費用の方が高くつくケースも少なくありません。
無理に修理して損をしてしまわないためにも、故障箇所があってもそのまま査定に出す方が得策でしょう。

ディーラー下取りは控える

ディーラーでの下取りは、車の購入と売却を同時に進められる手軽さがメリットです。
また、購入費用の一部として下取り金額を充当できる点も魅力です。
しかし、一般的に下取り価格は買取専門店での査定額よりも低く設定される傾向にあります。
特にエアコン故障などの不具合がある車や、ディーラーの取り扱いメーカー以外の車種の場合、下取り金額が大きく下がることもあり、場合によっては数千円程度にしかならないこともあります。
エアコンに故障がある車をより高く売りたい場合は、買取専門店で査定を受けるほうが有利でしょう。

エアコンが故障していても車を高く買い取ってもらう方法

ここでは、エアコンが故障した車の査定額をアップさせる方法をご紹介します。
ぜひ参考にして、少しでも愛車の価値を高めましょう。

故障している車でも高く買い取ってくれる業者を探す

エアコンが故障している車でも、できるだけ高く買い取ってくれる業者を探すことが重要です。
故障車の買取を専門に扱っている業者であれば、故障の内容や程度に応じた正確な査定ノウハウを持っているため、一般的な買取店よりも高値で評価してもらえる可能性があります。
故障車の扱いに慣れている業者を選ぶことで、適正な価格で売却できるチャンスが広がるでしょう。

複数社に査定を依頼する

車を高く売るためには、複数の業者に査定を依頼するのが効果的です。
買取業者ごとに査定基準や重視するポイントが異なるため、提示される買取額にも差が生まれます。
最寄りの買取店に一件ずつ見積もりを依頼して比較するのも良いですが、時間を節約したい場合は一括査定サービスを活用する方法もあります。

故障だけではなく良いところも伝える

査定時には故障箇所だけでなく、車の良い部分も積極的にアピールしましょう。
例えば、メーカーオプションの装備がある、高級な社外パーツを装着している、メンテナンス履歴がしっかりしているといったポイントはプラス査定につながることがあります。
あらかじめアピールポイントを整理しておけば、査定時にもスムーズに伝えることができ、より高い評価を得られる可能性が高まります。

まとめ

車のエアコンが故障していても、基本的には買取してもらうことが可能です。
故障の内容や程度によって査定額への影響は異なりますが、多くの場合、大幅な減額にはつながりにくい傾向にあります。
ただし、コンプレッサーなど高額な修理が必要な場合は、減額幅が大きくなる可能性もあります。
修理費用の方が高くつくこともあるため、無理に直さず、そのまま売却するほうが得策でしょう。

買取時には、故障の内容を正直に伝えることが大切です。
また、故障車の買取を得意とする業者を選ぶことも、高価買取を狙うポイントです。
車の良い点やアピールポイントも積極的に伝え、少しでも高く売れるよう工夫してみましょう。

よくある質問

Q1.売却時に不具合を言わないとどうなる?

契約不適合責任違反が問われる恐れがあります。
売却金の減額や契約解除を求められる可能性もあるため、前もって伝えましょう。

Q2.車のエアコンの寿命はどのくらい?

車のエアコンの耐用年数は5年〜10年程度といわれています。
なお、コンプレッサーは法定耐用年数が7年となっています。

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