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ジムニーをリフトアップすると車検に影響する?対策が必要なケースを詳しく紹介

ジムニー リフトアップ 車検

ジムニーをドレスアップする目的でリフトアップする方は非常に多くいます。

しかし、「この状態で車検は通るのか?」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、ジムニーをリフトアップする際に車検に与える影響や、対策が必要なケースを詳しく解説します。

失敗しないカスタムのために、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ジムニーをリフトアップすると車検に影響する?

コイルスプリングのリフトアップであれば影響なし

構造変更は±4cmまでなら問題ない

指定外部品の場合は構造変更及び記載変更が必要

車検対策が必要なケース

ジムニーのリフトアップは何インチまでなら車検に影響しない?

純正リアバンパーと純正タイヤの場合

純正リアバンパーと16インチのタイヤの場合

社外リアバンパーと純正タイヤの場合

社外リアバンパーと16インチタイヤの場合

ジムニーのリフトアップに関する注意点

横風の影響を受けやすくなる

カーブするときの安定性が下がる

乗り心地が悪くなる

燃費が悪くなる

リフトアップにかかる費用

まとめ

ジムニーをリフトアップすると車検に影響する?

ジムニーをリフトアップする際は、場合によって車検への影響を考慮する必要があります。

ここでは、ジムニーの車高を上げる際に車検に影響があるケースと、そうでないケースを紹介していきます。

コイルスプリングのリフトアップであれば影響なし

ジムニーのリフトアップにはいくつかの方法がありますが、その中でもコイルスプリングを使用する場合は、基本的には車検への影響はありません。

その理由は、コイルスプリングが指定部品に該当するからです。

指定部品は国土交通省が定めた基準において、交換しても車検への影響はないと決まっています。

これは次に紹介する車高が±4cm以上となっても適用されます。

構造変更は±4cmまでなら問題ない

国土交通省によると、以下の基準を満たせない場合は構造変更が必要とされ、車検への影響が出てきます。

 

長さ

高さ

車両重量

小型自動車

軽自動車

±3cm

±2cm

±4cm

±35%

普通自動車

大型特殊自動車

±3cm

±2cm

±4cm

±65%

ジムニーの場合は軽自動車に該当するため、高さ±4cm以内であれば車検に影響しません。

指定外部品の場合は構造変更及び記載変更が必要

指定されたパーツなら車検に影響はほとんどありませんが、認定外の部品を使うと、構造に関する変更申請と書類上の修正手続きが求められます。

しかし、すべての認定外の部品に当てはまるわけではなく、基本的には国土交通省が定めた基準を満たせない場合に該当します。

つまり、4cmを超える高さの変更を認定外のパーツで行った際には、車体構造と記載情報の変更が必要です。

車検対策が必要なケース

指定外部品を使用して高さ±4cmを超える場合は車検への影響がありますが、そのほかにも車検対策が必要なケースが2つあります。

直前側方視界基準が満たされないとき

1つ目が「直前側方視界基準」が満たされないときです。

直前側方視界基準とは、運転席から視界を確保するためのルールのことで、具体的には以下を満たす必要があります。

・車両の運転席から車両の前方と左側(左ハンドル車の場合は右側)に接する高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を想定)を直接または鏡やカメラなどで確認できる

実際に車検場でも高さ1m、直径0.3cmの円柱が用意され、運転席から見えるかチェックされます。

見えない場合は、「サイドアンダーミラー付ドアミラー」や「カメラ」の取り付けが必要です。

突入防止基準が満たされないとき

2つ目が「突入防止基準」が満たされないときです。

突入防止基準とは、後ろから車両に追突された際に、追突した車両が潜り込むことを防止するための基準のことです。

車高を高くすると、車高の低い車が後ろから追突した際に、バンパーではなく車体の下に潜り込み、前席に大きな衝撃が加わるおそれがあります。

そうなると重大な事故に発展する可能性が高くなるため、この基準が設けられています。

具体的な基準は、以下のとおりです。

 

①地上からリアバンパー下端まで

②地上からリアクロスメンバーまで

2021年8月までに生産

550mm以下

700mm以下

2021年9月以降に生産

550mm以下

600mm以下

なお、①もしくは②のどちらかだけを満たせばで構いません。

ジムニーのリフトアップは何インチまでなら車検に影響しない?

ジムニーのリフトアップ可能な高さは、バンパーやタイヤの組み合わせによって異なります。

ジムニーをどこまで上げても車検に通るのか、具体的に見ていきましょう。

純正リアバンパーと純正タイヤの場合

純正リアバンパーと純正タイヤの場合は、以下のとおりです。

 

①地上から純正バンパー下縁までの距離(〜550mmまで)

②地上からクロスメンバー下縁までの距離(〜600mm or 700mmまで)

純正車高

380mm

560mm

1インチアップ

405mm

585mm

2インチアップ

430mm

610mm

3インチアップ

455mm

635mm

4インチアップ

480mm

660mm

こちらの表は1つ前に紹介した「突入防止基準」です。

突入防止基準は、①もしくは②を満たしていれば問題ありませんので、こちらのケースでは車検に影響しません。

そのため、4インチアップまではリフトアップ可能です。

純正リアバンパーと16インチのタイヤの場合

純正リアバンパーと16インチタイヤ(225/75R16)の場合は、以下のとおりです。

 

