ノートについて

ここでは日産ノートの買取相場や車種の特徴・魅力について解説していきます。
ノートはどんな車であり、どのような方におすすめできる車種なのでしょうか。
車の高額査定を目指す方だけでなく初めて売却する方も是非チェックしてみてください。

ノートとは

ノートは日産自動車が製造販売しているハッチバックを含む5ドアのコンパクトカーです。
「ノート」という名前については日産のホームページ（車名の由来）にて『毎日をリズミカルに楽しく「NOTE（音符）」と、そんな毎日を記録しておく「NOTE（ノート）」からイメージしたネーミング。』と公表しています。
ノートは現行モデルは2020年末にフルモデルチェンジされた3代目であり、2021年には9万177台（ランキング5位）、さらに翌年の2022年には11万113台（ランキング3位）と年間登録台数を着実に伸ばしています。
現行モデルはどのグレードも「e-POWER」を搭載しています。
さらに最上位グレードのXにはカスタム仕様車として「オーテック」、「オーテッククロスオーバー」が2WD・4WDのいずれでも用意されています。
また派生モデルの「ノートオーラ」もラインナップ。
ノートとともに2021と2022 の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
「3ナンバー」であり、内外装の質や静粛性などにおいてノートとの差別化を図っています。
加えて助手席が回転する福祉車両も用意され幅広いニーズに応えられる展開となっています。

新車価格・中古車相場

ノートの新車価格は203万円～225万円という価格帯で販売されています。
一方、グレードXをベースとするオーテックなどのカスタム仕様のハイクラス車では260万円～290万円ほどとなっています。
他社のコンパクトカーと比較すると割高な価格設定となっているものの、全車が従来のハイブリットとは異なるe-POWER仕様であることを考えると納得の価格と言えるでしょう。
2WD車に比べ、4WD車は20万円程度の上乗せ価格となっています。
またノートの中古車相場については、3年落ちのe-POWER車で100万円～310万円と新車の価格に対して、中古車の価格の振れ幅が非常に大きい印象です。
人気モデルで状態が良く高騰している車もあることを示しています。
3年落ち程度であれば、メーカーオプションやディーラーオプションなどにより新車価格よりも高値が付けられる場合もあるでしょう。

特徴やどういった方におすすめの車種か

日産ノートが年間登録台数ランキングにおいて上位を占めるほど人気となっている大きな理由が「第２世代e-POWER」の搭載であり、同時に大きな特徴にも繋がっています。
e-POWERとは電気を発電用エンジンで発電し、蓄積された電気でモーターを回し走行するシステムのことです。
モーターによる走行は低速域でのトルクも強くパワフルな走りに。また素早いアクセル操作によりガソリン車以上の発進・加速性能となります。
また抜群の静粛性も特徴の1つとなっています。
アクセルオフ時での減速もなめらかで、ワンペダルで加速や減速を行えるため運転を楽しめるのも人気の要因です。
また荒れた路面でロードノイズが発生する場面では発電用エンジンが稼働してバッテリーを充電します。
そしてなめらかな路面ではエンジンOFFで静かな走行に切り替わります。
ノートは走行性能だけでなく安全性能も充実しています。
フロントワイパーの使用や周囲が薄暗くなり始めたタイミングで点灯するインテリジェントオートライトシステム（おもいやりライト）を搭載しています。
ビークルダイナミクスコントロールでブレーキ圧や走行用モーターの出力を制御し、車両を安定させます。
万が一衝突が避けられない状況となった場合にも自車を保護し相手車両のダメージを軽減する最強度キャビンを装備。
そのためノートは安全に楽しく運転したい、コンパクトカーで静粛性の高い車を探している、低燃費でパワフルな走行ができる車に乗りたいなどの方におすすめです。

魅力はなに？

ノートの魅力の1つに安全装備の充実があります。
ほとんどのグレードでエマージェンシーブレーキが標準装備され、車両だけでなく歩行者との衝突も自動ブレーキで回避できる装備が搭載されています。
また車線逸脱警報で安全運転をサポートします。
ノートは2021年10月に派生車種のノートオーラと共に自動車安全性能JNCAP最高評価「ファイブスター賞」を獲得し、衝突安全性能・予防安全性能で「レベルA」を達成、かつ「事故自動緊急通報装置」を装備していることでの高い評価となっています。
さらに居住性の高さもノートのメリットです。2600mmのホイールベースは後席の十分な広さを作り4人がゆったりと座れるほどの余裕となっています。
そしてe-POWERによる操作性能によりアクセルだけでパワフルな加速やゆるやかな減速を実現し、チャージモードとマナーモードのON・OFFにより、バッテリー残量を増やす・バッテリーだけで静かに走行するなどの走行も可能になっています。

日産ノートの人気モデルやグレード

日産ノートはコンパクトカーにして200万円を超える価格帯であり、割高な印象のある車ではありますが、多くのユーザーを獲得しています。
その要因はノートの人気モデルやグレードにもあるようなので、以下で解説していきます。
人気や需要の高い車であればリセールバリューも高くなり、ノートを買取に出した際の査定額も期待ができます。
参考程度に目を通してみてください。

人気モデル

日産ノートの人気モデルは何と言っても全グレードでパワートレインを第2世代e-POWERに統一した現行モデル「ノート e-POWER」（3代目モデル）です。
新型モデルは従来モデルよりも小型・軽量化がされたためエンジン効率も向上されています。
またロードノイズが大きな場合にエンジンを稼働させ発電を積極的に行う装備を搭載。
そのために力強さ・なめらかさ・静粛性がさらに進化して、より快適なドライブを楽しめるようになっています。