①地上から純正バンパー下縁までの距離(〜550mmまで)

②地上からクロスメンバー下縁までの距離(〜600mm or 700mmまで)

純正車高

407mm

587mm

1インチアップ

432mm

612mm

2インチアップ

457mm

637mm

3インチアップ

482mm

662mm

4インチアップ

507mm

687mm

16インチタイヤは大きめのタイヤになりますが、純正リアバンパーでも車検に影響はありません。

こちらのケースでも4インチアップまではリフトアップ可能です。

社外リアバンパーと純正タイヤの場合

社外リアバンパー(HB1stリアバンパー)と純正タイヤ(225/75R16)の場合は、以下のとおりです。

 

①地上から社外バンパー下縁までの距離(〜550mmまで)

②地上からクロスメンバー下縁までの距離(〜600mm or 700mmまで)

純正車高

468mm

560mm

1インチアップ

493mm

585mm

2インチアップ

518mm

610mm

3インチアップ

543mm

635mm

4インチアップ

568mm

660mm

こちらのケースでは4インチアップになると、①と②が満たせないことになるため、車検に通りません。

また、3インチアップも②が満たせていないことに加えて、車体によって①も満たせなくなる場合があるため、車検に通らないケースが出てくることが予想されます。

しかし、2021年8月以前のジムニーであれば、②が700mmまでとなりますので4インチアップも可能です。

社外リアバンパーと16インチタイヤの場合

社外リアバンパー(HB1stリアバンパー)と16インチタイヤ(225/75R16)の場合は、以下のとおりです。

 

①地上から社外バンパー下縁までの距離(〜550mmまで)

②地上からクロスメンバー下縁までの距離(〜600mm or 700mmまで)

純正車高

495mm

587mm

1インチアップ

520mm

612mm

2インチアップ

545mm

637mm

3インチアップ

570mm

662mm

4インチアップ

595mm

687mm

こちらのケースでは、3・4インチアップすると、車検に通りません。

また、2インチアップも車体によって通らない可能性が出てきます。

しかし、2021年8月以前のジムニーであれば、車検の影響はありません。

ジムニーのリフトアップに関する注意点

ジムニーの車高を上げる際は、車体への影響や乗り心地の変化などが発生する可能性があります。

ここで、いくつかの注意点を紹介しますので参考にしてください。

横風の影響を受けやすくなる

リフトアップした車は横から風を受ける面積が広くなるため、横風を受けやすくなります。

特に高速道路の走行時やトンネルから出た直後、橋を通る際は風を受けやすくなるため、スピードを緩める必要があります。

カーブするときの安定性が下がる

通常、車は純正の車高やタイヤになっているからこそ、安定した走行が可能です。

しかし、リフトアップした車は重心が変わることに加えて、風の影響を受けやすくなるため、カーブするときに不安定さを感じる可能性が出てくるでしょう。

乗り心地が悪くなる

リフトアップしてタイヤサイズも変更する場合は、乗り心地にも悪影響が起こる可能性があります。

特に扁平率が下がるタイヤの場合は、タイヤのクッション性が下がり路面からの影響を受けやすくなるため、突き上げ感を感じやすくなります。

燃費が悪くなる

リフトアップやタイヤのインチアップにより、接地面が広がって転がり抵抗が増加します。

その結果、エンジンへの負荷が大きくなり、燃費が悪化してしまいます。

リフトアップにかかる費用

ジムニーをリフトアップする際にかかる費用は、方法によって大きく異なります。

ハイトアップスプリング

4万〜8万円

リフトアップキット

21万〜42万円

ボディリフト

8万〜17万円

コイルスプリングを交換するだけなら5万円程度で済みますが、そのほかの方法では数万円から数十万円かかる場合があります。

また、基本的には車高が上がるほど費用が高くなりますので、予算と方法を考慮しながら選択することが大切です。

まとめ

本記事では、ジムニーをリフトアップすると車検に影響するのかについて言及し、インチアップ限度や注意点、交換にかかる費用まで紹介しました。

リフトアップはジムニーの見た目や走破性を高める一方で、車検基準や安全性への配慮が必要です。

パーツの選び方やリフト量によっては車検に通らなくなることもあるため、事前の確認が重要です。

カスタムを楽しみながら、安全かつ合法的な範囲でジムニーを仕上げていきましょう。

よくある質問

リフトアップ済みの中古ジムニーはそのまま車検に通る?

前オーナーが構造変更を行っていれば通りますが、未申請のままだと車検に通らないことも。購入前に「構造変更済み」か「記載変更あり」か確認しましょう。

車検対応のリフトアップキットはある?

はい、市販されているリフトアップキットの中には「車検対応」と明記されたものがあります。ただし、装着後の車高変化や状態によっては追加対応が必要になる場合もあります。

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