人気のグレードや装備

ノートのグレードの中で最も人気なのが「X」です。
Xはコンパクトカーでありながら220万円を超える最上級グレードです。
しかし運転支援機能「プロパイロット」をメーカーオプションとして装備できる唯一のグレードであることからもXに人気が集まっています。
プロパイロットとは高速道路などの自動車専用道路においてアクセル・ブレーキ・ハンドルの操作を自動でアシストする機能のことです。
単調な渋滞走行や長時間の走行におけるドライバーの負担を軽減してくれる日産の主力モデルに搭載されているシステムです。
また併せてナビリンク機能を使えば、カーブでの車速のコントロールをアシストしてくれます。
地図情報から予めカーブやジャンクションの情報を把握しスムーズに曲がれるように車速をコントロールします。
このことからもXを選択するユーザーが多くなっていると言えるでしょう。

日産ノートの買取市場での評価

日産ノートの買取市場での需要や評価はどのようになっているでしょうか。
中古車の買取査定には国内での評価が重要となりますが、加えて海外での需要の度合いも大きく影響してきます。
そこでここからはノートの買取市場での評価について解説します。
需要の高いノートのグレード、反対に高いリセールが期待できないグレードについても紹介しますのでチェックしてみてください。

海外人気はあるのか

ノートはアメリカで「ヴァーサ・ノート」として発売されています。
ハッチバック車として2013年より販売され2017年には大幅な改良を行いました。
ただしヴァーサ・ノートは2020年を持ってラインナップから外れ、以降は新型「ヴァーサ」として販売されています。
とは言えアメリカでの人気車種はコンパクトカーよりも大型車となっています。
販売台数も減少していることから、ノートの海外人気は日本ほど高くないと言えるでしょう。

需要が高い車種か

2020年12月23日に発売された新型ノート（ノートe-POWER）は、1カ月で2万台を突破する受注を獲得しています。
その大きな要因の1つのパワートレインをe-POWERのみに絞ったことも話題性を高めました。
実際にノートの売り上げ台数の78％がe-POWER搭載車となっています。
ガソリン車とは違いエンジンで発電した電気を使ってモーターを動かし走行するハイブリット専用車であるため、燃費の良さもノートの需要を高めている要因になっています。

あまりリセールが期待できないグレード orモデル

日産ノートであまりセールが期待できないグレードは「S」グレードであると言えるでしょう。
新車購入時での価格が最も安くなっているものの、上級グレードに比べるとオプションを選ぶことができないというのは大きなマイナス要因となります。
また上位モデルの廉価版グレードとも言えるSグレードは内外装の高級感や快適さにも違いが出ていることも要因の一つとなっています。
また、モデルチェンジ前のモデルは現行型よりもコンパクトさや走行性能が多少劣り、走行距離も長くなるため、ノートの買取りの際にもあまりリセールが期待できないと言えるでしょう。

年式・グレード別に買取相場をご紹介

次に、ノートの年式・グレード別に買取相場を紹介していきます。
※下記買取相場は、
赤字：グッドスピードの買取実績
黒字：WEB上の外部サイトより参照しています。

グレード別の買取相場

年式別の買取相場

日産ノートを高額査定してもらうためには

日産ノートの買取りを考えている方が高額査定を狙うのであれば、以下のことをチェックしてみると良いでしょう。
例えばお持ちのノートのグレードはどれくらいの人気なのか、プラス査定が期待できる装備やオプションが装備されているのかなどです。
ノートの中古車市場において、どのようなグレードやオプションが査定で有利になるのかについて具体的に解説します。

高額査定を狙えるグレード

ノートの買取りで高額査定を狙えるグレードと言えば、現行モデル（3代目・ノートe-POWER）では「X」となります。
最上位モデルなため最も高い価格設定となっていますが、内外装の高級感の他にも装備が充実していることで圧倒的な人気を集めているグレードなのです。
また旧モデルであれば2代目ノートの高級グレード「e-POWER メダリスト」が人気です。
フロントメッキバンパー、本革巻きステアリングなどで高級感のある仕上がりとなっています。
第二世代ノートではガソリン車が多い中、モーターが搭載されている車種であることもポイントです。
中古車であれば高級グレードにも手が届くということで需要が高く、ノート売却時買取価格にも期待ができるでしょう。
その他には「NISMO」も人気グレードとなっています。
走りに特化したスタイルやガソリン車とe-POWER車の選択が可能ということでも人気を集めていました

オプションや装備などでプラスに査定してもらうことは可能か

ノートの場合、中古車であってもオプションや装備が充実していることでオプション装着なしの同モデルの新車価格より高く販売されていることもあります。
高速道路での自動運転をアシストするプロパイロットが装備されていれば、ノート買取りの際に断然有利になるでしょう。
また明るさ、省エネや寿命などの点でハロゲンヘッドランプではなくLEDヘッドランプが装備されているのもポイントとなります。
LEDフォグランプは、豪雨や濃霧などの悪天候下でもヘッドランプの明かりを補助して視界を確保します。
これらの装備やオプションはノートの安全走行を補助するためのものとして買取りの際にも車の価値を上げて貰える可能性があります。

中古車を高く売るためのコツについても詳しくご紹介していますので、合わせてご確認ください。

まとめ

ノートは日産のコンパクトカーです。
従来モデルではガソリン車とハイブリッド車(e-POWER)の2タイプを展開していたノートですが、新型では全車がe-POWER専用車となっています。
ノートはこのことでも多くのユーザーを獲得し、中古車市場でも安定した買取価格となっています。
ただし少しでも高いリセールバリューを期待される方は、早めに複数社で買取り査定をしてもらうことをおすすめします。